先日の「車上荒らし」について、
長年やりとりのある編集者さんが、
３０年以上昔にペルーを旅行したときに、
リマで一眼レフを盗まれたときの話を教えてくださいました。
被害届を出した警察官からは腕時計をせびられ・・・
ペルーでの写真は1枚もなく・・・
でも「そのおかげで撮影に気を取られることなく旅行できたように思います。」
とありました。
帰国してから保険申請をしたら、原価以上の保険金が支払われたそうで笑
「いろいろな国で写真を撮ってきましたが、
これまで一度も見返したことがありません。おそらく死ぬまで。
だったら撮っても撮らなくても同じじゃないの、という話」
とありました
これを聞いて思い出したことがありました。
友人のお母様が、昔の写真について話していたこと。
「子供たちの昔の写真は、
幼少期の本当にかわいいものだけを残して、あとは全部処分したわ！」
え・・・？全部？それはすごいですね・・・。
「だって中高生くらいって、みんな中途半端で変なのしかないんですもの〜笑」
と・・・。
・・・わかる・・・笑
あの頃って、確かにみんな成長途中で、
アルバムの家族旅行の写真とか、冴えないものばかり
少しは見れるものもありますが、
それをしみじみと見返すことは、まず、ない・・・。
その旅行でよっぽどよく撮れている数枚を残して、
似たような景色ばかりが写っちゃっている、
まさに「中途半端な写真」はもういらないかも・・・笑
当時、それを聞いて、
我が家も同じような断捨離をした覚えがあります。
ものすごくスッキリしますよね・・・。
断捨離という意味では、
小さな頃の美術の授業での作品とか、
「作品」とまでいかないような工作類とか・・・
あれらも、あるとき全てを写真に撮ってから処分しました。
その当時は思い出がなくなるような気がしましたが、
それ以降、思い出したことは全くなかったですよね・・・
小学生の時に毎日書いていた６年間分の日記などは、
全部とってあります。
たまに読み返すと面白いし、
先生がそれに毎日毎日返信を書き続けてくれていたことに感動します・・・。
（本当に、小学校の先生はすごいです・・・）
そうそう・・・過去の思い出、という意味ではちょっと残念に思っていたのが
車上荒らしでなくなったパスポート、
いろんな国に行った記録がなくなっちゃったなあ、
特に息子のは１歳前の初めてのパスポートだったので、残念
なんて思っていましたが、
「あなた、そんなの誰が見るのよ・・・笑。税関の人と親くらいよ」
と母に言われて、
それもそうね・・・と思いました。
大事な記録や思い出は心にあるしね・・・。
でも・・・今の家族の写真はしまいこまないでもっと飾っていいかも・・・と思いました。
所詮、内輪の自己満足なんだから、楽しまないと・・・
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