社)日本食肉協会 "世界の肉屋を見る!喰らう!” 視察ツアー(その1.世界一の肉を喰らう) | 爆走☆えころじ庵店主のもりもり日記

社)日本食肉協会 "世界の肉屋を見る!喰らう!” 視察ツアー(その1.世界一の肉を喰らう)

世界20ヶ国200レストランを巡り、世界一のお肉を決めるという

ドキュメンタリー映画「ステーキ・レボシューション」

steakrevolution

 

たまたま出張で、上海に行くときに観て、こりゃすごいと。

また、帰りに、もいっかい観た。

 

あの熟成肉のカリスマ イブ=マリ=ブルドネック氏が

世界一のステーキだと絶賛したレストランが

なんと、「10年も育てた牛」で、「スペインのど田舎」にあるという。

 

 ® Bodega el Capricho Jose Gordon

 

行ってみたい。

 

せっかく肉屋に生まれた以上、

世界中の美味しい肉ぐらいは死ぬまでに味わってみたいではないか。

世界の食肉文化を現地で、現物を見て、味わい、学ぼうではないか。

 

そんな思いから 【世界の肉屋を見る、世界の肉を喰らう】 をテーマに

企画されていた、「弾丸フィレンツェ・パリ」 の視察ツアーに、

スペインの「ど田舎」を加えることは出来ないかな? と。

 

 

出来ないかな?・・・と、おっしゃられましても

日数は変えられないのですよね~(笑)

 

取り敢えず、アマゾンでDVDを購入。

 

 

う~ん、おもしろい。私が行ってみたい。

 

追加購入して、友人でもあるイタリアとスペインのコーディネーターにも贈る。

オーガナイザーの意図を理解していただくことが一番だ。

肉好きの社長にもプレゼント、決裁を取ることが大事なのね。

 

そしてのめりこんだ。

 

超多忙を極めるご参加者は短い日程しか時間を取ることが出来ない。

フィレンツェから、まったく名も知らぬスペインの「ど田舎」へのアクセスは、

なかなか厳しいものがある。

無駄のないスケジュール作りに奮闘する中で、肉を極めるに値する、

せっかくここまで行ったら、ついでにこちらもご覧いただきたい、が、どんどんあふれてくる。

 

日程は改訂を繰り返し、さらにめちゃめちゃハードな、でも

百聞は一見に如かずの、

お肉屋さんの研修旅行にふさわしい、垂涎のツアーが出来上がった。

 

 ® Bodega el Capricho Jose Gordon

 

渾身のツアーは、やっぱり、想定を超えるハードさだった。

 

ランチもディナーもせっかく来たなら食べるべき、その土地のものを

少しずつながら、いろいろな種類を召し上がっていただきたくて

 

見る、食べる研修を優先に、睡眠時間のほとんどない、弾丸ツアーである。

 

さすがに、4日目ともなると、

きょうは、バスもロングなのに 「おなか大丈夫かなぁ。」 と、

実は、添乗員も一抹の不安がよぎるほど。

 

 

ところが、

 

 

「ボデガ・エル・カプリッチョ」 Bodega el Caprichoに到着し

 

 

エントランスを入ると、

 

 

入り口にキッチン

 

 photo by Kenji Kawahara

 

運ばれるお肉の塊と

 

 photo by Kenji Kawahara

 

普通にカットされる様

 

 

素敵な笑顔に迎えられ

 

 

入り口から素晴らしい光景に

 

 

もとワインセラーだった館の地下へ続く、

 

 photo by Kenji Kawahara

 

実に趣きと雰囲気のある

 

 photo by Kenji Kawahara

 

石の洞窟の奥まで進んでいくような隠れた空間は

 

 

ファミリーの記念日にも

 

 

しっとりとお忍びにも、いい感じ。

 

 photo by Kenji Kawahara

 

きっと、ここが私たちの席ネ♪

 

 

思いっきり、目が覚めるように、興奮して、

 

 

すっかり、元気もりもりになりましたっ!

 

 

さて、まずは牧場見学。

ホセ・ゴードンさんの先導に大型バスがついていき

 

 

広大な牧場に到着。

10種類の品種、約120頭いるという。

 

  photo by Kenji Kawahara

 

ホセさんがどんぐりの葉っぱを与え

 

 

はじめは柵の外側から

 

 

おとなしく見学

 

 

していたつもりだったのに

 

 

気が付けば、だんだん中に入っていって

 

ホセさんには、あまり広がると牛が警戒するといけないから、

なるべく塊になって歩くようにと言われながらも

 

 

27名様の牛好きメンバーはどんどん広がって

さらにみんなでこんなに近付いてしまっても

 

 

おだやかな牛たちは動じない。

 

 

ってか、近付きすぎでしょ(笑)

でも、の~んびり生きていることがわかります。

 

 

添乗員も広大な自然の空気にほっとしてます。

食欲も出てきましたよ(笑)

 photo by Kenji Kawahara

 

映画ステーキレボリューションに出てきた牛は

食べちゃったんだって。

 

 photo by Kenji Kawahara

 

それぞれの牛の個性を重んじる。

 

好きなものを、好きなように与える。

ラベンダーやローズマリーも好物。

 

 photo by Kenji Kawahara

 

どの品種が美味しいかという質問に

品種よりもそれぞれの牛ごとの性格が重要というお言葉通り

 

 

どの牛もとてもリラックスしていておだやかだ。

 

 

結論

愛されてのんびりと幸せな人生を送っている牛は美味しい。

人間もかくありたい。

 

  photo by Kenji Kawahara

 

 

はるばる日本からやってきた、

肉を愛する同業者との熱心なやりとりに、

 

ホセさんもサービス精神全開となり

牧場から約20kmのところにある、加工場見学。

 

 

牧場帰りなのに、入れてくださるのは、

 

 photo by Kenji Kawahara

 

オーナー経営だからですね。

 

 

熟成庫には、すごい量の枝肉が

 

 

熟成している冷蔵庫は、0~1℃、湿度70%

 

 photo by Kenji Kawahara

 

骨付きロースは熟成180日。

この冷蔵庫に置くだけで水分が減り、重量は18%減少。

さらにカビだらけの表面を削り、骨を外すと、

食べられる肉はさらに70%減り、3割しか残らない。

 

photo by Kenji Kawahara

 

180日も乾燥熟成させると屠畜後の骨付きの状態から

ロース部位については食べられるのは約25%ということになる。

 

 

毛皮も扱っているそうです。

 

  photo by Kenji Kawahara

 

熱心な質疑応答は続き、

ランチの時間を1時間以上もオーバーしてレストランに戻る。

 

 

奥様のノエミさん。

友人でもあるスペインコーディネーターのルミコとは、

半年以上も前からお肉屋さんのためのスペシャルメニューのご相談で、

ホセさんとのやりとりご対応してくださいました。

 

 

ワインセラーがまたご立派で

 

 

私たちの生ハムやカルパッチョや

 

 

前菜が準備されていて・・・わくわくです♪

 

  photo by Kenji Kawahara

 

洞窟の奥のワインセラーも

 

 

ホセさん自らご案内してくださり

 

 

所狭しと並ぶ500種類のワイン。数はもうわからない。

 

photo by Kenji Kawahara

 

高そうな年代物もたくさん

 

 

牧場のホセさんがコックコートに着替えると

 

 

俄然

 

 photo by Kenji Kawahara

 

カッコよくなります!

 

 ® Bodega el Capricho Jose Gordon

 

神々しくさえ見える、アーティストとなります。

 

 ® Bodega el Capricho Jose Gordon

 

「 肉屋をかっこよく、しようぜっ! 」・・・これもテーマのひとつです。

 

 photo by Kenji Kawahara

 

さぁ!

 

 

いよいよ!

 

 

このツアー最大の目的

 

 

世界一を喰らうときが

 

 

ついにキター!

 

 

180日熟成肉のカルパッチョ

 

上等なワインを選んでおりますので

お好きなだけお召し上がりください。

 

 

牛の生ハム、いろいろな筋肉部位、成長・熟成度合い

 

 

ブラッドソーセージ

豚のブータンノワールは食べたことがありますが、牛の血ははじめて。

 

 photo by Kenji Kawahara

 

牛タンの塩漬け

 

 photo by Kenji Kawahara

 

タルタルステーキ

 

 

口直しのサラダのあとは

 

  photo by Kenji Kawahara

 

いよいよ世界一のステーキ!

 

  photo by Kenji Kawahara

 

ホセさんがそれぞれのお皿にいろいろな部位がくるように

 

 

丁寧に上手に取り分けてくださいます。

 

  photo by Kenji Kawahara

 

最後はご自由にどうぞと

 

 

皆様、一番美味しい骨までしゃぶります。

 

 

それが、3回。すべてのテーブルで、ホセさんが

カットしてくださり、シャッター音が鳴りやまず。

 

 

 ® Bodega el Capricho Jose Gordon

 

3種類のステーキをいただきました。

①6歳80日熟成
②7歳90日熟成
③10歳105日熟成

 

長い月齢だから長く熟成するというわけではなく、

一頭一頭の牛の状態を見て熟成期間を決めるという。

 

 photo by Kenji Kawahara

 

旅行会社としては、パンフレット記載事項を順守しなければと

出発前には何度も

「ほんとうに10年育てた牛を食べることが出来ますね。」と

念押ししてしまったのですが

 

年数や熟成期間は、関係ない。

一番美味しいところを、最も美味しい方法で食べていただくのだ。と、

 

なんでそんなことをなんども聞くのだ、と、

怪訝な顔で(メールですが、たぶん)

おっしゃっていたことを思い出しました。

 

当然のことながら、

肉の焼き加減をお伺いすることはありません。

もっとも美味しい焼き加減で提供するからです。

 

 

お肉のプロの方ばかりがご参加のツアーで、

感動的な美味しさと、驚嘆と興奮のるつぼ。

 

肉の味だけだはない、牧場でのホセさんの優しい愛情や

レストランのしつらえ、ワインやサービスにおける、

すべての雰囲気が兼ね備えられているからであると、

ほんとうに感激しました。

 

 

「大の男が、肉を噛みしめて涙する」・・・

 

そんなことに、添乗員もうるうるしてしまう、

旅行会社として企画冥利に尽きるツアーとなりました。

 

 

大満足の世界一のレストランでした!

会長よりお土産をお渡ししてお別れです。

 

 

実は先月

 

 

たまたまホセさんが日本にいらっしゃると聞いて

 

 

グランドプリンスホテル新高輪チェックイン時に

追っかけして

ツアーよろしくオネガイと、皆様へのサインをいただき

 

 

スペインへようこそ

私のうちにいらしていただいてとても光栄です。

お肉に対する情熱を分かち合いましょう!ありがとう。

Jose Gordon

 

 

ついでに、ちゃっかり、

自分のステーキレボリューションのDVDにも

サインをいただいちゃうというミーハーぶりでしたが(笑)

 

日本から、スペインはレオン県 アストルガという「ど田舎」へ

遠路はるばる行った価値があったと、

お肉のプロ集団に言わしめた世界一のレストラン。

 

牧場での牛への愛情をひしひしと感じさせていただき

変わらぬ優しい笑顔で歓待していただいたこと

 

泣かせる感激ツアーとなりましたことに心より感謝申し上げます。

 

MUCHÍSIMAS GRACIAS!

 

カプリッチョスペシャル動画はこちらから →★★★

photo by Kenji Kawahara

 

ツアー全体動画はこちらから→★★★

phooto by Tatsuya Sugimoto

 

 

"世界の肉屋を見る!肉を喰らう!" その2へ続きます。→ ★★★

 

社)日本食肉協会"世界の肉屋を見る、肉を喰らう" その3 → ★★★

(チンタ・セネーゼ~シエナ)

#Restaurant Bodega el Capricho #ボデガ エル カプリッチョ

#Jose Gordon #ホセ ゴードン  #世界一の肉

#steakrevolution #ステーキ・レボシューション

....................................

 

こんな、”世界一の肉” を 喰らいたい方へ!

 

世界最高峰のステーキと銘柄牛・豚を訪ねて

スペイン、イタリアで「珠玉の美味しさ」を探る! ツアーがあるんです(笑)

 

第50回食肉産業視察ヨーロッパツアー2017年6月パンフレット→ ★★★

(お申込締切日 4月14日(金)ですが、定員になり次第締め切ります。)

 

 

㈱ティ・アイ・コンソーシア(トラベルアイ)
担当:坂元美香子 sakamoto.mikako@travel-i.net
Tel:03-3238-9400 Fax:03-3238-9401
東京都千代田区九段南3-3-6 麹町ビル5F

 

.....................................

 

食肉視察ツアーはおまかせください!

 

スペイン食肉産業視察ツアー2016→ ★★★

(ジローナ、バルセロナ 生ハム弾丸ツアー)

 

第49回食肉産業視察ヨーロッパツアー2016 → ★★★

(ドイツ、ハンガリー、イタリア)IFFAと食べられる国宝、マンガリッツァ豚を求めて

 フランクフルト、ブタペストとセゲト、ローマ

 

食肉産業視察カナダツアー2014 → ★★★

 

第47回食肉産業視察ヨーロッパツアー2014 →  ★★★
(デンマーク、ベルギー、フランス)ダニッシュクラウン、ガンダハム、熟成肉三大巨匠

 

第46回食肉産業視察ヨーロッパツアー2013 → ★★★
(ドイツ、オランダ、フランス) IFFAとメッツゲライ大食い横丁
 
第45回食肉産業視察ヨーロッパツアー2012 → ★★★
(スペイン、イタリア、フランス) バルセロナとイタリア牧場の白い牛

 

第44回食肉産業視察ヨーロッパツアー2011 → ★★★
(ドイツ、フランス) アヌーガ&ハウスメッツゲン・ダンカースハウス
 
第43回食肉産業視察ヨーロッパツアー2010 → ★★★
(イタリア、ドイツ、フランス) クラテッロ講習会とIFFAとCIBUS
 
食肉産業視察中国事情( 青島・北京 )2011 → ★★★

 

食肉産業視察タイ事情2013 → ★★★

 

フード連合食肉部会 タイ食肉産業視察ツアー2013 → ★★★

 

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旅行のことなら、㈱ティ・アイ・コンソーシア(トラベルアイ)
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