※この記事は過去記事の再構成です
戦略 ★★
戦闘 ★★★★★
カリスマ ★★★★★
かっこよさ ★★★
参考文献
機動戦士ガンダム
機動戦士Zガンダム
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
機動戦士ガンダム THE ORIGIN
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アムロ・レイの名言 壱
人物評
彼の評価は、見た視聴者の年齢によって大きく異なる。
その戦争から逃げ、のたうちまわる姿に、当時の少年たちは情けなさを感じたものだ。
しかしその姿は、15歳の年齢からすると当然のものであるし、それまでのロボットものに出てくる超越した若者たちの方が異常であることに、大人になってから気がついたものだ。
戦争に没頭するあまり、フラウ・ボゥ を、ハヤト・コバヤシ にさらわれるなど、ちゃっかりファ・ユイリィ をものにするZガンダムのカミーユ・ビダン とは違う。
マチルダ・アジャン やランバ・ラル、ハモンなどに純粋にあこがれるあたりも含め、カミーユと比べるといかに正常であるかわかる。
でも友達には絶対になりたくない。
- (写真下:彼の若かりし日の雄姿。涙を流す姿がロマンチスト)
アムロの愛機
ガンダム
宇宙世紀0064年に生まれた。
アムロが幼少の頃、アナハイム・エレクトロニクス社に勤めるテムが、ジオンの圧倒的強さを誇るザクに対抗するモビルスーツを開発するため、地球からサイド7に移住してきた。
その父は仕事で家を空けがちであり、家で一人で過ごすことが多かった。そのためかコンピューターや機械いじり好きの内向的な性格となっていく。
隣家にはフラウ・ボゥが住み、よく面倒を見ていたようだ。ちなみに向かいの家は、ハヤト・コバヤシ。
一年戦争後期、転機が訪れる。
連邦軍の新造艦ホワイトベースを追ってジオン公国軍の巡洋艦ムサイが周辺空域に侵入。
コロニー内へザクが侵入する。
当時15歳の彼は、被弾した連邦のジープから吹っ飛んできたガンダムの操縦マニュアルを偶然入手、ガンダムに乗り込みザクを初陣にして2機撃破した。
しかし、父親のテム・レイはこの戦闘で宇宙空間に放り出され行方不明となってしまった。
その後は民間人ながら、ホワイトベースの乗組員としてガンダムに搭乗し、宿命のライバルシャア・アズナブル と戦闘する日々が続く。
だが戦闘に意義を見出せず、アムロの精神は徐々に疲弊していく。
艦長のブライト・ノア とは度々衝突をし、「ガンダムのパイロット」の地位を「リュウに任せよう」というブライトの発言を聞いて爆発。
アムロは脱走を決意し、ガンダムに乗って砂漠の大地に消えていった。
この脱走中、砂漠の町のレストランで、偶然ジオン公国の軍人ランバ・ラル と出会う。
ラルとその愛人(妻?)であったクラウレ・ハモン に大変気に入られたが、戦場で再会、対峙。
「勝てたのは腕ではなくモビルスーツの性能のおかげだ」
と指摘され、「あの人に勝ちたい」と意味を見出し始める。
敵ながら父親のような存在のラル、大人のハモンの死。そして、ハモンに特攻を仕掛けて窮地を救ったリュウ・ホセイ の死が、彼を一気に生長させることとなる。
あこがれのマチルダ・アジャン の死。
その婚約者、ウッディ の死。
再会した母・カマリアとの価値観の相違。
再開した父・テムの酸素欠乏症による精神異常。
心を通い合った、ララァ・スン を撃墜。
その後もアムロは、数々の精神的打撃を受け続けて、そのたびに「甘え」は消えていく。
そして、最終決戦となったア・バオア・クー攻略戦。
シャアの駆るジオングと交戦、相打ちとなり、ガンダムは破壊されたが、一年戦争を生き抜く。
こうして、彼は教科書に載る英雄となった。
ちなみに、意外にも彼の撃墜スコアは連邦軍内においては第2位(MS142機、艦船9隻)。
第1位はテネス・A・ユング というパイロットであった。
(過去の人物伝)