今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
ブログで読者登録させていただいている方が、ショパンのエチュードop.10-1のワンポイントレッスン動画つきの記事をアップされたので、ここにリブログさせていただいた。
たった20秒の動画に、この曲を弾くために必要な練習のエッセンスが詰め込まれていて、私のようにこの曲を弾く当てのない者が観ても興味深い。
なお、動画は鏡のように左右逆になっているので注意されたい。
それにしても、こちらの動画のop.10-1の演奏、冒頭の3秒だけだが、ただのピアノの先生にしてはうますぎる気がする。
もしかして有名な先生なのではなかろうか(ご無礼申し訳ありません)。
それとも、ピアノの先生ならop.10-1はこれくらい弾けて当然…?
―追記(2020/04/15)―
【おまけ:私の好きなop.10-1の演奏】
●チョ・ソンジン
私にとってはこれ一択である。
水の流れを思わせるような、音楽の自然な呼吸が美しい。
弱冠15歳のときの演奏だが、完成されていて未熟さを感じさせない。
音楽家の成長・円熟とはいったい何なのか、考えさせられる。
これを聴いて私は彼のファンになるとともに、音楽コンクールマニアへの第一歩を踏み出したのだった(笑)。
あれからもう10年経つとは。
ちなみに、これに次いで好きな演奏を、ネット上で聴けるものから挙げていくと、
●アルフレッド・コルトー(こちら) きらびやかな美しい音色。
●マルタ・アルゲリッチ(こちら) 13-14歳時の演奏で、音質が良かったならばチョ・ソンジンと張るかもしれない鮮やかさ。
●マウリツィオ・ポリーニ(こちら) チョ・ソンジンを清流とするとこちらは滝か。力強く峻厳。
●ルイ・ロルティ(こちら) チョ・ソンジンほどの滑らかさはないものの端正で自然。
●ニコライ・ホジャイノフ(こちら) ロシアらしい力強い打鍵。
●小林愛実(こちら) 16歳時の演奏で、現代のコルトーともいうべききらびやかな美音。
●リ・スーチェン(こちらの11:55~) 強い個性はないが味がある。
あたりになる。
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