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石灰化像は、すべて乳癌とは限りません。
マンモグラフィで検出される石灰化は、つぎの3つが考えられます。
・良性の石灰化
・悪性の石灰化
・良性・悪性の区別の難しい石灰化
悪性は乳がんと判断されます。
良性は乳がんではないということです。
『良性の石灰化』は、精密精査を受ける必要はありません。
『悪性の石灰化』と『良性・悪性の区別の難しい石灰化』は、精密検査が必要です
『悪性の石灰化』は、専門的な検査を行えば、早々に乳がんと診断されます。
『良性・悪性の区別の難しい石灰化』も、専門的な検査を行います。
その結果、乳がんと診断されなかった場合は、良性の場合が多いのですが、念のため定期的な診察を受けることになります。
一定期間、石灰化に変化がなければ良性として判断されます。
経過観察中に増加傾向があれば、乳がんが疑われます。