・・・・・・・っということで、遅ればせながら、どうして斎藤元彦氏が兵庫県知事に返り咲けたのか論点が分かってきました。
ぼくはこの騒動に不気味さを感じてしまうのです。
その不気味さの正体は何なんだろう?
彼に対する評価が極端に分かれている点です。
この極端さに、トランプが米国の世論を二分したこととの類似性を見るのです。
人間は複雑な生き物です。
善悪二元論では語りきれません。
齋藤氏にも良い面と悪い面があるのは当然です。
パワハラをする悪いヤツ。
県政を立て直す志を持った良いヤツ。
今回は、ソーシャルメディア(SNSと称されるもの)とマスメディアがそれぞれ、両極端の齋藤像を描いてみせました。
人間に対する評価も両極端ですが、それを伝えるメディアも両極端。
両極端は社会の「分断」につながるもので、よほど注意しなければなりません。
事の大小の差はありますが、共通した社会現象が世界で起きています。
これが何故いけないかというと:
1. 多様性の欠如: 一方の意見や価値観が支配的になることで、異なる視点が排除される。
2. 対話の喪失: 相手を敵視し、建設的な議論が成立しない。
3. ポピュリズムの拡大: 感情的な訴えが合理性や事実を凌駕し、社会が不安定化する。
こうした状況では、冷静で中立的な情報収集が難しくなり、社会全体の「知的免疫力」が低下します。
そう、知的免疫力です。
リテラシーとか、公平な情報収集努力、冷静な対話、個人の社会的責任の自覚が今の世の中に求められているのです。
ナンか難しい世の中になってきましたねぇ〜。^m^
ぼくなんか先が長くないのでどぉーでもいいのですが、社会がどう(良い方に)変わっていくか見届けたい気持ちもありますね。(^^ゞ