尿膜管遺残による尿膜管憩室
の質問について答えてみた
尿膜管遺残によって膀胱の
先端のところに憩室が
できちゃう病気で
血尿になったり
膀胱に痛みがあったり
頻尿になったりするのさ。
膀胱炎がなかなか治らなかったリ
膀胱炎が何回も再発する時は
尿膜管憩室を疑ったりする。
憩室って言うのはちょっとした
ふくらみだと思って。
膀胱の先っちょの所に
ちょっとしたふくらみができちゃうの。
なんでできるのかと言うと
これが尿膜管遺残によって
できちゃうのさ。
尿膜管は胎児の時に膀胱と
尿膜を結ぶ管で
普通は発育途中でなくなる
んだけど
中に尿膜管が残っちゃったり
不完全になくなって憩室として
残っちゃったりする。
それで尿膜管憩室になっちゃう。
通常時は何ともなくて
おしっこを我慢したり
おしっこが詰まったりして
膀胱の圧力が上がったりすると
できる子もいるのさ。
犬よりも猫の方が下部泌尿器疾患
の原因になってることもあって多いね。
治療は、尿膜管憩室のところを
外科的に取る手術になる。
手術をしない場合は
薬で尿膜管憩室がなくなることは
ないから温存療法になるね。
血尿が出たら血尿の治療
頻尿になったら頻尿の治療
痛みがあったら痛みの治療
と症状に合わせた治療をしながら
付き合っていくことになるのさ。
尿膜管憩室が原因で
下部泌尿器疾患の症状が
出ているなら手術して
よくなるけど
これが猫の場合はたまたま
尿膜管憩室が見つかって
尿膜管憩室の手術をしたのに
下部泌尿器疾患の症状が
改善しなくて
実は特発性膀胱炎だったと言う
ことが猫はあるから難しい。
犬の場合は手術でよくなることが
ほとんどだからいいけど
猫の場合はまずは徹底的に
下部泌尿器疾患の治療をして
それでもやっぱり症状がよく
ならなければ手術してみるか
手術して症状の改善がなければ
徹底的に下部泌尿器疾患の治療
をするか
なかなか難しい選択になるね。
猫は下部泌尿器疾患が多いし
再発する特発性膀胱炎も多い。
その中に尿膜管憩室がある
子もいるので
再発を繰り返す子は注意が
必要だね。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
シワ神シワ男
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