尿検査で大事な尿中蛋白クレアチニン比UPC | 人間より動物好き 獣医師シワ男

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埼玉県新座市のふじわら動物病院、院長藤原です。
ペットが幸せになるためには、飼主さんが幸せになる必要があると思っていて、
まずは飼主さんが幸せになることでペットも幸せになるような診療を心がけています。
サ論代理店

こんばんは。

ふじわら動物病院、藤原です。

 

 

一般尿検査でわかることの話を

してきました。

 

 

前回までの話はこちらから

尿検査でわかることはたくさんある

尿検査でわかること2

尿検査でわかること3

尿検査でわかること4

 

 

尿に蛋白質が出てくる場合にとても

大事な検査がもう一つあります。

 

 

それが尿中蛋白クレアチニン比UPCです。

 

 

タンパクはからだにと って大切な構成成分

なんだ。

 

 

だから、健康であれば尿に蛋白質が混ざる

ことは少ないんだ。

 

 

犬は、尿が濃いと蛋白が少し出ることはあるけど

猫は、出ないんだ。

だから猫で尿に蛋白が出ると異常なんだ。

 

 

 腎臓に病気がになると、尿をろ過している

糸球体から蛋白がが通過して尿に出るよう

なっちゃうんだ。

 

本当は糸球体を通過しないはずの蛋白成分が

通過してしまう状態は、糸球体そのものにとっても

負担になるんだよね。

 

 

そのため、病気によって尿にタンパクが出ること

自体が、病気の進行を早めちゃう。

 

 

尿に蛋白が出ていないないかどうか調べることは

とても大事なんだ。

 

 

病院内では、尿試験紙で蛋白が出ているかどうか

調べるんだけど、実際に尿試験紙で蛋白が

引っかからなくても尿に蛋白がでていることが

あるんだ。

 

腎臓が悪くなっていることが疑われるときは

尿に蛋白が出ていないか尿中蛋白クレアチニン比

で確認することが大事になるよ。

 

 

腎臓が悪くて尿に蛋白が出ているタイプと

出ていないタイプでは、腎臓の予後が変わって

くるのでとっても大事。

 

 

尿の検査ってこんなにも大事なことが

たくさんわかるなんてすごいよね!!

 

 

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