人が終末期になって寝たきりになって
介護になって食事も喉を通らなくなって
段々話ができなくなった時に
その人が「生きたい」と思っているのか
それとも「逝きたい」と思っているのか
話ができなくなってると
それは本人しかわからなくなり
家族の想いが強くなる。
家族は、言葉にならない
うめき声のような声を聞いたり
まだ動きがあるのをみて
「まだ生きたいと思ってる」と思うのか
「もう逝きたいと思ってる」と思うのか。
それは家族の判断になる。
家族は、「まだ生きたいと思って
いるんです」って思っても
本人は「もう逝きたい」と
思っているかもしれない。
本人の「逝きたい」と言う想いよりも
家族が「逝く」ことを許さなくなっていく。
それと同じで動物も終末期になって
寝たきりになって食事が喉を
通らなくなって来た時に
動物が生きたいと思っているのか
ただ、生きているのかわからない。
それはぼくら飼主の判断になる。
「これがこうなったら生きたい
と思っている」とか
「このデータがこうなったら
ただ、生きてるだけ」って言う
明確なものはないから
（これいつも出てくるうちの猫ね）
「この子はまだ生きたいと
思ってる」と思うのか
「ただ、生きてるだけ」と思うのか
動物が人間の言葉を話さない以上
それはぼくらの飼主が思うことになり
「まだ、一緒にいたい」
「失いたくない」
「長生きしてほしい」
「死んでほしくない」
とぼくら飼主の想いが強くなる。
飼主としては最期まで
「この子は生きたいと思ってる」
と言う願望もあるし
飼主が諦めちゃいけない
飼主が投げ出しちゃいけない
と言う強い使命感もあるし
（これうちの猫が元気だったころ）
この子を失いたくない
一緒にいたいと言う執着もある。
ぼくら飼主の想いが強くなり過ぎると
手放せなくなり動物が逝くことが
許せなくなる。
動物は今を一生懸命生きているから
自分自身で「もう逝きたい」
と思うことはない。
だから「痛いことはイヤ」
「苦いものやイヤ」はあっても
「治療はもうやめて」
「これ以上はムリ」はない。
治療の線引きをするのは
ぼくら飼主の役目になる。
もちろん獣医が助言することは
あっても最期に決めるのは
ぼくら飼主になる。
動物本人が思いを話してくれたら
どんなにいいか
動物本人が気持ちを話して
くれたらどんなに楽か
それはぼくはどんなに努力しても
一生わかることはない。
わからない以上どんなにつらくても
どんなに苦しくても
どう考えても決められなくても
ぼくら飼主が責任を持って判断して
いかなくちゃいけない。
それが動物が旅立つまでの間にできる
ぼくら飼主の恩返しになる。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
■ 獣医師による犬猫のための腸内環境改善サービス
「腸活」という言葉があるように、「腸を整える」ことは、免疫力を向上させ、感染症予防や病気になりにくい身体作りに役立ちます。そんな腸内環境改善について獣医師の立場から様々な方法をご提供しています。
https://peraichi.com/landing_pages/view/6dckx
ぼくの勝手な他の持論の話も読んでみて！
リライズニュースでインタビューを受けました。
リライズニュースは、様々な仕事がある中、まだ注目されていない原石のような方を様々な分野で活躍されている方を紹介してくれてます。
インタビュアーが読者と活躍する人の間になり、各業界にある限界にとらわれず、境界線を越えることができる架け橋になってくれてます。
ぼくもインタビューを受けたのでよかったら観てください。
動物の生涯は短い、だからこそ幸せなものにしたい！！動物の統合医療・獣医の藤原光宏さん
セミナーのダイジェストを作ってみた。
YouTubeのチャンネル登録もよろしく！
https://www.youtube.com/channel/UC1TQjMRG_gzVrlaS4knm0zg/
 |
現役院長達が教えるイマドキの犬の飼い方
3,240円
Amazon |
 |
現役院長達が教えるイマドキの猫の飼い方
Amazon |
●自分が所属しているペットの健康を守る会の有志の先生方と本を書きました。
両本とも当院での在庫は完売いたしました。
LINE公式アカウントやってます。
登録してくれたら上手なシャンプーのコツ
動画を4本無料でプレゼントします！
友達登録をお願いします。
インスタもやってます
フォローしてもらえるとうれしいです。
