鹿児島の親の会の立ち上げからのメンバーであるぽれぽれさんが3年前に書かれた「明るいおうち生活のススメ」の再転載です。
起立性調節障害だった長男さんは現在大学3年生です。
「明るいおうち生活のススメ」は①から⑬までのシリーズです。
 ※先にこちらから
 明るいおうち生活のススメ①~まえがき~
             明るいおうち生活のススメ②~病気の理解~
            明るいおうち生活のススメ③~二次的弊害を防ぐために
            明るいおうち生活のススメ④~思春期の子どもの心~

明るいおうち生活のススメ⑤~ありのままに~

子どもの心を知りたい,
子どもに寄り添う関わり方がしたいと,
様々な本を読む中で,私のキーワードとなったことは,
『自己肯定感』でした。

『自己肯定感』は,『自己評価』,『自尊感情』とも言われます。
自分は価値のある人間だと感じ,
自分自身を認める心だと言われます。

長男は,思春期の特性に加え,
周りと同じようなことができないことにより,
「自分はダメだ~」と,劣等感が大きくなっていました。
自己肯定感が低い状態ですね。
自分で自分を責め,行き場のない怒りや悲しみが
押し寄せている状態でした。

そんな中,親として何ができるのか,とても参考となり,
元気をもらったのが,明橋先生の本でした。
長男が小さい頃,明橋先生の『子育てハッピーアドバイス』を
読んだことがありました。
自己肯定感を育てていくことが大事であるということは,
ぼんやりと知っていました。
長男が,このような状態となった時,
納得することが多くあり,たくさん読みました。
ラッキーなことに,鹿児島での講演会に行くこともできました。

 子どもは、
 『何かができる・できないではなく、
  あなたはかけがえのない存在なのよ』
 という親からのメッセージを受け取ることで、
 『自分は大切にされている』『自分は必要な存在だ』
 という安心感をもつことができます。
 子育てでは、この気持ち、すなわち自己肯定感を
 子どもの心に育てていくことを、何より大切にしてほしい。

子どもがどのような状態でも,
『ありのままのあなたが,大事』『そのままのあなたでいいよ』
と,心からそう思い,伝えていくことが大事なんだと。
 
明橋先生の本については,こちら。
講演会については,こちら。
 
でも,『自己肯定感』ってむずかしい。
よくわからない。
 

自分の中の「自己肯定感」
子育て中に1番大事にしたいこと
子どもの「自己肯定感」
でも,外から見ることができない。
見えないからこそ,
具体的にどうしたらいいのか,わかりにくい。

自分は「自己肯定感」が低い
子どもの「自己肯定感」を高めることができない
と言って,自分を追い詰めている人もいます。
母親自身の「自己肯定感」も下げてしまいがちになってしまいます。

そんな中,心屋仁之助さんのブログでは,
こんなふうに書いてありました。

「自己肯定感を高める/子どもの自己肯定感を高める 」

とてもわかりやすくて,
あったかいものが心にジー~んとしみてくるような感じがしました。

「自分自身を信じること」
「子どもを信じること」
が,
『徹底肯定』
『否定しないこと』
に,つながるんだと思います。
それが,積み重なって,
『自己肯定感を高めて』
いくんでしょうね。

どんな自分でも,
どんな子どもでも,
『今のままでいい』んですよ~。

⑥に続きます。。。

   ぽれぽれさんのブログ 鹿児島起立性調節障害親の会~ぽれぽれなるままに~