第10回浜松国際ピアノコンクール 第3次予選 第2日 および結果発表 | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

静岡県の浜松市で開催されている、第10回浜松国際ピアノコンクール(通称「浜コン」)(公式サイトはこちら)。

11月20日は、第3次予選の第2日(最終日)。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、第10回浜コンについてのこれまでの記事はこちら。

 

第10回浜松国際ピアノコンクール 出場承認者発表

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ステファノ・アンドレアッタが第10回浜松国際ピアノコンクールへの出場を辞退

第10回浜松国際ピアノコンクール 出場順決定

第1次予選 第1日

第1次予選 第2日

第1次予選 第3日

第1次予選 第4日

第1次予選 第5日

第2次予選 第1日

第2次予選 第2日

第2次予選 第3日

第3次予選 第1日

 

 

なお、以下の曲目のうち室内楽は、以下の奏者たちとの共演である。

奇数順:漆原啓子(Vn)、鈴木康浩(Va)、向山佳絵子(Vc)

偶数順:川久保賜紀(Vn)、松実健太(Va)、長谷川陽子(Vc)

 

 

1

21 アンドレイ・イリューシキン Andrei ILIUSHKIN (ロシア 1995年生まれ)

 

W. A. モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K.478

J. ブラームス:6つの小品 Op.118

L. ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ 「1905年10月1日、街頭にて」

A. スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第2番 嬰ト短調 Op.19 「幻想ソナタ」

 

 

2

22 今田 篤 IMADA Atsushi (日本 1990年生まれ)

 

W. A. モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K.478

F. シューベルト:楽興の時 D.780 Op.94

S. プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83

 

 

3

41 イ・ヒョク LEE Hyuk (韓国 2000年生まれ)

 

W. A. モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 K.493

P. チャイコフスキー/M. プレトニョフ:くるみ割り人形

C. V. アルカン:ピアノ独奏による交響曲 Op. 39 No.4-7
C. V. アルカン:イソップの饗宴

 

 

4

78 梅田 智也 UMEDA Tomoya (日本 1991年生まれ)

 

W. A. モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K.478

C. フランク/H. バウアー:前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
F. リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178

 

 

5

40 ブライアン・ルー Brian LE (アメリカ 1998年生まれ)

 

W. A. モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 K.493

F. リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178

B. バルトーク:野外にて

 

 

6

10 ジャン・チャクムル Can CAKMUR (トルコ 1997年生まれ)

 

W. A. モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K.478

F. ショパン:ポロネーズ 第7番 変イ長調 Op.61 「幻想」 

F. シューベルト:ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960

 

 

今回も、最終日の演奏はほんの少ししか聴けていない。

そんな状態ではあるが、第1~2日を併せて、本選に進める人数である6人をどうにか選んでみると

 

第1日

50 務川 慧悟 MUKAWA Keigo (日本 1993年生まれ)

79 牛田 智大 USHIDA Tomoharu (日本 1999年生まれ)

94 ザン・シャオルー ZANG Xiaolu (中国 1999年生まれ)

 

第2日

41 イ・ヒョク LEE Hyuk (韓国 2000年生まれ)

40 ブライアン・ルー Brian LE (アメリカ 1998年生まれ)

10 ジャン・チャクムル Can CAKMUR (トルコ 1997年生まれ)

 

あたりになる。

一応6人選んだけれど、第2日についてはほとんど聴けておらず、1次・2次での印象を含めたチョイスとなっている。

 

 

 

 

 

さて、第3次予選の実際の結果は以下のようになった。

 

【本選進出者】

 

第1日

50 務川 慧悟 MUKAWA Keigo (日本 1993年生まれ) ○

90 安並 貴史 YASUNAMI Takashi (日本 1992年生まれ)

79 牛田 智大 USHIDA Tomoharu (日本 1999年生まれ) ○

 

第2日

22 今田 篤 IMADA Atsushi (日本 1990年生まれ)

41 イ・ヒョク LEE Hyuk (韓国 2000年生まれ) ○

10 ジャン・チャクムル Can CAKMUR (トルコ 1997年生まれ) ○

 

 

なお、○をつけたのは私が本選に残ってほしかった6人の中の人である。

6人中4人。

ザン・シャオルーやブライアン・ルーは落ちてしまった。

ただ、私が選んでいなかった安並貴史や今田篤も良い演奏だったし、それほど違和感のない結果だとは思う(明らかにいまいちな人は残っていない)。

本選進出者6人中4人が日本人というのは、(日本人にとって)過去にない快挙といえる。

 

 

優勝は、務川慧悟の可能性が一番高いのではないかと私は考えているけれど、コンチェルトとなると予想は難しい。

6人それぞれ、最良の演奏となることを願っている。

 

 


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