3年3か月ぶりの再開です…3週間の中央アジアの旅。
2019年9月。
イギリスMBAを終了後2年半務めた大手メーカーを退職し、
WHILLという1人乗り用の電動モビリティを開発するベンチャーに参画することにした私は、
有休消化期間を利用し、それまでの人生の整理をするべく、考え事のための中央アジアの一人旅に出たのでした。
旅のスタートはキルギスから。
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前回の続きです。
中央アジア(3) - ソンクル湖
日本の基本的立場
(1)北方領土は、ロシアによる不法占拠が続いていますが、日本固有の領土であり、この点については例えば米国政府も一貫して日本の立場を支持しています
(攻略)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hoppo/hoppo.html
自分は今、旧ソ連圏の人と話している。
そして、旧ソ連圏の人が見ている世界は、私たち西側の多くの人が理解している世界とは違う。
私たちが生きている歴史とは、違った歴史を生きている。
そう感じさせられました。
このまま政治的に繊細な話に立ち入っていいことはない。
そう思い、適当にはぐらかせて、電話番号だけ交換してソンクル湖を離れることにしました。
「良い週末を」
「良い旅を」
二度と会うことがないのはわかってるけど、
なんかSNSとか交換してしまいます。
昔の旅人も、こうやってそれぞれの国の住所や電話番号を交換したんだとか。
「あなたとの時間が楽しかった。話せて良かった」
こういう挨拶の意味が込められているのかなって思います。
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宿のおばちゃん。
パワフルな人でした。
ドライバーのおっちゃん。
優しい人でした。
こんな道を戻ります。
舗装路からはこんな道。
あっという間だったソンクルの2泊滞在。
おっちゃんの優しい運転に揺られながら、ソンクルへの起点の街・コチュコルに戻ったのでした。
続きます。