チェーンのエントリーを書いてて

思い出したんだけど

スキーブームの頃って『クロカン』って呼ばれる

『ランドクルーザー』や『パジェロ』をよく見るようになったよね

もちろん

『ビックホーン』や『サーフ』とかも忘れてませんよ

メジャーなのが『ランクル』と『パジェロ』かなぁって思いまして……

でね

その頃から定番で言われてたのが

「スキー場の近くで事故ってるのはクロカンが多い」ってやつ

雪ヤマに行くクルマの車種の割合や『四駆』に慢心した結果もアルんでしょうが

fumix的には『パートタイム四駆』と『M+Sタイヤ』のせいだと思ってます

今でこそ『フルタイム四駆』は四駆の定番ですがクロカンの多くは『パートタイム四駆』です

ちなみにfumixの『エフジェイ』も『パートタイム四駆』です

『フルタイム四駆』にあって『パートタイム四駆』にナイものなぁ~んだ?

それは

『センターデフ』です

『デフ』の説明からだと大変なんで『デフ』が解らないヒトはなんとなく流し読みしてね(笑)

いや

ちょっとだけ説明しよう

説明好きなんでね(笑)

『デフ』ってのは『デファレンシャルギア』の略でダイヤの回転差を調整するギアのコトです

『二駆』のクルマの場合は左右のタイヤの回転差の為に今のクルマにはフツーについてる部品です

『四駆』の場合

『フルタイム四駆』なら前後それぞれの左右のタイヤの為に二つ

そして

前後のタイヤの為に一つの三つの『デフ』がついてます

その前後の為についてるのが『センターデフ』です

左右の為についてる『デフ』はカーブのトキにクルマが外に押し出されないようにしてくれてます

前後の為の『センターデフ』はカーブのトキに前にクルマを押し出さないようにしてくれてます

ハンドルを切ったタイヤの回転と前に押しだそうとする後輪の回転差を調整してくれるんです

そんな『センターデフ』が切り替え式の『パートタイム四駆』にはほとんどの場合ついてません

切り替え式でもナントカ制御を謳ってるヤツはついてる場合もありますが……

なぜ

『パートタイム四駆』にはついてナイのが多いか?

fumix的な考えですが『パートタイム四駆』は必要なトキにだけ使う四駆で常用に使う四駆ではないからだと思ってます

でね

コレを『パートタイム四駆』に乗ってるヒトのどれだけが理解しているだろうか?

「クロカン四駆に乗ってるんだから当たり前」のコトのはずなんですけどね

『クロカン四駆』の知名度があがって車種選びの敷居も低くなってしまったんで

「雪ヤマに行くなら四駆」ってイメージだけで乗ってるヒトがスキー場の辺りで突き刺さってるってのが今回のfumix論です

あともう一つ

『クロカン四駆』が標準で履いてるタイヤの多くが

『M+Sタイヤ』なんですよね

コレって『マッド・アンド・スノー』の意味です

「雪道も走れるよ」ってメーカーが謳ってるオールシーズンタイヤのコトです

メーカーが「雪道も走れる」って言ってるんだから走れるんですが

fumixは「とりあえずサマータイヤよりはマシだよ」って思ってます

過去に『ISUZU・ミュー』ってクルマに乗ってオールシーズンタイヤ(M+S)で雪ヤマに行っていた実体験者なんで経験から語ってます

志賀にもチェーン装着ナシで行くコトは出来ました
(一応金属チェーンは積んでました)

ただアイスバーン路面はかなり手に汗握る感じです

最近はどうか解りませんが(近々体験するはずです)『M+Sタイヤ』でもチェーン規制は通してくれます

チェーン規制のトキに確認のオジサンに

「冬用タイヤですか?」って聞かれたら

「もちろん」って明らかに四駆なクルマで答えると通してくれます


「確認のオジサンが通してくれるんだから雪道を走っていいんだ(走れるんだ)」って確信しちゃいませんかね?

コレも要因じゃないかと思うんですよね

『クロカン四駆』乗りのみなさん

今年からは雪ヤマの宿で「また四駆が事故ってたよ」って会話をなくしましょうね

って自分にも言い聞かせておきます



それではみなさん良いお年を