本日、無事に初日を迎えました。


序幕の『小栗栖長兵衛』では 出演者の登場のたびに
温かい拍手を頂き 中車さん登場の折には ひと際 それはそれは大きな
拍手を頂いておられました。



とりあえずの初日の『小栗栖長兵衛』の舞台でしたが、出演者みな大熱演 
幕が閉まると 全員汗だく!! 

これからひと月もあるのに・・・(笑)


つづいての口上 皆様お待ちかね!! 

列座の面々の中に 猿翁旦那が登場いたしますと共に
さらにさらに 大きな拍手でした。


昨日はお稽古で 私、ウルウル来ておりました。 
こんな事では 本番の 今日はさぞかし・・・と、思いの他
旦那の口上に 胸がいっぱいになってしまいまして 
泣くどころではありませんでした。


口上も 無事に終了。 




私たち一門、舞台に出ておりません人間は すべて 口上の始まりから
舞台の裏で 控えております。


口上の出の前に 中車さんが猿翁旦那の所に 「お願い致します。」の 
ご挨拶に見え

「お父さん 初めて一緒の舞台に 立たせて頂きます。」

と、おっしゃられたその時には さすがに目がしらが 
あつくなってしまいました。


あんなに絶縁状態であった親子をも引きもどす 歌舞伎の力は凄い!!と 

改めて 思った次第です。


そして 『義経千本桜 四の切』は おもだかやの家の芸!!

坂田藤十郎さん 扮する義経の前に四代目猿之助さんの佐藤忠信が 登場すると
これまた大きな拍手で迎えられ あつい舞台をご覧にいれました。


夜の部はその四代目猿之助さん 九代目中車さんが スーパー歌舞伎風の 

白と黒の衣裳をまとわれて お二人だけの口上から 幕が開きます。
(ニュースでも出て居たそうですので いいですよね?書いても)


その後 本編の『ヤマトタケル』が 始まりました。 

各場面とも大変な盛り上がり 拍手の渦で 無事に夜の部が終了し

カーテンコールには猿翁丈まで 登場!!
原作者の 梅原猛さんとかたい握手を交わされました時には、
もう大変!!客席のボルテージは 最高潮に達しました。


私が舞台上から見渡します限り スタンディングオベーション。

まるで「今日は 千穐楽?」と思ってしまう様な 盛り上がりを
初日から体験させて頂きました。

こんな体験は 後にも先にも 今日が初めてのように記憶しております。


でも今日は初日  まだまだこれからもこの舞台は続きます。


この余韻 熱気をさまさせない様に 明日からも頑張って参ります。 


皆様も 是非、ご声援よろしくお願いいたします。

夜の部は まだ 若干チケットもございます。

是非是非、劇場まで お運びくださいませ。お待ち致しております。


この感動は テレビでは味わえません!!