遺伝性乳がんは、がん抑制遺伝子の異状によっておこります。
病名は、
遺伝性乳がん・卵巣がん症候群
HBOC: Hereditary Breast and/or Ovarian Cancer Syndrome
BRCA遺伝子の病的な変異が原因です。
親から子へ50%の確率で遺伝します。
乳がん患者全体の約5-10%になります。
変異を持つ女性が生涯にがんを発症するリスク(推測値)としては、
乳がんで41-90%
卵巣がんで8-62%
です。
HBOCを疑う要因は、つぎのとおりです。
若年性(50歳前)
両側乳がん
卵巣がんも発症
疑われた場合は、まず、遺伝カウンセラーに相談します。
詳しいガイドラインの基準に当てはまる場合は、検査になります。
検査は、遺伝子検査です。
血液検査です。
検査費用は、約30万円のようです。
遺伝子検査は、カウンセラーのいる特定の病院でおこなっています。