イトマン・糸満海人工房資料館・糸満市場・奥武島 | 爆走☆えころじ庵店主のもりもり日記

イトマン・糸満海人工房資料館・糸満市場・奥武島

ロワジールホテル那覇より徒歩15分にある旭橋の那覇バスターミナルより

バスにて約1時間で 「糸満」 

 

糸満市場で降りると 「いとま~る」

 

「糸満ハーレー」 海人(うみんちゅー)の街、糸満。男たちは潜水漁法をあみだして

「サバニ」 という小舟を自在にあやつり、世界の海にくりだしていきました。

 

糸満ハーレーは、旧暦5月4日に開催される「豊漁」と「航海安全」を祈る勇壮な海の男たちの祭典。

 

「糸満あんまー」 海の男たちが獲って来た魚を一手に引き取って、売り歩いていたのが 「あんまー」 と呼ばれたその奥さんたち。20~30kgの鮮魚をバーキ(ザル)に積んで「かみあきねー」(頭上運搬による行商)で、那覇までの片道10kmの道程を

「イユ(魚) コーンチョーラニー(お魚かいませんか)」 と売り歩きました。

そのバイタリティは、いまなお、市場のあんまーや糸満の女性たちに引き継がれています。

 

「糸満市場いとま~る」 から 「糸満漁業協同組合お魚センター」 と

 「ファーマーズマーケットいとまんうまんちゅ市場」 へ向かう途中に

高架下で見つけた 「ハーレー舟保管場所」 

 

「海のふるさと公園展示館」 「糸満海人工房・資料館」 

どちらも、歩き旅だからこそ出会えるとこですね♪

 

工房のご案内をしていただきました。

 

琉球時代には、対中国(明)貿易用のサメやイカ等の沖合漁業が盛んに行われ

糸満漁師の名を知らしめ発展していったそうです。

 

ウミンチュの生活と信仰に深いかかわりをもって580年余りの長い歴史を重ねてきた「糸満ハーレー」は、航海の安全と豊年、災害を払うための祈りでもある、由緒ある最大のお祭りです。

沖縄の古語で、ハラシ(走らす)のことを 「ハレ」 と言ったことに因るものらしい。

 

可愛い絵で 「伝統的な漁具」 の紹介。

資料館を見学したあとに、よ~くよく見ると、実に楽しい。

 

帆かけサバニ

エンジンのない時代、海人達は帆をあやつってサバニを遠くまで走らせました。

 

糸満 海人工房(いとまん うみんちゅこうぼう)資料館

 

糸満海人が世界に先駆けて開発した漁具や民具、そしてこのサバニなどの展示

 

サメの肝油(サバアンダ)(右端)は、

木造のサバニの腐食を防ぐために塗っていたもの。

 

サメの肉はかまぼこに、ヒレは貿易品として、皮は革製品にするなど、捨てるところがないサメ。中央は珊瑚。

 

明治17年(1884年)に玉城保太郎が発明したミーカガン

 

素潜りでの貝や海藻の採取、

漁獲高を飛躍的に高めた大型追込網漁業に必要不可欠なものだった。

 

ミーカガンをのぞき込む、初代館長 上原 謙氏

 

海の男の潜水メガネ

 

糸満メガネは、海に飛び込んで網に魚を追い込む ”追い込み漁” の素朴ではあるが南海の男らしい勇敢なテクニックに欠かせない糸満オリジナルの潜水用。

いまの競泳用メガネと実によく似ている機能性を追求し手作りで仕上げる。

 

海人の顔形や漁法、潜水深度によって形を変える程のこだわりの品で、使う人それぞれの型紙まであったそうです。

 

水泳選手が使用する競泳用ゴーグルにそっくりな形を、

140年も前に既に開発していたことになります。

 

超クール!ニューヨークやパリで高く売れそう(笑)

 

サバニの中にたまったアカ(潮水)をくみ出す道具「ユートゥイ」

 

海の上では休憩も必要でした。サバニと身の回りの道具もいろいろ。

 

「ウミフゾー(海フゾー)」(左上)は、タバコなどを入れ、蓋を閉めると密封され、煙草が海水に濡れることはない仕組み。枕にもなったそうです。

 

新たな漁具、漁法、漁場が開発されたことや、カミアキネー(妻らによる時価販売)やヤトゥイングヮと呼ばれる少年たちの労働力が確保されたことで、糸満海人が躍進。

 

昔の写真が、実にいい。

 

ミーカガンの登場と画期的な潜水漁法が生み出されたおかげで、

糸満海人金城亀により、アギヤーが考案され(1890年頃)

 

アギヤー(廻高網(本追込網))で、グルクン等の漁獲が飛躍的に高まりました。

 

潜り漁の様子が、水槽の中の模型でリアルに物語っていました。

 

明治35年には漁業者の数は2,400人と、沖縄全体の6割を占めるまでに増えたそうです。

 

 

 

山城久雄氏の鉛筆画

 

モーフギン

 

昔の海人の町の生活や

 

糸満ハーレーはとっても興味深いです。

 

 

ハマスーキ(和名 モンパノキ) は食べられる薬草、ミーカガンの材料にも最適、

糸満海人工房・資料館を運営する「NPO法人ハマスーキ」の名称でもあります。

 

近くの 「海のふるさと公園」 にある昔の民家もご案内いただきました。

 

糸満の海人の家です。沖縄の屋敷は南向きに門を構え、気象条件への対処の知恵の石灰岩の石垣、防風林となるフクギなどの屋敷林を育成しています。

 

NHK 「ちむどんどん」 に出て来るようなお家です。

 

ヒンプンと呼ばれる石造りの衝立は、風よけ、魔物除け、座敷の目隠しとなります。

 

「雨端」 と チャーギの柱

長い庇(ひさし)が室内に入り込み陽射しを和らげ、簡単な用事なら雨端の陰になる縁側が接遇の場になったそうです。

長い庇を支える柱は、材が固く腐れにくい特徴があり、サバニのフンルーにも使われるチャーギ(イヌマキ)を用いています。

 

裏手にあるのは何だと思いますか?

 

「フール」 実は、トイレなのです。

「ワーフール」 は、豚の飼育とトイレを兼ねていて、豚が人間の糞尿を餌にする。

 

人は用を足した後には、隣に植えてあるユーナ(オオハマボウ)の葉でお尻を拭いたそうです。

 

まさに、SDG's

 

最も格式の高い「一番座」は、当主やお客様をお迎えする時に使用します。

床の間には、七福神や鶴亀などの縁起の良い掛け軸が掛けられます。

 

「二番座」(奥)家族の普段使う座には、仏壇(先祖の位牌)が置かれています。

「板間」(手前)台所に連坦して、板敷きで食事をする間として使われるそうです。

 

ちむどんどんに出て来るお家と同じですね。

 

タングワ 台所

土間には、竈(かまど)が備え付けられていて、薪を置く棚や水がめなどもあります。

 

竈の上(右上)には、「火ヌ神」が祀られ、旧暦の1日と15日には家内安全などを祈ります。

 

クチャ 裏座

一番座の裏となる北側にある小さな部屋、主にお年寄りが使ったそうです。

 

昔の家の模型

 

糸満お魚センターで

 

並ぶ鮮魚

 

 

 

女性が支えた糸満の暮らしとして、男が魚を獲って来ると女たちはそれを買い取り、バーキや金タライに入れ、頭に乗せて売り歩く「カミアチネー」と呼ばれる行商を行っておりました。

カミアキネーに従事しない女たちの中には、かまぼこや豆腐を作るのを家業とするものも多々おりました。大量にとれる雑魚や売れ残った魚、偽物の魚などを臼と杵ですり身にして作っていました。

 

で、きょうのランチ。 右上はかまぼこのおにぎりです。

 

 

同僚にオススメされたけれども、混み合っていて、入れなかった 「糸満魚民食堂」

 

美味しそうでした♪ 店内もスタッフも素敵でした。次回はきっと!

 

困ったときに助かった 「スマホ充電器レンタルサービス」

道の駅いとまんで借りて、那覇バスターミナルで返却

 

「NPO法人ハマスーキ」 監修

海人のことづてより、抜粋させていただいております。

 

糸満海人工房・資料館をご案内いただいた崎山さんに

「この後どこへ行くの?」 と聞かれて、「奥武島(おうじま)へ行きたいと思ってます」

 

「う~ん、どうやって?」  「バス乗り換えて・・かな」 「え~・・・!」

 

相当大変なことを理解せずに動いている私のために

ご親切な糸満人が、車を出して下さって、

奥武島までドライブで連れて行って下さいました。

 

糸満からなかなかの距離もあり、バスで乗り継いで行くには相当大変だったことが

ドライブしながらやっとわかりました。

 

あとから、那覇のひとびとにも、「糸満から、奥武島まで送って下さるなんて、

普通じゃ出来ない。島人にしても、優し過ぎる!」 と全員から言われました。

 

本当にそう思います。ありがとうございました!

 

橋を渡ったところに、てんぷらの看板が並んでいて

 

まさに、天ぷらと猫の島ですね。

 

師匠オススメのてるちゃん天ぷらで

 

食べたかった天ぷら

 

一緒に天ぷらをいただいてお別れしましたが

その後、たくさんの沖縄情報をいただき、那覇でも再会をし夜ご飯をご一緒して、

東京に帰ってからも読むべき本のご紹介をいただいたり、沖縄の風習を季節ごとにメールで教えていただいたり、本当に大変お世話になっております。

 

奥武島(お~じま)グラスボート

 

乗って見ました。

 

お話上手な船長

 

 

亀もいました。

 

とても小さな

 

のんびりな田舎の中の田舎の島

 

徒歩で一周しても

 

20分ほどの小さな島です。

 

たいら鮮魚店の派手で愉快なベンディングマシンは

 

生アーサ、馬刺し、干いか奥武島特産、いか墨汁 などなど

 

腹ごなしの散策のあとは

 

鮮魚食堂 「奥武島海産物食堂」 ここも師匠のオススメです。

 

 

いまいゆの店・・・イマイユとはとりたての新鮮な魚のこと

「いま」 は 「今」、「いゆ」 は魚

 

昔は糸満漁港などに揚がった魚をタライなどに入れ、女性が頭に乗せて

各家庭を行商していたという。

鮮度の落ちた魚を 「さがい (下がる) いゆ」 という。

 

奥武島を目指した理由のひとつの

 

魚の塩煮付け定食、超ボリューム満点の定食です。

 

白身魚のマース煮は、マース(塩)(と泡盛)で魚のうまみを引き出す

沖縄の伝統的な煮物です。

 

きょうも食べ過ぎ!

 

それにしても、バス少なっ!

 

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