鹿児島の親の会は8年目になりますが、鹿児島の親の会の立ち上げからのメンバーであるぽれぽれさんが3年前に書かれた「明るいおうち生活のススメ」の再転載です。
起立性調節障害だった長男さんは現在大学3年生です。
「明るいおうち生活のススメ」は①から⑬までのシリーズです。
※先にこちらから 明るいおうち生活のススメ①~まえがき~
明るいおうち生活のススメ②~病気の理解~
明るいおうち生活のススメ③~二次的弊害を防ぐために
明るいおうち生活のススメ④~思春期の子どもの心~
明るいおうち生活のススメ⑤~ありのままに~
明るいおうち生活のススメ⑥~子ども自身が決める~
明るいおうち生活のススメ⑦~母親の不安(学校・進路)
明るいおうち生活のススメ⑧~母親の不安(生活の乱れ)~
明るいおうち生活のススメ⑨~母親の不安(医療)
起立性調節障害明るいおうち生活のススメ⑩~親の会~
私も,先輩かあさんたちも,
子どもにしてはいけない関わり方をした経験があります。
最初から,どーんと腹をくくって,
おおらかな関わり方をしていたわけではありません。
自分の気持ちをコントロールできず,当たり散らしたり,
言ってはいけない暴言を吐いたり,
寒い中,カバンとともに外に追い出したり・・・。
思い出すと,胸が苦しくなってしまうことをたくさんしてきました。
私の気持ちが爆発してしまうのは,たいがい午前中です。
救われるのは,
午前中は長男の思考能力が低下している状態の時なので,
長男は,この頃の記憶がほとんどないということです。
みんな,同じなんです。
だから,これまでのことはもう忘れましょう。
こんな風にしてしまって,と後悔して,
立ち止まるのはもう止めましょう。
子どもには,未来しかないんです。
親の関わり方で大事なことは,
「まず,親の気持ちは,いったん横に置きましょう。」
「親の気持ちを,子どもにかぶせないようにしましょう。」
と言われます。
そういわれても,なかなかむずかしいですよね。
まず自分の気持ち,子どもの気持ちを,
わけて考えてみましょう。
自分の気持ちを見つめて,そのわき起こっている気持ちは,
だれの気持ちか,どうしてその気持ちが起きてくるのか,
客観的に分析してみるといいかもしれません。
また,子どもが起立性調節障害を発症して,
1番不安で,辛いのは,
やっぱり,当事者である子どもです。
子どもがどのような状況で,どのように感じているのか,
想像してみましょう。
私も「想像してみた」
だいじなことは,「気づくこと」です。
反省して,落ち込むことではありません,
親としての気持ちをいったん横に置いて,子どもと関わる中で,
わき起こってくる,焦りや不安な気持ちは,
別なところで,発散させましょう。
趣味,スポーツ,ママ友とのランチ,だんな様とのデート・・・
いろいろありますね。
子ども置いて,そんな楽しいことをすると,罪悪感が・・・
なんて思わなくていいんですよ。
そのことによって,笑顔で子どもと関われるのなら,
子どもにとってもいいこととなります。
子どもだって,一人で自由に過ごせる家の中は,
とても快適となることもありますよ。
仕事も,続けていいものか悩むところではありますが,
母親自身が社会とのつながりをもっておくことは,
様々な考え方と触れる機会にもなるし,
いい意味で気分転換にもなります。
何より,子どもの体と心が元気になっていって,
少しずつ動き始めた時,お金が必要となってきます。
標準的なルートと違い,回り道,寄り道をしながら進む道は,
現実的な話をすると,やっぱりお金がかかってしまいます。
その時のためにも,経済的にも準備ができるていると,
親として思いっきり応援ができます。
私は,長男が発症当時は専業主婦をしていましたが,
1年半たった頃に,思い切ってパートを始めました。
たまたま,朝は10時出勤で,
子どもに関わる仕事が見つかったので,
気分転換になるいい時間になりました。
仕事に関しては,それぞれの家庭で事情が違うので,
家族でしっかり話し合うことが大事だと思います。
親自身が元気になるために,
親の不安を子どもにかぶせないようにするために,
親の会やNPO起立性調節障害ピアネットありす の掲示板を
どんどん利用してください。
病院のことや学校のことなど様々な情報収集ができたり,
みなさん同じ経験をしているので,
そんなに多くを話さなくても伝わることが多くあって,
とても安心することができたり,
不安な気持ち,焦る気持ち,もやもやした気持ち,
いろんな気持ちをはき出してほしいと思います。
起立性調節障害と向き合う日々を
トンネルの中のようだと話される方がいます。
親の会などで,先輩かあさんの話を聞いて,
かすかに明かりが見えてきたと,言われる方もいます。
初めは真っ暗なトンネルの中だけど,
トンネルの出口までは,歩きつづけなければならない。
どうせ歩かないといけないんだったら,楽しい方がいい!!
トンネルの中が,明るい方がいい!!
時には休んで,ゆっくりして。
一人で歩くのは,くじけてしまいそうになるので,
仲間がいた方が楽しい!!
おしゃべりしながら歩く方が,つらいことも楽に感じられる!!
少し先を進んで,私の足下を照らしてくれる人もいる。
必ず出口はあるのだから,楽しく歩いて行きましょ。
⑪に続きます。。。
ぽれぽれさんのブログ鹿児島起立性調節障害親の会~ぽれぽれなるままに~
起立性調節障害だった長男さんは現在大学3年生です。
「明るいおうち生活のススメ」は①から⑬までのシリーズです。
※先にこちらから 明るいおうち生活のススメ①~まえがき~
明るいおうち生活のススメ②~病気の理解~
明るいおうち生活のススメ③~二次的弊害を防ぐために
明るいおうち生活のススメ④~思春期の子どもの心~
明るいおうち生活のススメ⑤~ありのままに~
明るいおうち生活のススメ⑥~子ども自身が決める~
明るいおうち生活のススメ⑦~母親の不安(学校・進路)
明るいおうち生活のススメ⑧~母親の不安(生活の乱れ)~
明るいおうち生活のススメ⑨~母親の不安(医療)
起立性調節障害明るいおうち生活のススメ⑩~親の会~
私も,先輩かあさんたちも,
子どもにしてはいけない関わり方をした経験があります。
最初から,どーんと腹をくくって,
おおらかな関わり方をしていたわけではありません。
自分の気持ちをコントロールできず,当たり散らしたり,
言ってはいけない暴言を吐いたり,
寒い中,カバンとともに外に追い出したり・・・。
思い出すと,胸が苦しくなってしまうことをたくさんしてきました。
私の気持ちが爆発してしまうのは,たいがい午前中です。
救われるのは,
午前中は長男の思考能力が低下している状態の時なので,
長男は,この頃の記憶がほとんどないということです。
みんな,同じなんです。
だから,これまでのことはもう忘れましょう。
こんな風にしてしまって,と後悔して,
立ち止まるのはもう止めましょう。
子どもには,未来しかないんです。
親の関わり方で大事なことは,
「まず,親の気持ちは,いったん横に置きましょう。」
「親の気持ちを,子どもにかぶせないようにしましょう。」
と言われます。
そういわれても,なかなかむずかしいですよね。
まず自分の気持ち,子どもの気持ちを,
わけて考えてみましょう。
自分の気持ちを見つめて,そのわき起こっている気持ちは,
だれの気持ちか,どうしてその気持ちが起きてくるのか,
客観的に分析してみるといいかもしれません。
また,子どもが起立性調節障害を発症して,
1番不安で,辛いのは,
やっぱり,当事者である子どもです。
子どもがどのような状況で,どのように感じているのか,
想像してみましょう。
私も「想像してみた」
だいじなことは,「気づくこと」です。
反省して,落ち込むことではありません,
親としての気持ちをいったん横に置いて,子どもと関わる中で,
わき起こってくる,焦りや不安な気持ちは,
別なところで,発散させましょう。
趣味,スポーツ,ママ友とのランチ,だんな様とのデート・・・
いろいろありますね。
子ども置いて,そんな楽しいことをすると,罪悪感が・・・
なんて思わなくていいんですよ。
そのことによって,笑顔で子どもと関われるのなら,
子どもにとってもいいこととなります。
子どもだって,一人で自由に過ごせる家の中は,
とても快適となることもありますよ。
仕事も,続けていいものか悩むところではありますが,
母親自身が社会とのつながりをもっておくことは,
様々な考え方と触れる機会にもなるし,
いい意味で気分転換にもなります。
何より,子どもの体と心が元気になっていって,
少しずつ動き始めた時,お金が必要となってきます。
標準的なルートと違い,回り道,寄り道をしながら進む道は,
現実的な話をすると,やっぱりお金がかかってしまいます。
その時のためにも,経済的にも準備ができるていると,
親として思いっきり応援ができます。
私は,長男が発症当時は専業主婦をしていましたが,
1年半たった頃に,思い切ってパートを始めました。
たまたま,朝は10時出勤で,
子どもに関わる仕事が見つかったので,
気分転換になるいい時間になりました。
仕事に関しては,それぞれの家庭で事情が違うので,
家族でしっかり話し合うことが大事だと思います。
親自身が元気になるために,
親の不安を子どもにかぶせないようにするために,
親の会やNPO起立性調節障害ピアネットありす の掲示板を
どんどん利用してください。
病院のことや学校のことなど様々な情報収集ができたり,
みなさん同じ経験をしているので,
そんなに多くを話さなくても伝わることが多くあって,
とても安心することができたり,
不安な気持ち,焦る気持ち,もやもやした気持ち,
いろんな気持ちをはき出してほしいと思います。
起立性調節障害と向き合う日々を
トンネルの中のようだと話される方がいます。
親の会などで,先輩かあさんの話を聞いて,
かすかに明かりが見えてきたと,言われる方もいます。
初めは真っ暗なトンネルの中だけど,
トンネルの出口までは,歩きつづけなければならない。
どうせ歩かないといけないんだったら,楽しい方がいい!!
トンネルの中が,明るい方がいい!!
時には休んで,ゆっくりして。
一人で歩くのは,くじけてしまいそうになるので,
仲間がいた方が楽しい!!
おしゃべりしながら歩く方が,つらいことも楽に感じられる!!
少し先を進んで,私の足下を照らしてくれる人もいる。
必ず出口はあるのだから,楽しく歩いて行きましょ。
⑪に続きます。。。
ぽれぽれさんのブログ鹿児島起立性調節障害親の会~ぽれぽれなるままに~