(ショパンのエチュードop.25-3 ワンポイントレッスン動画) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

またまた引き続きショパンのエチュードのワンポイントレッスン動画の記事をリブログさせていただいた。

今回は、エチュードop.25-3 ヘ長調。

今回の練習アイテムは、“伸1M”?

 

 

ともかくも、指環をつけて指を動かしペンにカチカチ当て、指を根元から速く動かす練習をすることで、9小節目以降のプラルトリラー風の急速な音型をきれいに弾けるようになるのだそう。

やはり、ここがこの曲の一番の難所ということか。

確かに、全体的に勢いよく弾けていてもここだけいまいちか、もしくはここをきれいに弾くためなのか全体を遅く慎重に弾いている演奏をよく見かける。

 

 

 

 

 

 

 

【おまけ:私の好きなop.25-3の演奏】

 

●マウリツィオ・ポリーニ

古典的名盤。

ペダルを多めに使い、全体をレガートでつなげているが、それでも響きは濁ることがないし、曲の躍動感も損なわれていない。

9小節目以降の急速なプラルトリラー風パッセージも余裕がある(動画の0:12)。

 

 

●グリゴリー・ソコロフ

上のポリーニと対照的に、スラーの切れ目をレガートでつなげずにスタッカートで切った軽快な演奏。

ポリーニよりもさらに速いテンポだが、それでも例のプラルトリラー風パッセージを問題なくきれいに弾けているのはお見事(動画の0:11)。

 

 

なお、これまでのエチュードについてはこちら。

 

op.10-1

op.10-2

op.10-3 「別れの曲」

op.10-4

op.10-5 「黒鍵」

op.10-6

op.10-7

op.10-8

op.10-9

op.10-10

op.10-11

op.10-12 「革命」

op.25-1

op.25-2

 

 


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