鹿児島の親の会の立ち上げからのメンバーであるぽれぽれさんが3年前に書かれた「明るいおうち生活のススメ」の再転載です。
起立性調節障害だった長男さんは現在大学3年生です。
「明るいおうち生活のススメ」は①から⑬までのシリーズです。
※先にこちらから 明るいおうち生活のススメ①~まえがき~
明るいおうち生活のススメ②~病気の理解~
明るいおうち生活のススメ③~二次的弊害を防ぐために
明るいおうち生活のススメ④~思春期の子どもの心~
明るいおうち生活のススメ⑤~ありのままに~
明るいおうち生活のススメ⑥~子ども自身が決める~
明るいおうち生活のススメ⑦~母親の不安(学校・進路)
起立性調節障害明るいおうち生活のススメ⑧~母親の不安(生活の乱れ)
長男の眠りのリズムは,
初めは夜11時に寝て,午後2,3時に起きるという
睡眠時間15時間の過眠の状態から,
徐々に朝5時頃寝て,午後2,3時に起きるという
昼夜逆転へと移行していきました。
夜11時頃布団に入っても,眠れなくなったんだと思います。
眠れない状態で布団に入っていても,
つまらなくて苦しくなってきたんだと思います。
それに,誰も起きていない夜中の時間は,
本人にとっては,誰にも邪魔されない
自由でのびのびできる時間だったのかもしれません。
生活の乱れというのは,大人側の見方であって,
長男自身にとっては,この時期は自分の体のリズムに
素直に沿った生活だったんだと思います。
こんな昼夜逆転の生活をしていても,
動ける体の準備ができてくることに加え,
自分のやりたいことができてくると,少しずつですが,
その時間に合わせて起きるようになります。
時間に合わせて起きるにはどうすればいいか,
自分で工夫するようになります。
また,おうち生活が長くなると,
どうしてもゲーム,テレビ,パソコンなどの時間が
長くなってしまいます。
起きている時間がほとんどこの時間でした。
明るい時間,布団の中では,ずっとゲーム。
みんなが寝ている夜中には,一人で自由に過ごせるリビングで
たくさん録画していたたいしたことないテレビでも
何時間も見ていました。
昼夜逆転の生活の上に,ずっとゲームやテレビという姿を見ていると,
この子はどうなるんだろうと,本当に心配になりますよね。
今の長男は,どうかというと,
テレビやゲームの時間は,ぐっと減っています。
同年代の子たちと同じくらいの標準的な時間だと思います。
やり尽くしたんでしょうね。
また,親の会にも来てくれた
「飯旅、自転車旅」OD卒業生の藤田くんも,
ゲームについてこんな話をしてくれました。
「体がしんどいときには,ゲームしかできない。
ゲームに向かい合うしかない。
周りの理解がないと焦る。
そんな中,ゲームだけが『達成感』をえられるものだった。
本当の達成感はゲームではなかった。
今は自転車旅で達成感を得られるので,
ゲームはやりたくなくなった。」
他にやりたいことが見つかると,自然と離れていくんでしょうね。
また,ゲームから自分の仕事になることが,見つかるかもしれません。
パソコンも,ネットで外とつながるいい方法となります。
情報を集める,いい手段ともなります。
長男もいつの間にかネットで,家にいながら
友だちとつながっていました。
マイナスと思われることも,起立性調節障害の子たちにとっては
いろんな意味で大事なツールなのかもしれません。
あるがままを認められ,信じてもらえる人がいると,
このような昼夜逆転で,ゲーム漬けの日々は,
長くは続きません。
必ず終わりはきます。
大丈夫です。
ちなみに,昼夜逆転の時の食事はどうだったのかというと,
1食目が,夕方5時頃に,食欲もあまりないので菓子パン。
この時間の1食目でも,食べないこともありました。
2食目は,私たちが寝た後,夜12時頃。
家族が夕食で食べたものを食べます。
3食目は,夜中3時頃。
様々なインスタントやレトルト食品を
自分で作って食べていました。
栄養面では,でたらめな内容ですが,
生きていくために
とにかく食べたいものを食べることが1番だと思い,
本人がしたいようにさせていました。
たまには,栄養を考えた方がいいよ~と
話をしたことはありましたが,自分で決めていました。
周りと同じ事ができないことで,
長男自身が自分の心に様々な制限をかけている中で,
食事までコントロールすることは,私にはできませんでした。
栄養面を考えると,この話は,参考にはなりませんね。
わが家の場合です・・・
⑨に続きます。。。
ぽれぽれさんのブログ 鹿児島起立性調節障害親の会~ぽれぽれなるままに~
起立性調節障害だった長男さんは現在大学3年生です。
「明るいおうち生活のススメ」は①から⑬までのシリーズです。
※先にこちらから 明るいおうち生活のススメ①~まえがき~
明るいおうち生活のススメ②~病気の理解~
明るいおうち生活のススメ③~二次的弊害を防ぐために
明るいおうち生活のススメ④~思春期の子どもの心~
明るいおうち生活のススメ⑤~ありのままに~
明るいおうち生活のススメ⑥~子ども自身が決める~
明るいおうち生活のススメ⑦~母親の不安(学校・進路)
起立性調節障害明るいおうち生活のススメ⑧~母親の不安(生活の乱れ)
長男の眠りのリズムは,
初めは夜11時に寝て,午後2,3時に起きるという
睡眠時間15時間の過眠の状態から,
徐々に朝5時頃寝て,午後2,3時に起きるという
昼夜逆転へと移行していきました。
夜11時頃布団に入っても,眠れなくなったんだと思います。
眠れない状態で布団に入っていても,
つまらなくて苦しくなってきたんだと思います。
それに,誰も起きていない夜中の時間は,
本人にとっては,誰にも邪魔されない
自由でのびのびできる時間だったのかもしれません。
生活の乱れというのは,大人側の見方であって,
長男自身にとっては,この時期は自分の体のリズムに
素直に沿った生活だったんだと思います。
こんな昼夜逆転の生活をしていても,
動ける体の準備ができてくることに加え,
自分のやりたいことができてくると,少しずつですが,
その時間に合わせて起きるようになります。
時間に合わせて起きるにはどうすればいいか,
自分で工夫するようになります。
また,おうち生活が長くなると,
どうしてもゲーム,テレビ,パソコンなどの時間が
長くなってしまいます。
起きている時間がほとんどこの時間でした。
明るい時間,布団の中では,ずっとゲーム。
みんなが寝ている夜中には,一人で自由に過ごせるリビングで
たくさん録画していたたいしたことないテレビでも
何時間も見ていました。
昼夜逆転の生活の上に,ずっとゲームやテレビという姿を見ていると,
この子はどうなるんだろうと,本当に心配になりますよね。
今の長男は,どうかというと,
テレビやゲームの時間は,ぐっと減っています。
同年代の子たちと同じくらいの標準的な時間だと思います。
やり尽くしたんでしょうね。
また,親の会にも来てくれた
「飯旅、自転車旅」OD卒業生の藤田くんも,
ゲームについてこんな話をしてくれました。
「体がしんどいときには,ゲームしかできない。
ゲームに向かい合うしかない。
周りの理解がないと焦る。
そんな中,ゲームだけが『達成感』をえられるものだった。
本当の達成感はゲームではなかった。
今は自転車旅で達成感を得られるので,
ゲームはやりたくなくなった。」
他にやりたいことが見つかると,自然と離れていくんでしょうね。
また,ゲームから自分の仕事になることが,見つかるかもしれません。
パソコンも,ネットで外とつながるいい方法となります。
情報を集める,いい手段ともなります。
長男もいつの間にかネットで,家にいながら
友だちとつながっていました。
マイナスと思われることも,起立性調節障害の子たちにとっては
いろんな意味で大事なツールなのかもしれません。
あるがままを認められ,信じてもらえる人がいると,
このような昼夜逆転で,ゲーム漬けの日々は,
長くは続きません。
必ず終わりはきます。
大丈夫です。
ちなみに,昼夜逆転の時の食事はどうだったのかというと,
1食目が,夕方5時頃に,食欲もあまりないので菓子パン。
この時間の1食目でも,食べないこともありました。
2食目は,私たちが寝た後,夜12時頃。
家族が夕食で食べたものを食べます。
3食目は,夜中3時頃。
様々なインスタントやレトルト食品を
自分で作って食べていました。
栄養面では,でたらめな内容ですが,
生きていくために
とにかく食べたいものを食べることが1番だと思い,
本人がしたいようにさせていました。
たまには,栄養を考えた方がいいよ~と
話をしたことはありましたが,自分で決めていました。
周りと同じ事ができないことで,
長男自身が自分の心に様々な制限をかけている中で,
食事までコントロールすることは,私にはできませんでした。
栄養面を考えると,この話は,参考にはなりませんね。
わが家の場合です・・・
⑨に続きます。。。
ぽれぽれさんのブログ 鹿児島起立性調節障害親の会~ぽれぽれなるままに~