毎年6月と云いますと歌舞伎の公演の他、様々な事をしておりました。
昨年は残念ながらコロナ禍で歌舞伎座自体が休館でした。
まさか、1年たったいまでも、半分しか入ることができない状況での上演とは
思っても居りませんでしたが、それでも舞台は上演されております。
一昨年も、私は休演でしたが歌舞伎座では三谷幸喜さん作の『月光露針路日本』を
上演しておりましたね。私も客席から見せてもらいました。
3年前は博多座で十代目松本幸四郎襲名披露公演で私は昼の部の
『慙紅葉汗顔見勢(伊達の十役)』の赤羽根伴蔵一役だけでした。
この時の博多はまだコロナの状況でもなく、お陰で毎日博多を堪能させて頂き幸せでしたね(笑)
初めての博多でのマンション暮らし、自由に絵も描けましたし、映画も見に行きました。
4年前の6月は歌舞伎座の昼の部『名月八幡祭』の呉服屋重助に出演中で
終わってからはお茶の水のエスパス・ビブリオでひと月、私の絵画展を開催させて頂きました。
たくさんのお客様にお越し頂き 私の拙い絵を見て頂きまして 本当にありがとうございました。
間で3回(1回目・2回目・3回目)ほど段之さんを迎えてトークショーも開催させて頂きました。
楽しいお話に大笑いをしましたっけ・・・(笑)
多くのお客様にもご参加いただき 忘れられない6月となりました。
9年前の6月は新橋演舞場でのおもだかや三代襲名披露公演。
あの頃はまだ小さかった團子ちゃんももうすっかり 團子さんと云わなければならないくらいに
大きく立派になられました。
振り返りますと毎年6月は名古屋中日劇場、博多座、巡業等々
バラエティに翔んでおりました(笑)
今年は歌舞伎座3部の『日蓮』の最後の出番ですが、昨年のひっそりとした休演よりは
何倍もありがたいです。
忙しかった時には文句ばかり言っておりましたが、振り返りますとやはり忙しさもまた懐かしい。
今までの6月のように早く色んな事ができる本来の6月に早く戻ってほしいです。