もっと進んで、乳がんの予防については、はっきりとした指針がありません。
現代医療は、病気になってから治療をすることに主眼があります。
乳がんになって、抗がん剤治療をされている患者さんは、白血球が減少します。
その時に
『白血球を増やすには、免疫力を高めるには、どうすればよいですか?』
と質問されます。
病気になってから、免疫力を高める必要性に気が付くのですね。
私も明確な答えをもっていませんでしたから、あいまいに答えていました。
ごめんなさい。
体の中には、毎日5000個のがん細胞が生まれてくるそうです。
健康な人であれば、がん細胞は、免疫によって処理されます。
免疫をつかさどるのは、白血球です。
白血球には、種類があります。
顆粒球(約60%)
リンパ球(35%)
マクロファージ(5%)
免疫は、特にリンパ球が主体となっているそうです。
リンパ球の構成は、次のようになっています。
T細胞
B細胞
ナチュラルキラー細胞(NK細胞)
NK細胞が、毎日発生する『がん細胞』を見つけて処理しているそうです。
NK細胞は、高齢になると活性が落ちてくるため、がんにかかりやすくなります。
がんの予防には、NK細胞活性を高める必要があるようです。
NK細胞活性を高めるためには、
規則正しい生活リズム
バランスのよい食事
適度な運動
ストレスをためない
ことが大切なようです。
これが、なかなか難しいでね。