沖縄陸軍病院南風原壕群20号(旧陸軍病院壕跡) | 爆走☆えころじ庵店主のもりもり日記

沖縄陸軍病院南風原壕群20号(旧陸軍病院壕跡)

知らなかった。

「ウルトラマン」を作ったのは、南風原人(はえばるんちゅ)だったのね~!

 

脚本家 金城哲夫氏(1938年7月5日~1976年2月26日)は、沖縄県南風原町出身。

ウルトラQ、ウルトラマン、ウルトラセブン等、円谷プロ初期の特撮テレビ番組の

メインキャラクターとして大きな役割を果たした方です。

 

半年ぶり、2度目の 「南風原文化センター」 訪問です。

 

前回は予約をしていかなかったので見学することが出来なかった

陸軍病院のガイド同行見学をお願いしました。

 

旭橋のバスターミナルからバスで来ましたが、

約束の時間まで早すぎたので、先に南風原文化センター内の見学

 

「飯あげ」

1日2回の飯あげは最も危険なものでした。朝夕の艦砲射撃が止む時間に、学徒や看護婦、衛生兵たちが交代で、字喜屋武(あざきゃん)にある炊事場から醤油樽に入ったご飯を担ぎ、伏せたり転んだりしながら、片道400mほどの山道を往復しました。

 

「おにぎり」

運んできたご飯でおにぎりを作りました。初めはテニスボールくらいの大きさでしたが、戦況が悪化して食材が確保出来なくなると、ピンポン玉の大きさにまで小さくなりました。朝晩2回あった食事も、途中から1回になりました。

 

「臭い」

壕に入ると、血や膿、小便や大便、さらに汗臭い赤だらけの身体の臭いなど

様々な臭気がまざって壕内に漂い、気分が悪くなりました。

 

「患者」

器官をやられて、絶えず「ピー、ピー」と喉を鳴らしている兵隊、

火焔放射器で顔を焼かれ、目鼻と口だけを残して顔に包帯をぐるぐる巻いた兵隊、

胸部を貫通され呼吸する度に背中の傷穴から 「ジュージュー」と

泡を出している兵隊、農相をおこした兵隊など

 

「治療」

軍医がすぐ切断しようとしたら、同行した班長が「絶対に切断するな!」

すぐ治療しなさい」と言ったので、危うく切断を免れた。

治療と言っても、患部にヨーチンをぬり、包帯を巻くだけの簡単なものでした。

 

「壕内での手術」

沖縄陸軍病院は、1944(昭和19)年10月10日の大空襲で約4割の医薬品を失いました。そのため、1945年4月1日以降の地上戦で負傷した兵士たちは、麻酔なしで手術をうけることもありました。手術は、ランプの薄暗い明かりのもと、衛生兵などに体を押さえつけれながら、体に突き刺さった爆弾の破片を取り除いたり、重傷の手足を切断するというものでした。

 

ミルクの配給と言われて、飯盒のフタを出して置いたら青酸カリが配られた。

苦いことに気が付いて、かろうじて逃げて生き延びた兵隊さんの証言

 

沖縄陸軍病院南風原壕群20号(旧陸軍病院壕跡) の見学にまいります。

 

先ほど内部で見た「飯上げの道」

「飯上げ」 とは、軍事用語で 「食料運搬」 のこと。

 

炊事場で用意されたご飯を一斗樽(18ℓ)の8分目までつめ、約100人分。

重さ14kgの樽を2~4人がかりで担ぎ、砲爆撃の中、炊事場のある喜屋武集落からそれぞれが勤務する壕まで片道数百メートルの距離を移動しました。

 

ガイドさんに見せていただいた、

炊事場作業のイメージとタコツボ壕に隠れるイメージ図

 

南風原陸軍病院壕址の碑

「慰霊会の歌碑」や、「ロ5号壕」(外科壕群)、

戦争に関する祈願を行なう「仏の前」(フトゥチヌメー) などの戦跡を歩き

 

日本軍兵士埋葬地点では、旧日本軍兵士の埋葬骨と 「名字入り」 の万年筆など

104点の指示品が発見されたそうです。

 

結構な山道、坂道をなかな歩きます。足元も悪いのに、語り部さんは、すたすたと歩いて、ものすごくお元気で、健康の秘訣かも知れません。

 

陸軍病院の仮埋葬地

戦闘が激しくなるにつれ、丁寧に埋葬することが出来なくなり、砲弾などの攻撃で出来た穴に遺体を入れるだけの埋葬になり、手術で切断した手足や糞尿などの汚物を捨てる場所に使用されたそうです。

 

どんなに辛かったことか、恐ろしいイメージ画は

死体・切断幹部埋葬の作業を担当する ひめゆり学徒

 

19号壕

負傷兵を収容する壕は、階級により入院の待遇も異なっていたと、

ひめゆり学徒の証言もあったそうです。

 

三角兵舎

うち一棟は、ひめゆり学徒たちの戦場での卒業式会場にもなったが、

「至近弾が炸裂するたび、会場が吹き飛んでしまうのではないかと恐怖し、校長先生の言葉もほとんど耳にはいらなかった」、翌日には米軍の攻撃で破壊されたという。

 

沖縄陸軍病院壕群20号壕

 

20号は第二外科の中心的な壕で、患者の病室、手術場、勤務車室として使用。

北側に隣接する19号や南側に隣接する21号と中央部で連結した貫通壕

 

ランプのほの暗い灯りで、麻酔なしの手術が行われたところ。その手術は、

傷口からの炎症を防ぐため手足を切断する患部切断がほとんどだったと言う。

 

埋められた医薬品類

直径3m、深さ1m 程の穴を掘り、南部撤退の際に持ち出すことの出来なかった

薬剤や器材が埋められていたそうです。

 

壕の長さ約70m、高さ1.8m、床幅1.8m

 

壕の壁や天井にはツルハシで掘った後が残り、壁や天井は、南部撤退後に

米軍の火炎放射攻撃によって壕内が火災状態になったためとみられています。

 

壕を掘った道具、ツルハシ

 

なんと、再現臭気

血や膿、小便や大便、さらに汗臭い赤だらけの身体の臭いなど

様々な臭気がまざって漂っていると言う、当時の壕内の臭いを再現。

 

とても当時を理解することは出来ませんが・・・、恐る恐る、嗅いで見ました。

 

憲法九条の碑   戦争の放棄

 

歌碑 鎮魂

 

帰り道に遭遇するかたつむりに語り部さんが

 「このへん、カタツムリが多いのよね~」

 

いまの平和な世界がいつまでも続きますように♪

 

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