１６日、東京ミッドタウンで「LIVES TOKYO」がありました。
このプロジェクトのミッションは、
「一人ひとりの個性が輝き、
みんなが一緒になって仕事をし、ごはんを食べて、
楽しく笑えるような・・・インクルーシブな社会を作る」
というもの。
今年で３年目ですが、今年のテーマは「マインド・チェンジ」でした。
会場では、様々なパネルディスカッションや対談、体験イベントが行われていました。
ブラインドサッカーや、義足体験、車椅子レーサー体験、
障害のある方々での現場で活躍しているAIロボットたち。
私も聴覚障害を体験しながら見学させていただきました。
このプロジェクトのメインソングを作られたつんくさん。LINEを使って会場でライブトークをしてくださいました。
たくさんのパネルディスカッションや対談の中で、
最も心を動かされたのは、
松村厚久さんの存在でした。
（対談者：安倍昭恵夫人 モデレーター：イェスパー・コール氏）
松村厚久さんは株式会社DDホールディングスの代表。
詳しくはこちら。
https://ja.wikipedia.org/wiki/松村厚久
上記にもあるように、
奇抜な成長略歴で東証１部上場を果たしている経営者、実業家ですが、
１０年近く前に若年性パーキンソン病を発症し、
数年前にそれを公表しています。
若年性パーキンソン病は、
脳は正常なまま筋肉が衰えていく病気、
発症の原因は不明で、特効薬はないとされています。
人生まだまだこれから、・・・
未来にたくさんの可能性を秘めた会社にたくさんの社員を抱え、
やりたいことも溢れるようにある・・
そんなときに不治の病を発症した松村さんの気持ちはどれほどのものか・・・。
特集番組の映像を拝見して、言葉も出ませんでした。
月日が経つごとに、
歩くこと、話すこともままならなくなり、
自分の体を支えることも難しくなっていきます。
衰えていく体を抱えながら、
企業のトップの座を降りることなく上場を果たし、株主たちに信頼を与え続け、
今日まで会社を牽引してきているその姿は、
もう・・・本当になんというか・・・・・・言葉も出ない・・・。
いかに自分が小さい人間かを感じさせられます。
簡単に言えば、
「自分も何かしなければ！」という気持ちにさせられる・・・・
恐らく会場にいた誰もが同じような感覚になったことでしょう。
存在しているだけでどれだけ多くの人に今も勇気を与えているか・・・。
安倍昭恵夫人との対談が終わり（会話は、常に隣にいる社員が、
村松さんのささやき声をきちんと通訳して知らせてくれました）
長い時間をかけて壇上から降りて退場された後、
静まりかえった会場に向けて、
モデレーターのイェスパー・コール氏が言った、
「incredible・・・まさにマインドチェンジでしょ！？」
という言葉が全体を象徴していました。
みんなの中に確かな「マインド・チェンジ」が起きたはず。
このプロジェクトのミッションを十分に果たしている対談でした。
私たちは、
日々、普通に動いて、普通にものを見て、聞いて、考えて、
普通生活していることを当たり前だと思っている・・・・
そこへの深い奇跡と感謝を忘れて、
小さなことに文句を言ったり、
思う通りに進んでいないと不安になったり、
なんやかんや・・・・そんな小さな器の自分が吹き飛びます。
せっかく与えられている自分の人生、
自分の命の炎を燃やして、
自分も周りの人も幸せになる道を歩んでいきたい、
と強く思います。
もちろん、他にも素晴らしいお話やディスカッションがたくさんあったのですよ！！！
ですが、際立って心に残った部分をご紹介させていただきました。
明日からの毎日にやる気いっぱいになりました。
また来年も参加させていただきたいです。
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