こんにちは、ファミーユのミルク猫部です。
ふだんの活動内容は、
愛護センターから乳飲み子猫を引き出し、里親募集ができる生後2~3ヶ月まで育てること
なのですが、今回はちょっと特殊なレスキューがありました。
お預かりしたのは2~3ヶ月齢の子猫。
預かりネームは【タオちゃん】と名付けました。
劣悪な環境で暮らしていた為、健康面や発育状態が悪く、保護時は体重500gしかありませんでした。
▲預かり初日
▲鼻詰まりで口呼吸
ミルク猫部で育てている子猫たちは、2~3ヶ月齢であれば体重1.5kg前後になります。
つまりタオちゃんは、体のサイズが標準の1/3程度
見た目は生後40日頃で、まるで離乳期の子猫のようでした。
しかし子猫特有のぽっちゃり感は皆無で、骨と皮のガリガリ体型。。。
ノミがポロポロ落ち、便からは寄生虫が出てきました。
そして目は。。。
猫風邪由来の結膜炎がひどく、目ヤニでぐちゃぐちゃ
ここまで重症になると、目の癒着リスクが高まります。
病院で処方してもらった抗菌点眼を1日4~5回差し、こまめに目ヤニをふきとり、まぶたが閉じっぱなしにならないよう気を付けました。
とはいえ、瞬膜がガッツリと眼球に張り付いているので、自宅でできるケアはここまで。
これ以上は病院で外科処置が必要になります。
痛々しい姿のタオちゃんですが、幸いごはんは自分から食べてくれました
ただ時折、食餌中に吐くことがありました。
『焦って食べてむせた?』
『今まであまり食べてないから、うまく飲み込めない?』
そんな風に思っていましたが、実はこれ、とても厄介な症状の前兆でした。。。
<つづく>