犬の腎嚢胞は、腎臓にできる
丸い袋で中に液体が溜まる病気。
この袋状にできることを
医学用語で嚢胞って言って
腎臓にできる袋だから
腎嚢胞って言うのさ。
腎臓に1つでできることが多いね。
たくさん袋がボコボコ
できることは少ない。
原因はまだわかっていなくて
高齢になってくるとできやすくなる。
健康診断とか何が別な病気で
エコー検査する時に偶然見つかる
ことが多いね。
1つだけできる腎嚢胞は
特に悪さをすることもなくて
症状も全くでないし
血液検査でも異常が
出ないことが多いのさ。
治療する必要はなくて
経過観察することが多い。
あまりにも大きくなって
腎臓の正常な組織を圧迫して
腎臓が悪くなったり
痛みが出たりするようなら
エコーでみながら
袋に針をついて中の液体を
抜くこともある。
腎嚢胞だけなら特に問題
ないんだけど
これに何か別の問題が
併発すると治療が必要になる。
腎嚢胞が感染したり
出血したり
大きくなり過ぎて破裂したり
大きくなることで圧迫して
尿が出にくくなったり
嚢胞の中に悪性腫瘍が
潜んでいたり
嚢胞が増えて腎臓が悪く
なったりするときは
それぞれに合わせた
治療をする必要があるね。
ただ、犬の場合はそこまでなる
ケースはレアなことが多いから
そんなに心配しなくてもいいよ。
猫は全く違うで。
猫は多発性嚢胞腎と言って
遺伝的に腎臓に嚢胞がたくさん
できる病気があるんだけど
それは腎臓がどんどん悪く
なっちゃうから猫は違うから。
犬と猫は一緒じゃないからね。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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