(第10回浜松国際ピアノコンクール 出場順決定) | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

待ちに待った第10回浜松国際ピアノコンクール(通称「浜コン」)が、ついに明日に迫った。

本日、出場順の抽選会が行われ、第1次予選の出場順が決定・発表された。

ちなみに、第10回浜コンについてのこれまでの記事はこちら。

 

第10回浜松国際ピアノコンクール 出場承認者発表

第10回浜松国際ピアノコンクール チケット販売開始

第10回浜松国際ピアノコンクールの課題曲を見て思うこと

ステファノ・アンドレアッタが第10回浜松国際ピアノコンクールへの出場を辞退

 

 

発表された演奏日程(第1次予選)は以下の通り。

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 

応援しているピアニスト、中川真耶加が演奏するのは11月11日(日)とのことであり、ここだけでも聴きに行きたいなとふと思ったが、チケットの販売状況を見てみると、なんと下記のような状態(11月8日現在)。

 

第1次予選

11月9日(金) 余裕あり

11月10日(土) チケット完売

11月11日(日) チケット完売

11月12日(月) 余裕あり

11月13日(火) 余裕あり

 

第2次予選

11月15日(木) チケット完売

11月16日(金) チケット完売

11月17日(土) チケット完売


第3次予選

11月19日(月) チケット完売

11月20日(火) チケット完売


本 選

11月23日(金) チケット完売

11月24日(土) チケット完売

 

こんなことになっていようとは!

音楽コンクールのチケットがこれほどまでに売れるなんて、前代未聞を通り越して、異常事態である。

つい3年前の前回(2015年)は、浜松にぶらっと寄ったら第2次予選でも当日券は余裕で残っていたし、本選でさえ直前でも空きがあった。

「蜜蜂と遠雷」効果が、これほどのものだったなんて。

11月11日(日)はすでに完売であり、がっかり…。

でも、ネット配信は聴けるのでありがたい。

それに、浜コンがこれだけ注目されるのは、浜コンのファンとしては大変嬉しいことである。

 

 

なお、中川真耶加の演奏予定曲は、以下のようになっている。

 

第1次予選

J. P. ラモー:新クラヴサン組曲集 第2番 「雌鶏」

F. ショパン:練習曲 嬰ト短調 Op.25-6

D. ショスタコーヴィッチ:ピアノ・ソナタ 第1番 Op.12

 

第2次予選

F. J. ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI:48

C. フランク:前奏曲、コラールとフーガ Op.18

P. チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ 第1番 イ長調 Op.7

佐々木 冬彦:SACRIFICE

 

第3次予選

W. A. モーツァルト:ピアノ四重奏曲 第2番 変ホ長調 K.493

J. S. バッハ:パルティータ 第2番 ハ短調 BWV.826

C. ヴァイン:ピアノ・ソナタ 第1番

F. ショパン:舟歌 嬰ヘ長調 Op.60

 

本選

S. プロコフィエフ:協奏曲 第2番 ト短調 Op.16

 

どれも本当に楽しみ。

ショパンのエチュードop.25-6や舟歌、ショスタコーヴィチのソナタ第1番、バッハのパルティータ第2番あたりは、彼女のこれまでの演奏から名演になることがすでに明らかである。

ヴァインのソナタやプロコフィエフの協奏曲第2番などは、私はまだ彼女の演奏を聴いたことがないけれど、きっと合っていそう。

ライヴCDも販売されるので、それぞれの曲の決定盤になりそうな気がする。

本選まで勝ち残ってくれるよう、祈るばかりである。

 

 


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