猫の腎臓病は猫の飼い主さんに
とって悩みの種だと思う。
猫で高齢になって腎臓が悪くなって
いない子は少ないし
若い子でも腎臓が悪くなる子はいる。
猫と腎臓病は切っても切れないね。
猫の腎臓病の治療薬として
注目されていたAIMを活性化する薬が
治療薬として認可を取るのは
まだ先のことになるようなので
まずは猫の食事に添加されて
マルカンから3月に発売される
ことが発表になったんよ。
AIMって何かって言うと
体の中の不要物を取り込んで
分解してくれるマクロファージの1種で
AIMって言うタンパク質が血液の中で
全身を回ってパトロールしてる。
腎臓の中の尿の通る尿細管って言う
細い管があるんだけど
その管の中に腎臓が障害を受けたり
すると腎臓がダメージを受けて
細胞が死んで死んだ細胞が
尿細管の中で詰まったりするのさ。
尿細管が詰まってしまうとそこから
おしっこが出なくなって腎臓の機能が
低下していっちゃう。
多くの動物の体の中では
血液の中にいるAIMが活性化して
尿細管の中に移動して
死んだ細胞とくっついて
尿細管のつまりを解除してくれる。
尿細管のつまりが解除されると
腎臓の中の尿が流れるようになって
腎臓の機能が回復するのさ。
しかし。
猫は血液の中にAIMがあるにも関わらず腎臓が障害を受けても活性化して尿細管に移動しなくて
死んだ細胞を解除してくれなくて尿が流れなくなってどんどん腎臓が悪くなっちゃう。
猫の体の中にAIMがあるなら
それを活性化すればいいじゃないか
と言うことで
AIMを活性化する製剤が開発されて
いるんだけど治療薬になるには
ハードルがいろいろあるみたい。
AIMを活性化する製剤は
果物のドリアから抽出されていて
すでに食品添加物としてあるもの
なので
それをキャットフードに混ぜて
AIMを活性化する製剤が入った
食事として発売される。
この食事は慢性腎臓病の予防になる
可能性があるね。
この食事、AIM30って言う食事なんだけど
療法食じゃなくて普通のキャットフード
として発売になる。(驚)
療法食より一般的な食事の方が
多くの猫が食べるようになるし
多くの猫が慢性腎臓病の予防
することができる。
素晴らしい。
どんな味で、どのくらいの価格なのか
まだ発表はないけど楽しみだね。
今日もありがとう
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