動物も高齢になってくると
腎臓が悪くなることがよくある。
特に猫は高齢になると
段々腎臓が悪くなって
慢性腎臓病になることが多いの。
東洋医学では。
腎臓は体温がオーバーヒートしないように
見張ってる臓器で
体を適度な温度に温める働きがある。
腎臓が悪くなって適度な温度に
温めることができなくなると
体が冷えてくる。
体が冷えてくると
血液の循環が悪くなったり
免疫力が低下したり
臓器が正常に機能しなくなったり
水分が滞ったりする。
冷えは万病の元と言うように
いろんな障害が起こる。
温める機能が悪くなると
骨盤を温める作用も弱くなって
腰痛や関節痛などの痛みが
出るようになる。
足腰も弱くなって
座ることが多くなったり
散歩もゆっくりになったりする。
東洋医学ではエネルギーを氣と言うけど
シニアになってくると氣が不足する。
血液を体に回しているのも
食べ物を消化するのも
臓器を動かすのも
全てエネルギーが必要なんだけど
エネルギーが不足すると
血液も回せなくなるし
食べ物の消化も悪くなるし
臓器の動きが悪くなったりして
体力がなくなっていくし
エネルギーは熱の元にもなるので
体も冷えていく。
そんな時は
鍼灸で腎臓の機能を
回復させたり、体を温めていくの。
腎臓のツボや腎臓の機能を助けるツボ
腎臓を補助しているツボなどに
鍼を打ったり、灸をしたりするのさ。
西洋医学や現代医療では
腎臓の機能を回復したり
体を温めたりする治療がない。
ただ、体の中に溜まってくる毒素を
何とか体の外に出すような治療になる。
どっちがいい悪いではなく
両方やるといいの。
体が冷えてくるといろんな病気の元になる
腎臓が悪くなると体が冷える傾向にあるから
鍼灸やって
体を温めるようにしたり
腎臓の機能を回復したりするといい。
灸なら飼主さんでもできるから
家でもやってあげるといいよ。
今日もありがとう
人間より動物好き獣医
シワ神シワ男
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