敷地内の井戸と飼料を入れるムロ、漬物のタンク、豚小屋の基礎、防火水槽跡については、私がいない間に撤去された。
実家は遠いので、解体業者さんに作業をお願いしておき、私自身はいかない時もある。
 
ご近所のAさんの奥さんがその時の様子を教えてくれた。
(Aさん関連記事 実家処分を決意するまで
井戸の撤去は、クレーンで井戸のコンクリートの筒を引っ張り出したらしい。
その工事はとても迫力があったそうだ。
それはちょっと見たかった。
 
井戸を撤去した後には息抜きが行われていた。
こういう習慣も知らなかった。

 

 

また、Aさんの奥さんがいう。

 

「haruhanaさんちを解体してくれる業者さんは、haruhanaさんが来ない日も、朝は8時半からきちんと仕事をしているのよ。

休憩やお昼休み、終業時間もちゃんとしているわ。

他の業者さんは結構時間も適当で、いい加減に休んでいることも多いのに、お宅の業者さんはとてもちゃんとしているわ。

いい人に頼んだわね ニコニコ

 

とのこと。

 

それはとても良い情報だった。

離れた実家を処分しようとしている私たちにとっては、実家のご近所さんから信頼されているのが一番大切だ。

飛ぶ鳥跡を濁さず、である。

 

偶然だったけど、そういう業者さんに任すことができて良かったと思った。

とても感謝している。

 

母屋以外の建物、残留物の撤去はどんどん進んだ。

昔の家の基礎とか、大きな石とか色々ゴロゴロ出てきたらしい。

 

飼料を入れるムロとか豚小屋の基礎などは、その時はブログにしようと思っていなかったので、写真を撮っていなかった。

そのことは、今はとても残念に思う。

 

ホントに、急に私が中心になって実家じまいをすることになって、とにかくなんとかうまく仕舞うことばかりを考えていて、当時は記録を残そうとは思っていなかった。

 

氏神様にも最後の日に挨拶だけした。

実家の400年の歴史を思うと、少しだけ罪悪感が心に残るけど、きちんとお祓いしたからあまり悩まないことにした。

あまり執着しないようにしようと思う。(お祓い関連記事  )

 

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氏神様も撤去された。

 

2階建ての納屋も、撤去された。

 

↓撤去前

 

↓撤去後

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実家じまいもいよいよ母屋とブロック塀を残すのみとなった。
 
納屋を解体する少し前の事、解体業者さんが、
「不動産屋さんは決まっているのはてなマーク
と尋ねてきた。
 
私はまだであることを伝え、次の様に訊いてみた。
 
「地元の方と、大企業とどちらがいいんですかねはてなマーク
 
と。
すると業者さんは言う。
 
「そりゃあ、地元の方がいいよ。その土地をよく知っている人に頼んだ方がいいよ。」
 
とのこと。
 
なるほどひらめき電球と思った。
 
実は私達は2022年にマンションを売却していて、それを担当してくれたのも、地元の不動産屋さんだった。
自宅だったマンションはあまりにも古くて安くて、大企業には相手にしてもらえなかったのだ。
でも地元の不動産屋さんは根気強く交渉をし、私達の希望価格に近い金額で販売してくれた。
 
そんなことを思い出していたので、解体業者さんにその不動産屋を紹介してもらおうと思った。
そしてそれから間もなく、私達はある不動産屋さんと会うことになる。