J-AC TOP40 RECORDS

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01Jun
- チャート振り返り【24/6/1】-首位交代！ドラマ主題歌首位へ。miletは好調トップ10
  　「J-AC TOP40」2024年6月1日付けチャートを振り返ります。　New Entry　初登場曲は5曲でした（〇は初登場予想が的中した曲）。　曲の解説は初登場曲のページをご覧ください。　No.39「嘘じゃない」ずっと真夜中でいいのに。　〇　No.29「ワルツ」家入レオ　　No.27「HIGHER EX」BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE　〇　　No.26「Shouted Serenade」LiSA　〇　No.23「毎日」米津玄師　〇No.40-26　先週32位初登場、初エントリーのKERENMIはいきなりの急落。初陣は厳しいものとなりました（ちなみに、初登場32位→翌週40位はミレパに続き2週連続です）。また、エントリー17週目のあいみょん「リズム64」が9ランクの急落で35位。新曲「会いに行くのに」が急上昇してきた反動で力尽きました。　その他は先週から微減、または普通のダウンが並んでいます。いわゆる「箸休め」週ですね（先々週は7曲、先週は6曲入れ替えでしたからその反動です）。　先週のスマッシュブレイクは、ともにランクアップ。SATOHが2ランク上げて36位、KOTORIはやや大きく5ランク上げて34位でした。ここからオンエアが減り、厳しくなると思われます。来週は耐えられるでしょうか。　No.25-11　先週初登場30位から14ランクの特大ジャンプアップを決めたのはMrs.GREEN APPLEの「Dear」。オンエアが絶好調です。ミセスは「ライラック」も2週目に14ランクアップしていました。勢いが段違いですね。　　トップ10争いです。私がトップ10入り予想したsumikaは5ランクアップの14位と伸び切らず。うーん、これは前回、前々回のリエントリーと同じパターンですかねえ。トップ10が遠いです。　11位にはTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの「CyberHelix」。7ランクアップで11位と好調です。ただし、彼らはここで止まるんですよねえ。最高11位の曲が過去8曲3曲あります（多すぎる...！）。今回はどうでしょうか。「3度あることは4度ある」にならなければいいですね。　トップ10落ちは1曲で、NiziUの「SWEET NONFICTION」。トップ10内は8週、最高位は3位という成績で、配信オンリーにしては破格の好成績でした。「Memories」とのダブル年間入りはほぼ間違いないでしょう。　では、トップ10の発表です。　THIS WEEK'S TOP10　今週のトップ10入りは1曲です。No.9「hanataba」milet■31→17→14→14→9位（5週目）■1年1か月ぶり、4曲ぶり、6曲目(/20曲)のトップ10入り　miletが来週6月5日にリリースするCDシングルで、長谷川博己さん主演の日曜劇場「アンチヒーロー」主題歌。4月15日に先行配信されると、5月4日に31位で初登場。翌週は14ランクの特大ジャンプアップで17位に付けました。配信オンリーのため、伸びが鈍化し、翌週からは2週連続の14位。しばらく10位台にとどまるかと思われましたが、翌週がリリース週とというこのタイミングで伸ばしてトップ10入りを決めています。　miletのトップ10入りはマンウィズとコラボした「絆ノ奇跡」以来4曲ぶり。通算では20曲中6曲目で、トップ10入り率は30％です。単独名義でのトップ10入りは、さらに2作さかのぼり、2022年9月の「Always you」以来ですね。正直、miletは成績が安定しておらず、CDシングルを出しても振るわないことがあります。また、ここ3曲は全て2週以下（「Living My Life」「Hey Song」「Anytime Anywhere」）と極度な不振に陥っており、かなり嫌なムードが漂っていました。しかし、今作はそれらを振り払う絶好調ぶりですね！なんたって、リリース前週にトップ10入りですから、セールスでトップ10入りするのに比べて2週も早いということになります。相当に好調だと思いますね。　セールスが加算されるのは2週後。そこでどこまで伸ばしてくるでしょうか。これまでの最高位は「おもかげ」で獲得した1位、単独での最高位は「Who I Am」の3位です。　10位-2位②「相思相愛」aiko③「さよーならまたいつか！」米津玄師④「Never Run」ビッケブランカ⑤「Masterplan」BE:FIRST⑥「ライラック」Mrs.GREEN APPLE⑦「Romantic」SEKAI NO OWARI⑧「満ちてゆく」藤井風⑨「hanataba」milet⑩「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts　　aikoさんの「相思相愛」が2位にダウン。4連覇はなりませんでした。　先週8位でトップ10入りしたビッケブランカの「Never Run」が4位まで伸ばし、トップ3を窺います。一方、先週7位でトップ10入りしたセカオワの「Romantic」は順位変わらず。「タイムマシン」と同じ感じでしょうか。　Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」がギリギリ10位に残留。来週も残留を決めれば、超大台となる20週目のトップ10ですが、さてどうなるでしょうか。　では、今週の1位の発表ですTHIS WEEK'S NO.1「会いに行くのに」あいみょん（v1、4週目）　1位はあいみょんの「会いに行くのに」。5月22日にリリースされた16枚目のCDシングルで、ドラマ「アンメットある脳外科医の日記」主題歌。先行配信により、5月11日に22位で初登場。翌週は一気に16ランクのジャンプアップで6位とトップ10入り。3週目は2位まで上げ、ここまですこぶる順調でした。今週はCDセールスが加算され、エントリー4週目にして1位に上り詰めています。　ちなみにCDセールスは、約7,000枚で初登場14位でした。「あのね」が約1.1万枚でしたから、ちょっと下げ、1万枚を割ってしまったんですね。正直、セールス面はちょっと元気がなかったのですが、その他の指標が好調だったのでしょう、あっという間に首位まで上り詰めています。　あいみょんの首位獲得はその「あのね」以来2作ぶり。通算では記念すべき2ケタ10作目の1位となります。2018年9月に「マリーゴールド」で初の1位を獲得してから、5年9か月で10作の1位ということになりました。年2曲以上ですから、抜群の早さといっていいでしょう。今回は最強格のaikoさんをかわし、いつも以上に見事な1位という感じがします。　トップ10予想の結果△△〇△〇△△△×〇60点　1位を外し、トップ10入りも外したので、まったくもってピリッとしません。かなり悪いイメージの60点ですね。　　最後にトップ10のチャート表です。See You Next O.A.　以上、2024年6月1日付けチャートの振り返りでした。　リスナーさんからのメッセージもありましたが、藤井風さんが配信でベストアルバムを発表されました。もうベスト...！？と思ったら、中身は10曲で、かなり厳選されたアルバムなんですね。　中身をのぞいてみたら、なるほど納得の10曲でございました。ただ、「青春病」は入れてほしかったですね。「青春病」は私が1番好きな曲なんです。入ってないなら自分で聴こうっと笑皆さんも、まずは中身を予想しながら、藤井風さんのベストアルバム、ぜひチェックしてみてください。　それでは、次回は6月8日付けチャートでお会いいたしましょう　
- 初登場曲・圏外曲【24/6/1】-CDシングル3曲がエントリー。さらに上を行くは米津さん
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年6月1日付けチャートの初登場曲、圏外曲を振り返ります。初登場曲　今週の初登場曲は5曲でした。　なお、初登場予想が的中した曲は5曲中4曲でした。No.39「嘘じゃない」ずっと真夜中でいいのに。■5/23リリースの配信シングル■映画「好きでも嫌いなあまのじゃく」主題歌■「不法侵入」以来1年ぶり、今年初、通算8曲目のエントリー　昨年6月3日の「不法侵入」からぴったり1年ぶり、「ずとまよ」ことずっと真夜中でいいのに。の新曲が入ってきました。5月23日リリースの配信シングルで、映画「好きでも嫌いなあまのじゃく」主題歌。リリース9日間でSpotifyの再生数はすでに100万回超と絶好調。配信セールスによるエントリーだと思います。　今作は、映画のテーマである「本当の気持ち」にフォーカスして制作された楽曲となっています。映画を手掛けた柴山監督は、製作段階からACAねさんとの打ち合わせを重ね、曲のイメージが紡がれていく期待に胸が高鳴ったそうです。ACAねさんの声ってすごく感傷的で、「本当と嘘」という繊細なテーマにはぴったりですよね。「好きでも嫌いなあまのじゃく」という「こじらせ感」もまた、ずとまよにぴったりだと思います（別に、ACAねさんが「こじらせ女子」と言っているわけではないですよ！）リリックの早回しと加速度は相変わらず圧巻で、映画を盛り上げること間違いなし。大きなスクリーンにも映えそうな楽曲です。　通算では8曲目のエントリーとなり、このチャートではそこそこに期待されているずとまよ。前作「不法侵入」は今回と同じ初登場39位からまさかの1週圏外となりました。同じ轍は踏みたくないところで、来週はなんとしても2週目のエントリーをつかんでほしいですね。No.29「ワルツ」家入レオ■5/22リリースのCDシングル■ドラマ「ミス・ターゲット」主題歌■「空と青」以来3年5か月ぶり、2015年以降では14曲目のエントリー　「懐かしい」と思った方も多かったのではないでしょうか。それもそのはず、実に3年5か月ぶりのエントリーとなります。2021年1月の「空と青」以来となる家入レオさんの登場です。　5月22日にリリースされたCDシングルで、ドラマ「ミス・ターゲット」主題歌。結婚詐欺師のが本気の婚活に乗り出すというラブコメディーになっています。大まかな設定だけ知らされていたという家入さん。何パターンもの曲を用意し、準備万端だったそうですが、この曲もその一つだったのでしょうか。まっすぐな恋愛ソングで、切なさと強さを感じさせるミディアムバラードです。CDセールスチャートでは初登場17位を記録しました。ずいぶん低い順位に思えますが、これは今週のレベルが高かったからで、枚数は4,800枚とそれなりです（普段ならトップ10入りしてもおかしくない枚数）。リクエストも3名読まれ、まだまだ人気のようですね。私は、「空と青」以来エントリーがないこと、そしてCDシングルでこれよりも好調な曲が複数あったことかを踏まえて候補から外していましたが、大変失礼いたしました。　実に3年5か月ぶりのエントリーとなった家入さんですが、前回の「空と青」は最高2位の13週とヒットし、年間46位の好成績でした。ですから、ブランクはあれ、イメージはそこまで悪くないんですね。今作でもトップ10入りし、健在ぶりを示せるかに注目です。No.27「HIGHER EX」BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE■5/22リリースのCDシングル■「All Ever Wanted feat.GULF KANAWUT」以来8か月ぶり、今年初、通算4曲目のエントリー　BALLISTIK BOYZ、通算8枚目となるシングル。5月22日にリリースされると、初週2.4万枚を売り上げ、シングルセールスチャートで初登場9位を記録。堅調なセールスで、これでBALLISTIK BOYZは、5枚目のシングルから4作連続、4曲目のエントリーとなりました。シングルで着実にエントリーし、常連化していることが分かります。　更なる高みを目指し進化し続ける覚悟を綴った力強いナンバー。MVでは、覚悟を決めたメンバーの熱い気持ちが伝わってくるように、目まぐるしく変わる映像となっています。キヨピーさんいわく、見た目に反して（失礼）とてもまじめな皆さんらしいですね。ストイックに努力されているんだと思います。その成果が、J-ACにも4作連続エントリーという結果で現れていますね。　過去最高成績は前作「All Ever Wanted」で記録した最高21位、6週です。初登場から3作は右肩上がりとなっており、着々と力を付けています。今作では自身初のトップ20入りがまず最初の目標でしょう。No.26「Shouted Serenade」LiSA■5/22リリースのCDシングル■アニメ「魔法科高校の劣等生」第3シーズンオープニング・テーマ■「NEW ME」以来1年9か月ぶり、今年初、通算8曲目のエントリー　今週はCDシングルが豊作だった週で、これで3曲連続。この3曲のほかに、すでにエントリーしているあいみょんの「会いに行くのに」も5月22日リリース組です。シングルチャートの順位はBALLISTIK BOYZが9位、LiSAが13位、あいみょんが14位、家入レオが17位となっていました。J-ACではシングルの他にも様々な指標があり、また違う並びになっていますね。こちらは26位からの初登場です。　LiSAのCDシングルは、2021年11月の「明け星」以来2年7か月ぶり。J-ACでは、2022年9月にアルバム曲の「NEW ME」がエントリーしており（最高27位、4週）、それ以来のエントリーです。いずれにしても久しぶりですね。2019年に「鬼滅の刃」主題歌の「紅蓮華」が大ヒットし、そこから同映画主題歌の「炎」でついにJ-ACへのエントリーを果たしたLiSAさん。「炎」のヒット後は確実にヒットを重ねており、これでシングル5作連続のエントリーです（うち3曲が年間入り）。今回はブランクがあり、どうかと思いましたが、手堅く入れてきましたね。　アニメ「魔法科高校の劣等生」OPテーマ。アニソンの女王と言われるLiSAさんが織りなす、流れるようなシャウトが印象的なロッキーチューンです。2021年以来となるCDシングルで、どれだけ力が残っているか注目です。No.23「毎日」米津玄師■5/27リリースの配信シングル■コカ・コーラ「ジョージア」CMソング■「さよーならまたいつか！」以来2か月ぶり、今年2曲目、2015年以降では24曲目のエントリー　米津玄師さんの新曲が入ってきました。現在、朝ドラ主題歌の「さよーならまたいつか！」が上位で快調に飛ばしている米津さんですが、早くも新曲をリリースです。名だたるCDシングルを差し置いて最上位に入ってきたのはさすがですね。今週の月曜日、5月27日にリリースされた配信シングルで、「ジョージア」のCMソングに起用されています。　　米津さんと「ジョージア」といえば、そう、昨年の「LADY」（最高2位、15週）に続くCMソングですね。このジョージアシリーズは昨年からテーマが共通しており、「日常の尊さ」が描かれています。昨年の「LADY」はチルでリラックスなムードが漂うミディアムチューンでしたが、今作は一転、跳ねるようなリズムでハイテンションに突き進む、軽快な楽曲になっています。歌い出しは「毎日毎日毎日毎日　僕は僕なりに頑張ってきたのに」という切実なことばで始まります。米津さん自身、多忙を極めている時に制作したらしく、特有のヒリヒリ感があります。　そこからの歌詞でも、「毎日」が連呼されていますね。それはどちらかというとネガティブな文脈（ありきたりな毎日、上手くいかない毎日）で使われているのですが、そんなネガティブな「毎日」を、破れかぶれとも言えそうな曲調で力強く切り拓いているのが新感覚の楽曲です。いい意味でちょっと「粗っぽい」感じがするんですよね（もちろん米津さんは狙ってそうしています）。「さよーならまたいつか！」とはちょっと雰囲気が似ているところもあって、荒々しい生命力の息吹を感じます。最近の米津さん、忙しいには違いないのでしょうが、充実の日々を過ごされていることが伝わってきますね。くれぐれもお体には気を付けていただきたいです。　　ダブルエントリーとはいえ、こちらもトップ10入りすることは間違いなく、そこから「LADY」の成績にどこまで迫れるかが焦点になってくるでしょう。今回は朝ドラ曲がエントリーしていますから、さすがの米津さんでも多少は苦労するのではないかと思います。この厳しいダブルエントリーでどこまでチャートを上昇できるか、真価が問われそうです。　圏外曲　先週40位「GOLDENWEEK」MILLENNIUM PARADEIN【2】TOP10【0】HIGH【32】10P　MILLENNIUM PARADEが5月10日にリリースした世界第一弾シングル。アーティスト名を大文字に改め、世界を舞台に移しての勝負作でしたが、J-ACではわずか2週のエントリーに終わりました。初登場32位から2週目は早くも急落し、40位に残すのが精いっぱい。あえなく圏外となっています。　新体制となって1曲目がこの成績ですから、先が思いやられるところです。この先もエントリーを続けられるかどうかは、はっきり言って不透明だと思います。先週37位「I'm home」Tani YuukiIN【2】TOP10【0】HIGH【37】7P　「W/X/Y」がストリーミングで大ヒット、満を持してここJ-ACにも入ってきたTani Yuukiさんでしたが、残念ながら初エントリーの洗礼を受けてしまいました。5月8日にリリースされた1st EP「HOMETOWN」からの楽曲。初登場38位から2週目は37位に上げるのが圏外で、トータル2週に終わっています。　あっけない圏外でしたが、J-ACではまだ実績が皆無なだけに仕方ありません。最初の1曲がエントリーしたというのは大きな前進です。ここから実績の上積みを期待したいですね。次の曲では、もっと大きくなって「I’m home」(ただいま)と言ってほしいところです。先週36位「Party!!」緑黄色社会IN【17】TOP10【3】HIGH【8】???P　緑黄色社会が3月6日にリリースした9枚目のシングルで、アニメ「ダンジョン飯」EDテーマ。先週、同アニメのOPであるsumikaの「運命」が19位でリエントリーを決めましたが、「後は託した」とばかりにこちらはチャートを去っています。　　先行配信を受け、2月3日に30位。翌週は大きく上げて17位でしたが、CDがリリースされていなかったためここから鈍化しました。少しずつ上げていき、4週目には11位を記録。しかし、ここでダウンしてしまい、5週目からは2週連続で13位。トップ10手前で跳ね返され、かなり嫌なムードが漂っていましたが、CDセールスも加算された7週目に8位でトップ10入り。5週連続の10位台からトップ10入りするという苦労人でした。ちなみに、これは2作前の「サマータイムシンデレラ」と全く同じような動きで、あちらも5週連続の10位台から8週目でトップ10入りしています。緑黄色社会は、早くからエントリーし、長い10位台の後でトップ10入りするというのが定番になってきましたかね。早くから入ったことで、どちらもかなりのロングエントリーに成長しています。　　トップ10では8→9→10位と推移。トップ10入りが遅かったことが響き上げきれませんでした。最高8位、トップ10内3週はこれまた「サマータイムシンデレラ」と同じ。トップ10落ち後は10位台で頑張っており、13→12位への再浮上もありました。10位台はさらに4週で、なんと「サマータイムシンデレラ」と同じです。2曲は「双子か？」というくらい成績が似通っており、もちろんトータルポイントもほぼ同じです。　　新曲「ナイスアイディア！」のリリースで調子を崩すかと思われましたが、そこまで大きな急落はなく、「ナイスアイディア！」に1度も上の順位を譲りませんでした。トータルは17週で、これは「花になって」「サマータイムシンデレラ」に続く自己3位。配信シングルは当たり外れが大きいですが、CDシングルでは確実にトップ10入りをしており、安定感がありますよね。今後もこのトレンドはしばらく続いていくことでしょう。　先週33位「蕾」OmoinotakeIN【2】TOP10【0】HIGH【33】16P　Omoinotakeが6月12日にリリースするCDシングルで、「僕のヒーローアカデミア」主題歌。大ヒット中の「幾億光年」の余波とばかり、先行配信の段階でエントリーしてきましたが、2週連続の33位から圏外となり、蕾は開きませんでした。先行配信で入ってきたものの、配信だけではポイントに乏しく、すぐに圏外になってしまう。ここ最近のチャートで何度も目にしているおなじみの光景です。いくら「幾億光年」がまだ10位台で粘っているとはいえ、あまりいただけたものではないでしょう　ただし、花を咲かせるチャンスはまだ残っています。こういう曲は、CDリリースとともに戻ってくるというのが最近の相場になっています（先週のsumikaしかり）。最近は本当にリエントリーが多いですから、Omoinotakeも、それなりにセールスを稼げば、リエントリーで戻ってくることが濃厚ではないかと思いますね。このままで終わってしまっては、「幾億光年」は何だったんだという話になります。是が非でも戻ってきてほしいところです。先週31位「邂逅」BUMP OF CHICKENIN【6】TOP10【0】HIGH【19】93P　BUMP OF CHICKENが4月15日にリリースした配信シングルで、映画「陰陽師0」主題歌。配信限定シングルで、映画もそこまで大ヒットにならなかったため、盛り上がりを欠きました。トータル6週の低成績に沈んでいます。　4月20日に33位で初登場。翌週は14ランクのジャンプアップで19位でした。ここまでは、1つ上の順位に初登場したミセスの「ライラック」と全く同じ動きだったんですね。しかし、翌週からはっきりと明暗が分かれることになります。ミセスはその後も急上昇し最高4位をマーク、一方のこちらは、3週目に早くもダウンで20位。そこからもずるずると下げてしまい、今週はなんと先週の31位から圏外になりました。消え方が悪く、かなり残念な印象を残しましたね。　今作の不調で、BUMPは貴重な記録がストップしてしまいました。それは、2016年の「Butterfly」から全曲（14曲連続）で継続していた「3ケタ（100~）ポイントです」。これまでは、悪くても107ポイント（「Small World」）で、全て3ケタポイントを継続していたんですね。安定しており素晴らしいと思ってみていたのですが、今作ではそれが途切れてしまいました。ちなみに、この曲のポイントは93で、今週34位以上で残留すれば、あるいはあと2週以上残っていれば3ケタポイントは継続でした。ですから、先週31位から圏外になってしまったのは痛恨も痛恨、まさに痛恨の極みです。　
30May
- 初登場曲・トップ10予想【24/6/1】
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年6月1日付けチャートの初登場曲、トップ10を予想していきます。初登場曲予想　「毎日」米津玄師■5/27リリースの配信シングル■コカ・コーラ「ジョージア」CMソング　メインに選んだのは米津玄師さん。現在、「さよーならまたいつか！」がトップ3を堅持している米津さんですが、早くも新曲がリリースです。本作は「ジョージア」のCMソング。昨年は「LADY」が起用されていましたね。日常の尊さを軽快に歌っています。今週の月曜リリースですが、米津さんのことですから、リリース週にエントリーを決めてきそうです。　　「HIGHER EX」BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE■5/22リリースのCDシングル　CDシングルではBALLISTIK BOYZ。8枚目のシングルで、メンバー作詞作曲では初となる表題曲です。5枚目のシングルからは3作連続でエントリーしている彼ら。今作のセールスも2.4万枚（9位）と好調でした。シングル4作連続のエントリーとなるでしょうか。　　「Shouted Serenade」LiSA■5/22リリースのCDシングル■アニメ「魔法科高校の劣等生」第3シーズンのオープニング・テーマ　こちらもCDシングルで、LiSAさんの登場です。こちらはアニメ「魔法科高校の劣等生」のOPテーマに起用されている楽曲です。セールスチャートは初登場13位でしたが、これは今週のレベルが高かったためであり、セールスは9,000枚と大変好調でした。CDシングルは「明け星」以来2年半ぶりで、それ以前の3作は連続でエントリーしています。こちらもCDシングル4作連続のエントリーを目指します。　　「夜祭音頭」緑黄色社会■5/21リリースの配信シングル　ここのところ絶好調な緑黄色社会。新曲「夜祭音頭」は自身が主催する対バンイベント、「緑黄色野祭」のテーマソングで、リョクシャカ流の最強お祭りソングです。アグレッシブなサウンドに、長屋さんのこぶしをきかせたボーカルが冴えわたります。「ナイスアイディア！」が圏外になり、「Party!!」も弱ってきたということで、新曲が来るにはちょうどいいタイミングです。　「嘘じゃない」ずっと真夜中でいいのに。■5/23リリースの配信シングル■映画「好きでも嫌いなあまのじゃく」主題歌　最後はずとまよ。映画「好きでも嫌いなあまのじゃく」主題歌に起用されている新曲で、先週木曜にリリースされています。ずよまよはストリーミングが強く、Spotifyではすでに70万回超再生を記録していますね。ACAねさんのハイトーンボイスと流麗なサウンドが大好きです。「不法侵入」以来ぴったり1年ぶりのエントリーを目指します。　トップ10予想　2024年6月1日付けチャートのトップ10予想です。①「相思相愛」aiko（→）②「会いに行くのに」あいみょん（→）③「さよーならまたいつか！」米津玄師（→）④「Romantic」SEKAI NO OWARI（↑3）⑤「Masterplan」BE:FIRST（↓1）⑥「Never Run」ビッケブランカ（↑2）⑦「満ちてゆく」藤井風（↓1）⑧「ライラック」Mrs.GREEN APPLE（↓3）⑨「運命」sumika（↑10）⑩「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts（↓1）トップ10落ちNiziU（10）トップ10争い〇sumika（19）△milet（14）△THE RAMPAGE from EXILE TRIBE（18）△[Alexandros]（24）・トップ3の並びは変わらずを予想します。先週2位のあいみょんにセールスポイントがのっかりますが、それでもまだ来週はaikoさんの方が上回りそうか。米津さんは新曲が入ってきそうですが、「さよーならまたいつか！」も引き続きオンエアが好調のため（4回）、3位キープを予想します。・トップ3の次に付けそうなのはセカオワの「Romantic」。前作「タイムマシン」は最高6位でしたが、今作はドラマ主題歌ということもあり、前作より勢いがあるように見えます。先週4位のBE:FIRSTとの4位争いでしょう。・トップ10の入れ替わりは1組を予想。先週の10位台前半はダウン曲ばかりで元気がありません。またしても、低い順位から一気に上げてくる展開になるでしょうか。CDセールスが入って好調そうなのは、19位のsumika、24位のアレキです。セールスは互角ですが、配信が好調で先週の順位が高かったsumikaのトップ10入りを予想します。過去のリエントリー曲ではトップ10入りできなかったsumika。今作は「3度目の正直」がかかるところです。Next O.A. coming soon...　以上、6月1日付けチャートの初登場曲＆トップ10の予想でした。　次回のチャートから6月に突入です。今年もそろそろ上半期の終わりを迎えようとしています。まったく、早すぎますね。今週は大雨の日があったと思えば酷暑の日もあり、非常に体に負担が大きな週でしたね。皆さん、体調を崩さぬようご注意ください。　それでは、土曜日のオンエアでお会いしましょう
26May
- 初登場曲・圏外曲【24/5/25】-sumika、自身3度目のリエントリー！初登場は他5曲
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年5月25日付けチャートの初登場曲、圏外曲を振り返ります。初登場曲　今週の初登場曲は6曲でした。　なお、初登場予想が的中した曲は6曲中5曲でした。No.39「オーバードライブ」KOTORI■5/29リリースの配信シングルより、5/15先行リリースの配信シングル■α-station 2024年5月のスマッシュブレイク■初エントリー　α-station、今月のスマッシュブレイクが登場です。皆さんご存じのとおり、今月のスマッシュブレイクは3週目までエントリーできないという厳しい状況に置かれていました。今週エントリーできなければ、月が変わってしまいますからエントリーの可能性は事実上消滅です。非常に厳しい状況でしたが、まさに「滑り込みセーフ」とでもいいましょうか、最終に39位という位置で初登場を決めてきました。　KOTORIは、2014年に埼玉で結成した4ピースバンド。スマッシュブレイクのアーティストでは珍しい、かなり長いキャリアを持ったバンドです。ボーカル横山さんのエモーショナルな歌声と、生々しくも卓越したパフォーマンスが持ち味とのこと。私はこの曲、「マイヘア（My Hair is Bad）っぽいな」と思いました。すごくパワフルで、楽曲という枠には収まり切らないエネルギーを感じましたね。オーバードライブというか、オーバーフローしている感じがします。5月29日にアルバム「KOTORI」をリリース（お、自信のあらわれと言われるセルフタイトル！）。この曲はそこからの先行配信です。オンエアが多いのは来週までですが、アルバムリリース効果で上を目指していけるかに注目です。No.38「Welcome to life」SATOH■5/1リリースの配信シングル■α-station 2024年5月のスマッシュブレイク■初エントリー　崖っぷちに追い込まれていた5月のスマッシュブレイクその2。こちらも最終週に滑り込みでエントリーということになりました。　SATOHは、2人組ロックデュオです。コロナの期間に活動を本格化し、シークレットパーティーなどを開催してきました。今作は5月1日にリリースされた3枚目の配信シングル。大量オンエアを獲得し、初エントリーを決めています。この曲「Welcome to life」は、人生をテーマにした楽曲。エモーショナルで独特な言い回し、それに心地よいメロディラインが印象的な楽曲です。すごくサクサクと聴ける印象で、夏のドライブなんかにもぴったりだと思いましたね。初エントリーおめでとうございます。　さて、今月のスマッシュブレイクは最終週に38位＆39位という限りなく低い出足になりました。来週にはオンエアがなくなり、厳しくなることは目に見えていますが、それでもエントリーするのとしないのでは天と地ほどの違いがあります。エントリーをつかんだのですから、1つでも上の順位を取ってほしいですね。No.32「世界feat.Moto from Chilli Beans＆Who-ya Extended」KERENMI■5/6リリースの配信シングル■Honda VEZEL CMソング■初エントリー　本日は、なんと3曲連続の初エントリー。非常にフレッシュなチャートとなっています。こちらはKERENMI（ケレンミ）。蔦屋好位置さんによるプロジェクトで、毎回異なるアーティストをフィーチャリングに迎えて展開されています。「ケレンミ」というのは、歌舞伎用語でいろいろな使われ方をしますが、ここでは「粋な計らい」のような意味でつかわれているのかと思います。粋なプロデュースを連発される蔦屋さんにはピッタリの「屋号」です。　今回フィーチャリングに迎えたのは、このチャートでもおなじみのChilli BeansからボーカルのMotoさん、それにクリエイターズユニットの「Who-ya Extended（フーヤエクステンデッド）」です。「Who-ya Extended」は、メインのWho-yaさん以外は流動的なメンバーで活動しているユニットです。この2組と、蔦屋さんによるプロデュースが最高に融合して、本当にかっこいい曲に仕上がっていますよね！疾走感とエモーショナルさが溢れる楽曲で、気付けば何度でも聴いてしまう良さがあります。VEZELのCMソングに起用されたということで、思わず頷きましたね。VEZELのCMソングってすごくかっこいいんです。藤井風さんの「きらり」とか、サチモスの「SATY TUNE」とか。この曲もそこに加わるに相応しい快作でしょう。　このお洒落さがα-stationで受けており、オンエアが絶好調です。今週は7回、先週は5回もオンエアされ、上2つのスマッシュブレイクにも負けじとも劣らぬ好調さです。このオンエアが評価され、見事初エントリーをつかみました。こういうハイクオリティーの楽曲がオンエアポイントで入ってくる。これこそラジオの魅力だと思いますし、最高ですね！No.30「Dear」Mrs.GREEN APPLE■5/20リリースの配信シングル■映画「ディア・ファミリー」主題歌■「ライラック」から2か月連続、今年3曲目、通算18曲目のエントリー　現在「ライラック」がトップ5でヒットを飛ばしているミセス。最高位である4位の更新はどうも難しそうですが、息を付く間もないままさらなる新曲を送り込んできました。5月20日リリースの配信シングルで、映画「ディア・ファミリー」主題歌の「Dear」です。　「ライラック」がサクサクと軽快に聴ける最近お得意のミセスサウンドだったのに対し、こちらは壮大なアレンジが印象的なミディアムロックナンバーです。合唱曲にしたらすごく映えそうだなと思いました。重層的な声と音の重なりが壮観で、迫力のある楽曲です。この曲のMVでは、ミセスのバンド演奏がフォーカスされています。ミセスのバンドスタイルはあまり印象がなかったのですが、それもそのはず、MVで全面的にバンド演奏を披露するのは、2019年の「インフェルノ」以来みたいですね。ミセスは、バンド演奏というより曲で魅せてきたバンドだと思うので、こういう「ド直球」な演奏スタイルは一周回ってシンプルです。しかし、この真剣な曲には直球の演奏スタイルが合うという判断なんでしょうね。楽曲の雰囲気とすごく合っていてよいと思います。　現在、「Soranji」から5曲連続でトップ10入りと絶好調なミセス。今回は「ライラック」とのダブルエントリーという難題がありますが、それでもトップ10入りできたなら大したものです。そういう意味では「真価」が問われるところで、これがどう出るでしょうか。No.24「冷めちゃう」[Alexandros]■5/15リリースのEPより■「todayyyyy」以来4か月ぶり、今年2曲目、2015年以降では17曲目のエントリー　[Alexandros]が5月15日にリリースしたEP「SINGLE1」の1曲目に収録されている楽曲。「SINGLE1」は、この曲や、1月にJ-ACにエントリーしていた「todayyyyy」（最高38位、3週）など全4曲入りのEPで、約2年ぶりのパッケージリリースとなります。シングルチャートでは初週1.1万枚を売り上げ、初登場7位を記録。これにより、「todayyyyyy」とは比べ物にならない好位置、24位から初登場しています。CDリリースの効果は絶大ですね。　この曲「冷めちゃう」は、今までに全くなかった、惹きつけられるタイトルの楽曲だと思います。楽曲を再生するまで、どんなタイプの楽曲なのか、得体の知れない楽しみがありました。聴いてみたら、クールに熱い、そんな楽曲でした。バンドサウンド、川上さんのボーカルはいずれも低音が目立ちますが、あえて低くしている感じがすごくクールで、アレキの新境地という感じがします。アイスクリームをバーナーであぶっているような、冷たさと熱さの融合を感じます。この曲に「冷めちゃう」というタイトルを持ってきたのは実に秀逸だと思いますし、得体の知れなかったタイトルがすとんと落ちてきた感じがしました。　パッケージリリースは2022年2月の「Rock The World」となるアレキ。「Rock The World」は最高3位、12週というかなりの好成績でした。以来は低調な成績が続いており、ここで一つ、いいところを見せられるかというところです。No.19「運命」sumika■5/15リリースのEPより■アニメ「ダンジョン飯」OPテーマ■4月27日以来、4週ぶりのリエントリー　sumikaが5月5日にリリースした「Unmei e.p.」より、表題曲に起用されている楽曲で、アニメ「ダンジョン飯」のOPテーマです。先行配信により、4月13日にエントリー。3週エントリーで圏外になっていました（36→36→40位）。今回、EPのセールスが加算され、4月27日以来4週ぶりのエントリーということになりました。ちなみに、EPのセールスは初週1.1万枚で初登場8位でした。7位のアレキとはわずか25枚の差でしたね（!?）。セールスはアレキがわずかに上でしたが、チャートの順位ではsumikaが5つ上回っています。　さて、sumikaといえばリエントリーというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。それもそのはず、今回がなんと3度目のリエントリーです。1度目が2021年の「Shake＆Shake」、2度目が昨年の「Starting Over」、それに続く3回目が今回ですね。2015年以降で3回もリエントリーしているのはsumikaだけです。なかなか珍しい記録が生まれましたね。「ミスター・リエントリー」とでも呼べばよいのでしょうか笑リエントリーは、いずれも先行配信→CDというパターンです。先行配信で入ってくるが、チャートインし続けるだけの力はない、しかしCDで戻ってくる。そういうことを3回も繰り返しています。　　3度目のリエントリーとなったsumikaですが、リエントリー後の成績はどうなるでしょうか。「Shake＆Shake」は25位でリエントリーし、最高位は14位、エントリーが7週、そして「Starting Over」は21位にリエントリー、最高位12位、エントリーは10週でした。この曲は、前の2曲よりリエントリーの順位が高く、前の2曲が届かなかったトップ10入りに期待が持たれますね。それと、前回3週エントリーしていますので、あと10週エントリーすれば合わせ技でロングエントリーということになります。リエントリー後の成績に注目です。　圏外曲　先週40位「風に戦ぐブルーズfeat.TAKUMA（10-FEET）」東京スカパラダイスオーケストラIN【1】TOP10【0】HIGH【40】1P　ちょっとこれはひどすぎますね。絶句するしかないです。　東京スカパラダイスオーケストラが10-FEETのTAKUMAさんを迎えて制作した配信シングル。5月11日のコメントゲストに登場し、翌週に40位で初登場しました。しかし、配信セールスが乏しかったのか、わずか1週で圏外となりました。　オンエア回数は、過去3週で4+4+1回でした。先週はJ-ACしかオンエアがありませんでしたが、その前はチャート以外で4回もオンエアされています。これだけオンエアがあれば、今週はさすがに圏外はないかなと思って見ていました。初登場40位は異常に低かったですし、そこからバッサリと切られたのもかなりの冷遇に思えます。オンエア以外が寂しかったのかもしれませんが、それにしてもあまりにも寂しい幕切れでした。　スカパラは、ここ最近成績が下降しておりはっきり厳しいです。前回の「るろうの形代」も1週で圏外になりましたが、CDのセールスで何とか戻り、+4週エントリーしました。しかし、今作は今のところCDセールスの予定はないようです。このまま戻ってこないようなら、バンドの立ち位置は非常に厳しいものになるでしょう。先週39位「大胆」WANDSIN【5】TOP10【0】HIGH【21】69P　WANDSが4月10日にリリースしたシングルで、映画「名探偵コナン vs. 怪盗キッド」主題歌。劇場版最新作の前に公開されている「おさらい」用の総集編です。　4月20日に23位で初登場。これは、新体制となってからは自己最高位で、最高のスタートを切りました。翌週はアップしますが、21位でトップ20には届かず。3週目は24位にダウンし、4週目からは急落。最後は10ランクダウンで姿を消し、トータルは5週でした。　初動が高い割にはほとんど伸びず、CDセールス以外のポイントに乏しいことが明らかになりました。とはいえ、トータルポイントの69は2020年以降にエントリーした5曲では最高成績です。これまでとほとんど変わらなかったものの、若干伸ばすことができたといえるでしょう。先週37位「何色でもない花」宇多田ヒカルIN【13】TOP10【1】HIGH【10】???P　宇多田ヒカルが2月12日にリリースした配信シングルで、月9ドラマ「君が心をくれたから」主題歌。4月10日にはこの曲も収録したベストアルバムがリリースされ、こちらもまた話題になっています。　2月24日に21位で初登場。12位、11位と上げていきます。これは奇しくも前作「Gold」と全く同じでした。「Gold」はそこからトップ10入りを逃したんですね。嫌なムードが漂いましたが、翌週は10位でトップ10入り。見事前作の借りを返したということになりました。ただし、トップ10への定着はならず、5週目は12位にダウン。トップ10内は1週に終わっています。　思い出トップ10になったこの曲ですが、10位台では健闘し、4週にわたりランクインしていました。さらに20位台でも3週と踏ん張り、このあたりはベストアルバムリリースの影響もあったのではないかと思います。10位台以下での粘りが実を結び、トータルは13週のロングエントリー。宇多田さんのトップ10入り、ロングエントリー到達は、いずれも2021年末の「君に夢中」以来3作ぶりです。「BADモード」「Gold」が今一つ伸び切らなかったですから、少し調子を戻したということがいえるでしょう（トップ10が1週なので、完全復活という感じではないです）。トータルは200ポイント台の後半。それなりに健闘しましたが、年間には少し届かなさそうな感じです。先週36位「輝けるもの」ACIDMANIN【17】TOP10【4】HIGH【5】???P　ACIDMANが1月17日にリリースしたシングルで、映画「ゴールデンカムイ」主題歌。ACIDMANは2015年以降でこの曲含め3曲しかエントリーしておらず、最高は2020年の「灰色の街」が記録した6週とこのチャートにあまり縁がありませんでした。しかし、この曲は映画のヒットも手伝っての大ヒット。最高5位、トータル17週という素晴らしい成績になっています。　1月27日に18位で初登場。翌週に9位でトップ10入り。2ランクずつ上げ、4週目に記録した5位が最高位です。6週目に7位から11に下げ、トップ10は4週でした。そこから10位台に3週。ここまではまあ普通ですが、この曲は20位台での粘りが凄かったですね。11週目には25位から22位に再浮上し、これも手伝って、20位台にはなんと8週も連続でエントリーしていました。back numberの「冬と春」と長く競り合っていましたが、この曲はあのback numberを振り落とし、さらに長い間エントリーしたのだから見事ですね。詳細は把握していませんが、オンエアが長期間にわたり好調だったようです。　20位台の粘りが大きく、トータルは17週まで伸ばしました。トップ10内（4週）と10位台の成績では正直年間入りは微妙（五分五分）かなという水準でした。しかし、20位台に8週という驚異的な粘りがきき、どうやら年間入りはほぼ確実だと思います。もし、20位台での粘りによって年間入りできたとしたらかなり珍しいですし、価値のある偉業ですよね。この曲の頑張りは見事なものがありましたし、まさにこの曲自身が「輝けるもの」でした。先週35位「この世界のあちこちに」アンジェラ・アキIN【14】TOP10【0】HIGH【22】189P　ロングエントリーが続きます。これで3曲連続のロングエントリーですが、こちらは前の2曲とはまだ毛色が異なります。最高位22位というのが異色ですよね。最高位は22位ながら、長く長く粘り、トータルは14週のロングエントリーということになりました。　2月17日に25位で初登場。翌週は24位に下げますが、3週目は30位まで大きくダウン。この時点で、「このまま下げてトータル5週くらいかな？」と思いますよね。ところがどっこい、4週目は26位に再浮上し、5週目には22位まで上げて見せました（これが最高位）。再び下げていきますが、8週目には26位から25位に戻し、2度目の再浮上。さらに29位を2週連続で記録し、これにより、初登場から11週連続で20位台という記録が生まれました。10位台に上げることもなく、かといって30位台にも下げず11週ですからね。かなり珍しい記録で、後にも先にも出てこないのではないかと思います。30位台であと3週入った後、最後は35位で力尽き、トータル14週となっています。　息の長い粘りは本当に素晴らしかったです。アンジェラさんといえば、かつて「手紙」が66週にわたりエントリーし、2009年の年間チャートでは年間1位を獲得したそうです（私は当時聴いていなかったので、伝聞でしか凄さを知れず残念...）。この曲の粘りは、さすがかつて66週もエントリーさせたアーティストだなと思いましたし、その「威光」のようなものを感じましたね。10年ぶりに日本で活動を再開され、こうやって新曲で健在ぶりを示されたわけです。本当に喜ばしいことだなと思いました。先週34位「声明」yamaIN【2】TOP10【0】HIGH【32】16P　ロングエントリーが3曲続きましたが、最後はたった2週で吹き飛ばされてしまった残念曲です。　yamaが4月27日にリリースした配信シングルで、「SusHi Tech Tokyo2024」テーマソング。1週遅れの5月11日に32位で登場しました。1週遅れのため順位はそれなりでしたが、翌週はあえなく34位に即落ち。そのまま圏外でトータルは2週でした。1週遅れで入ってきたということは勢いに欠けるということで、それがもろに響いています。　これでyamaは、前作「はなにあらし」が1週、この曲が2週ということになりました。その前が18週（「色彩」）、13週（「slash」）ですからね。これではあまりにももったいない。勢いは完全にしぼんでしまいました。　
25May
- チャート振り返り【24/5/25】-今週も20位台から一気に2曲！トップ10の入れ替わりが熱い
  　「J-AC TOP40」2024年5月25日付けチャートを振り返ります。　New Entry　初登場曲が5曲、リエントリーが1曲でした（〇は初登場予想が的中した曲）。　曲の解説は初登場曲のページをご覧ください。　No.39「オーバードライブ」KOTORI　〇　No.38「Welcome to life」SATOH　〇　No.32「世界feat.Moto from Chilli Beans＆Who-ya Extended」KERENMI 初エントリー　No.30「Dear」Mrs.GREEN APPLE 〇　No.24「冷めちゃう」[Alexandros]　〇　No.19「運命」sumika （Re）〇No.40-26　先週32位初登場のMILLENNIUM PARADEがいきなり8ランクダウンの大暴落。40位に残すのが精いっぱいで、大文字に改名して最初の楽曲は小さく散りそうです。先週38位初登場、Tani Yuukiさんは辛くも1ランクアップで1週圏外を免れました。先週33位初登場のOmoinotakeは順位変わらず。「幾億光年」も最初は伸びなかったですからね。このあたりはなんともいえません。　YUKIさんの「こぼれてしまうよ」が3週目でダウン。CDシングルとしてはかなり不出来になってしまいそうです。　節目のエントリーでは、ヨルシカの「晴る」が20週に到達。今週も2ランクダウンの28位とまだまだ頑張っています。自身初の20週という大きな結果を出しました。No.25-11　　大ダウンはポルノグラフィティ。先週12位から10ランクも急落し、年間入りが大きく遠のきました。　18位まで大きく上げてきたのはTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEの「CyberHelix」。初登場28位から10ランクのジャンプアップです。CDセールスが反映され好調ですが、いつもは初登場でこのくらいの順位ですからね。1週遅いというのは少し気になる点です。　節目のエントリーでは、Vaundyの「タイムパラドックス」が20週に到達！3ランクの20位にとどめており、半年エントリーもうかがう勢いです。年間チャートはトップ10入りが確実でしょう。　トップ10争いでは、先週16位のミスチルがダウンを喫し、14位のmiletは順位変わらず。このあたりは私の予想どおりでした。ただし、20位台から一気に上がってきた楽曲があり、トップ10に入れ替わりが生まれています。　トップ10落ちは2曲。3週連続の8位と健闘していたNissy×SKY-HIが完全な息切れで12位にダウン。そして、先週10位でトップ10入りした小沢健二とスチャダラパーは11位にダウン。残念ながら思い出トップ10となりました。　　では、トップ10の発表です。　THIS WEEK'S TOP10　今週のトップ10入りは2曲です。No.8「Never Run」ビッケブランカ■24→8位（2週目）■7か月ぶり、18曲連続、19曲目(/21曲)のトップ10入り　20位台からのトップ10入りというのが定番になってきました。今週のトップ10入りは2曲とも20位台からです。10位台に元気がなかったのですが、そういう時は20位台からごぼう抜きが最近のトレンドになってきましたね。　こちらはビッケブランカが5月5日にリリースした全編英語詞の配信シングル。7か月ぶりのエントリーということで、「待ちに待った」という感じでしょうか。ファンの皆さんからのリクエストが特に絶好調なようです。初登場24位から16ランクの特大ジャンプアップとなりました。直近3週のオンエアは2+3+2回で、安定したオンエアがあることも要因でしょう。トップ10入りは18曲連続、19曲目。現在連続「年間入り」を12曲記録している彼ですから、これくらいは当然といったもの。全編英語詞、配信シングルというやや不利なリリース形態でどこまで行くかに注目です。No.7「Romantic」SEKAI NO OWARI■22→7位（2週目）■2か月ぶり、3曲連続、14曲目(/18曲)のトップ10入り　トップ10入りの2曲目はセカオワ。ドラマ「9ボーダー」の主題歌に起用されている「Romantic」が初登場22位から15ランクの特大ジャンプアップでトップ10入りしてきました。「タイムマシン」が中位で粘っており、少しずつ来るのかなと思っていましたが、貫録のごぼう抜きでしたね。　トップ10入りの要因はオンエアです。ここ3週のオンエアは5+6+2回で、スマッシュブレイクをのぞく楽曲の中では最高だと思います。オンエアの多い楽曲はジャンプアップさせるべきだと思いますから、納得のジャンプアップですね。　セカオワはこれで「最高到達点」「タイムマシン」「Romantic」と3曲連続のトップ10入り。その前はトップ10に入ったり入らなかったり、ピリッとしない時期もありましたが、これは完全に軌道に乗りましたね。前の曲「タイムマシン」も、奇しくも2週目の順位は7位でした。「タイムマシン」はそこから最高6位と伸び悩んでおり、この曲はまずトップ5入りを果たせるかに注目です。　　10位-2位⑩「SWEET NONFICTION」NiziU⑨「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts⑧「Never Run」ビッケブランカ⑦「Romantic」SEKAI NO OWARI⑥「満ちてゆく」藤井風⑤「ライラック」Mrs.GREEN APPLE④「Masterplan」BE:FIRST③「さよーならまたいつか！」米津玄師②「会いに行くのに」あいみょん　　あいみょんの「会いに行くのに」が2位まで上昇。BE:FIRSTをかわしました。今週がリリース週で、来週はセールスが加算されますから、1位に挑むということになりそうです。一方、2位→3位とじりじり下げていくのは米津さん。ここから復権はあるのでしょうか！？　では、今週の1位の発表ですTHIS WEEK'S NO.1「相思相愛」aiko（v3、6週目）　aikoさんの「相思相愛」が3連覇です。もともとJ-ACでは非常に強いaikoさん。今回はコナン主題歌ということで配信も格段に強くなっており、盤石の3連覇となりました。　aikoさんの3連覇は2020年10月の「ハニーメモリー」以来です。次週は、2020年3月の「青空」以来となる4連覇に挑みます。あいみょんや米津さん、BE:FIRST相手に守り切れるか注目です。　番組でも紹介されましたが、この曲のアレンジはトオミヨウさんです。当初、この曲のデモはバラードだったそうですが、トオミさんがテンポを上げることを提案されたそうなんですね。それによって、aikoさんは「前向きな曲になった」と感謝されています。バラードは今となっては幻ですが、現在のアレンジがピッタリだと感じますね。アレンジャーの語って、あまり表にでることはありませんが、そのセンス、嗅覚は素晴らしいと思います。aikoさんは、「和食がイタリアンになるくらいの変化が生まれるんです」とインタビューで述べておられて、本当にすごいんだろうと思います。和食がイタリアンになるイメージは、正直ちょっと分からないですが笑　トップ10予想の結果〇△〇△〇〇××△〇65点〇の数は多いのですが、トップ10入りの2曲を2曲とも外してしまい、全然ダメでした　　最後にトップ10のチャート表です。See You Next O.A.　以上、2024年5月25日付けチャートの振り返りでした。　今日はマラソン大会に出場していました。気温がそこまで高くなく、走りやすかったですね。おかげでいいタイムが出せました。これから暑さが本格化するため、しばらく大会もオフシーズンとなります。しかし、秋にはまた大会に出場したいので、涼しい時間を見つけて練習を続けたいですね。　それでは、次回は6月1日付けチャートでお会いいたしましょう　
23May
- 初登場曲・トップ10予想【24/5/25】
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年5月25日付けチャートの初登場曲、トップ10を予想していきます。初登場曲予想　　「運命」sumika■5/15リリースのEPより■アニメ「ダンジョン飯」OPテーマ　こちらはリエントリー候補です。sumikaが5月15日にリリースしたEPからの表題曲で、アニメ「ダンジョン飯」OPテーマ。シングルチャートでは初登場8位でした。4月13日から27日まで3週エントリー（最高36位）。EPリリースにより、4週ぶりのエントリーを目指します。なお、sumikaはリエントリーすれば通算3回目となります（2015年以降で単独1位）。「冷めちゃう」[Alexandros]■5/15リリースのEPより　続いてはアレキ。5月15日に4曲入りEP「SINGLE1」をリリース。こちらはその1曲目に収録されている楽曲で、2分半ほどでサクサク聴けるロックナンバーです。CDセールスは1つ前のsumikaをわずか100枚（！？）ほど上回り初登場7位でした。今年の1月、EPにも収録されている「todayyyyy」は3週に終わりました。この曲でリベンジといきたいところです。「Dear」Mrs.GREEN APPLE■5/19リリースの配信シングル■映画「ディア・ファミリー」主題歌　現在「ライラック」がトップ5入りしているミセスですが、早くも新曲をリリースです。こちらは映画「ディア・ファミリー」の主題歌に起用されている楽曲。「ライラック」とは対照的な、壮大なアレンジが特徴です。MVではストレートなバンド演奏シーンが披露されています。これは2019年の「インフェルノ」以来、つまり新体制では初めてということでこちらも注目です。「Welcome to Life」SATOH■5/1リリースの配信シングル■α-station2024年5月のスマッシュブレイク　「オーバードライブ」KOTORI■5/29リリースのアルバムより5/15先行リリースの配信シングル■α-station2024年5月のスマッシュブレイク　先週エントリーしなかったスマッシュブレイクの2曲を再度リストアップします。今週は5月最終週。エントリーするならラストチャンスだと思います。4月から成績が降下しているスマッシュブレイク。今月はエントリーすらできておらず、崖っぷちです。エントリーを決められるでしょうか。　トップ10予想　2024年5月25日付けチャートのトップ10予想です。①「相思相愛」aiko（→）②「Masterplan」BE:FIRST（↑1）③「さよーならまたいつか！」米津玄師（↓1）④「会いに行くのに」あいみょん（↑2）⑤「ライラック」Mrs.GREEN APPLE（→）⑥「満ちてゆく」藤井風（↓2）⑦「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts（→）⑧「ぶぎ・ばく・べいびー」小沢健二とすちゃだらぱー（↑2）⑨「Stormy」Nissy×SKY-HI（↓1）⑩「SWEET NONFICTION」NiziU（↓1）トップ10落ちなし（）トップ10争い△milet（14）△Mr.Children（16）・1位はCDセールスが乗って盤石のaikoさんが3連覇すると予想します。トップ3は、BE:FIRSTに10万枚超えのセールスが加わったため、BE:FIRSTと米津さんの順位が入れ替わると予想します。・トップ3に次ぐ4位はほぼ間違いなくあいみょんの「会いに行くのに」でしょう。CDリリース週で、セールスは来週に加算されます。来週はトップ3入りが濃厚で、今週はまず4位まで上げてきそうです。・5~7位は無風。注目は先週10位でトップ10入りした「ぶぎ・ばく・べいびー」の順位ですが、12→10位と伸びが限定的だったことから、過度な期待は禁物です。予想順位は8~10位で、私は8位に置きました。10位台の曲があまり強くないため、トップ10はキープできるような気がします。・トップ10の入れ替わりは久々の「なし」としました。トップ10入り候補は先週14位のmilet、16位のミスチルですが、どちらもここ2週のオンエアが1回ずつしかありません（つまり、J-ACでしかオンエアされていないということです）。これではちょっと寂しいですし、トップ10には推せないですね。10位台で燻ぶると予想します。ただ、先週のトップ10下位はあまり強くないので、「棚ぼた」的なトップ10入りはあるかもしれません。Next O.A. coming soon...　以上、5月25日付けチャートの初登場曲＆トップ10の予想でした。　今週ですが、マラソン大会に出場するため、サイトは夕方以降に更新する予定です。どうぞよろしくお願いいたします。気温はそんなに高くならない予想ですが、油断は禁物ですね。しっかり体調を整えつつ、楽しく走ってきたいと思います。　それでは、土曜日のオンエアでお会いしましょう
18May
- チャート振り返り【24/5/18】-引き続き2強の争い。トップ3のもう一枠に食い込んだのは？
  　「J-AC TOP40」2024年5月18日付けチャートを振り返ります。　負担軽減のため、今週から記事の形式をリニューアルします。どうぞよろしくお願いします。New Entry　初登場曲は7曲でした（〇は初登場予想が的中した曲）。　曲の解説は初登場曲のページをご覧ください。　No.40「風に戦ぐブルーズ」東京スカパラダイスオーケストラfeat.TAKUMA　〇　No.38「I'm home」Tani Yuuki 　★初エントリー　　No.33「蕾」Omoinotake　No.32「GOLDENWEEK」MILLENNIUM PARADE　No.28「CyberHelix」THE RAMPAGE from EXILE TRIBE　〇　No.24「Never Run」ビッケブランカ　〇　No.22「Romantic」SEKAI NO OWARI　〇No.40-26　大ダウンはWANDS（39）。初登場23位と高い順位からでしたが、生かせませんでした。　宇多田さんの「何色でもない花」（37）が、大きめに下げるもののロングエントリーに到達。ロングエントリーは3曲ぶりです。　　　7曲も入れ替わる激しいチャートでしたが、宇多田さんのほか、アンジェラ・アキ（35）、ACIDMAN（36）は今週も残留を決めています。No.25-11　　急上昇はミスチルの「記憶の旅人」。8ランクアップで16位まで持ってきたのはさすがですね。同じ配信シングルで2年前にヒットした「永遠」以来となるトップ10入りはなるでしょうか。　ミスチルと同じく先週初登場だったYUKIさんですが、27位から25位とほとんど伸ばせませんでした。今後が心配になる動きです。　SEAKI NO OWARIの「タイムマシン」は2ケタ10週に到達。今週は新曲が入ってきましたがほとんど下げずに立派で、年間入りをうかがう勢いです。　ミスチルのほか、エントリー3週目のmilet「hanataba」が10位台に到達。来週はトップ10を争いそうです。　トップ10落ちは2組で、先週10位のポルノグラフィティが12位にダウン。トップ10内は5週で、前回トップ10入りした2021年の「テーマソング」とここまでほとんど同じくらいの成績です。そして、椎名林檎さんの「人間として」は11位へダウン。トップ10内は2週どまりで、こちらも前作「私は猫の目」と同じです。両者「前例どおり」の動きでした。　では、トップ10の発表です。　THIS WEEK'S TOP10　今週のトップ10入りは2曲です。No.10「ぶぎ・ばく・べいびー」小沢健二とスチャダラパー■27→12→10位（3週目）■4年半ぶり、3曲ぶり、5曲目(/7曲)のトップ10入り（小沢健二）■不明（スチャダラパー）　　4月24日にリリースされたCDシングルで、あの名曲「今夜はブギー・バック」の発売30周年を受けて制作された新曲。CDセールスは初週6,100枚で初登場14位でした。順位は低めでしたが、6,000枚以上を売り上げて好調でしたね。これが評価され、初登場27位から2週目は12位までジャンプアップ！3週目の今週トップ10入りを決めています。　小沢健二さんのトップ10入りは、2019年11月の「彗星」以来実に4年半ぶりとなります。前2曲は振るいませんでしたが、名曲に再び新たな息吹が吹き込まれた今回の新曲で、見事トップ10入りを決めました。スチャダラパーのトップ10入りがいつ以来かは不明です。もしかすると、「ブギー・バック」以来？そんなこともあるのでしょうか。　「ブギー・バック」がリリースされたのは1994年の3月で、J-ACの放送開始は1993年7月です。そして、「J-AC TOP40」の番組名になったのは1994年の4月だそうです。つまり、「ブギー・バック」はJ-AC TOP40の最初期にエントリーしていたであろう楽曲なんですね（あれだけのヒット曲ですから、エントリーしていたはずでしょう）。それから30年。30周年を迎えた番組に、「ブギー・バック」の続編的楽曲が入ってくるなんて胸が熱くなりますね。J-AC、小沢健二、スチャダラパー、みんなすごいです。No.6「会いに行くのに」あいみょん■22→6位（2週目）■3か月ぶり、19曲連続、21曲目(/24曲)のトップ10入り　あいみょん16枚目のシングルで、ドラマ「アンメットある脳外科医の日記」主題歌。シングルリリースは来週22日で、セールスの加算は2週後なのですが、初登場22位から急上昇！一気にトップ10入りを決めてきました。　（前も書いたとおり、20位台から一気にトップ10入りする流れはトレンドになってきており、今後も続きそうです）。　トップ10入りは19曲連続、21曲目。これからセールスが加算されていきますので、最上位を争っていくことは間違いないでしょう。　　10位-2位⑩「ぶぎ・ばく・べいびー」小沢健二とスチャダラパー⑨「SWEET NONFICTION」NiziU⑧「Stormy」Nissy×SKY-Hi⑦「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts⑥「会いに行くのに」あいみょん⑤「ライラック」Mrs.GREEN APPLE④「満ちてゆく」藤井風③「Masterplan」BE:FIRST②「さよーならまたいつか！」米津玄師　トップ10入りのあいみょんはいきなり6位まで躍進。　トップ5入りはなし。自身初のトップ3入りを狙ったMrs.GREEN APPLEは残念ながら5位です。　トップ3入りはBE:FIRST。先週の6位から順調に上げ、4週目でトップ3入りを決めています。　2位は先週と変わらず米津玄師さんでした。　　では、今週の1位の発表ですTHIS WEEK'S NO.1「相思相愛」aiko（v2、5週目）　aikoさんの「相思相愛」が2連覇を達成。先週、CDのリリース週に1位を獲得し、今週はセールスの反映週ですから連覇はほぼ揺るぎないものだったでしょう。とはいえ、米津さんの朝ドラ主題歌をかわしての1位はお見事です。　CDセールスですが、初週1.9万枚、初登場5位という結果でした。2万枚に迫るセールスはさすがですね！ちなみに、前作「星の降る日に」は1.7万枚で、2,000枚ほどアップしています。コナンの映画主題歌効果というのも大きくあると思われ、好調な初動だと思います。　aikoさんの前回の1位は2022年の「ねがう夜」ですが、1位は1週のみでした。連覇以上を記録したのは、2021年10月の「食べた愛」（v2）以来2年7か月ぶりです。今作は1位獲得のタイミングも早かったですし、長期政権を狙える可能性もあるのではないでしょうか。今後が楽しみです。トップ10予想の結果〇〇△△△×△△△△55点あいみょんが一気にトップ10入りしてきたのが予想外でしたね。今後は「20位台からトップ10入り」もかなりあると考えておきましょう。　　最後にトップ10のチャート表です。See You Next O.A.　以上、2024年5月18日付けチャートの振り返りでした。　最近の私ですが、先週の「じょぷこれ」で流れたSing Like Talkingの「Spirit Of Love」があまりにも素晴らしかったため、Sing Like Talkingにハマっています（「Spirit Of Love」はサブスクでも1番の人気曲でした）。プレイリストコーナー、すごくいいですよね。ノンストップで曲が流れるので、曲に入り込めるんですよね。また、プレイリストをきっかけに今まで知らなかった曲にも出会うことができて、とてもうれしいです。　それでは、次回は5月25日付けチャートでお会いいたしましょう　
- 初登場曲・圏外曲【24/5/18】-スマッシュブレイクなしで7曲の大入れ替え！近未来的な曲が並ぶ
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年5月18日付けチャートの初登場曲、圏外曲を振り返ります。初登場曲　今週の初登場曲は7曲でした。　なお、初登場予想が的中した曲は7曲中4曲でした。No.40「風に戦ぐブルーズ」東京スカパラダイスオーケストラfeat.TAKUMA■5/6リリースの配信シングル■（スカパラ）「るろうの形代」以来5か月ぶり、今年2曲目、2015年以降では17曲目のエントリー■（TAKUMA）2021年12月の「軍艦少年」以来2年5か月ぶり、2曲目のエントリー　先週のコメントゲストに登場された東京スカパラダイスオーケストラの新曲です。今年デビュー35周年を迎えたスカパラ。アニバーサリーイヤーのキックオフとして放たれた新曲で、ボーカルは我らが京都を代表するバンド、10-FEETのTAKUMAさんです。スカパラは2015年以降で17曲目、TAKUMAさんはソロ名義では2021年末の「軍艦少年」以来2曲目のエントリーとなります。　　スカパラと10-FEETは、これまで何度もステージを共にしており、強い絆で結ばれています。2組が新たに作り上げた楽曲は、これまでのどのコラボ曲とも異なるシリアスなムードをまとった楽曲になっています。「戦ぐ」（そよぐ）を漢字で表記しているのがすごく印象的で、何というか武骨な印象を受けますね。TAKUMAさんのボーカルは、10-FEETの時とはまた違った聴こえ方をしていて、野武士然としていてとてもかっこいいです。スカパラのパワフルなオーケストラに、喉一本で斬り込んでいく感じが「侍」を思わせます。歌声の力強さもそうですが、表現力の高さも抜群ですよね。スカパラがTAKUMAさんを際立てている感じがします。　今週のオンエアは4回と好調でしたが、順位の方は意外にも最下位の40位でした。低い位置からの登場となったので、来週はジャンプアップを期待したいところです。スカパラはここ4作トップ10から遠ざかっており、2020年の「ALMIGHTY」以来となるトップ10入りを目指します。No.38「I'm home」Tani Yuuki■5/8リリースのEPより■初エントリー　　ついに入ってきましたね。初エントリーを決めたのはTani Yuukiさん。音楽好きのリスナーさんなら、名前はすでに知っておられることでしょう。2021年にリリースされた「W/X/Y」が大ヒット。今もサブスクの上位を賑わしている新世代アーティストです。神奈川県茅ケ崎市出身、25歳のシンガーソングライターですね。　この度、5月8日に自身初となるEP「HOMETOWN」をリリース。EPリリースのタイミングで、満を持してここJ-ACチャートにも「初上陸」となりました。EP「HOMETOWN」は、その名の通り、Taniさんのホームタウンである茅ケ崎市へと向かう道をイメージして作られたエモーショナルな作品です。この曲「I'm home」を含む全4曲が収録されています。　すごく素朴な味わいの楽曲ですよね。ムードとテンポが心地よくて、ゆったりと身を委ねられます。故郷を思っているということで、温かみにもあふれる楽曲ですね。「離れて初めてその偉大さを知りました」という歌詞には、大きく頷かされる人が多いことでしょう。大ヒット曲の「W/X/Y」もそうですが、Taniさんはこういう素朴な曲を得意とされているんですかね。余計な装飾が少なくて、すごく聴きやすいというか、個人的にはとても好感を持っています。　いわゆる「令和のアーティスト」の一人であるこの方がエントリーしてきて、J-ACチャートの雰囲気も少し変わっていく（今風になっていく）のかなと期待します。初エントリーということで、少しでも上位に行って記念すべきエントリーに花を添えてほしいです。No.33「蕾」Omoinotake■6/12リリースのCDシングルより、5/5先行リリースの配信シングル■アニメ「僕のヒーローアカデミア」エンディングテーマ■「幾億光年」以来3か月ぶり、通算2曲目のエントリー　　初エントリーの「幾億光年」が最高2位、トップ10内10週というメガヒットを記録。現在もエントリーを続けているOmoinotakeの新曲です。「幾億光年」以前はエントリーがありませんでしたが、ヒット曲が生まれたことで一気に知名度が向上しましたね。大ヒットの余波というべき、通算2曲目のエントリーです。　こちらはアニメ「僕のヒーローアカデミア」第7期エンディングテーマ。「わかり合うことを諦めない」という強い願い尾、めまぐるしく変わるスピード感のあるビート、身体の内側から漲ってくるエネルギーのようなサウンドに乗せて力強く歌っています。このバンドといえば、なんといっても藤井さんのハイトーンなボーカルですよね。曲の最初から最後まで一本の線でつながったような、流麗で伸びやかなボーカルです。曲の途中に変調があるのですが、藤井さんはそこも伸びやかにこなしていきます。うっとりとしてしまいますね。美しいピアノの旋律とボーカルが融合し、儚く美しい、それでいて力強い楽曲になっているのが圧巻です。　この曲は6月12日にCDシングルがリリースされます。今回、先行配信の段階で入ってきたわけですから、かなり好調なスタートです。ここからCDリリースに向けて上げていけば、2作連続のトップ10入りも十分あり得るのではないかと思いますね。そうなれば一気にチャートの主役に躍り出ることでしょう。Omoinotakeの2曲目、「蕾」は花開くでしょうか。No.32「GOLDEN WEEK」MILLENNIUM PARADE■5/10リリースの1stシングル■PlayStationワイヤレスヘッドセット「PULSE Elite」キャンペーンソング■「W●RK」以来1年1か月ぶり、今年初、通算5曲目のエントリー　　King Gnuの常田さん率いるソロプロジェクト、「ミレパ」ことMILLENNIUM PARADEの登場です。今年2024年から世界進出し、アーティスト名の表記が大文字になりました。ちなみに、改名前にリリースされた楽曲は、全て中国の彝文字（いもじ）を使用した「ꉈꀧ꒒꒒ꁄꍈꍈꀧ꒦ꉈ ꉣꅔꎡꅔꁕꁄ」という名義に変わっています。その所以はよく把握していないのですが、とにかくもの凄いこだわりをもったアーティストですね。「ꉈꀧ꒒꒒ꁄꍈꍈꀧ꒦ꉈ ꉣꅔꎡꅔꁕꁄ」時代は1位も獲得した「U」（18週）、それに「W●RK」（14週）といったヒット曲を輩出してきたミレパ。心機一転、大文字になってからは初のエントリーです。　「GOLDENWEEK」ですか。プリーズ・カム・アゲイン笑冗談はさておき、こちらは5月10日にリリースされた記念すべき全世界リリースの1stシングルです。日本のシングルは水曜発売が多いですが、こちらは全世界向けということで、世界のスタンダートである金曜のリリースとなっています。PlayStationのワイヤレスヘッドセットの北米向けテーマソングにも起用されていますね。　このCMの映像が公開になっていますが、こちらもまたもの凄い作り込みとなっています。常田さんが出演されているんですが、ワイヤレスヘッドセットから出る音が常田さんの頭蓋骨をぶち破って（本当です）、様々な世界を駆けていくんですよ。これはプレステのヘッドセット、試してみたくなりますね。楽曲のみならず、映像やグラフィックでも圧倒的な世界観を発揮し、衝撃を生み出してきたミレパ。世界進出の1曲目に相応しい、スケールの大きな楽曲といえるでしょう。　通算では5曲目のエントリー。これまでの4曲では、前述の「U」と「W●RK」がロングヒットを記録しています。全世界進出を果たし、チャートアクションでもスケールの大きなところを見せられるでしょうか。No.28「CyberHelix」THE RAMPAGE from EXILE TRIBE■5/8リリースのCDシングル■「片隅」以来半年ぶり、今年2曲目、通算9曲目のエントリー　　最近エントリーが控えめで、新人アーティストや若手組がエントリーできなくなってきたEXILE TRIBE勢（LDH）。ちょっと引き潮のムードが漂っていましたが、「主力」の彼らはしっかりとエントリーを決めてきました。昨年11月の「片隅」以来半年ぶり、通算では9曲目のエントリー。シングルチャートでは初週6.7万枚を売り上げ、初登場3位を記録しています。さすがのセールスですが、最近の作品が20位前後から来ていたのと比べると、やや低い28位からのスタートです。　馬鹿っぽい感想で申し訳ありませんが、ものすごくサイバー感の漂う楽曲となっています。MVでは、メンバーが近未来的な衣装に身を包み、壮大なCGと光線が飛び交う中でパフォーマンスを披露しています。洗練されたかっこよさがありますね。大画面とステレオスピーカーでMVを観賞すると、息を飲むような迫力と没入感がありました。いいオーディオをお持ちの方は、ぜひこの曲で楽しんでみてはいかがでしょうか。コンセプトは「鼓動」で、テクノロジーと人間性が更に調和する日常の創造を表現しているそうです。RAMPAGE、さらに先のステージへ。そういう印象がありますね。　「Summer Riot」「片隅」がいずれも自己最長の10週とここのところ絶好調のRAMPAGE。今作はやや低い28位からのスタートですが、3曲連続の2ケタ到達となるでしょうか。　No.24「Never Run」ビッケブランカ■5/5リリースの配信シングル■「Bitter」以来7か月ぶり、今年3曲目、通算21曲目のエントリー　　ビッケブランカさんの新曲が入ってきました。毎年たくさんの楽曲がエントリーし、最近はその全てが年間入りしている最強アーティストのビッケさんですが、今年の始動はかなり遅め。5月になってようやく、今年初の新曲が入ってきました。お待ちかね、という感じで、ファンの皆さんからはたくさんのリクエストが届いていたようです。配信オンリーながら、24位という中位の好位置から入ってきています。　5月5日にリリースの配信シングルで、全編英語詞の楽曲となっています。J-ACはこういう全編英語詞の楽曲は避けられる傾向にあるのですが、ビッケさんには関係ありませんでしたね。今年2月に北米ツアーを敢行したビッケブランカさん。現地でライブを重ねる中で、自身が肌で感じたビート、アレンジをふんだんに取り入れており、グローバルを意識した楽曲になっています。外国の雰囲気を感じる楽曲といえば、昨年2連覇を獲得した「Snake」が真っ先に思い浮かびますが、この曲はそのさらに直線上にあるのですね。全編英語詞ということで、これまでにない洗練さを感じます。「Snake」の時にも書いたと思いますが、現地の空気に肌で触れることで出せる音というのは確実にあると思うんですね。海の向こうからそういう音を持ち帰ってきて、ここ日本に還元してくれるのはうれしいことです。　ビッケブランカさんは、2020年の「ミラージュ」以降、全ての楽曲が年間入りしています。その数なんと12曲連続です。現在のナンバーワンではないかと思いますね。この曲にはその継続という大役が任されており、注目されます。　それにしても、ミレパ、RAMPAGE、ビッケブランカともの凄く近未来的な楽曲が並んでいますね。本日のJ-ACは「最先端」みがすごいです。No.22「Romantic」SEKAI NO OWARI■5/10リリースの配信シングル■ドラマ「9ボーダー」主題歌■「タイムマシン」以来2か月ぶり、今年3曲目、2015年以降では18曲目のエントリー　　今週は7曲も入れ替わる激しいチャートになりました。しかも、（いわば固定枠である）スマッシュブレイクがエントリーせずに7曲ですからね。今年1番といってよい激しいチャートでしょう。そんなチャートの初登場最高位を締めたのは、実績抜群で「順当」というべき彼らでした。SEKAI NO OWARIの最新曲で、ドラマ「9ボーダー」の主題歌に起用されている「Romantic」です。　ドラマ「9ボーダー」は、19歳、29歳、39歳の3姉妹が主人公のストーリーです（20歳差ってありえるのか...？）。それはともかく、3人は皆「大台」を迎える前のラストイヤー（=9ボーダー）ということなんですね。これ、焦りますよね。何を隠そう、私も来年「9ボーダー」なんです（現在？8歳ということです。年齢は死んでも書きませんよ笑）。いわゆる「アラ○○」というやつですが、急に年を取るような焦燥感に襲われます。私は男ですが、女性ならなおさらでしょうね。そのあたりのモヤモヤや焦りをかかえながらも、人生を前向きに進んでいく姿を描く作品になっているそうです。　セカオワが手がける主題歌は、温かく優しい、そして柔らかいメロディーラインが印象的なミディアムナンバー。現在エントリーの「タイムマシン」に続き、優しい雰囲気の楽曲ですね。楽曲の中で「春夏秋冬」が移ろっていくのも特徴です。なんというか、「焦らなくていいよ」って語り掛けてくれるような感じがします笑「今この瞬間は一度きりしかない」なんて歌詞もありますが、年齢にとらわれず、今この瞬間を充実させていきたいなという風に思いました。　オンエアが6回と好調で、さすがの好位置、22位からの登場となりました。今週は「タイムマシン」も19位にとどまり、好調のセカオワですが、来週以降はこの2曲が入れ替わっていくのでしょうか。こちらは配信限定ですが、連続でのトップ10入りとなるかに注目です。　圏外曲　先週40位「Your Love」Furui RihoIN【4】TOP10【0】HIGH【35】14P　4月のスマッシュブレイク、2曲のうちの1曲。3週目の4月20日に39位で初登場。翌週は少し上げて36位。3週目の35位が最高位で、オンエアポイントの減った4週目は40位にダウン。最高35位のトータル4週でした。　トータルの4週は短いですし、最高位の35位も低いです。スマッシュブレイクとしては下の方、低調なチャートアクションになってしまいました。　昨年の後半から好調な成績が続いていたスマッシュブレイクですが、今月は2曲とも沈んでしまいましたから、勢いに冷や水をかけてしまいました。最近、2曲が選ばれることが多いですが、これはポイントが分散し、こういう共倒れを生みやすいのでどうなのかなと個人的には思っています。正直、スマッシュブレイクに毎月「2枠」を割けるほどチャートの枠は潤沢ではないんですよね。先週39位「涙ばっかのヒロインさん」bokula.IN【4】TOP10【0】HIGH【34】17P　　4月のスマッシュブレイク、2曲のうちの1曲。3週目の4月20日に37位で初登場。翌週は37位で変わらず。3週目の34位が最高位で、オンエアポイントの減った4週目は39位にダウン。最高34位のトータル4週でした。　トータルの4週は短いですし、最高位の34位も低いです。スマッシュブレイクとしては下の方、低調なチャートアクションになってしまいました（隠すこともないコピペやめろ）。　最後くらい違うことを書きますね。5月のスマッシュブレイクは2曲あるのですが、3週目の今週、どちらもエントリーすることができませんでした。4月の2曲は3週目にエントリーしましたから、5月の2曲は、少なくともエントリーのタイミングとしては「4月以下」となるんですね。4月が低調で、5月はエントリーしかしていない。これは、スマッシュブレイクに冬の時代が来るのかもしれません。先週38位「k.r.k.r.」ヤバイTシャツ屋さんIN【4】TOP10【0】HIGH【35】20P　最高35位の4週。まるで「3曲目のスマッシュブレイクか」という感じの成績になっていますが、アーティスト名はヤバイTシャツ屋さんです。実績抜群の彼らがこれではいけませんし、それこそ「ヤバイ」と思ってもらわなければいけません。　4月5日リリースの配信シングルでアニメ主題歌。しかし、特に話題になっているということもなく、配信は伸び悩んでいます（現在も10万回程度）。エントリーした時には少しオンエアがありましたが、それもすぐになくなってしまいました。よって、35→35→36→38位という即落ち推移になっています。4週残したことがせめてもの救いでした。　曲の長さは1分55秒で、驚異の2分以下でした。しかし、チャートインも短かったのではお後がよろしくありません。次回作で頑張ってもらいたいと思います。先週37位「喉仏」クリープハイプIN【2】TOP10【0】HIGH【37】P　今週はひどいね...。4週、4週、4週と来ましたが、ここからさらに下げていくのですから目も当てられません。　クリープハイプが4月17日にリリースした配信シングルで、ドラマ「滅相も無い」主題歌。しかし、配信、オンエアともに低調で、正直エントリーするのが精いっぱいという感じの曲でした。初登場38位から2週目は何とか37位に上げましたが、あえなく圏外になっています。　単なる不調...と言いたいのですが、そうも言えないんですよね。クリープハイプは、これで2021年から6曲連続でトータル5週以下。これまでの楽曲は悪くても3週、最高33位でしたが、今回はそれをいずれも下回る最低成績です。「不調も3年続けば実力」などとは言いますが、最後のヒット（「愛す」）からはもう4年半近くがたっています。先週36位「FORGIVE ME」ちゃんみなIN【1】TOP10【0】HIGH【36】5P　前の曲「命日」が自身初のトップ10入りを果たし、トータル12週のスマッシュヒットになったちゃんみなでしたが、押せ押せムードは雲散霧消となりました。初登場36位からの1週圏外で、これではどうしようもありません。「FORGIVE ME」は「許してください」という意味ですが、曲のタイトルが寂しい余韻を残しています。先週35位「Biri Biri」YOASOBIIN【19】TOP10【3】HIGH【6】407P(176+231)　4週以下の曲がズラッと並びましたが、こちらはさすがのYOASOBI、トータル19週という大ヒットになっています。ただし、これはリエントリーを含めたトータルでの長さとなり、正確には11週+8週です。　この曲の特徴はなんといってもリエントリーです。まず、昨年の11月から今年の2月にかけて11週エントリーし、最高6位、トップ10内に3週、トータル235ポイントという成績を残しました。配信限定シングルですから、それなりの成績だと思います。普通ならこれにておしまいですが、3月13日にCDシングルがリリースされると、3月23日に7週ぶりのリエントリーを果たしました。最近、リエントリー曲が増えていますが、それらはいずれも配信の時に順位が低かった曲がCDリリースで戻ってくるというパターンだったんですね。トップ10内入りし、ある程度長い期間エントリーした曲が戻ってきたというのは、私がチャートの記録を開始してからは初めてです。長くエントリーした曲は、CDが出ても無視されることが多いです（すでにたくさんエントリーしており、新鮮味がないから。「手垢が付いた」状態）。この曲がエントリーを果たしたのは偉業だと思いますね。　リエントリー後は23位、12位、11位と上昇。「2度目のトップ10入り」もあるのかと思いましたが、やはりそこは過去に11週もエントリーした曲ということで、11位に留め置かれましたね。リエントリー4週目以降は下落し、7週目からは急落。リエントリー後の最高位は8週で、トータル11週、172ポイントです。最初のエントリーからはやはり成績を落としていますが、やはりリエントリーはすごいですし、それなりの成績は残しているから立派ですね。というわけで、2回のエントリーを合計すると、トータルは19週、400ポイント超えという好成績になります。前例にないことをやってのけたという意味で、この曲の価値は極めて高いと思いますね。先週34位「ナイスアイディア！」緑黄色社会IN【7】TOP10【0】HIGH【19】100P　緑黄色社会が3月19日にリリースした配信シングルで、カゴメ「野菜生活100」CMソング。緑黄色社会に頼まなかったら誰に頼むんだと感じで、いわば「大本命」のタイアップでしたが、残念ながら成績は伴いませんでした。　3月30日に36位で初登場。翌週は期待通り、12ランクのジャンプアップで24位でした。3週目は19位で10位台入りしますが、ここから停滞。4週目も19位にとどまると、5週目はまさかの26位まで急落。勢いを欠いており、以降も続落。下げ止まらずにトータル7週に終わっています。トータルは100ポイントピッタリで、ギリギリの3ケタでしたが、本来の期待値的にはこの2倍、3倍と行きたかったところでしょう。　敗因はこの曲の前にシングルの「Party!!」がエントリーしていたことです。この曲がエントリーした7週の間、「Party!!」の順位（10→13→12→15→17→22→26位）を上回ることは一度もなく、上から頭を押さえ付けられていた格好です。向こう様はCDシングルですから、トップ10落ちした後も粘り強かったですね。CDシングルが残っていた影響で、せっかくの好タイアップはフイとなってしまいました。
16May
- 初登場曲・トップ10予想【24/5/18】
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年5月18日付けチャートの初登場曲、トップ10を予想していきます。初登場曲予想「Romantic」SEKAI NO OWARI■5/10リリースの配信シングル■ドラマ「9ボーダー」主題歌　メインに選んだのはセカオワ。現在「タイムマシン」がまだまだ元気な彼らですが、さっそく次の新曲がリリースです。TBS金曜ドラマ「9ボーダー」の主題歌に起用されている「Romantic」ですね。ドラマの放送日である先週金曜にリリースされ、5日間で6回という好調なオンエアを叩き出しています。この好調ぶりですから、ダブルエントリーは確実でしょう。　「CyberHelix」THE RAMPAGE from EXILE TRIBE■5/8リリースのCDシングル　CDシングルからはTHE RAMPAGE。5月8日にリリースのCDシングルで、4月からスタートしたライブツアーのテーマ曲です。シングルは初週6.7万枚を売り上げ、初登場3位を記録。さすがの好セールスですね。最近エントリーが見られなくなったLDHですが、いわば「主力」の彼らは入ってくるでしょうか。　「NeverRun」ビッケブランカ■5/5リリースの配信シングル　京都アーティスト最強格のビッケブランカ、久々の新曲が届きました。毎年間髪入れず新曲を送り込み続けてきたビッケさんですが、昨年10月の「Bitter」から半年以上エントリーがありません。最新曲「Never Run」は全編英語詞で、洗練されたビートが印象的なナンバーです。週間オンエアは3回ですが、エントリーしてくるでしょうか（全編英語詞なので、もしかすると見送られるかもしれません）。「Welcome to Life」SATOH■5/1リリースの配信シングル■α-station2024年5月のスマッシュブレイク　今月のスマッシュブレイク、2曲のうちの1曲です。SATOHは2人組ロックデュオ。こちらは今月1日にリリースされたメジャー3枚目の配信シングルです。　「オーバードライブ」KOTORI■5/29リリースのアルバムより5/15先行リリースの配信シングル■α-station2024年5月のスマッシュブレイク　こちらはスマッシュブレイクのもう1組。KOTORIは2014年に埼玉で結成された4人組バンドです。5月29日にアルバムをリリース。そこからの先行配信「オーバードライブ」がスマッシュブレイクに起用されています。「風に戦ぐブルーズfeat.TAKUMA（10-FEET）」東京スカパラダイスオーケストラ■5/6リリースの配信シングル　最後は先週のコメントゲストに登場してくださった東京スカパラダイスオーケストラ。毎回豪華なコラボが楽しみな彼らですが、今回のゲストは京都が誇るボーカリスト、10-FEETのTAKUMAさんです！デビュー35周年記念で実現したコラボナンバーは、「風に戦ぐ（そよぐ）ブルーズ」。週間オンエア4回と好調です。地元アーティストですし、好成績を期待ですね。トップ10予想　2024年5月18日付けチャートのトップ10予想です。①「相思相愛」aiko（→）②「さよーならまたいつか！」米津玄師（→）③「ライラック」Mrs.GREEN APPLE（↑1）④「Masterplan」BE:FIRST（↑2）⑤「満ちてゆく」藤井風（↓2）⑥「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts（↓1）⑦「人間として」椎名林檎（↑2）⑧「SWEET NONFICTION」NiziU（↓1）⑨「ぶぎ・ばく・べいびー」小沢健二とスチャダラパー（↑3）⑩「Stormy」Nissy×SKY-HI（↓2）トップ10落ちポルノグラフィティ（10）トップ10争い◎小沢健二とスチャダラパー（12）△あいみょん（22）△milet（17）・1位はaikoさんの2連覇を予想します。先週1位を獲得したところ、今週はCDセールスが加算されます。先週より強くなった分、連覇が有力だと思います。ただし、米津さんの「さよーならまたいつか！」も強力ですから、このまま終わるとは思えません。この2組による争いから目が離せないですね。・隠れた注目は、「ミセス最高位なるか」。これまで何度も最高4位にとどまり、3位の壁に跳ね返されているMrs.GREEN APPLE。最新曲「ライラック」はどうでしょうか。ライバルはBE:FIRSTの「Masterplan」で、CDを10万枚以上売り上げていることから超強力です。3位争いはこの2組。私はオンエアが多かったミセスを3位に推したいと思います。・トップ10落ちは、先週10位のポルノグラフィティのみだと思います。ここに代わって入ってきそうなのは、先週12位まで急伸してきた小沢健二とスチャダラパーです。「今夜はブギー・バック」から30周年を記念してリリースされた「ぶぎ・ばく・べいびー」、31年ぶり（？）のトップ10カムバックはなるでしょうか。2番手はあいみょんの「会いに行くのに」。オンエアが好調で、先週22位からのジャンプアップは確実です。先週17位のmilet「hanataba」も、ドラマの勢いがあり面白い存在。この2曲があるいはトップ10に来るかもしれません。Next O.A. coming soon...　以上、5月18日付けチャートの初登場曲＆トップ10の予想でした。　ガールズロックバンド、Hump Backのメンバーが全員「お母さん」になったという大変うれしいニュースがありました。最近はエントリーしていない彼女たちですが、久しぶりに名前を聞いたのがうれしい話題でよかったです。初エントリー曲で年間5位という伝説のバンドですからね！またいつか、チャートで聞ける日も楽しみにしています。　それでは、土曜日のオンエアでお会いしましょう
11May
- チャート振り返り【24/5/11】-
  　「J-AC TOP40」2024年5月11日付けチャートを振り返ります。Are You Ready? Let's Countdown!No.40「Your Love」Furui Riho先月のスマッシュブレイクが何とか踏みとどまってこの位置。最高位は先週の35位どまりで、Furuiません（寒）。No.39「涙ばっかのヒロインさん」bokulaこちらも先月のスマッシュブレイク。2曲仲良く4週目は5ランクダウンで、30位台に埋没する結果となりました。No.38「K.r.k.r」ヤバイTシャツ屋さん地元勢のヤバTですが、今回は30位台の番人となっています。曲の長さと同じく、トータルも短く終わりそうです。No.37「喉仏」クリープハイプ先週初登場38位からかろうじてランクアップ。30位台後半の圏外危険水域から脱出することはできるでしょうか。No.36「FORGIVE ME」ちゃんみなNo.35「Biri Biri」YOASOBI先週から10ランクの急落で万事休す。リエントリー後は8週目で、やはりというかあまり伸ばせませんでした。No.34「ナイスアイディア！」緑黄色社会下落が止まらず7週目で30位台へ。野菜ジュースのCMソングですが、悲しいかなちょっと「栄養不足」を感じます。No.33「この世界のあちこちに」アンジェラ・アキ先週30位台に下げたものの、ここでもしっかり粘ります。これでトータル13週のロングエントリーに到達！最高位こそ22位と地味ですが、レジェンドが力強い粘りで貫録を示しています。No.32「声明」yamaNo.31「何色でもない花」宇多田ヒカルやや大きめの下げでついに30位台へ。ただ、12週目でこの位置と頑張っており、来週耐えればロングエントリーを達成です。No.30「輝けるもの」ACIDMAN微減にとどめ20位台に残留。トップ10落ち後は驚異の11週目！オンエアが好調で、勢いを長く保っています。No.29「大胆」WANDS2週目に21位まで伸ばしたものの、そこからは下落。初登場は23位とよかったものの、トップ20は近くて遠かったようです。No.28「忘レナ唄」マカロニえんぴつ旧曲「月へ行こう」が圏外になったタイミングですが、こちらも下がってどうする。早く忘れたいトラウマ曲になるかもしれませんね。No.27「こぼれてしまうよ」YUKINo.26「Party!!」緑黄色社会4ランクと普通の下げにとどめ、トータルは15週に到達。「ナイスアイディア！」とこの曲はいずれも同じようなペースで下げており、なんとも言えません。No.25「Memories」NiziUロングエントリーの13週に到達。10位台前半での長い粘りが効いており、どうやら年間には問題なく届きそうなポイントです。No.24「記憶の旅人」Mr.ChildrenNo.23「邂逅」BUMP OF CHICKEN2週目に勢いよく19位に上げたものの、そこからはジリジリと後退。配信限定シングルのため、このまま失速するおそれがあります。No.22「会いに行くのに」あいみょんNo.21「晴る」ヨルシカトップ10落ちですが、チャートデビュー曲の「花に亡霊」を上回る18週目。自己最長は「春泥棒」の19週で、あと2週でこれを上回ります。No.20「光の跡」星野源記念すべき通算20週目はしぶとくトップ20に残留。この安定感を保てれば、半年エントリーも十分にありそうです。No.19「リズム64」あいみょん新曲「会いに行くのに」が入ってきたあいみょん。こちらは5週連続で10位台をキープし、ダブルエントリーの影響を感じさせない安定ぶりが光ります。No.18「タイムマシン」SEKAI NO OWARI11→14→18位と普通のダウンが続きます。来週で2ケタ10週ですが、来週は新曲が入ってくる可能性がありますね。No.17「hanataba」milet初登場31位から14ランクの特大ジャンプアップ。CDリリース前にこの伸びですから、これは久しぶりの大ヒットが期待できるかもしれません。大きな花束を脇に抱え、トップ10に挑みます。No.16「アンビバレント」Uru先週は15位まで大きく下げたものの、今週は復調ぎみの1ランクダウン。トータル20週の大台を目指します。No.15「タイムパラドックス」Vaundy8→11→15位と割と大きめに下げています。トップ10内12週、今年を代表する曲ですが、ここは踏ん張りどころかもしれません。No.14「サイダー」The Birthday先週12位から微減。トップ10落ちが早かったので、まだまだ10位台でチバさんの声を聴きたいところです。No.13「遥か」Aimer先週と変わらず、10位台前半を足踏み。ここ4曲、トップ10入りができておらず、もどかしい成績が続きます。No.12「ぶぎ・ばく・べいびー」小沢健二とスチャダラパー　初登場27位から特大ジャンプアップ！「今夜はブギー・バック」の発売から30年、再び実現した両者によるコラボ曲が急上昇です。「30年ぶりのトップ10」がはっきり見えてきました。No.11「幾億光年」Omoinotakeついにトップ10落ち。初エントリーにして、トップ10は堂々の10週、最高2位を記録。ここからもしばらく入るでしょうが、まずはこれまでの頑張り本当にお疲れさまでした。　11位まで終了。ここからはいよいよトップ10の発表です。THIS WEEK'S TOP10No.10「解放区」ポルノグラフィティギリギリトップ10内に残留。トップ10は5週目であり、前回2021年の「テーマソング」に並びました。No.9「人間として」椎名林檎先週の10位から順位を上げたものの、1ランクにとどまりました。ドラマ「Destiny」は第1部が完結。後半に向けてドラマともども盛り上げていけるでしょうか。No.8「Stormy」Nissy×SKY-HI先週のトップ10入りから順位変わらず。初のトップ10入りで2週連続の8位は十分な健闘でしょう。No.7「SWEET NONFICTION」NiziUトップ5落ち。ただ、前の曲「Memories」はトップ10内4週、最高7位でしたから、この曲の方がはっきり上で、このまま行けばダブル年間入りが狙えるでしょう。No.6「Masterplan」BE:FIRST■34→19→6位（3週目）■8か月ぶり、3曲ぶり、4曲目(/10曲)のトップ10入り　BE:FIRSTが4月24日にリリースしたCDシングル。リリース週の先々週に34位で初登場すると、先週は19位までジャンプアップ。さらに勢いは止まらず、今週は6位まで伸ばしてトップ10入りを決めてきました。2週で28ランクの急伸を果たした要因はCDセールスで、初週約11万枚という驚異的な数字を叩き出しています。いつも数千枚とか1万枚とか、そういう数字の話ばかりしているわけですから、これがどれだけ飛び抜けた数字か分かってもらえると思います。　トップ10入りは「Mainstream」以来3作ぶり、通算4曲目。「Mainstream」まで3曲連続でトップ10入りを決めたあと、「Glorious」「Set Seil」と2曲が苦しんだBE:FIRSTでしたが、今作は「Masterplan」つまり「上位計画」を標ぼうするくらいですから、看板倒れになるわけにはいきませんでした。急上昇でトップ10入りを決めたことは素晴らしいです。自己最高位は「Mainstream」で記録した2位ですね。さあ、上位計画の「完遂」となるでしょうか。　　No.5「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nutsこれで14週連続のトップ5。しかし、トップ5の一番後ろまで下がり、いよいよトップ10の下位も迫りつつあります。No.4「ライラック」Mrs.GREEN APPLEオンエアが好調で、早々と自己最高位である4位に到達。４位獲得は4曲目です。トップ3には最強格の3組が並びますが、さあここに割って入れるでしょうか。No.3「満ちてゆく」藤井風首位返り咲きはならず1ランクダウン。aikoさんのシングルが相手では仕方ありません。トップ3は6週連続と堅調です。No.2「さよーならまたいつか！」米津玄師チャートに激震！王者米津玄師、屈辱の一週天下に終わりました。普通なら相当あり得ないことですが、最強クラスの曲が2曲並んでしまったがゆえに起こった出来事です。　では、今週の1位の発表ですTHIS WEEK'S NO.1「相思相愛」aiko（v1、4週目）　1位はaikoさんの「相思相愛」。大ヒット上映中、劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」主題歌です。CDリリースは5月8日で、今週がリリース週、来週がセールス週でした。1位は来週以降かと思っていましたが、勢いが凄まじく、リリース週にして早々と1位を獲得しましたね！　4月20日に18位で初登場。以降は5位、3位、1位と順調に上げ、高値安定の推移で1位に到達しました。aikoさんはもともとこの番組で非常に強いアーティストですが、ポイントはCDとオンエア、リクエストが主で、普段の配信はそこまで多くありません。しかし、今回はコナンの映画主題歌ということで破格の再生数を叩き出しているんですね！（Spotifyですでに800万回近く）。元から強いところ、今作は「鬼に金棒」状態というわけです。　1位獲得は2022年5月の「ねがう夜」以来ちょうど2年ぶり。作品数にして7作ぶりです（！？）。1位は常連中の常連、シングルでは毎回のように1位を獲得してきたaikoさんですが、ここ最近は新興勢力にも押されなかなか1位に手が届いていなかったんですね。今回、圧倒的な成績で「定位置」に戻ってきたのは見事で、チャートが締まりますね！来週からはセールスが加算されるということで、ここからは長期政権も期待されます（ただし、米津さんは強敵）。2年ぶりの1位で、ここからどこまで伸ばしていけるでしょうか。トップ10予想の結果△△〇〇〇△△〇△〇75点　10曲のラインナップは的中、5曲は順位的中ということでそこそこの成績になりました（ほっ）。　BE:FIRSTが私の予想以上に伸ばしてきましたね（9位→6位）。また、米津さんが1週天下に終わったのはかなり意外でした。　　最後に今週のチャート表です。See You Next O.A.　以上、2024年5月11日付けチャートの振り返りでした。　巷では、「地磁気」の乱れが話題になっていますね。通信障害等が懸念されています。恥ずかしながら、これまで生きている中で「地磁気」について考えたことは一瞬たりともありませんでした笑熱中症には嫌というほど気を付けていましたが、まさか「地磁気」に心を乱されるとは思ってもいませんでした。この地球で、人類が生活を営めているのは本当に奇跡なんだと思いますね。　それでは、次回は5月18日付けチャートでお会いいたしましょう　
- 初登場曲・圏外曲【24/5/11】-YUKI２年ぶりのシングルに、あいみょん、ミスチルも！
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年5月11日付けチャートの初登場曲、圏外曲を振り返ります。初登場曲　今週の初登場曲は5曲でした。　なお、初登場予想が的中した曲は5曲中3曲でした。No.36「FORGIVE ME」ちゃんみな■4/6リリースの配信シングル■ドラマ「肝臓を奪われた妻」主題歌■「命日」以来9か月ぶり、今年初、通算5曲目のエントリー　　ちゃんみなの新曲が1週遅れで入ってきました。エントリーは昨年8月の「命日」以来9か月ぶりです。「命日」は、自身初のトップ10入りを記録し、最高7位のスマッシュヒットになりましたね。大ヒット曲の次回作ということで期待です。　今作はドラマ「肝臓を奪われた妻」主題歌（すごいタイトルだな...）。タイトルどおり、主人公が肝臓を奪われたところから始まる復讐劇ということで、主演は伊原六花さんです。ちゃんみなの主題歌は非常にクールでスタイリッシュですね。英語と日本語を流ちょうに使いこなし、ボーダーレスな彼女の強みがよく出ています。サクサクと聴けるおしゃれな感じがすごく好きですね。ちゃんみなといえば、イギリスで活動する日本人アーティスト、リナ・サワヤマさんとのコラボ「This Hell」も見事な仕上がりでしたね。これはLGBTQ+コミュニティの取り組みとして制作されたんですが、もの凄いエネルギーに圧倒されました。順調に活躍の場を広げている、そういう印象を受けます。　過去2週のオンエアはありませんが、配信が約50万回と好調で、配信セールスによるエントリーと思われます。配信効果でどこまで伸ばせるかに注目で、「命日」からのいい流れを切らさぬようにしたいところです。No.32「声明」yama■4/27リリースの配信シングル■「SusHi Tech Tokyo 2024」テーマソング■「はなにあらし」以来半年ぶり、今年初、通算10曲目のエントリー　　ちゃんみなと同じく、こちらも1週遅れ。今週は先週入り損ねた曲がエントリーをつかんでいるようです。昨年11月の「はなにあらし」以来となるyamaの新曲で、これでyamaは記念すべき通算10曲目のエントリーです。　「SusHi Tech Tokyo2024」のテーマソング。この「SusHi Tech...」とは何ぞやという話ですが、世界共通の都市課題解決に向けた東京発のイノベーションを創出するとともに、未来の都市モデルを発信する国際イベントということです。「SusHi」は日本の象徴なんですかね。近未来感のあるイベントで、テクニカルなyamaとはピッタリのタイアップだと思います。夢や未来に対する困難と向き合い、過去を振り返りながらも未来へと希望をもって挑戦する姿勢が描かれているそうです。yamaのハイトーンボイスに加速感のあるサウンドが融合し、光の流れを見ているような煌びやかで流麗な楽曲だと思いますね。　昨年11月の「はなにあらし」はまさかのトータル1週に終わったyama。しかし、その前は「色彩」が18週、「slash」が13週と連続でヒットを飛ばしていました。記念すべき2ケタ10曲目、少しでもいい成績で存在感を示したいところでしょう。No.27「こぼれてしまうよ」YUKI■5/1リリースのCDシングル■「鳴り響く限り」以来2年ぶり、2015年以降では8曲目のエントリー　2022年の「鳴り響く限り」以来ちょうど2年ぶりとなるYUKIさんのシングルです。今作は「こぼれてしまうよ」と「Hello,it’s me」の両A面。入ってきたのはこちらで、もう1曲の「Hello,it’s me」はファンケルのCMソングです。　　この曲「こぼれてしまうよ」はYUKiさん渾身のミディアムチューン。私は、最初に聴いた時から「言葉の力がすごいな」という印象を持っています。歌詞の1つ1つが、ぐっと心に響き、鷲掴みにしてくるんですね。それはYUKIさんが紡ぐ歌詞の力であり、ボーカルがなす力でもあると思います。曲のタイトルは「こぼれてしまうよ」ですが、歌詞では大切なことがこぼれおちないようにしたい、そういうことを歌っているんですね。1番のサビ、最後に歌われている、「好きなものを好きと言って何も悪くないんだよ　そんなことあたりまえの世界にしたいなあ」というのがこの曲の骨子かと思うのですが、本当にそうだと思いますし、素晴らしい歌詞ですよね。現代社会を覆う「抑圧」。真綿で首を絞められるような感覚を覚えることもありますが、そういった抑圧を歌の力で振り払っていくような、そういう曲にも思えます。聴けば聴くほど凄さが分かる、渾身の1曲だと思いますね。　CDセールスは、初週4.3万枚で初登場12位を記録。それなりの枚数であると思います。前作「鳴り響く限り」は最高25位止まりでトップ10入りを逃しました。2021年に1位も獲得した「Baby, it's you」以来のトップ１0入りなるかに注目です。No.24「記憶の旅人」Mr.Children■5/3リリースの配信シングル■映画「青春18×2 君へと続く道」主題歌■「ケモノミチ」以来8か月ぶり、今年初、2015年以降では12曲目のエントリー　　キヨピーさんが「ええ声」のアーティストとして桜井和寿さんを挙げられていましたが、「噂をすれば」という感じでMr.Childrenの楽曲が入ってきました。5月3日リリースの配信シングルで、映画「青春18×2 君へと続く道」の主題歌に起用されている「記憶の旅人」です。　「青春18×2」は、「余命10年」のスタッフが紡ぐ、日本と台湾を舞台にしたラブストーリー。台湾のスター俳優シュー・グァンハンさんと、清原果耶さんが主演を務めています。主人公は36歳の設定で、「18×2」は18歳の2周という意味になるそうです。　監督の藤井道人さんは10代の頃からミスチルを愛してやまず、今回はダメ元でオファーしたところ、映画に共鳴した桜井さんがこれを快諾し、主題歌が実現したそうです。桜井さんは、「かつて自分の中に『確かにあったもの』そして今も自分の中に『あって欲しいと強く願うもの』がずっと流れている」と映画を評します。これは青春時代の純粋な気持ちのことを言っているんですかね。年を取ると、どうしても目は曇り、心はくすんでいってしまうような気がしています。なかなか昔と同じようには生きられないですよね。そんな中で、年を重ねても青春の記憶をたぐり寄せようとする、そんな強い意志を感じます。ミスチル史に刻まれる名バラードになるのではないかと思いますね。　前作「ケモノミチ」は、アルバム曲ということもありましたが、最高27位にとどまり、ミスチルにしては信じられないような低成績となりました。それ以前は常にトップ10入りを続けていたミスチル。今作では2作ぶりのトップ10復帰、そしてさらなる上位を目指していけるでしょうか。No.22「会いに行くのに」あいみょん■5/22リリースのCDシングルより、5/1先行リリースの配信シングル■ドラマ「アンメットある脳外科医の日記」主題歌■「リズム64」以来3か月ぶり、今年4曲目、通算24曲目のエントリー　　現在CMソングの「リズム64」が好調のあいみょんですが、大人気ということで各方面から引っ張りだこ。次なる作品は杉咲花さんが主演のドラマ「アンメットある脳外科医の日記」主題歌に起用されている「会いに行くのに」です。5月22日にシングルとしてリリースされることになっていますが、5月1日から先行配信が始まっており、配信とオンエアが好調です。今週は3回のオンエアがあり、早くも22位に入ってきました。　ドラマ「アンメット」は、記憶障害の脳外科医が主人公というものすごい設定のドラマです。「記憶障害の人物に脳外科医が務まるのか？」と思いますよね（私は思いました）。主人公は1日ごとに記憶を失ってしまうのですが、毎日の出来事を日記に書き残し、記憶を取り戻しているんですね。この設定にはほとほと関心しました。このドラマのテーマ、そして主題歌のテーマは「記憶」で、記憶について考えずにはいられない、そういう作品になっています。　あいみょんは、「さまざまな記憶が私の中で生きていて、その記憶が私の財産になり曲になります」とコメント。財産とはなるほどよく言ったもので、記憶は私たち人間を形成しているものですよね。必ずしもよい記憶ばかりではありませんが、たくさんの記憶が積み重なって、今の私たちがあります。記憶とは人生そのものだなと思いますね。主人公はその記憶が1日ごとに失われるわけで、考えれば考えるほどすごい設定です。それは人の「輪郭」を失わせるような大変な障害だと思うのですが、杉咲さん演じる主人公は懸命に人生を生きていますね。杉咲さんの好演が光りますし、あいみょんの主題歌もさすがの解像度の高さで、安心して聴いていられます。非常に水準の高いドラマですね。　リリース週は5月25日（2週後）、セールス反映週はその翌週の6月1日です。安心と信頼のあいみょん。今作もまた上位に進出し、1位を争うことは間違いないでしょう。圏外曲　先週40位「Walk Together」平井大IN【1】TOP10【0】HIGH【40】1P　先週、実に1年ぶりのエントリーを決めましたが、40位から息をするように圏外となりました。1週で圏外になるのは今回が6曲目。うち、40位1週で圏外になるのは2022年の「マイレージ」に続き2曲目です。通算では26曲ですから、1週圏外率は驚異の23％超え。過去には、初登場31位や32位から1週ドボンしたこともあり、1週で圏外になることに関しては（悪い意味で）格が違います。その点、1年ぶりのエントリーでも「健在」だったというべきなのかもしれません。　糞みそに書いてしまいましたが、これは「愛のムチ」的なところもあり、この方が入ってこない1年間は寂しく思っていました。「常にそこにいる存在」でしたからね。いないと違和感があるくらいでした。また定期的にエントリーしてほしいと思います。先週39位「月へ行こう」マカロニえんぴつIN【8】TOP10【0】HIGH【18】120P　マカロニえんぴつが3月8日にリリースした配信シングルで、映画「FLY!」日本版主題歌。3月16日に34位で初登場すると、オンエアが絶好調で翌週は22位にジャンプアップしました。しかし、オンエア以外にポイントが乏しかったようで、以降は伸びが鈍化。20位、19位、18位と1ランクずつ上げ、意地を見せてはいましたが、5週目の18位が最高位になりました。6週目からは大きくダウン。最後は7ランク、8ランクと続落し、トータルは先週までの8週でした。これについては、新曲の「忘レナ唄」が入ってきたことからも仕方ないと思います。　トータル8週ということで、5週だった「愛の波」、4週だった「悲しみはバスに乗って」からは回復したものの、本来期待される活躍には届いていないという風に思います。「なんでもないよ、」「リンジュー・ラヴ」という大ヒット曲を2曲生み出したマカロニえんぴつ。「第三の矢」があれば、その地位は確固たるものになるでしょう。次なるヒット曲が望まれます。先週37位「FREEDOM」西川貴教with.t.komuroIN【13】TOP10【2】HIGH【10】???P　西川貴教さんと小室哲哉さんによるコラボシングルで、映画「機動戦士ガンダム SEED FREEDOM」主題歌。1月24日にCDリリースされると、2月10日に25位で初登場。1週遅れのタイミングではありましたが、CDセールスが素晴らしく、リリース後もしばらく売れ続けていたため、それが反映されて順位を上げていきました。2週目に18位に付けると、3週目は10位でトップ10入り。西川さんのトップ10入りですが、なんと2018年以来6年ぶりという快挙になりました。いつもは10位台で止まることが多く、この6年間に最高11位が2曲もあった西川さんでしたが、今回は見事に壁を越えてみせました。CDセールスが好調で、映画の興行収入も絶好調（シリーズ最高）だったことが勝因でしょうね。11位の壁を越えたことは見事でした。　2週連続で10位を獲得した後は、14位に降下。トップ10は2週連続の10位のみでしたが、その後もCDセールスに支えられて順位は安定していました。トップ10落ち後、10位台には4週、20位台にも4週とどまっており、抜群の安定感を誇りました。CDセールスで長くトップ50をキープしていましたからね。やはりCDセールスというのは大きなポイント要素で、この曲はそのことを裏付ける好例となりました。　トータルは先週までの13週で、見事ロングエントリーに到達です。トータルポイントも250を上回り、西川さんのソロ曲8曲の中では最高成績です（そもそも、200ポイント超え自体が初めて）。映画ともども、見事な結果を残しましたね。西川さん、本当によくやられたと思います。先週33位「オレンジ」SPYAIRIN【11】TOP10【0】HIGH【11】221P　劇場版「ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」主題歌。映画は興行収入100億円超のメガヒットとなり、この曲も映画程ではありませんが、トータル11週の好成績をマークしました。　2月24日に最下位の40位で初登場。翌週は26位、3週目は12位で、なんと2週連続の14ランクという圧巻の上昇をみせました。このままトップ10入りは確実かと思われましたが、4週目は11位止まりで、5週目は初のダウンで13位。惜しくもトップ10に届かないという結果になってしまいました。世間での大ヒットを思うと、最低でもトップ10入りはするだろうと思っていましたから、11位で止まったのはかなり意外でしたね。とはいえ、CDセールスに加え配信も好調で、10位台を長くキープしていました。なんと、11位から15位までの順位を1回ずつ（15位は2週連続）記録しており、10位台前半をコンプリートということになりました。10位台前半に6週連続もとどまっており、「トップ10級」の力を保っていたことが分かります。ロングエントリーは確実かと思われましたが、10週目に20位から31位まで急落したのが痛く、トータルは11週止まり。トータルは200ポイント台の前半となっています。　トップ10入りがならなかったこと、ロングエントリーに届かなかったことは残念ですが、3年4か月ぶりのエントリーにしては随分健闘し、最高11位とトップ10に肉薄したことは見事でした。タイトルの「オレンジ」は、主人公たちのユニフォーム、そして夕日からすぐに浮かんだそうですが、本当に作品にピッタリの素晴らしいものだったと思いますね。私は、この曲も「100億」の大きな要因の1つであったと思います。先週30位「冬と春」back numberIN【14】TOP10【5】HIGH【2】???P　back numberが1月24日にリリースした配信シングル。これぞback numberという名バラードで、タイトルはシンプルに「冬と春」でした。季節感がぴったりで、きっと冬から春にかけてヒットするのだろうなと思っていたら、得てしてそのとおりになりましたね。ただし、今週は先週30位からまさかの圏外になりました。気温がぐっと上がり、初夏の陽気が訪れた瞬間、「もうチャートにはいられない」とばかりにすっと姿を消しましたね。あまりにも潔すぎる幕切れとなってしまいました。　2月3日に16位と高い位置で初登場。久しぶりのback numberの新曲、そして十八番のバラードということで「待ってました」という感じの順位でしたね。そこからは急伸し、3週目には一気に2位まで上昇。1位は確実かと思われましたが、配信限定シングルということもあったか、ここから失速してしまいました。さしたる粘りもなく、4位、7位、10位と下落。トップ10は5週で、決して悪くはありませんが、事前の期待を踏まえるとかなりあっさりしていた印象です。しかし、前作「怪獣のサイズ」はそもそもトップ10入りすらできなかったですからね。トップ10入りし、最高2位まで持って行ったことは1つの成果でした。　トップ10落ち後も安定しており、10位台に4週、20位台に4週と順調にエントリーを増やしていました。そこから、30位台が「0週」になるとは衝撃の幕切れになりましたね。最後だけは残念ですが、トータルは14週で、うち5週はトップ10といわゆる「年間水準」にあります。今年のレベルにもよりますが、余程のことがない限り年間入りは確実です。
09May
- 初登場曲・トップ10予想【24/5/11】
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年5月11日付けチャートの初登場曲、トップ10を予想していきます。初登場曲予想「会いに行くのに」あいみょん■5/22リリースのCDシングルより、5/1先行リリースの配信シングル■ドラマ「アンメットある脳外科医の日記」主題歌　カバーはあいみょんの最新曲です。5月22日にリリースされる16枚目のシングルで、私が大好きな杉咲花さん主演ドラマ「アンメットある脳外科医の日記」主題歌です（もちろん視聴しています！）。1日ごとに記憶をなくす、記憶障害の脳外科医が主人公のドラマで、あいみょんの主題歌もまた「記憶」をテーマにドラマに寄り添っています。配信に加え、オンエアも好調です。「こぼれてしまうよ」YUKI■5/1リリースのCDシングル　CDシングルからはYUKIさん。5月1日にリリースされた約2年ぶりの新作で、「こぼれてしまうよ」と「Hello,it's me」の両A面です。こちらはその1曲目。ことばの力がグッと伝わってくるミディアムチューンとなっています。CDセールスは初週約4,300枚で初登場12位でした。「鳴り響く限り」以来2年ぶりのエントリーを目指します。「首のない天使」女王蜂■5/1リリースの配信シングル■スマートフォン向けゲーム「勝利の女神:NIKKE」主題歌　昨年、「推しの子」のEDに起用された「メフィスト」が大ヒットした女王蜂。このチャートでも、トータル11週と自身最大のヒットになっていましたよね。そんな彼らの最新曲は、スマホ向けゲーム「勝利のゲーム:NIKKE」主題歌。「首のない天使」とはこれまたすごいタイトルですが、中毒性のある曲で私は大好きですね。通算5曲目のエントリーとなるでしょうか。「I'll be there」MAN WITH A MISSION■4/25リリースの配信シングル■ドラマ「Believe-君にかける橋-」主題歌　先週エントリーしなかったマンウィズの最新曲をもう1度予想に挙げます。木村拓哉さん主演ドラマ「Believe-君にかける橋-」主題歌ですね。ドラマの方はキムタクが脱獄を狙うというもの凄い展開になってきましたよ...！マンウィズの主題歌は力強くてドラマにピッタリです。エントリーを願いたいですね。「記憶の旅人」Mr.Children■5/3リリースの配信シングル■映画「青春18×2 君へと続く道」主題歌　最後はこちら。レジェンドバンド、Mr.Children久しぶりの新曲が届きました。こちらは映画「青春18×2 君へと続く道」主題歌。監督の藤井さんがミスチルの大ファンで、桜井さんも「これは自分たちが今やりたいことそのものだ」と熱く共鳴して実現した主題歌です。これぞミスチルという名バラードになっていますね。当週のオンエアは4回ということで、さすがの支持を集めています。トップ10予想　2024年5月11日付けチャートのトップ10予想です。①「さよーならまたいつか！」米津玄師（→）②「相思相愛」aiko（↑1）③「満ちてゆく」藤井風（↓1）④「ライラック」Mrs.GREEN APPLE（↑2）⑤「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts（↓1）⑥「SWEET NONFICTION」NiziU（↓1）⑦「人間として」椎名林檎（↑3）⑧「Stormy」Nissy×SKY-HI（→）⑨「Masterplan」BE:FIRST（↑10）⑩「解放区」ポルノグラフィティ（↓3）トップ10落ちOmoinotake（9）トップ10争い◎BE:FIRST（19）▲小沢健二とスチャダラパー（27）・1位争いは先週1位を獲得した米津さんと、3位でトップ10入りしたaikoさんのほぼ2択でしょう。このうちaikoさんはCDシングルのため超強力です。今週はリリース週、来週がセールス週になりますね。セールスの加算される来週は1位の可能性が高いと思います。今週までは米津さんの1位、すなわち2連覇を予想します。・2曲に続くのは先週首位からダウンした藤井風さんでしょうか。一方、トップ5をうかがうのは、先週6位まで急上昇してきたMrs.GREEN APPLEの「ライラック」。先週6位からどこまで上げるかというところで、オンエアが絶好調のため期待が持てます。私は自己最高位タイの4位を予想しますが、トップ3を狙う勢いは十分にあると思います。先週4位のCreepy Nutsと5位のNiziUがこれに続きそうです。・先週10位でトップ10入りした椎名林檎さんはさらに順位を上げそう。オンエアが複数週にわたって好調です。3ランクアップの7位を予想します。前作「私は猫の目」は10位→7位という上げ方でそこが最高位でしたね。今作は前作以上の順位鳴るでしょうか。先週8位でトップ10入りしたNissy×SKY-HIは文字通り全くの未知数。順位変わらずの8位で予想します。・トップ10入りは先週19位のBE:FIRST。10位台の他が弱いため、ほぼ一択の状況です。BE:FIRSTのCDセールスは約11万枚、初登場2位と群を抜いており、どこまで伸ばしてくるか見ものです。来週は10ランクアップの9位を予想します。Next O.A. coming soon...　以上、5月11日付けチャートの初登場曲＆トップ10の予想でした。　最近の話題ですが、大谷翔平選手がホームランをかっ飛ばしまくっていますよね！本当にすごいと思います。ゴールデンウィーク明け、大量にたまった仕事も一緒にかっ飛ばしてほしいのですが、そちらはなかなかそうもいきません笑　あきらめて仕事に励みたいと思います。　それでは、土曜日のオンエアでお会いしましょう
04May
- チャート振り返り【24/5/4】-トップ10に3枚替えの大嵐！首位も交代で大きく動くチャート！
  　「J-AC TOP40」2024年5月4日付けチャートを振り返ります。　今週は所用のため、ショートバージョンでお届けします。Are You Ready? Let's Countdown!No.15「アンビバレント」Uruトップ10落ち。トップ10はぴったり2ケタの10週でした。これは自己2位タイです（1位は昨年「心得」で記録した11週）。No.12「サイダー」The Birthday先週9位からトップ10落ち。チバユウスケさんが遺した最後の楽曲でしたが、チャートではシビアに見られてしまいましたね。トップ10内は8位→9位の2週でした。No.11「タイムパラドックス」Vaundy先週8位からバッサリとトップ10落ち。トップ10内は12週でした。同日エントリーのヨルシカ・Vaundy、Creepy Nutsのうち、最後に残ったのはCreepy Nutsでした。　トップ10の入れ替わりは3組でした。トップ10争いでは、先週12位のAimer、19位のBUMPがいずれもダウンと撃沈。私の予想とは全く違う、大荒れのトップ10になっています。それでは、トップ10を見てまいりましょう。THIS WEEK'S TOP10No.10「人間として」椎名林檎■23→10位（2週目）■11か月ぶり、2曲連続、7曲目(/11曲)のトップ10入り　トップ10入りの幕開けは椎名林檎さん。石原さとみさん主演のドラマ「Destiny」主題歌に起用されている楽曲「人間として」です。5,000枚以上のCDセールスを稼ぎ、先週初登場23位から13ランクの特大ジャンプアップ。2週目にしてトップ10入りを決めてきました。前のシングル「私は猫の目」は17位→11位→7位という推移でした。今作は前作より低い23位スタートでしたが、一気に前作以上の順位まで持ってきたのは見事ですね。今後の推移にも期待が持てそうです。　この曲、椎名林檎さん自ら「ドラマには合っていない」と認識されており、視聴者からも同様の指摘がされていたのですが、回を追うごとにだんだんドラマ「Destiny」の世界観と融合してきた気がします。林檎さんの手がけた主題歌とともに、後半戦に差し掛かっていくドラマも見逃せないですね。No.9「幾億光年」Omoinotake4→7→9位と下げてついにトップ10崖っぷち。ただ、今週はトップ10内3枚替えと激震の中まだ頑張りましたかね。No.8「Stormy」Nissy×SKY-HI■22→8位（2週目）■初のトップ10入り　まさにチャートに「嵐」を吹かせましたね！　8位はNissy×SKY-HIの「Stormy」。前作「SUPER IDOL」に続くコラボシングルですが、最高24位だった前作から大きく、大きく躍進。先週、前作を上回る24位で初登場を決めると、今週は14ランクの特大ジャンプアップで8位まで上昇。いきなりトップ10入りを決めてみせました。Nissyは通算5曲目で初のトップ10入り、SKY-HIも2015年以降の3曲で初のトップ10入りです。この2人のトップ10入りは「新時代」を思わせますね。　CDセールスで初週1万枚をマークし、4位に初登場していました。これは椎名林檎さんの倍の枚数であり、その分順位でも上に出てきたようです。それにしても、いくら先週トップ10の下位に元気がなかったとはいえ、20位台から2曲が飛び込んできたのは驚きましたね。米津さんも先日28位からトップ10入りしましたし、ちょっとチャートの傾向が変わりつつあるのかもしれません（下位の曲が一気に上がってくるようになった）。No.7「解放区」ポルノグラフィティ1ランクの微減にとどめ4週目のトップ10。来週もトップ10に残留すれば前回トップ10入りした2021年の「テーマソング」に並びます。No.6「ライラック」Mrs.GREEN APPLE■32→18→6位（3週目）■3か月ぶり、5曲連続、9曲目(/17曲)のトップ10入り　トップ10入り最後の一枠はミセス。13ランクの椎名林檎さん、14ランクのNissy＆SKY-HIに負けじとこちらも大きく上げてきましたね。先週18位から特大12ランクのジャンプアップ、エントリー3週目でのトップ10入りを決めています。ミセスのトップ10入りは5曲連続、通算9曲目。大ヒット曲の「Soranji」から5曲連続のトップ10入りとなり、完全にトップ10が板に付いてきました。確実に決めてくるというイメージが出てきましたね。　こちらは配信限定シングルですが、今週のオンエアが6回と絶好調で、それがトップ10入りの要因です。ミセスはα-stationでのオンエアもすごくいいんですよね。前作「ナハトムジーク」は8位1週限りのトップ10でしたが、今作はいきなりその順位を上回り、もっと上の順位に行きそうな雰囲気があります。来週はトップ5入りへの期待が高まるでしょう。No.5「SWEET NONFICTION」NiziUジリッと押し出される形で1ランクダウン。しかし、4週連続でトップ5をキープし、年間入りに向け堅調にポイントを稼いでいます。No.4「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts5週連続で2位以上をキープしていましたが、ついにトップ3落ち。来週はミセスらを相手にトップ5を死守できるでしょうか。No.3「相思相愛」aikoトップ5、トップ3と順当にアップ。主題歌になっている劇場版名探偵コナンは2年連続興行収入100億を達成です。No.2「満ちてゆく」藤井風最強の朝ドラ主題歌、米津さんに引きずりおろされ無念の2位。通算4曲目の1位で、連覇記録は1、1、4、2となりました。　では、今週の1位の発表ですTHIS WEEK'S NO.1「さよーならまたいつか！」米津玄師（v1、4週目）　1位は米津玄師さんの「さよーならまたいつか！」。朝ドラ「虎に翼」主題歌です。4月13日に28位で初登場。この週はリリース週なので低めに出ましたが、翌週からはもう止まりません。2週目は10位、3週目は3位ととんとん拍子に上昇し、全く勢いを緩めることなく、エントリー4週目で早々と首位に到達しました。　米津さんの1位は、昨年8月から7連覇を達成した「地球儀」以来9か月ぶり。通算では2曲連続、記念すべき2ケタ10曲目の1位獲得となります。ここ6曲は、いずれも「3連覇以上」という抜群の強さを誇っている米津さん。6連覇が1曲（「Pale Blue」）、7連覇が1曲（「地球儀」）、9連覇が1曲（「馬と鹿」）と来たものです。今作はいったいどこまで1位を獲得するのか、注目されるところですね。ただし、今週3位のaikoさん「相思相愛」は来週CDがリリースされるため、非常に強力ですね。今後はこの2曲による一騎打ちになりそうな気もします。トップ10予想の結果△△〇〇〇×△×△×50点...トップ10の3枚替えを全外ししました。GWの悪夢解散　　最後に今週のチャート表です。See You Next O.A.　以上、2024年5月4日付けチャートの振り返りでした。　今週はショートバージョンにさせてもらいました。ゴールデンウィークということで、私は行動しまくっています。あと2日間も動いて動いて動きまくる予定です。来週は反動で屍のようになっていそうですが、今から先のことを気にしても仕方がないでしょう笑　それでは、次回は5月11日付けチャートでお会いいたしましょう　
- 初登場曲・圏外曲【24/5/4】-名曲に30年ぶりの新風が吹く。「あの方」は1年ぶりの登場！
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年5月4日付けチャートの初登場曲、圏外曲を振り返ります。初登場曲　今週の初登場曲は曲でした。　なお、初登場予想が的中した曲は曲中曲でした。No.40「Walk Together」平井大■4/20リリースの配信シングル■日産ノート e-POWER CMソング■「Symphony」以来1年ぶり、今年初、通算26曲目のエントリー　　平井大、帰還。　2019年から23年にかけ、5年間で25曲をチャートに送り込んだ平井大さん。大量エントリーの雄としてこのチャートを大いに盛り上げてきました。しかし、昨年5月の「Symphony」以来、EPやアルバムのリリースはありましたが、シングルのリリースがなく、エントリーがぱったりと止まっていました。今回、なんと前作以来ぴったり1年ぶりのエントリーになります。普通のアーティストなら、1年ぶりのエントリーというのは取り立てて騒ぐものでもないでしょう。しかし、他でもない、この方は5年で25曲を送り込んできたアーティストです。久しぶりも久しぶり、本当に久しぶりと感じる通算26曲目のエントリーになりました。40位ギリギリですが、戻ってこられてまずはほっと一息というところでしょう。　日産ノート e-POWERのCMソング。疾走感のあるアーバンなサウンドの楽曲で、リリックビデオの方はカラッとした夏の映像に仕上がっています。いい意味で軽く、サクサクと聴けるのがこの方の良さですよね。海辺のドライブなんかにはぴったりだと思いますし、これから始まる夏に向けて、多くのプレイリストにつままれそうな気がします。　久しぶりのエントリーになりましたが、油断は禁物。というのも、これまでの25曲のうち、実に5分の1である5曲は1週で圏外になっているからです。今作は40位スタートのため、その危険性はいっそう大。来週は無事残留を決められるでしょうか。No.38「喉仏」クリープハイプ■4/17リリースの配信シングル■ドラマ「滅相も無い」主題歌■「青梅」以来11か月ぶり、今年初、2015年以降では11曲目のエントリー　　こちらは平井大より1か月短いものの、約11か月ぶりと同じく久しぶりになったクリープハイプの新曲です。リリースは4月17日で、先週はエントリーを逃しましたが、今週は新曲の層が薄かったこともあり、1週遅れでのエントリーを決めてきました。　ドラマ「滅相も無い」主題歌。こちらのドラマが大変面白い意欲作で、「ドラマ×演劇」といった風味の仕上がりになっています。主人公たちの人生はスタジオセットで描かれ、なんとたった6人のキャストが総勢150役をこなし、セットチェンジや早着替えも映像内で行う構成になっているのです。演劇的手法を、包み隠さずにテレビで全部見せるという意欲作なんですね（私は未視聴でしたが、気になったので今からでも観てみたいと思います！）そんな意欲作の主題歌を手掛けるのがクリープハイプ。勇壮なファンファーレが印象的で、クリープハイプらしいポップでキャッチーなナンバーとなっています。クリープハイプは、「ちょうどいい距離感を保ちながら、必要な時にパッと作品を照らし出す」そんな音と言葉を意識したそうです。　エントリーは「青梅」以来11か月ぶり。ここ5作はいずれも5週以内（3~5週）と低調な成績が続いています。今回は1週遅れの38位と大変厳しいスタートになりましたが、何とか巻き返し、5週以内の壁を脱出してほしいと願います。No.31「hanataba」milet■6/5リリースのCDシングルより、4/15先行リリースの配信シングル■ドラマ「アンチヒーロー」主題歌■「Anytime Anywhere」以来7か月ぶり、今年初、通算20曲目のエントリー　　2週連続で予想していたこちらの楽曲が入ってきました。個人的にはかなり期待が持てるのではないかと思っています。話題の日曜劇場「アンチヒーロー」主題歌、miletさんが手がける「hanataba」です。　人殺しを無罪にする-という強烈な触れ込みで話題になった主人公の弁護士は、正義や善悪といったものにはとらわれない新たなヒーロー、「アンチヒーロー」として描かれています。なぜ彼が「アンチヒーロー」のような振る舞いをしているのか-その秘密が徐々に明かされていく作品です。miletさんは、正義と悪が共存していることを指摘し、正義と正しさは必ずしもイコールなのかと問いかけたそうです。そして、自分本位な愛や正しさのあり方を今一度見つめながら曲を書いたといいます。渾身のバラードナンバーになっていますね。　そんなmiletさんの歌声に惚れ込んでいたというのがプロデューサーの飯田さん。なんと、主題歌をmiletさんにお願いすることは数年前から考えていたといいます。すごい惚れこみようですよね。飯田さんいわく、miletさんの歌声には、強さや信念のほかに、脆さ、弱さ、繊細さも全て曝け出されているように感じたそうです。これ、すごく分かる気がして、miletさんの歌声は私たちの心を独特に揺さぶりますよね。念願かなっての主題歌となり、その念願に十分に応えた見事な楽曲になっているのではないかと思います。　リリースは6月5日ですが、先行配信によるエントリーに成功しました。かなりの好スタートといえるでしょう。ここ3作がなんといずれも2週以下に終わっているmiletさんですが、今作はさすがにそうはならないと思われます。久しぶりのヒット作となるかに注目です。No.27「ぶぎ・ばく・べいびー」小沢健二とスチャダラパー■4/24リリースのCDシングル■（小沢健二）「飛行する君と僕のために」以来2年4か月ぶり、今年初、2017年以降では7曲目のエントリー■（スチャダラパー）2015年以降は初エントリー　4月24日にリリースされたCDシングルで、かの名曲「今夜はブギー・バック」を手掛けた両者による、発売30周年を記念して制作されたマッシュアップソングです。CDセールスでは初週6,100枚ほどを売り上げ、14位に初登場。今週はレベルが高かったため、順位は控えめですが、枚数はなかなかですよね。そういうわけで、27位に初登場を決めています。　小沢さんの紡ぐ美しいメロディーと、スチャダラパーによるキャッチーなラップが重なる唯一無二の楽曲。「今夜はブギー・バック」は、50万枚以上を売り上げた両者の代表作で、お茶の間にラップ・ヒップホップという概念を定着させるきっかけになった偉大な楽曲です。その両者が、新曲を手掛けたというのが熱いですよね。私は、「今夜はブギー・バック」のリ・レコーディングでも十分に感動できたと思うんです。しかし、両者は名曲に新たな息吹を吹き込み、こうやって新曲にして届けてくれました。懐かしさと新しさが融合する、見事な仕上がりではないでしょうか。　小沢さんは2年4か月ぶり、スチャダラパーは2015年以降初のエントリー（と思われます）。ちなみにこの曲、他局ですが東京のJ-WAVEではキャンペーンソングとして先行解禁され、チャートで1位を獲得していました。ここ京都チャートではどこまで行くのか、見ものです。　圏外曲　先週40位「運命」sumikaIN【3】TOP10【0】HIGH【36】7P　sumikaが5月15日にリリースする「Unmei e.p.」からの先行配信として、4月4日に配信リリースされた楽曲。4月13日に40位で初登場しました。sumikaといえば、これまでに2回「40位1週での圏外」を経験しており、今回は「2度あることは3度ある」とならないか大変心配されるところでした。翌週は36位に浮上し、40位1週圏外を阻止。しかし、3週目は再び舞い戻ってしまい、そこで圏外となってしまいました。40位1週は回避しましたが、ほとんどそれだけで、最高36位の3週と全く振るいませんでした。　sumikaは、「先行配信でエントリーしたがすぐに圏外となり、のちにCDリリースで戻ってくる」ということを2回経験しています（前述の40位1週曲です）。今作は5月15日にEPがリリースされますので、「3度目のリエントリー」のチャンスを迎えているということができるでしょう。本当なら、先行配信でも圏外にならず、CDリリースまでエントリーを続けられたら理想です。なかなか思い通りにいかないsumikaではありますが、この曲でもリエントリーを決め、ぜひ浮上のきっかけをつかんでほしいところです。先週39位「失恋ソング」岡崎体育IN【4】TOP10【0】HIGH【30】26P　ここ京都をいわばホームグラウンドにしているご当地アーティスト、岡崎体育さん。昨年の「Knock Out」は最高30位ながらなんと13週も粘り、容易には倒れないご当地アーティストの強みを発揮しました。今回はその再来を期しましたが、あっけなく失速してしまい、トータルわずか4週で幕を閉じています。　4月6日に37位で初登場。翌週は32位に上げ、3週目に30位で20位台入り。これで前作の最高位に並び、さあここからと更新していきたいところでしたが、4週目の先週は失速して39位まで転落。こうなるとこれ以上は粘りようもなく、トータル4週に終わりました。最高位30位は前作と同じですが、トータルが13週から4週まで大きくダウン。岡崎さんといえば、ライブのチケットが大きく売れ残り、SNSで自ら必死にチケットを売りさばいたことでも話題ですね（結果、チケットを売り切ったのは見事でした）。格好悪い面も前面に出し、遮二無二結果を出そうとする姿勢には好感が持てますが、岡崎さんほどのキャリアがあってもここまで努力しなければいけないというのは厳しい世界ですね。今回は成績が振るいませんでしたが、その不断の努力でまた這い上がってきてほしいものです。先週38位「ひとみ」福山雅治IN【8】TOP10【0】HIGH【26】70P　ドラマ「春になったら」主題歌。2月19日にリリースされた配信シングルです。3月9日に37位で初登場。翌週は7ランクアップの30位とそれなりでしたが、3週目はさっそく34位に順位を下げてしまいました。当時は昨年末リリースの「想望」がまだエントリーしており、この曲より上位で粘っていたため、この曲は浮上に苦しんだようです。さらに下げ、4週目は37位と圏外の危機に瀕しますが、ここから息を吹き返し、5週目はなんと29位まで再浮上！再浮上でジャンプアップ、しかも最高位を更新するという驚きの展開になりました。再浮上は1週にとどまらず、さらにじりじりと26位まで浮上。しかし、先週は力尽きてしまい12ランクの特大ダウン。トータルは8週となっています。　最高位26位の8週と地味ではありましたが、崖っぷちの37位から26位まで這い上がり、見応えのあるチャートアクションでしたね。順位が伸びなかったのは「想望」の粘りが影響していた面も大きいでしょうから、そこまで気にすることでもないと思います。全体的には「福山さん強し」を印象付けるこの2曲という感じでしたね。　先週33位「Eye's Sentry」UVERworldIN【7】TOP10【0】HIGH【15】137P　UVERworldが3月6日にリリースしたCDシングルで、アニメ「青の祓魔師」OPテーマ。UVERはこのアニメと4回目のコラボで、鉄板のコラボが今回も実現しました。　CDセールスを受け、3月16日に29位で初登場。翌週は11ランクも上げて18位と好調でした。しかし、ここで伸びが鈍化し、3週目は15位止まり。4週目には17位に下げてしまい、4作ぶりのトップ10入りを逃しました。5週目は16位に再浮上し、ここから意地を見せていくのかと思いましたが、翌週からは22位、そして33位と急落してしまい、あっという間に圏外へ。トータルはわずか7週に終わってしまいました。　UVERworldが最後にトップ10入りしたのは2021年の「HOURGLASS」で、以降は4作連続でトップ10を逃しています。トータルも6週、8週、3週、7週で、どうも6週前後に収まってきているような感じがあります。以前は10週前後でしたから、4週くらいパワーダウンしていることになるんですね。全盛期を知っているだけに寂しいですが、今でも10位台には食い込んできており、またトップ10入りしてくれる日を心待ちにしています。
03May
- 初登場曲・トップ10予想【24/5/4】
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年5月4日付けチャートの初登場曲、トップ10を予想していきます。初登場曲予想「I'll be there」MAN WITH A MISSION■4/25リリースの配信シングル■ドラマ「Believe-君にかける橋-」主題歌　カバーに選んだのはMAN WITH A MISSION。4月25日に放送がスタートした木村拓哉さん主演ドラマ「Believe-君にかける橋-」主題歌です。キムタクがいきなり逮捕される!?衝撃の展開から幕開けしたドラマですね。初回視聴率は今期民放ドラマ首位をマークし、さすがの滑り出しでした。マンウィズは昨年大ヒットした「絆ノ奇跡」以来となるエントリーを目指します。「hanataba」milet■6/5リリースのCDシングルより、4/15先行リリースの配信シングル■ドラマ「アンチヒーロー」主題歌　そんなキムタクのドラマに次ぎ、初回視聴率で2位だったのがこちら。長谷川博己さん主演の日曜劇場「アンチヒーロー」主題歌に起用されているmiletの楽曲です。ドラマが話題になっており、ダウンロードチャートでもトップ10入りするなど好調なことから、先週に引き続きエントリーを予想します。「ぶぎ・ばく・べいびー」小沢健二とスチャダラパー■4/24リリースのCDシングル　CDシングルからはこちらをピックアップ。小沢健二とスチャダラパーによるコラボソングです。この2組といえば、そう「今夜はブギー・バック」ですよね。今作はその「今夜はブギー・バック」の発売30周年を記念して再び実現したコラボ作です。時代を経て名曲に新たな息吹が吹き込まれ、胸が熱くなりますね。CDセールスは6,100枚で初登場14位でした（今週はレベルが高め）「君はきっとずっと知らない」スカート■4/19リリースの配信シングル■映画「不死身ラヴァーズ」主題歌　α-stationゆかりのアーティスト、澤部渡さんによるソロプロジェクトのスカートです。最新作は見上愛さん主演映画「不死身ラヴァーズ」主題歌。スタートらしい素朴でポップなサウンドは健在。今の季節にもピッタリなサウンドではないでしょうか。最後のエントリーは2022年10月で、随分ご無沙汰しています。久しぶりに入ってきてほしいものです。「声明」yama■4/27リリースの配信シングル■「SusHi Tech Tokyo2024 ショーケースプログラム」応援ソング　最後はyama。最新作「声明」は、世界共通の都市課題解決に向けた東京発のイノベーションを創出するとともに、未来の都市モデルを発信する国際イベント「SusHi Tech Tokyo」の応援ソングに起用されている楽曲です。yamaのハイトーンボースが映えるかっこいい楽曲ですね。昨年11月の「はなにあらし」以来となるエントリーはなるでしょうか。トップ10予想　2024年5月4日付けチャートのトップ10予想です。①「満ちてゆく」藤井風（→）②「さよーならまたいつか！」米津玄師（↑1）③「相思相愛」aiko（↑2）④「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts（↓2）⑤「SWEET NONFICTION」NiziU（↓1）⑥「解放区」ポルノグラフィティ（→）⑦「幾億光年」Omoinotake（→）⑧「遥か」Aimer（↑4）⑨「タイムパラドックス」Vaundy（↓1）⑩「サイダー」The Birthday（↓1）トップ10落ちUru（10）トップ10争い◎Aimer（12）△Mrs.GREEN APPLE（18）▲BUMO OF CHICKEN（19）・1位は藤井風さんの3連覇を予想します。Creepy Nutsは引き続き上回れるでしょうが、問題は米津さん＆aikoさんです。この2曲は間違いなく「次の1位候補」でしょうね。しかし、来週はオンエアの積み重ね効果で藤井風さんが守ると予想します。藤井風さんは来週までの3連覇予想ですね。2位には米津さん、3位にはaikoさんを予想。これに続く4・5位がCreepy Nuts、NiziUです。・トップ10の下位はかなりスカスカです。下から確実に上がってくるという曲が少なく、先週のダウン勢にとっては助かる展開。私は、先週10位のUruさんのみトップ10落ちに予想し、残りの4組は残すことにしました（特にBirthdayは残してほしいですね）。・トップ10入り最有力は先週12位のAimer。周囲が弱く、前作「800」のリベンジを果たすチャンスです。2番手はミセスの「ライラック」。こちらは今週のオンエアが6回と絶好調で、Aimerがつまづけば入ってくるでしょう（もしくは両方トップ10入り）。3番手は先週ミセスと同じ14ランクアップを決めたBUMPの「邂逅」です。Next O.A. coming soon...　以上、5月4日付けチャートの初登場曲＆トップ10の予想でした。　ゴールデンウィークの後半4連休、皆さまいかがお過ごしですか。楽しいお休みになっていれば幸いです。　さて、私は終日外出の予定があり、チャート振り返りはショートバージョンでお届けします（トップ10のみ）。今後も、無理なく更新していくため、忙しい週はショートバージョンとさせていただきます。どうぞご了承ください。番組は運転しながら聴かせていただく予定です　それでは、土曜日のオンエアでお会いしましょう
27Apr
- チャート振り返り【24/4/27】-米津とaiko急伸！新緑の季節に向け競争は激化！
  　「J-AC TOP40」2024年4月27日付けチャートを振り返ります。Are You Ready? Let's Countdown!No.40「運命」sumika即落ち免れホッとしたのも束の間、最下位に逆戻り。5月15日のEPリリースまで生き残れるか、まさに土俵際です。No.39「失恋ソング」岡崎体育9ランクの大ダウン。前作では下位でも長く粘りましたが、今作は4週目にして早くも叩き落されました。No.38「ひとみ」福山雅治37位から息を吹き返していたこの曲でしたが、ついに力尽きました。「想望」の後を追うかのような12ランクの急落です。No.37「涙ばっかのヒロインさん」bokula.先週と変わらず。スマッシュブレイクのため、オンエアが多いのは今週まで。来週最高位を狙います。No.36「Your Love」Furui Riho同じスマッシュブレイクですが、こちらは微増。上位で登場したbokula.をわずかとはいえ逆転に成功です。No.35「k.r.k.r.」ヤバイTシャツ屋さんヤバTの配信シングルですが、先週と変わらず。35位から上げられないようでは、どうも滑る雰囲気が出てきます。No.34「Masterplan」BE:FIRSTNo.33「Eye's Sentry」UVERworld先週22位からド派手に急落。10位台で割と頑張っていたこの曲でしたが、7週目で早くも急落するようではいけません。No.32「月へ行こう」マカロニえんぴつ新曲「忘レナ唄」リリースの影響でしょう。先週は6ランク、今週は8ランクと下げ止まりません。No.31「オレンジ」SPYAIR恐怖チャートです。早くも本日5曲目の大ダウン。10位台前半で長く頑張っていましたが、ついに力尽きました。No.30「FREEDOM」西川貴教with t.komuro恐怖チャートにようやく小休止。こちらは先週28位からまだまだ頑張り、ロングエントリーにリーチの12週目です。No.29「この世界のあちこちに」アンジェラ・アキ20位台の番人は今週も君臨しました。先週の29位を維持し、初登場からの20位台記録は驚異の11週です。No.28「冬と春」back number恐怖コーナーを抜け、粘りのゾーンに入りました。先週から1ランクダウンと耐え、さすがのロングエントリー到達です。No.27「輝けるもの」ACIDMAN粘りのゾーンその4。2ランクダウンにとどめ、20位台は驚異の6週目です。今週はオンエアが9回もありました（！）もしや、またしても再浮上するか...？No.26「ナイスアイディア！」緑黄色社会5週目で早くも急落。「Party!!」が予想以上に粘り、手を焼いたでしょうか。それにしてもこれはいけません。No.25「忘レナ唄」マカロニえんぴつNo.24「何色でもない花」宇多田ヒカルSPYAIRが急落する一方、好敵手のこちらは頑張りました。20位台前半で耐え、このあたりはベストアルバムが効いていそうです。No.23「人間として」椎名林檎No.22「Stormy」Nissy×SKY-HINo.21「大胆」WANDS先週初登場23位からジリッとアップ。もともとが自己最高位ですから、ここからどこまで更新していけるかの戦いです。No.20「Biri Biri」YOASOBIトップ20をキープ。通算17週目も堅調です。昨年の獲得ポイント（176）以上、200ポイントを上回ってきましたよ。No.19「邂逅」BUMP OF CHICKEN　先週初登場33位から14ランクの特大ジャンプアップ。配信が絶好調です。配信オンリーとはいえ、トップ10との邂逅も間近でしょうか。No.18「ライラック」Mrs.GREEN APPLE　BUMPと仲良く、初登場から14ランクの特大ジャンプアップ。勢い的にも競り合っているのでしょう。今週はアニメ「忘却バッテリー」からEDのマカロニえんぴつも登場。2曲合わせて盛り上げていけるでしょうか。No.17「Party!!」緑黄色社会先週15位から微減にとどめ、ロングエントリーの13週目も堅調。10位台は通算9週目で、年間入りは当確を出せそうです。No.16「Memories」NiziU11→12→13→14位と来て、今週は16位。法則は途切れましたが、抜群の安定感で堅調な事には違いありません。No.15「光の跡」星野源10位台を堅持。今週で18週目ですから、大台の20週は確実。半年26週にどこまで迫れるかというところです。No.14「リズム64」あいみょん1ランクダウンにとどめ安定の12週目。新曲が入ってくるまではまだまだ頑張れそうな雰囲気です。No.13「晴る」ヨルシカ先週のトップ10落ちから大きく下げずに頑張ります。10位台でも頑張れば、年間トップ10も十分狙えるでしょう。No.12「遥か」Aimer　エントリー3週目で、早くも前作「800」の最高位（14位）を上回ってきました。4作ぶりとなるトップ10入りに向けてはあと2つです。No.11「タイムマシン」SEKAI NO OWARIトップ10落ち。トップ10内は最高6位の5週でした。よく言えば堅調、悪く言えば地味すぎましたね。　ということで、11位までの発表が終了しました。ここからはいよいよトップ10の発表です。THIS WEEK'S TOP10No.10「アンビバレント」Uruやや大きめに下げ、ギリギリトップ10に残留。とはいえ、これでトップ10内は2ケタ10週に乗せました。No.9「サイダー」The Birthdayこれまでの最高位が先週の8位だったThe Birthday。7位以上は荷が重かったでしょうか。残念ながら早くもダウンです。No.8「タイムパラドックス」Vaundy2ランクと普通の下げで12週目のトップ10。とはいえついにトップ10残留戦線に加わってきました。来週から残留を懸ける勝負です。No.7「幾億光年」Omoinotake長らくトップ3前後をキープしていましたが、ついに大きく後退。2位から4位の間には7週もとどまっていましたね。No.6「解放区」ポルノグラフィティトップ5は1週きりでした。CDセールス偏重型アーティストあるあるで、CDリリースから時間が経つとすぐに下がってしまう傾向にあります。No.5「相思相愛」aiko■18→5位（2週目）■４か月ぶり、9曲連続、20曲目(/21曲)のトップ10入り　劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）」主題歌。CDリリースは5月8日ですが、配信リリースが絶好調で、先週18位から13ランクの特大ジャンプアップ。エントリー2週目にして早くもトップ5入りしてきました。　前の曲「星の降る日に」のSpotifyでの再生数は100万回台前半ですが、この曲は350万回近く。なんと、すでに前作の3倍超えの再生数となっており、aikoさんの楽曲の中でも類まれなる強さになっています。「コナン恐るべし」ですね。そのコナンですが、興行収入は初の100億を突破した前作をさらに上回る勢いで、2年連続の100億は確実、それどころか150億もうかがう状況になっています。No.4「SWEET NONFICTION」NiziUトップ3は1週きりでした。これはNiziUうんぬんというより、米津さんが強すぎましたですね...。No.3「さよーならまたいつか！」米津玄師28→10→3位という目覚ましい伸びで一気にトップ3入り。1位の座は「またいつか」ではなく「すぐそこに」ありそうです。No.2「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts2位を堅持。2位以上は5週、トップ5にいたっては12週連続という類まれなる強さです。これは...年間〇位？　では、今週の1位の発表ですTHIS WEEK'S NO.1「満ちてゆく」藤井風（v2、6週目）　藤井風さんの「満ちてゆく」が2連覇を達成。配信、オンエアで勢いを保っており、盤石の連覇となりました。この曲が通算4曲目の1位だった藤井風さん。「きらり」「燃えよ」は1週天下でしたが、「花」では4連覇、この曲でも2連覇（以上）と確実に1位キープ力を付けていると思われます。　海外でも精力的に活動する藤井風さん。英語が堪能ですからね...！5月と6月には、LAとニューヨークの4か所でライブツアー「Fujii Kaze and the piano U.S. Tour」を開催します。トップ10予想の結果〇〇△△△〇△〇△△70点　先週は90点を取りましたが、そんなに毎週上手くはいかないですよね笑とはいえ、10曲のラインナップは的中し、うち4曲の順位が当たったのでかなりいいほうでしょう。　　最後に今週のチャート表です。See You Next O.A.　以上、2024年4月27日付けチャートの振り返りでした。　明日は気温が上がり、30℃を超える地点もあるみたいですね。皆様、くれぐれも熱中症にはお気を付けください。最近は5月から猛烈に暑いですからね。キヨピーさんもおっしゃっていましたが、この暑さに今のうちから慣れておくしかないですね。暑さには気を付けながら、楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。　それでは、次回は5月4日付けチャートでお会いいたしましょう　
- 初登場曲・圏外曲【24/4/27】-椎名林檎のドラマ主題歌に、スーパーアイドルな両者再び！
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年4月27日付けチャートの初登場曲、圏外曲を振り返ります。初登場曲　今週の初登場曲は4曲でした。　なお、初登場予想が的中した曲は4曲中3曲でした。No.34「Masterplan」BE:FIRST■4/24リリースのCDシングルより、4/22先行リリースの配信シングル■「Set Sail」から2か月連続、今年4曲目、通算10曲目のエントリー　初登場1曲目はBE:FIRST。年をまたいでエントリーした「Mainstream」「Glorious」、3月エントリーの「Set Sail」に続き、早くも今年4曲目のエントリー。「1か月に1曲」ペースというもの凄いことになっています。矢継ぎ早に新曲を放ち、通算では記念すべき2ケタ10曲目のエントリーです。　「Glorious」「Set Sail」が今一つだった彼らですが、こちらは期待できるでしょうね。というのも、今週4月24日にリリースされたCDシングルだからです。今週はリリース週でしたが、5回と好調なオンエアに加え、配信も絶好調だったため先行でエントリーしてきました。セールスの反映される翌週は大ジャンプアップが確実でしょう。　楽曲の位置づけ的にも大変期待が持てます。「Masterplan」は「上位計画」の意味。何の上位に来るかといえば、なんとあの「Boom Boom Back」や「Mainstream」の続編に位置付けられているんですね。この番組で初のトップ10入りを決めた「Boom Boom Back」に、自身最大のヒットになった「Mainstream」ですか。その「上位計画」というのですから、否が応でも期待は高まろうというものです。「これまでの快進撃が、偶然ではなく、全て計画通りだった」というコンセプトだそうですね。かなり強気な設定ですが、彼らがいうと説得力がありますよね。いわゆる大衆受けするようなメロディーラインではありませんが、玄人好みのサウンドになっています。「Gifted.」や「Mainstream」の似ていますよね。軽々と大衆には迎合しない、これは彼らの軸だと思います。　ここ2作が伸び悩んだBE:FIRSTですが、久々の「本命」ともいえるリリースで、ヒットへの期待が高まります。No.25「忘レナ唄」マカロニえんぴつ■4/10リリースの配信シングル■アニメ「忘却バッテリー」EDテーマ■「月へ行こう」から2か月連続、今年2曲目、通算13曲目のエントリー　先週、OPテーマであるミセスの「ライラック」がエントリーしていたアニメ「忘却バッテリー」。こちらはそのEDテーマです。1週遅れになりましたが、無事エントリーを果たしました。今週3回、先週は4回と2週続けてオンエアが好調でしたから、初登場25位は妥当なところですね。これでアニメ「忘却バッテリー」は、OP、EDテーマがそろい踏みということになりました。　野球アニメのEDということで、額にキラリと汗がにじむような爽やかな楽曲ですね。曲の長さも3分以内で、「太く短く」そんな感じがします。こういう愚直ほど爽やかな楽曲はマカロニえんぴつの得意とするところで、昨年はMBS甲子園のテーマソングに「PRAY.」という曲がありましたけれども、あの曲に引き続き、野球との相性が抜群にいいと思いますね。はっとりさんは、「忘却バッテリーは野球ファンのみならず、かけがえのない一瞬を追う者に強く刺さる素敵な作品だとおもいます」とコメント。この曲「忘レナ唄」はパッションを込めて書き下ろしたそうです。　前作「月へ行こう」が最高18位と伸ばしきれなかった彼らですが、今作はミセスとの相乗効果も発揮してさらなる上位に行けるかが見どころです。No.23「人間として」椎名林檎■4/17リリースのCDシングル■ドラマ「Destiny」主題歌■「私は猫の目」以来10か月ぶり、今年初、2015年以降では11曲目のエントリー　椎名林檎さんが4月17日にリリースしたCDシングルで、ドラマ「Destiny」主題歌。デビュー25周年記念シングルだった昨年の「私は猫の目」（最高7位、9週）以来10か月ぶりのエントリーです。シングルチャートでは、初週5,400枚を売り上げ初登場7位を記録。5,000枚超はさすがですね。これに加え、α-stationでのオンエアも6回と絶好調でした。初登場23位ですが、もっと高い順位でもよかった気はします。　　「Destiny」は、産休明けの石原さとみさん3年ぶりの連ドラ復帰作としても話題を呼んでいる作品ですね。亀梨和也さんをはじめとする、豪華キャストが脇を固めています。そんなドラマの主題歌を彩るのが林檎嬢。非常にゴージャスで、激情的な楽曲ですよね。気品の高さを感じさせ、さすが林檎さんだと思います。「人間として」というちょっと「堅い」ワードが出てくるところもらしいですよね。検事が主人公で、サスペンスドラマの本作ですが、テーマの本質は「人間」というところに行きつくのでしょう。歌詞では「正義」についても歌われており、林檎さんの独特の解釈が実に文学的です。「人間」と「正義」がせめぎ合う歌詞は、ドラマ本編に並び立つ見応えがあり、ぜひ味わってみてください。　　前作「私は猫の目」は2週目でトップ10入りし、最高7位を記録しました。今作もCDセールスが好調だったので、同様に早い段階でのトップ10入り、そして前作以上の順位を目指していきたいところでしょう。　　No.22「Stormy」Nissy×SKY-HI■4/17リリースのCDシングル■劇場版「ブルーロック-EPISODE 凪-」主題歌■「SUPER IDOL」以来4か月ぶり、今年2曲目、通算5曲目のエントリー（Nissy）■「SUPER IDOL」以来4か月ぶり、今年2曲目、2015年以降では3曲目のエントリー（SKY-HI）　　椎名林檎さんを押さえ、今週の初登場最高位に登場したのはこの曲。昨年12月、コラボ曲「SUPER IDOL」がエントリーしたことも記憶に新しいNissy×SKY-HIです。CDセールスは、5千枚だった椎名林檎さんの2倍となる初週1万枚！初登場4位を記録しており、椎名林檎さんの1つ上から入ってきたのも納得の強さです（私はリリースを見逃しており、初登場予想に書いておりませんでした。申し訳ございません）。前作「SUPER IDOL」の最高位は24位でしたが、なんと初登場でいきなりこれを上回り、両者にとっての自己最高位ということになりました。最高のスタートをきりましたね！　劇場版「ブルーロック-EPISODE 凪-」主題歌。「史上最もアツく、最もイカれたサッカーアニメ」の異名を持ち世界的に人気を博しているアニメ「ブルーロック」。今回はシリーズ初の劇場版となるそうで、たった1つの王冠を奪い合う激しい人間模様がストイックに描かれるそうです。　象徴的なリフレインと重厚感のあるビートに、両者の高度なボーカル、ラップが混じり合い、「究極の1曲」というべき仕上がりになっています。前作「SUPER IDOL」からさらにクオリティーが高まった感じを受けますね。順位の方も非常にいいですし、これはチャートに嵐を巻き起こしてくれるのではないでしょうか。初のトップ10入りというところにもがぜん期待が高まってきます。　圏外曲　先週40位「Happy Order?」imaseIN【2】TOP10【0】HIGH【33】9Pimaseが4月1日にリリースした配信シングルで、マクドナルドのタイアップソング。4月13日に33位で初登場しましたが、翌週は即落ちで40位まで降下。残留するのが精一杯で、トータルは2週でした。これが通算5曲目のエントリーだったimaseですが、トータル2週は「ユートピア」「ヒロイン」に続きこれで3曲連続となりました。「Nagisa」でトータル10週のスマッシュヒットを記録したころの勢いにはっきり陰りが出ており、正念場を迎えています。エントリー自体はコンスタントにできていますので、大きなタイアップ曲など、ヒットをつかめる楽曲が欲しいところですね。先週38位「それでもただ」miwaIN【6】TOP10【0】HIGH【24】66P　miwaの2024年第1弾シングルで、ドラマ「厨房のありす」主題歌。3月6日にCDシングルがリリースされましたが、CDセールスは2,200枚で初登場24位と限定的でした。そのため、初登場の順位は37位と低かったです。しかし、翌週は12ランクの大ジャンプアップで25位に伸ばすと、3週目はさらに上げて24位。悪いなりに中位まで行ったのはそれなりの意地を見せました。しかし、やはりCDセールスが少なめということで「火力不足」。4週目からは順位を下げてしまい、先週は38位まで急落。最高位は24位で、トータル6週に終わっています。　トータル2週だった「ハルノオト」、5週だった「アイヲトウ」を上回るトータル6週で、前の2曲からはやや成績を戻すことに成功しました。ただ、これで5曲連続で100ポイント未満ですし、トップ10入りにいたっては8曲連続で逃しています。最後のトップ10入りは2019年に年間18位を記録した「リブート」までさかのぼるんですね。ということで、全盛期を思うと寂しい成績ですが、細々とですがエントリーは続いており、復権を待ちたいところです。先週34位「宝者」アイナ・ジ・エンドIN【9】TOP10【0】HIGH【18】163P　アイナ・ジ・エンドが2月5日にリリースした配信シングルで、前の日曜劇場「さよならマエストロ」主題歌。通算3曲目のエントリーにして、これまでの2作を大きく上回る「出世作」になりました。　リリースからだいぶ遅れ、2月24日に27位で初登場。エントリーが遅れたとはいえ、いきなり自己最高位からのエントリーでヒットに期待を持たせました。翌週は期待に応え、20位でトップ20入り。さらに上げ、3週目には18位を記録しました。ここが最高位になったものの、18位は2週連続で記録し、その後も19位、21位と20位前後をキープしていましたね。20位前後には5週もとどまっており、これまでが30位台ですぐに弾かれていたことを思うと、大躍進といってもいい活躍でした。9週目だった先週は26位から34位まで急落してしまい、残念ながらここまで。2ケタ10週のエントリーは次回作以降への宿題となりましたが、トータルポイントは163と大健闘になりました。壁を超え、初めて10位台に進出したアイナ・ジ・エンド。今後への期待を感じずにはいられません。先週31位「Lovin' Song」スキマスイッチIN【8】TOP10【1】HIGH【9】190P　2週前に20位だった曲の名前が、今週のチャートにありません。20位→31位→圏外。まさに「急転直下」、衝撃の圏外となりました。　スキマスイッチが2月21日にリリースしたCDシングルで、ドラマ「おっさんずラブ-リターンズ-」主題歌。セールスを受け、3月2日に21位で初登場すると、翌週は急上昇して9位。「おっさんずラブ」の前の主題歌「Revival」はトップ10入りを逃していましたから、最高のスタートになりました。しかし、勢いが持続せず、3週目は早くも12位にダウン。まさかの思い出トップ10ということになってしまいました。4週目は11位に再浮上。トップ10復帰に向け虎視眈々とチャンスをうかがいますが、5週目は16位までダウン。ここまで下げては、トップ10復帰の夢は露と消えました。　16位に下げた後も、18位、20位と堅調に頑張っていたこの曲でしたが、8週目の先週は31位に急落。すると、そのまま圏外になってしまいました。トータル2ケタは確実、250ポイント前後かなと思っていましたら、突然の急落でトータルは8週、190ポイントに終わりました。決して悪くはありませんが、尻切れトンボで後味の悪い結末になってしまいましたね。　ただ、5年ぶりのエントリーですかさずトップ10入りを果たしたのは見事でしたし、それなりの健在ぶりを示したということはいえそうです。前回のエントリーから5年も空いてしまいましたが、今後はもう少しコンスタントに入ってきてもらいたいところですね。
24Apr
- 初登場曲・トップ10予想【24/4/27】
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年4月27日付けチャートの初登場曲、トップ10を予想していきます。初登場曲予想「人間として」椎名林檎■4/17リリースのCDシングル■ドラマ「Destiny」主題歌　メインは椎名林檎さんの新曲です。昨年の「私は猫の目」に続く新曲で、タイトルは「人間として」。石原さとみさん主演ドラマ「Destiny」の主題歌に起用されています。CDセールスでは、初週5,000枚以上を売り上げ、初登場7位を記録しました。「私は猫の目」のように、上位で登場しトップ10入りすることが十分に期待されるでしょう。「青春謳歌」幾田りらfeat.ano （Re）■4/17リリースのCDシングル■映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」後章主題歌　4月6日に34位で登場したものの、一瞬で圏外になってしまったこの曲。しかし、4月17日にCDがリリースされ、初登場14位のセールスを記録しました。CDセールスにより、リエントリーのチャンスを迎えています。34位1週では終われないでしょうから、今週戻ってこられるかに注目です。「hanataba」milet■6/5リリースのCDシングルより、4/15先行リリースの配信シングル■ドラマ「アンチヒーロー」主題歌　こちらは日曜劇場「アンチヒーロー」主題歌。長谷川博己さん。殺人犯を無罪にするーこれまでの常識からは考えられない新たなヒーローを長谷川さんが演じています。今期No.1視聴率を誇る話題のドラマですね。miletにとっては、初の日曜劇場主題歌ということで、ドラマともどもヒットが期待されます。CDリリースは6月ですが、先行配信で早々と入ってきてもおかしくはありません。「忘レナ唄」マカロニえんぴつ■4/10リリースの配信シングル■アニメ「忘却バッテリー」EDテーマ　マカロニえんぴつの新曲です。先週は「月へ行こう」の影響もあったのかエントリーしませんでしたね。しかし、今週もオンエアが3回と好調でした。同じアニメからOPのMrs.GREEN APPLEも入っていますし、ぜひ揃い踏みといきたいところですね。「四天王」水曜日のカンパネラ■6/5リリースのEPより、4/17先行リリースの配信シングル■ハラカドオープニングムービータイアップソング　「幽霊と作家」「たまものまえ」と新曲2曲が立て続けにエントリーした水曜日のカンパネラ。前の2曲も含む全8曲収録のEP「POP DELIVERY」が6月5日にリリースです。こちらはそこからの先行配信です。「2度あることは3度ある」で入ってくるでしょうか。トップ10予想　2024年4月27日付けチャートのトップ10予想です。①「満ちてゆく」藤井風（→）②「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts（→）③「SWEET NONFICTION」NiziU（→）④「サイダー」The Birthday（↑4）⑤「幾億光年」Omoinotake（↓1）⑥「解放区」ポルノグラフィティ（↓1）⑦「さよーならまたいつか！」米津玄師（↑3）⑧「タイムパラドックス」Vaundy（↓2）⑨「アンビバレント」Uru（↓2）⑩「相思相愛」aiko（↑8）トップ10落ちSEKAI NO OWARI（9）トップ10争い◎aiko（18）△Aimer（19）・1位は藤井風さんの「満ちてゆく」が堅いと思います。オンエアが長期的に好調で、先週ついにCreepy Nutsを上回った力関係が今週も続きそうです。・トップ3争いは、先週3位のNiziUにポルノグラフィティ、The Birthday、米津玄師らが挑む展開でしょうか。ポルノグラフィティは、CDセールスが頼みの綱であることから、先週の5位あたりがピークの気がします。The Birthdayは、ポルノよりセールスが上でしたから、5位よりさらに上げてくる可能性も十分にありそう。米津さんは、朝ドラ主題歌あるあるで少しずつ上げていく展開かなと思っています（長期エントリーになりますからね）。総合的に見て、3位は引き続きNiziU、それに続く4位にThe Birthdayを予想します。間の5位にはOmoinotake、次いでポルノ、米津さんです。・トップ10入りはaikoさんの「相思相愛」で99％間違いありません。配信の再生数が今までの曲より段違いで、オンエアも好調。いつも以上に強く出てくるでしょう。ただし、来週はトップ10の残留組も強いため10位止まりでしょうか。再来週以降ドカンと上げてくる気がします。Next O.A. coming soon...　以上、4月27日付けチャートの初登場曲＆トップ10の予想でした。　いよいよゴールデンウィーク前半戦が始まりますね。とはいっても、私は27日（土）も仕事が入りましたなかなか休ませてもらえないですねえ。後半の4連休に懸けていますよ、私は笑　サイトは夕方から更新する予定です。よろしくお願いいたします。　それでは、土曜日のオンエアでお会いしましょう
20Apr
- チャート振り返り【24/4/20】-トップ10には特大アップの2曲！京都の夕闇満たす1位は？
  　「J-AC TOP40」2024年4月20日付けチャートを振り返ります。Are You Ready? Let's Countdown!No.40「Happy Order?」imase初登場33位からド派手に即落ち。1週圏外こそ免れましたが、それ以外は全く救いようがなく、アンハッピーです。No.39「Your Love」Furui RihoNo.38「それでもただ」miwa6週目で力尽きて急落。CDシングルセールス以外にめぼしいポイントもないと思われ、精彩を欠いています。No.37「涙ばっかのヒロインさん」bokula.No.36「運命」sumika過去に2回、40位1週で圏外になっているsumika。今回は同じ轍を踏みませんでした。それだけでも期待が持てるというものです。No.35「k.r.k.r.」ヤバイTシャツ屋さんNo.34「宝者」アイナ・ジ・エンドここまで安定のチャートアクションを見せていましたが、ついに力尽きて急落。来週は2ケタ10週がかかりますが、笑ってフィニッシュできるでしょうか。No.33「邂逅」BUMP OF CHICKENNo.32「ライラック」Mrs.GREEN APPLENo.31「Lovin' Song」スキマスイッチ衝撃の急落。これまで10位台で低いなりに頑張っていたスキマスイッチでしたが、全てをフイにするような急落となりました。No.30「失恋ソング」岡崎体育3週目もジリッとランクアップ。ここまで昨年の「Konock Out」と同じような動きですが、ここからどう出るでしょうか。No.29「この世界のあちこちに」アンジェラ・アキ少し下げたものの、エントリー10週目も20位台をキープ。これでなんと、10週連続の20位台ということになりました。No.28「FREEDOM」西川貴教with t.komuro20位台をキープ。10位台に4週、20位台に3週とすこぶる順調に来ています。No.27「冬と春」back numberやや大きめの下げですが、20位台はキープ。あと1週でロングエントリーですが、さすがに大丈夫でしょう。No.26「ひとみ」福山雅治異例の遅咲き曲。ここに来て順位を上げているのが実に面白い。「想望」が圏外になり視界は良好でしょうか。No.25「輝けるもの」ACIDMANこれで5週連続の20位台「前半」。粘りに粘り、粘り続けており、年間当落線上から力強く前に出てきています。No.24「月へ行こう」マカロニえんぴつ少しずつ上げてきたこの曲ですが、6週目で初のダウン。新曲もリリースされたことからこれ以上の上がり目はなさそうです。No.23「大胆」WANDSNo.22「Eye's Sentry」UVERworld先週は再浮上していたこの曲ですが、今週は6ランクと大きめにダウン。再浮上をフイにしてしまったようで残念です。No.21「何色でもない花」宇多田ヒカル10位台を4週キープしていましたが、トップ20落ち。ベストアルバムのリリース効果というのは望みが薄そうです。No.20「オレンジ」SPYAIR長く10位台前半をキープしていましたが、今週は5ランクと大きくダウン。何とか10位台はキープし、立て直しを図ります。No.19「ナイスアイディア！」緑黄色社会先週と変わらず、「Party!!」も上回れずで大滑り。野菜ジュースのCMという最高のタイアップがこの程度で終わってはいけないでしょう。No.18「相思相愛」aikoNo.17「遥か」Aimer「800」が圏外になったタイミングということもあり、初登場から12ランクのジャンプアップを決めました。柔らかな春の日差しに運ばれたかのように大きく上げましたね。No.16「Biri Biri」YOASOBIトップ10入りは逃しましたが、大きくは崩しません。これで10位台は4週連続。トータルは今週の順位と同じ16週目です。No.15「Party!!」緑黄色社会先週の再浮上からは下げるものの、10位台前半をキープ。新曲「ナイスアイディア！」の頭を押さえ、今のところこちらの方が強いです。No.14「Memories」NiziU11→12→13→14位ときれいに1ランクずつダウン。もの凄い安定感です。こうなると来週は15位が期待されますね。No.13「リズム64」あいみょん先週のトップ10落ちからほとんど崩さず。10位台でも粘れば、年間入りはほぼ間違いのないものとなります。No.12「光の跡」星野源今年最長の6連覇を獲得したこの曲がついにトップ10落ち。トップ10は6連覇を含む14週で、前評判どおりの素晴らしいヒットでした。ここからは年間上位を目指す粘りの戦いです。No.11「晴る」ヨルシカトップ10の下位で長く粘っていましたが、ついにトップ10落ち。8位以下で5週も頑張っていました。トップ10は12週の特大ヒットです。　ということで、11位までの発表が終了しました。ここからはいよいよトップ10の発表です。THIS WEEK'S TOP10No.10「さよーならまたいつか！」米津玄師■28→10位（2週目）■9か月ぶり、20曲連続、22曲目(/23曲,15-）のトップ10入り　「最強×最強」米津さんによる朝ドラ主題歌です。先週28位初登場から、なんと18ランクの特大ジャンプアップ！エントリー2週目にしてトップ10入りしてきました。オンエア、配信と堅調に稼いでいる結果でしょう。　先週は10位台がスカスカで、この曲は大きく上げてくるだろうと予想していましたが、それでも12～14位くらいが相場かなと思っていました。初登場28位からの18ランクアップとは壮観で、ド派手なデビューとなりましたね。20位台後半からトップ10入りしたのは、私の記憶が正しければ藤井風さんの「grace」以来でしょうか。あの曲も28位から10位でしたね。20位台からトップ10入りするのでも大変ですから、20位台後半からトップ10入りするというのはとんでもない難易度で、それこそ藤井風か米津玄師か、というレベルの偉業だと思いますね。　トップ10入りは20曲連続、22曲目ですが、この曲にとってはただの通過点に過ぎませんから、来週以降の推移が見どころです。No.9「タイムマシン」SEKAI NO OWARI3週連続の1ランクダウン。トップ10内は全て下半分とあまり振るいませんが、それでも5週のトップ10入りですから最低限という感じはします。No.8「サイダー」The Birthday■21→8位（2週目）■1年4か月ぶり、2曲連続、2曲目(/9曲）のトップ10入り　The Birthdayの今は亡きボーカル、チバユウスケさんが生前にレコーディングしていた楽曲。メンバーが遺志を継ぎ、EP「April」としてリリースされました。初週2万枚超えの素晴らしいセールスを記録し、これが最大限に評価されましたね。初登場21位から13ランクの特大ジャンプアップでトップ10入りとなりました。　The Birthdayのトップ10入りは、「LOVE ROCKETS」以来1年4か月ぶり。「LOVE ROCKETS」の最高位は9位でしたから、なんとエントリー2週目にして最高位を更新したことになりました。セールスが実を結びましたし、チバさん最後の歌声に、番組としても最大の敬意をもって応えた結果だと思います。「LOVE ROCKETS」より前は1度もトップ10入りがなかった彼らですが、「LOVE ROCKETS」で殻を破り、そして1年4か月の時を経て、ボーカルの死というあまりにも悲しい出来事がありましたが、またこうしてトップ10に戻ってきたわけです。The Birthdayは、今まさに最高の輝きを放っていると思います。命は終わっても、魂は消えない。そんなことを思っています。　チバユウスケさんが進む、最後の花道。もっと高いステージで、その歌声を聴きたいです。No.7「アンビバレント」Uru5→5→6→7位とじりじりダウン。トップ10内2ケタに王手ですが、来週は米津さんやThe Birthdayがさらに上げてきそうなだけに踏ん張りどころです。No.6「タイムパラドックス」VaundyUruと歩調を合わせるかのような推移。今年を代表する曲の一つであり、まだまだトップ10内で堅調。「光の跡」を上回るような長さでトップ10入りできるでしょうか（あと3週）No.5「解放区」ポルノグラフィティ2018年8月の「ブレス」以来5年8か月ぶりのトップ5入り。2022年以来のエントリーでしたが、CDセールスが好調で最高の結果を残しましたね。No.4「幾億光年」Omoinotake5週連続で2位から3位を記録していましたが、ついにトップ3の椅子を譲りました。配信は圧倒的ですが、さすがに金属疲労が見えるころではありそうです。No.3「SWEET NONFICTION」NiziU6→4→3位と順調に上げてトップ3入り。「Memories」よりはっきり上の順位に来ています。2曲とも年間入りする可能性も十分にありそうです。No.2「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts連覇記録は3でストップ。しかし、星野源さん、ヨルシカが圏外となり、この曲がトップ10内最古参となりました（13週目）。まだまだ数字を伸ばすことは間違いありません。　では、今週の1位の発表ですTHIS WEEK'S NO.1「満ちてゆく」藤井風（v1、5週目）　映画「四月になれば彼女は」主題歌。3月23日に14位（今年最高位）で初登場。翌週は4位までジャンプアップし、以降は3位、2位と1ランクずつ上げていきました。エントリー5週目の今週、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」に代わり、ついに1位獲得となりました。　藤井風さんの1位獲得は、前作「花」につづき2曲連続。通算では「きらり」「燃えよ」「花」につづく4曲目の1位となります（11曲中）。この曲はリリース直後から安定したオンエアを稼ぎ続けており、配信オンリーながら1位を獲得できた大きな要因はオンエアといえるでしょう。もちろん、ビルボードでトップ10内をキープし続けるなどオンエアも申し分ありません。総合力での1位といえそうです。　京都の夕闇を、風さんの優しく神聖な歌声が満たしていきました。よきかな、よきかな。風さん、この度の1位獲得誠におめでとうございます。トップ10予想の結果〇〇〇〇〇〇〇〇〇×90点キター！！！そして惜しいなんとなんと、1位から9位まで全的中という結果になりました。10位に予想していたのはヨルシカの「晴る」でしたが、こちらは惜しくも11位。米津さんの「さよーならまたいつか！」を10位に挙げていればパーフェクトという非常に惜しい結果でした。いやあ、まさかここまでパーフェクトに肉薄できるとは。今日は本当にいい思いをさせてもらいました。下がりきっていたモチベーションも一気に回復しましたね（分かりやすいやつ笑）。パーフェクトの夢は、「さよーならまたいつか！」ということにいたしましょう。　　最後に今週のチャート表です。See You Next O.A.　以上、2024年4月20日付けチャートの振り返りでした。　来週はゴールデンウィーク前半戦の3連休ですね。皆さん、ゴールデンウィークの予定は決まりましたか？私は職場が変わり、この2か月はとにかく働きまくりました。今はゆっくり休みたいというのがまず1番ですね笑休んだ後で、気が向けばどこかに出かけたいと思います。　それでは、次回は4月27日付けチャートでお会いいたしましょう　
- 初登場曲・圏外曲【24/4/20】-今年最多の7曲が乱れ咲き！コナン関連の2曲が2トップ
  　皆さんこんにちは。　「J-AC TOP40」2024年4月20日付けチャートの初登場曲、圏外曲を振り返ります。初登場曲　今週の初登場曲は曲でした。　なお、初登場予想が的中した曲は曲中曲でした。No.39「Your Love」Furui Riho■4/3リリースのアルバムより■α-station2024年4月のスマッシュブレイク■初エントリー　今月のスマッシュブレイク2曲のうちの1曲。Furui Rihoさんは、北海道出身のシンガーソングライターです。ユーモアに富んだリアルな歌詞、細部までこだわったグルーヴで人気を集め、今注目のアーティストです。J-ACのチャートでは初エントリーですが、他局のチャートでは数年前からよくエントリーしており、上位にも進出していましたから、個人的にはかなりおなじみで、ようやくといった感じのスマッシュブレイクです。昨年後半にリリースされた「LOA」という曲が素晴らしくて、今Spotifyでは一番の人気曲になっていますね。皆さんもぜひ聴いてみてください。　こちらは4月3日にリリースされたセカンドアルバム「Love One Another」からの1曲。洋楽R＆B、ゴスペルをベースにするFurui Rihoさんらしく、厚みを感じさせるバラードで、Furuiさんのポテンシャルの高さを存分に感じていただけるのではないでしょうか。アルバムは私の好きな「Super Star」「LOA」、それにこの曲など全9曲入り。まだ忙しくてチェックできていないのですが、Furui Rihoさんの楽曲はどれもクオリティーが高いので、間違いなく聴きごたえのあるアルバムになっていると思います。J-ACには初エントリーということでおめでとうございます。実力にふさわしいよい成績を期待したいですね。No.37「涙ばっかのヒロインさん」bokula.■4/17リリースのEPより■α-station2024年4月のスマッシュブレイク■初エントリー　今月のスマッシュブレイク、2曲のうちのもう1曲です。先程のFurui Rihoさんの少し上、37位からの登場となりました。今月のスマッシュブレイクは、第3週に2曲ともエントリーということで、全くもって前例どおり、順当なエントリーになりましたね。ちなみに、今週のオンエアはFurui Rihoさんが10回、この曲が9回でした。　bokula.（ぼくら）について紹介します。広島出身の4人組バンド。2019年に結成され、昨年12月に配信シングル「最愛のゆくえ.」でメジャーデビューしました。メジャーデビュー前の楽曲「バイマイフレンド」が話題となり、サブスクで850万再生超えのヒットになったそうです。今作は4月17日にリリースされたメジャー初EP「涙滲むのは心の本音です.」に収録されています。この曲を聴いたら分かるように、非常にエモーショナルなサウンドを得意にするロックバンドですね。ちょっと懐かしいような、ほっと安心するようなハートフルなサウンドだと思います。個人的には、KANA-BOONを彷彿とさせるなと思いました。　Spotifyでの再生数は7,000回程度で、Furui Rihoさんとは異なりまだまだこれから、知名度向上が期待されるバンドです。スマッシュブレイクに選出ということで、ぜひ今作で大きく知名度を高めてほしいですね。今月のスマッシュブレイクは2曲ということで、2曲の競り合いにもまた注目です。No.35「k.r.k.r.」ヤバイTシャツ屋さん■4/5リリースの配信シングル■アニメ「混血のカレコレ」主題歌■「hurray」以来1年4か月ぶり、今年初、2018年以降では9曲目のエントリー　スマッシュブレイクのニューフェイスが2曲続きましたが、ここからはこのチャートでもおなじみの常連バンドが名を連ねていきます。まずはヤバイTシャツ屋さん。先日エントリーした岡崎体育さんなどと並び、ここ京都がホームグラウンドのご当地アーティストですね。エントリーは意外や意外、「hurray」以来1年4か月ぶりと久しぶりになります。　4月5日にリリースされた配信シングルで、アニメ「混血のカレコレ」主題歌。ヤバTらしいアップテンポで疾走感溢れるキャッチーなメロディーと各所に韻を踏んだ歌詞が印象的で、登場人物の名前が散りばめられるなど遊び心にもあふれています。クレクレクレーとほとんど同じようなことしか言っていませんね。そんなことを思っていたら、あっという間に曲が終わってしまいました。楽曲の長さはなんと1分55秒。いやあ、アニメ主題歌ということですが、主題歌で流れる部分以外にほとんど肉付けをしなかったような長さです。潔いというかなんというか笑勢いだけで持っていくような楽曲で、今年を代表する楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」にも重なるような雰囲気があります。　さすがに「BBBB」ほどのヒットになれ！とは言いませんが、地元勢ということでぜひ長く頑張ってもらいたいと思います。前の曲「hurray」が最高26位の6週ということで、まずはこれを上回れるかどうかというところです。No.33「邂逅」BUMP OF CHICKEN■4/15リリースの配信シングル■映画「陰陽師0」主題歌■「Sleep Walking Orchestra」以来4か月ぶり、今年2曲目、2016年以降では15曲目のエントリー　大御所バンドが「渾身」という感じの壮大な楽曲をリリースしてきました。BUMP OF CHICKENの「邂逅」。前回のエントリーはアニメ主題歌「Sleep Walking Orchestra」でしたが、今作は映画主題歌です。映画「陰陽師0」主題歌で、今週月曜に配信リリースされています。月曜リリースなので入ってくるのは来週かなと思っていましたが、リリース週にすかさず入ってきたのはさすがですね。月曜、火曜のオンエアは2回で、その後もオンエアが好調だったようです。配信の方も絶好で、先週入ってきた米津さんや、この後入ってくるミセスを上回り、ダウンロードチャートで1位を獲得しています。　楽曲の方は、聴いたことがあるようでない、BUMPの新境地という感じの楽曲になっています。その点、まさに「めざめ」「邂逅」というべき曲かもしれないですね。藤原さん、魂の熱唱が胸を打ちます。なんというか、歌詞が曲に入りきれない、溢れかえってくる感じがしないでしょうか。ラストに向けての畳みかけ、「消えないで」「消さないで」というリフレクトが壮観で、自然に鳥肌が立ってしまいます。圧倒的な人気のあるBUMPですが、現状に満足せず、また一から気持ちを入れなおして楽曲を制作した。そういうことが伝わってくるんですね。素晴らしい楽曲だと思います。　「Sleep Walking Orchestra」はトップ10入りできなかったということで、今作はトップ10復帰を目指します。オンエアよし、配信よし、エントリー早しということでかなり期待できるでしょう。No.32「ライラック」Mrs.GREEN APPLE■4/11リリースの配信シングル■アニメ「忘却バッテリー」OPテーマ■「ナハトムジーク」以来3か月ぶり、今年2曲目、通算17曲目のエントリー　飛ぶ鳥を落とす勢いが止まらないMrs.GREEN APPLE。新曲「ライラック」はアニメ「忘却バッテリー」のOPテーマに起用されている楽曲です。アニメ主題歌なんて歌いまくっているでしょうと思いましたが、実はミセスのアニメ主題歌は2019年の「インフェルノ」（「炎炎ノ消防隊」OPテーマ）以来5年ぶりなんですね。これはかなり意外でした。彼らほど、アニメのOPに相応しい、「映える」アーティストはいないというものでしょう。聴く前から絶対にいいタイアップだと分かる、それくらいの安心感はあります。　「忘却バッテリー」は、2018年から「少年ジャンプ+」で連載されている高校野球漫画で、主人公が記憶喪失というユニークな設定になっています。大森元貴さんは、楽曲に寄せて「眩しい青春。の裏には必ず長く伸びている影があります。疎ましい青春。」というコメントを発表されています。これがこの曲のテーマであり、タイトルである「ライラック」という花の色にもつながってくるんでしょうね。ミセスらしく、爽快な楽曲には違いないのですが、伸びやかなメロディーの中にわずかな「影」を感じるような気がして、決して明るさ一辺倒ではない、そういう雰囲気はあります。とにかく明るく弾けていたこれまでの楽曲よりもちょっとグッとくる感じがあって、個人的にはすごく気に入っていますね。　前作「ナハトムジーク」はトップ10内に1週という微妙なラインに終わりました。それでも悪くはないのですが、今作では大ヒットの水準まで持っていけるのかに注目です。No.23「大胆」WANDS■4/10リリースのCDシングル■映画「名探偵コナンvs怪盗キッド」テーマソング■「YURA YURA」以来2年5か月ぶり、2020年以降では5曲目のエントリー　23位に入ってきたのはWANDS。4月10日リリースのCDシングルで、映画「名探偵コナンvs怪盗キッド」のテーマソングに起用されています。2019年に再始動してからは5曲目のエントリーです。シングルチャートでは、初週約6千枚を売り上げ、5位に初登場。見事なセールスでしたね。これが反映され、20位台前半からの初登場になりました。WANDSは、前回2023年5月のシングル「RAISE INSIGHT」（最高9位）がチャートにエントリーできず、私は意図的に初登場予想から外していました。しかし、WANDSを外したのは大胆すぎたようですね。大変失礼いたしました。　映画「名探偵コナンvs怪盗キッド」は、今年の映画で怪盗キッドが主役級になるということで、これまでのコナンと怪盗キッドのバトルを振り返るいわゆる総集編になっています。最近のコナンは、映画の前にこうやって総集編で「おさらい」をするのが定番になっており、この映画は1月5日から公開されていました。その主題歌を手掛けたのはWANDSです。これまでコナンのOP主題歌を3曲手がけているということもあり、その安心感は抜群。WANDS自身、安心して聴いてもらえるような主題歌になってほしいというような思いがあったようですが、まさにそういう感じの仕上がりになっています。タイトルは大胆ですが、やっていることは全く大胆ではなく、むしろ「鉄板」です笑　さらっと23位に入ってきたWANDSですが、なんとこれ、再始動後の自己最高位なんですね。最高位は前作「ユラユラ」で記録した23位で、今回なんとそれに並んだことになります。ということで、来週は1つでも上げれば自己最高位を更新となります。さらに、3つ上げれば初の10位台です。どちらも十分にあり得ると思われ、楽しみですね！No.18「相思相愛」aiko■5/8リリースのCDシングルより、4/12先行リリースの配信シングル■劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」主題歌■「星の降る日に」以来5か月ぶり、今年3曲目、2015年以降では21曲目のエントリー　１つ前のWANDSはコナン劇場版の「前座」的な総集編の主題歌ですが、こちらはいわば「真打ち」です。4月12日に公開となった劇場版「名探偵コナン 100万ドルの五稜星（みちしるべ）」主題歌。劇場版コナンの主題歌は、アニメでは主題歌を歌わない大物アーティストが手がけることがここ最近の定番となっており、今年も例に漏れませんでした。2年前のBUMP OF CHICKEN、1年前のスピッツときて、今年の主題歌はaikoさんです。いやあ、J-ACでも最強格のアーティストが並び、非常に豪華ですね。　「あたしはあなたにはなれない」という印象的なフレーズで始まる楽曲。どんなに愛していようと、自分とあなたとは違って、完全に同じ気持ちになることはできない。そこには相手への尊敬、リスペクトが溢れていますよね。aikoさんにとって、好きな人とは「尊敬できる人」なんだそうです。好きな人でも分からないことはある。でも、それも含めて、「それくらい好きなんだな」そういう気持ちが歌われているそうです。好きな人に対して「尊敬」が来るのってすごく真摯な姿勢だと思いますし、見習いたいなと思いますね。aikoさんが歌う「相思相愛」は、怪盗キッドと並んで今年のもう一組の主役である大阪組（平時と和葉）にぴったりです。あの二人、本当にくっつきそうでくっつかないからなあ笑　映画は興行収入140億円近くを記録した前作を初動でさらに上回るロケットスタートとなっており、前作以上のヒットも期待できる水準になっています。この曲のCDリリースは5月8日ですが、映画が強烈な追い風となり、ここから急上昇していくことは間違いないでしょう。　　圏外曲　先週39位「あのね」あいみょんIN【21】TOP10【10】HIGH【1】???（181+???）P　あいみょんが昨年12月6日にリリースしたシングルで、映画「窓ぎわのトットちゃん」主題歌。先行配信を受け、昨年11月25日に23位で初登場。翌週は20位とほとんど上がらず、かなり滑り気味でしたが、3週目からは大きく上げ、4週目に5位でトップ5入りしました。6週目からは3週連続の2位。アニメ主題歌として抜群の強さを誇っていた緑黄色社会の「花になって」の前に手を焼いていましたが、年明け2024年の2週目、通算8週目に1位を獲得しました。1位獲得は「愛の花」以来2作ぶり、通算9曲目。CDシングルで手堅く1位を獲得したのはさすがでした。2連覇の後は、今年最長の連覇曲、星野源の「光の跡」に1位を譲り、少しずつ下落。しかし、首位陥落後も2位に2週とどまっており、2位は通算5回も獲得していました。トップ10入りは2ケタ10週で、うち2週が1位、5週が2位ですから、申し分のない強さだったと思います。　14週目にトップ10落ち。この頃は、初のCMソングである「リズム64」が上位に進出してきており、この曲は苦しめられるのかなと思っていましたが、大ダウンは1度しかなく、思ったより粘っていた印象です。トップ10落ち後も7週チャートにとどまり、ダブルエントリーだったことを踏まえれば上々でしょう。トータルは21週と大台超えを果たし、CDシングルとして求められる水準を十分に満たしました。年をまたいだため、今年の年間チャートではそこまで上位に行かないでしょうが、それでも年間入りは手堅そうなポイントです。今後もドラマ主題歌など注目の新曲が控えているあいみょん。全く死角の見当たらない、黄金の充実期が続きます。先週38位「想望」福山雅治IN【19】TOP10【7】HIGH【4】???（82+???）P　福山雅治さんが昨年12月4日にリリースした配信シングル。大ヒット映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の主題歌で、この曲も大ヒットとなりました。昨年12月9日に36位で初登場。23位、13位とジャンプアップの連続で挙げていき、4週目に10位でトップ10入りしました。大みそかの紅白歌合戦では大トリで披露され、曲に箔がつきましたね。チャートの方は若干苦しんでおり、6週目には6位から9位にダウン。6位が最高位になるのかと思われましたが、紅白効果もあったのかここから巻き返します。再浮上を記録し、8週目から2週連続で4位を記録。トップ10には7週にわたってランクインし、配信シングルとしてはかなりのヒットになりました。トップ10入りは2018年の「零-ZERO-」以来でしたが、健在ぶりを示したと思いますね。　特筆すべきはトップ10落ち後の粘りです。福山さんはドラマ主題歌の「ひとみ」をリリースしており、これが入ってくることでこの曲は苦しくなるかと思われました。しかし、「ひとみ」はしばらく30位台にとどまり、思ったより順位が伸びず（後になって伸ばしてきましたが...）。それもあったのか、この曲は長い粘りを発揮することになりました。トップ10落ち後は9週もランクインし、特に20位台には4週とかなり頑張っていました。正直、「ひとみ」との入れ替わりで急落していくのかなと思っていましたから、この粘りはかなり以来でした。この粘りはかなり意味のあるものといえそうで、というのもこの粘りにより年間に届きそうだからです。この曲は年をまたいでいたこともあり、途中までは年間に少し届かないポイントかなと思ってみていました。しかし、一度も急落せずにチャートにとどまったことが功を奏し、（よほどボーダーが上がらなければ）年間入りできそうというポイントになっていますね。この粘りは見事だったと思いますし、紅白の大トリ曲に相応しいチャートアクションになったと思います。先週37位「正解」RADWIMPSIN【9】TOP10【0】HIGH【20】82P　RADWIMPSが2月28日にリリースしたシングルで、NHK「18祭」の2018年テーマソング。以降は卒業ソングの定番となっており、今年満を持してCDリリースされました。　私はこの曲への当たりがきつくなり、ちょっと反省しています。というのも、純粋な新曲ではないので、エントリーはないだろうと思っていたからです。2月に先行配信でエントリーしましたが、まさかこの曲が拾われるとは思わず、心底驚きました。先行配信の時はポイントが低く、35位からの即落ち3週で終わりました。2月28日にCDがリリースされましたが、先行配信でも振るわなかったので、まさか戻ってくるとは思いませんでした。そうしたら、中2週で33位に戻ってきたのですからもうひっくり返るかと思いましたね。入ると思わなかった曲が入ってくることはよくありますが、入ると思わなかった曲が「2回」入ってきたのは初めてですね。私はこの曲を余程過小評価していたようで、そこは申し訳なかったです。　リエントリー後は、CDのセールスが乗っかったことで成績は上向きました。6週エントリーし、最高位はリエントリー2週目（通算5週目）に記録した20位です。以降は下げていき、トータルは9週（3+6週）。RADWIMPSのシングルとしては低めですが、純粋な新曲ではないことを思うと相場かなという気はします。何より、「0週」だと思っていた曲が「9週」入ったわけですから、私にとっては予想外のヒットとなりました。先週36位「poi」Saucy DogIN【1】TOP10【0】HIGH【36】5P先週36位初登場から1週でポイ。久しぶりのエントリーでこれでは、バンドとしての立場は非常に厳しいものになりました。1週で圏外に行くようでは、フォローのしようがありません。次。先週35位「800」AimerIN【8】TOP10【0】HIGH【14】142P　Aimerが2月14日にリリースした配信シングルで、映画「マッチング」主題歌。今週は新曲の「遥か」が12ランクもジャンプアップしており、思い残すこともなくという感じで圏外になりました。　...とは言ったものの、自身のこれまでの楽曲と比較するとやや物足りなかったかもしれません。35位で初登場すると、2週目は19位に急上昇（「遥か」と同じですね）。しかしそこから伸び悩み、上昇が鈍化。4週目の14位が最高位で、以降は下落していくという推移でした。トータルは8週となっています。　2022年以降のAimerさんは、「escalate」のみトップ10入りしましたが、それも10位2週でした。その他は最高位が10位台止まりの曲が多いです。「Deep down」が最高14位、「あてもなく」が13位、「白色蜉蝣」が18位、そしてこの曲が14位ですか。エントリーの長さも8~10週にまとまっており、決して極端に悪いわけではないのですが、小粒な成績にとどまっています。「残響散歌」「おもかげ」で時代が来たかと思ったのですが、そう簡単でもないのですねえ。最高位10位台前半、トータル10週前後というところに明確な壁があり、「遥か」でこれを上回れるかというところです。先週34位「一線」JUJUIN【5】TOP10【0】HIGH【19】79P　初登場19位からの一線。右肩上がり、と行きたいところでしたが、残念ながら結果はその真逆となりました。即落ち5週です。　19→20→23→30→34位→圏外。CDシングルのセールス以外に全くポイントがなかったと思われ、CDセールスの減がそのまま順位になったようです。この曲はドラマ「グレイトギフト」主題歌でしたが、エントリーしてきたのがドラマ最終回直後の3月16日と、タイミングも非常に悪かった気がします。見どころのない推移となってしまいました。まあ、この曲には「幽霊と作家」という「完全下位互換」（初登場17位からの即落ち5週）がありますし、2曲連続で即落ちしたさらに悲惨な方もいましたから、悪目立ちすることこそありませんでしたが、それにしても寂しい推移でした。粘りが身上のJUJUさん。次回作ではしっかりと巻き返してもらいたいです。先週31位「Water Carrier」KroiIN【3】TOP10【0】HIGH【27】34P　前作「Sesame」が最高20位と躍進したKroiでしたが、人生そう上手くいくことばかりではなく、この曲の成績は沈んでしまいました。31→27→31位という推移で、今週は今年最多の7曲も入れ替わりがあったため、その激しさに呑まれ、31位からの圏外となりました。スマッシュブレイクが2曲も入ってきたのが痛く、もう1週ずれていれば30位台後半で残したでしょうね。不運でしたが、仮定の話をしても仕方ありません。最高27位で、トータルは3週となっています。　「Sesame」からは下げてしまいましたが、あちらはCDシングル、こちらは配信シングルという違いがありますから、ある意味自然な推移であり、仕方なかったといえます。最高27位、トータル3週というのは「Sesame」をのぞけばいずれもこれまでのベストです。ですから、「Sesame」が20位まで行って、以前より着実に力を付けたということだと思います。

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