2011年3月11日の自分のツイートを検索してみた(そして今日1日を振り返ってみた)
12年前の今日(3月11日)、私は自宅兼事務所の練馬のマンション(4階建て)の2階で、バタバタと書類の梱包作業をしていました。
年度末の大きな仕事の納品日だったのです。
金曜日でしたね。
ある、マーケティングリサーチ会社の下請けで、大規模なアンケートの翻訳の仕事で(英語から日本語の仕事だったと記憶しています)、数百枚(1000枚くらいあったかな・・・)のアンケート用紙が送られてきて、手書きの定性データを翻訳してデータ化する仕事でした。
たしか、1月くらいからずっとやっていて、その金曜日が納期だったので、データは発注者である翻訳会社にメールで送り、あとは原本のアンケート用紙(ハードコピー)を宅配便に出すだけ。
3時くらいまでには出したいなぁなんて思いながら、梱包をしていたときでした。
築20年ほどの小規模の中層マンションだったので、もう崩れるかと思いましたね。
1Kの部屋の狭いキッチンに置いてあった3ドアの大型冷蔵庫は、キッチンを塞ぐほど移動。
食器などは、すべて小さな戸棚に入っていたので、割れたものなどはなかったのですが、高いところに収納していた書籍はかなり散乱しましたね。
そして、直後から止まらない余震。それも震度5レベルで、崩れそうな我が家を案じて「もうやめてくれぇ!」と心のなかで叫んでいる自分がいました。
本当に恐ろしかったですね。
今でもあの日のことは、鮮明に覚えています。
当時、私は東京都練馬区に住んでいたので、それほど被害はなかったのですが、それでも経験したこともないような大きな、何度も何分も続く揺れに、さすがに恐怖を覚えました。
テレビをつけると、津波が迫りくるヘリからの映像も。
車が津波に飲まれる寸前に、テレビの画面は切り替わる。
心の中では「あぁぁ、飲まれてしまったの!??」
私はTwitterで、「今、〇〇町の映像で津波が映し出されいます。そちら方面にいらっしゃる方、今すぐ高い方に逃げて!」と必死に訴えかけていました。
私がツイートしたって、何人の人に届くか・・・
今でさえ、フォロワー数が少ないのに、当時はまだTwitterを始めたばかり(2010年1月)の初心者で、フォロワーもほとんどいなかったと思います。
でも、とにかく何かできることを・・・ と思ってやれたことが、せいぜいそれでした。
(防災以外でも)何も備えがないと、何もできないものですね。
そこから、防災意識が高まったのもそうですが、自分の拡散力や仕事での影響力というものも、普段からの準備や継続してやっていることがいかに大事かを、再認識しました。
それが、今日まで続いているTwitterやアメブロの原動力の一部のような気がします。
ちなみに、閲覧注意ではありますが(当時の震災のことを思い出したくない方は、もしかしたら見ないほうが良いかもしれません。写真とかはありませんが)・・・
当時(2011年3月11日、12日あたり)の私のツイート、自分で見返してみたら、かなり必死に呼びかけを行っていて、ちょっと今、自分でも心臓がバクバクしています。
@marusan_jp since:2011-3-11 until:2011-3-12 - Twitter検索 / Twitter
↑こちらをクリックすると、その1日の私関連のツイートがご覧になれます。
読みたくない人にはアレですが、一部のスクショを下に載せておきます。見たくない方は、ここで当ページを離れるか、ぐんと↓までスクロールしてください。
矢印5つの後はスクショです(クリックすると拡大して読めると思います)。そして、その次に猫ちゃんの写真を載せましたので、その後から(当時の私の震災時のツイートを飛ばして)続きをお読みいただけます。
↓
↓
↓
↓
↓
以上、2011年3月11~12日の私のTwitterのスクショ
UnsplashのModCatShopが撮影した写真
とにかく、何かをしなければ!と思ったのでした。
恐らく、現場の人はテレビも見れないだろうし、どこへ逃げればいいか情報がないだろうから、私がNHKのヘリコプターの映像を見て、それをTwitterで伝えれば、誰かに届けられるのではないかと思っての行動でした。
当時、電話はつながらないけど、インターネットはつながったんですよね。
ですから、通話はできないけど、スマホや携帯でTwitterは確認できるという人もいました。
当時の自分のTwitterを見て、あの当日の記憶が戻ってきました。
それは、恐ろしいことなのですが、それでも、ああいう場面で何をしなければならないか、どういう備えが必要なのかということを改めて認識できるので、思い出すことも大事だなぁと思いました。
思い出すまで、私はもうほぼ忘れかけていました。
ちなみに、Twitterで、昔の日付を指定して、自分や誰かのツイートを検索する方法があります。
Twitterの検索窓に、探したい人のアカウント名を入れて、日付の範囲を
since:YYYY-MM-DD until:YYYY-MM-DD
と入れるだけです。
以前、このブログでも説明しましたので、ご参考までに。
Twitterの過去ツイートを日付指定して検索する方法で自分の1番最初のツイを検索してみた
12年前のこのブログ記事も振り返ってみました。
【3月11日】巨大地震 | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所 (ameblo.jp)
当日の記事は、日記のような内容で、やはり宅配便を出してきたとありました。
先ほども話したように、翻訳の仕事で翻訳会社に返却しなければならないアンケート用紙のハードコピーを梱包して、近所のコンビニに出しに行ったと記憶しています。
もう12年経ったのか・・・ という気持ちもありますが、当時、(福島の原発の件も含めて)復興するには10年以上、30年もかかるかもしれないと言われていたのですが、自分は「そんなにかかるものなの?」と半信半疑でした。
でも、ある意味で復興はしたものの、ある意味ではしていないというか、まったく新しい世界になってしまったような気もします。
あれから12年目の今日・・・
これまでは毎年、黙とうをするなど、わりとじっとして過ごすことが多かったのですが、今日はスキー場で過しました。
たまたまスキーに誘われたからというのが最も大きな理由ですが、思いは馳せるけど、もう黙とうとかはいいかなぁと思ったのでした。
しかし、それが良くなかったのか、まあ偶然だとは思いますが、今まで一度も落としたことのないスマホ(携帯電話)をスキー場で落としてしまいました。
そして、連れは豪快に転びました(幸い、けがはありませんでした)。
最後に撮影した写真の時刻から推測すると、落としたのはだいたい14時55分。
震災発生の14時46分からは少し過ぎていますが、その後に滑ったコブ斜面でたまたま転び(今まで転んだことはなかったのですが)、そのまま滑り降りたところでスマホがないのに気づいたのでした。
すぐにもう一度同じ斜面に戻り、探しましたが、見つかりません。
すると、スマホの落とし物のアナウンスが鳴ってたよと教えてくれた人がいました。
リフトの事務所に届いていました。
よかったです。
リフトの係員の人が教えてくれたのですが、外国の方がすぐに届けてくれたそうです。感謝しきれません。
残念ながら、ゲレンデでその人を見つけることはできませんでしたが、この感謝をずっと胸にしまっていこうと思いました。
実は、スマホを落とした時間が黙とうの時間の直後だったことに気づいたのは、その後でした。
連れと話していて「そういえば、スマホを落としたの震災の時間くらいじゃない?」ということに気づいて、もしかしたらこれも「忘れるなよ」という天からの声だったのかもしれません。
そして、改めて感じたのは人のやさしさでした。
こればかりは、国籍は関係ないです。
スマホが見つかり、「よかったねぇ。でも、戻ってくるなんて、さすが日本だね」
なんて話していましたが、実は届けてくれたのは外国人。
何人とか関係ないんですね。
そのことも再認識しました。
とにかく、終わりよければ・・・ではありませんが、最終的にはスマホも見つかり、けがもなく、すがすがしい気分で1日を過ごすことができました。
本当によい1日を過ごせたと思います。
みなさんは、どんな1日を過ごされましたか?
あらためて、東日本大震災で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたします。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
このブログは、にほんブログ村のランキングにも参加しています。下のバナーをクリックするだけで投票していただけますので、よろしければぽちっとお願いします。
ランキングに参加しています!クリックして投票をお願いします。
このブログでは、私の体験や実例を通して翻訳者が日々の業務をどのようにすすめ、どのようにリスク管理をすれば収入や効率のアップや翻訳者として成功することができるかのヒントやアイデアをご紹介しています。
フォロー、いいねなどもよろしくお願いします。
励みになります。
━─━─━─━─━─
丸山のプロフィールはこちらをご覧下さい。
━─━─━─━─━─
ENGLISH JOURNAL ONLINE (alc.co.jp) 連載中
Vol. 6 フリーランスは本当にフリーなのか?~真に自由に働くためにすべきこと【翻訳者のスキルアップ術】 - ENGLISH JOURNAL ONLINE (alc.co.jp)
◆Twitter◆
丸山清志 🇯🇵『WHOLE』(コリン・キャンベル著)翻訳者/Seishi Maruyamaさん (@marusan_jp) / Twitter
◆Instagram◆
拙訳書『WHOLE がんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学』
T・コリン・キャンベル、ハワード・ジェイコブソン 著 鈴木晴恵 監修 丸山清志 翻訳
絶賛発売中!