こんにちは、ファミーユのミルク猫部です。
2月上旬に譲渡会へ参加してきました。
残念ながらタオちゃん、お声がかかりませんでした。
「かわいい」
と見に来てくださる方はいらっしゃいましたが、いかんせん小さなハンディキャップが山積みな子で
●猫エイズ陽性の疑い ←これが一番大きい
●上記理由で先住猫(猫エイズ陰性)のいるお宅はNG
●猫風邪が慢性化。人の症状で例えると、ゆるい花粉症が年中続いてる感じ
●トイレ習得率80%なので、ケージから出して遊ばせる時は要監視
●粒状の食べ物を飲み込むのが苦手なので(吐き戻してしまう)、ドライフードはふやかすor砕いて与える必要あり
●重度結膜炎の後遺症で、目の瞬膜が少し出ている(視力には問題なし)
●上記理由で涙管が詰まりやすいのか、食後に涙が出やすい
【猫エイズ陽性疑惑+先住猫いないお宅】
この時点で里親さんを見つけるハードルが20倍くらい上がります
「猫エイズ」という病名が怖い印象を与えがちですが、実は猫エイズに感染しても無症状のまま寿命を全うできる猫さんもいます。
その理由は、症状が出るまでに数年~10年以上かかるという、潜伏期間がとても長い性質にあるからです。
猫エイズと似た病気で猫白血病がありますが、こちらは子猫のうちに感染すると1-2年で亡くなってしまう深刻な病気です。
そのため猫白血病が陽性の場合は里親募集せず、ファミーユで最期までお世話をしています。
猫エイズも不治の病ではありますが、そのような違いから「りんご猫」として積極的に里親募集をしている猫団体さんもあります。
タオちゃんの猫エイズはまだ「疑惑」の段階で、3月末の再検査で確定診断となります。
※生後6ヶ月未満は偽陽性の可能性があるため
「猫エイズでも良い」
「手がかかる子ほどかわいい」
という方がいらっしゃいましたら、ぜひご応募お待ちしております
▼タオちゃん里親募集要項
ちなみに今回の譲渡会では、黒猫フィジー君がトライアル決定しました。
昨春のミルクボランティアでお預かりしていた子猫で、オセアニア5兄妹の最後の1匹。
ついに「この子が良い」という希望者さんに出会うことができました。
なかなかご縁のなかった子が決まると、喜びもひとしおです
タオちゃんのご縁も気長に待ちたいと思います。
<つづく>