ヒロシ(品川)と村上と遊んだおかげで財布が空になったってこの間書いたじゃん?
村上、次はおめーが払え!このテカテカスーツ野郎!って感じでさ。
そしたら、テカテカスーツの村上から連絡がきた。
「達也よぉ、ありゃーねーよ。俺、めちゃくちゃセコい人みてーじゃん」
「村上、全部本当だろうがよ」
すると村上から驚くべき言葉が。
「俺、スーツ買ったよ。今日」
どうやら、本人、結構気にしちゃってるらしく(笑)、俺とヒロシに突っ込まれたから新品のスーツを買ったらしい。
「それと、借りはかえしてーから、今日俺の店に来いよ。飯おごるからさ」
「俺、寿司が食いてーよ」
「わーったから、来いよ」
ケチの村上からこんなに気前のいい話を聞くなんて。
井口、ひらめいた。
イタズラ心マックスになった俺は早速村上の店がある横浜へ。
すし屋に席を取ったという電話があったから、俺は直接その店に向かった。
ガラガラガラ。
「おう達也、わざわざ来てもらってわりーな」
「んなことねーよ」
「っていうか…その人達…何…」
村上は俺の後ろを見て「しまった…」という顔をした。
俺は、狛江仲良し会を連れて横浜に向かったのだった。
総勢五人。
「おーし、今日は村上社長が寿司をおごってくれるらしいからよ、皆で腹一杯食おーぜ」
「おーう」
村上、この時点で既に冷や汗。
村上は狛江仲良し会全員と幼馴染だから、仲良し会の会員と言っても過言ではない。
ただ狛江には住んでいないだけだ。
勿論、仲良し会の恐怖の食欲を知っている。
俺達は全力で寿司を食べた。
食って、食って、食いまくった。
「村上さん、あざーっす!」
「大将、大トロ追加でー!」
大トロ、うにの連打。
村上、半泣き。
「ごっちゃんでーす!」
俺が失った金額を余裕で超えて、一件目終了。
「っていうか、スーツのこと、触れてよ」
生気を失った顔の村上がボソっとつぶやいた。
(^井^)「かっこいいじゃん。シーハー(つまようじ中)」
「・・・・。」
(^井^)「そんじゃ、村上の店にいこっか」
「・・・・。」
という事で、村上の店に。
村上、この時点でヤケクソになり、じゃんじゃんおごり出す。
俺以外皆泥酔。
結果、会計もだいぶ負けてくれて、皆大満足!
村上、お前、男だぜ。
おかげで世の中に金が落ちて、巡り巡るだろうよ。
金を使った分だけ景気アップだぜ。
まぁ、色々書いたけどさ、小説チキン第二部を読んだ人なら知っているだろう?
この村上明人は、喧嘩で半殺しにされる事が多々あった。
デカい族ともめてさ、俺と二人でめっちゃくちゃにやられてさ、内臓破裂で入院した事もある。
それでもこの男は一切折れない。
どこまでも貫く男だ。
だから今がある。
やりもしねーでああでもねーこうでもねーと弱音ばっかり吐く野郎達とは雲泥の差だ。
泥を舐めてここまで這い上がった男。
プライドをぐちゃぐちゃに踏み潰されながらもナニクソの精神でやってきてさ、今じゃ横浜の顔役の一人だ。
気合いが違うんだよ。
へこたれねーんだよ。
義理堅いんだよ。
俺なんかよりずっと出世してるってわけだ。
村上、ごちそうさんな。
今度は割り勘で遊ぼうや(笑)
ちなみにこの日、食いすぎ、そして村上に飲まされすぎ、おおはしゃぎした男がいる。
その男がどうなったかというと…
これだ。
でけーから誰も担げねーし、動かせねーし、回復を待つしかない状況。
早朝五時、皆早く帰りたい。
しかし、この男は動かない。
たまに動いたと思ったら、「ゲボっ」。
吐く(笑)
ここに捨てていこうって話も出たが、後が怖いから誰も出来ない(笑)
この男の名前、知ってるよな。
あの人だ。
お酒はほどほどに、だな。
さーて、明日はチキン番外編いくぜー!
みんな、おやすみー★
俺はこれから仕事を片付けて、番外編の原稿を書いて、歯を磨いて、歯を外して、そしてまたはめてみたりして、散歩して、風呂に入って、寝る。
井口達也
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