手紙を書こう
そうだ。手紙を書こう。* * *とつぜん理由もなくさびしさとせつなさと孤独感でちぎれそうになる。ふいに訪れて、なかなか消えてくれない。だれのせいでもなく朝、目覚めたら、とらわれている。「助けて」と言えばいいのだろうか?(誰に?)遠い昔に離れ離れになってしまった記憶がすべて一度にフラッシュバックするような激しい分離感。ひきずりこまれそうな、こんな感情と、ともだちになるすべなんて、あるのだろうか。どうやれば、通り過ぎてくれるのだろうか。なにをやればまぎれるのだろうか。そもそも。(だれのさびしさなのだろう?)荒野の果てのようなその場所に向けて、世界の終りのようなかなたに向けて、そうだ。手紙を書こう。浜田えみな