イタリアのボルツァーノで開催されている、2021年ブゾーニ国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。
9月1日は、室内楽ファイナルの第2日(最終日)。
ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。
ちなみに、2021年ブゾーニ国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。
(2020/2021年ブゾーニ国際ピアノコンクール 予選詳細発表)
(2020/2021年ブゾーニ国際ピアノコンクール 予選通過者発表)
以下、使用されたピアノはいずれもスタインウェイ/Passadoriである。
また、いずれもシューマン四重奏団との共演である。
1. Francesco GRANATA (1998- Italy)
Johannes Brahms: Piano Quintet in F minor, op. 34
2. Do-Hyun KIM (1994- Republic of Korea)
Robert Schumann: Piano Quintet in E-flat major, op. 44
3. Vladimir PETROV (1997- Russia/Mexico)
Antonín Dvorák: Piano Quintet No. 2 in A major, op. 81
まだざっとしか聴けていないが、第2日の演奏者のうち、私がグランドファイナルに進んでほしいと思うのは
1. Francesco GRANATA (1998- Italy)
3. Vladimir PETROV (1997- Russia/Mexico)
あたりである。
次点で、
2. Do-Hyun KIM (1994- Republic of Korea)
あたりか。
第1、2日を併せて、グランドファイナルに進める人数である3人を選ぶとすると
第1日
2. Jae Hong PARK (1999- Republic of Korea)
第2日
1. Francesco GRANATA (1998- Italy)
3. Vladimir PETROV (1997- Russia/Mexico)
あたりになる。
Vladimir PETROVは、第1日のSerena VALLUZZIの欄に書いた不満を全て解決した素晴らしいドヴォルザークであり、まず選んだ。
あとは見事なブラームスを弾いた3人から2人を選ぶのに相当悩んだ末、仕方なくLukas STERNATHを外すことにした。
さて、室内楽ファイナルの実際の結果は以下のようになった。
【グランドファイナル進出者】
第1日
2. Jae Hong PARK (1999- Republic of Korea) 〇
3. Lukas STERNATH (2001- Austria)
第2日
2. Do-Hyun KIM (1994- Republic of Korea)
なお、○をつけたのは私がグランドファイナルに残ってほしかった3人の中の人である。
3人中1人。
少し当てが外れたものの、概ね異論のない結果である。
室内楽だからといって音楽性を重視するよりも、あくまでコンクールであり基礎力をみた、ということもあるかもしれない。
3人のうち誰が優勝するかは読めないが、この3人なら誰になってもブゾーニコンクールにふさわしい技巧の持ち主なのは確かだろう。
なお、今後の日程は以下の通り。
グランドファイナル:2021年9月3日(金)
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