運動習慣と乳がん発病リスクの関係についての研究です。
Alpa Patel博士らがCancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention誌に発表しました。
1992~1993年に50~74歳の閉経後女性73,615人を対象とした研究です。
参加者のうち、4,760人が後に乳癌を発症しました。
参加者の約9.2%はどのような運動もしていませんでした。
また、約47%はウォーキングのみでした。
運動量と乳がんの発病リスクを検討しました。
最も運動量が少ない女性:たとえば中強度のペースのウォーキングを週2時間
最も運動量が多い女性:たとえば毎日高強度の運動を1時間以上
上記2グループを比べると、運動量の多いグループの方が乳癌リスクが25%減少していました。
ウォーキングしかしていなかった女性についても
週3時間以下と週7時間以上の比較では、
7時間以上のグループで、乳がんリスクが14%減少したそうです。
毎日1時間ウォーキングすると、乳がんの予防になりますね。