今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。
待ちに待った第10回浜松国際ピアノコンクール(通称「浜コン」)が、ついに明日に迫った。
本日、出場順の抽選会が行われ、第1次予選の出場順が決定・発表された。
ちなみに、第10回浜コンについてのこれまでの記事はこちら。
(ステファノ・アンドレアッタが第10回浜松国際ピアノコンクールへの出場を辞退)
発表された演奏日程(第1次予選)は以下の通り。
(画像はこちらのページよりお借りしました)
応援しているピアニスト、中川真耶加が演奏するのは11月11日(日)とのことであり、ここだけでも聴きに行きたいなとふと思ったが、チケットの販売状況を見てみると、なんと下記のような状態(11月8日現在)。
第1次予選
11月9日(金) 余裕あり
11月10日(土) チケット完売
11月11日(日) チケット完売
11月12日(月) 余裕あり
11月13日(火) 余裕あり
第2次予選
11月15日(木) チケット完売
11月16日(金) チケット完売
11月17日(土) チケット完売
第3次予選
11月19日(月) チケット完売
11月20日(火) チケット完売
本 選
11月23日(金) チケット完売
11月24日(土) チケット完売
こんなことになっていようとは!
音楽コンクールのチケットがこれほどまでに売れるなんて、前代未聞を通り越して、異常事態である。
つい3年前の前回(2015年)は、浜松にぶらっと寄ったら第2次予選でも当日券は余裕で残っていたし、本選でさえ直前でも空きがあった。
「蜜蜂と遠雷」効果が、これほどのものだったなんて。
11月11日(日)はすでに完売であり、がっかり…。
でも、ネット配信は聴けるのでありがたい。
それに、浜コンがこれだけ注目されるのは、浜コンのファンとしては大変嬉しいことである。
なお、中川真耶加の演奏予定曲は、以下のようになっている。
第1次予選
J. P. ラモー:新クラヴサン組曲集 第2番 「雌鶏」
F. ショパン:練習曲 嬰ト短調 Op.25-6
D. ショスタコーヴィッチ:ピアノ・ソナタ 第1番 Op.12
第2次予選
F. J. ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:48
C. フランク:前奏曲、コラールとフーガ Op.18
P. チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ 第1番 イ長調 Op.7
佐々木 冬彦:SACRIFICE
第3次予選
W. A. モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 K.493
J. S. バッハ:パルティータ 第2番 ハ短調 BWV.826
C. ヴァイン:ピアノ・ソナタ 第1番
F. ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
本選
S. プロコフィエフ:協奏曲 第2番 ト短調 Op.16
どれも本当に楽しみ。
ショパンのエチュードop.25-6や舟歌、ショスタコーヴィチのソナタ第1番、バッハのパルティータ第2番あたりは、彼女のこれまでの演奏から名演になることがすでに明らかである。
ヴァインのソナタやプロコフィエフの協奏曲第2番などは、私はまだ彼女の演奏を聴いたことがないけれど、きっと合っていそう。
ライヴCDも販売されるので、それぞれの曲の決定盤になりそうな気がする。
本選まで勝ち残ってくれるよう、祈るばかりである。
↑ ブログランキングに参加しています。もしよろしければ、クリックお願いいたします。