バイクと自転車と本と -55ページ目

予測と決断と

今日は帰りに榊原温泉に寄れる三重のコースへ。

このコースはまだ通産10回も走ってはいないはずだけど、
それを差し引いても乗れてない。

今日の気付きは一つ。
自分の予測とマシンの挙動を信じなさい。


このKX250Fはこれまで乗ってきたホンダ、ヤマハより足が硬い。
エンジンのレスポンスはシャープだし、良い意味でのダルさがない。
中途半端なアクセル開度ではサスは縮みにくい。
しかしエンジンは機敏に反応する、トラクションが得にくい、で、乗りにくい、となる。

このコースは立ち上がりのトラクションがラップに効いてくるので、上記が特に顕著に出る。

アクセルを開けられる人とそうでない人で何が違うのか。
多分、アクセルを開けた量でバイクがどんな挙動を示すのか、その時どういうフォームでどこに意識を向ければいいのかが、予測できること。

もう一つ壁がある。
予測したとしましょう。
それが、合っていたとする。
じゃあ実行しても大きなミスはないでしょう。。
実行できるか。
合っていたとする、ってのは結果論であって実際に試す時は分からない。
迷わず実行できるか。
ちょっとでも迷うと、良い感じで動いてくれない。
逆に、色々と先読みして先行して体が動いてる時ってのは、
マシンとの距離がほんと近く感じられる。

沢山の時間走りこむことで意識的に、そして無意識に出してる予測の連続。
その蓄積。
そうやって信じられるようになる。


飛べなかったダブルジャンプを飛ぶ最初の瞬間なんて、
そういう積み重ねを信じて、賭けに出るような心境。
大丈夫なはず。助走のアクセル開度、踏み切りでの姿勢と、アクセルオフのタイミング、技術的には大丈夫なはず、、、
と願いながら、最初の一本目を飛んだ。
そこはもうひたすら、信じる、という心境。

出来ることが分かったらどんどん精度も良くなるし成長する。
でも、出来ないとずっと出来ない。一生できない。


これらは0か1かのジャンプだから自覚できるけど、
何気ないコーナリングとストレートにも実はあるんだなぁと思う。

いつもの精一杯よりもう1mmくらいアクセル開度を増やす、
いつもと違う挙動、予想と違うかもしれない挙動、嫌な転倒につながるかもしれない。

KXについては、今までのバイクよりもう一歩踏み込んで操作しないと、
寧ろ今までのバイクよりも遅いし乗れてる感が少ないようだ。


これが使えるようになったらもう一段階速くなれる。
最近はまたライディングのことについて考える時間が増えてきた。
9月から仕事や体調不良で、普段はあまり考える余裕がなかった。

次の練習までまた1週間も先の事だけど、今日感じたことを何度も反芻しようか。


理屈と感情

長く同じことをやっていると、
大きなミスをしないようリスクへの対処が巧くなったり、
効率的に無駄ない動きを”無意識に最重視”していたり、
まぁ、自然とそうなる傾向が、どのスポーツ、スポーツ以外にものにもあると思う。
それは、経験、として長く続けるためには必要なことで、
自分がそんだけ頭を使ってやってきたという実績だ。

ただ、
人より、
過去の自分より、とにかく速く走ること、
そういうシンプルな競技をやっているにも関わらず上記を優先してしまう、
っていうのは、
停滞の一番の原因ではないかと思う。


この前、とにかく全力で走る意識が大事だ、
と書いたのに、
実際走っていると、
ほんと悲しいぐらいに無意識に無難な走りをしているのに気付く。



今日走った4本のうち、
がむしゃらな限界を出そうと思って出したのは最後の4本目の一部だけだ。

がむしゃらに走ろう、とにかく全力を出そう。
それがステップアップには必要だ。
と書いたが、
これが言えるのは、今、ここでPCに向かってリラックスしてリスクも何もないから、
らしい。


実際はダメだ。
全力で走ろうと思って、全力で走れたら楽だけど、そんなに単純に自分の体は動いてくれない。
単純なことだと思うんだけど、かなり難しい。


最後に本気で走れたのは、
走り仲間に付いていくのがやっとな状態が悔しくて頭にきたから。

より速くなるのには正確さよりも、がむしゃらに走ることが今の自分には必要だ、
なんて長い言葉で考えてなかったなぁ。

ただ、負けたくない、って気持ちだけだった。

その走りはよかった。
頭に血が上っているようで、走る事だけに関しては集中出来てるから。


これを意図的に引き出すのは無理だと思った。
で、この状態は終わってみれば気持ちいいけど(多分色んな脳内何ちゃらが出てるんでしょう)、
速くなるためにこれが絶対必要かっていうと、そうでもない気がした。
こういう状態になってもちゃんと走れるかどうかは、
色々と巧くいかなくてごちゃごちゃ考えて試行錯誤して、という仮定が前提な気がする。

自分が確実にコントロールできるのはその前提のところだけだ。
本気で出るチャンスがあったらラッキーぐらいに思えばいいのかも。


まぁ、
これからもごちゃごちゃと考えていこう。





デュークさんぽ

土曜までの降雨量がどこのコース付近でも70mm以上、ということで今週はモトクロスなし。
けっこう連続練習記録が続いていたけど、ここらで一服。

今日は快晴で、
久しぶりに自転車でも良かったんだけど、体調が万全ではない。
ということでデュークで200kmほどプチツーリングに。


ライジャケと革パンの正装で、ちゃんとオンロードバイクのライディングした。
オンロードはオフと違って、ブレーキングから倒しこみがゲームっぽくて楽しい。

どういう事かと言うと、路面のμが一定で、サスの動きもグリップ感もブレーキレバーに連動しているような感覚だから、
誤魔化しが効かない反面、意図したことは正確にそのまま通り易い。
理屈が重要という感じ。

モトクロスの場合は、場面によって気合いと根性の世界だったりする。
特にギャップで荒れた路面でのブレーキングからバンクに載せてハイスピードでバイクを曲げていく時なんかはけっこう身体の負荷もでかいし、
オンのように倒しこみの瞬間の微妙なバイクや路面の機微みたいなものに構ってる余裕はない。

オンロードはブレーキを引き込む量とサスの沈む感覚に意識を向けたり、
インステップを踏み込む方向やタイミングとか、
旋回中の外太ももの裏側を通して感じるリアタイヤの感触とか、
“その”バイクとの対話感がオフよりもノイズがなくて新鮮。



$モトクロスとDUKEと自転車と本のこと
$モトクロスとDUKEと自転車と本のこと

自分のスーパーデュークは、画像のようにハイステップ化している。
ガレージサムという所で作っていたデューク専用品。http://www.sepia.dti.ne.jp/g-sam/
残念ながら今は完売らしい。

スーパーデュークで大きな欠点を一つ挙げると、
ステップ位置がオフロードバイクみたいなポジションで低すぎる点にあると思う。
欧州人の長い足ならこれもありなのだろうか。
いやだけど、普通のCBRなどのスーパースポーツのステップ位置と比較すると、
足が長かろうが、やはりシートとステップ間の距離がデュークはあり過ぎる。

純正パワーパーツのバックステップは高さ方向にどれだけ調整代があるか不明だった。
ガレージサムのプレートは32mm上昇。
おそらく他のバックステップを含めて高さは一番上がるのではないか。

これを付けると、腰をずらしたときのアウトの足がホールドし易くなる。
デュークに乗り始めて即効で付けた。
シートとハンドルの位置関係は良好なだけに、純正ステップ位置は我慢できなかった。




$モトクロスとDUKEと自転車と本のこと
走った後、いつもウエスでホイールなどを軽く磨いてからカバーを掛ける。
毎回やっておくと、逆に楽。

その後、夕飯前に軽く寝るところでかなりのリラックス効果。
やっと体調が戻ってきた。


最近の本

あまり本のことを書いていないので、ちょっと。


先週行った出張へは、重松清『鉄のライオン』を持っていった。
新幹線にいる中で読みきれる300P以内が目安。

文字の大きさにも依るけど、自分のペースは100pで1時間前後。
ペースを知っておくと、
例えば夜寝る前に本を読むときに、クライマックスへの持っていくタイミングを調整できる。

明らかに話が良いところに差し掛かっていたとして、
もう寝なきゃ明日が辛い時間帯だった場合、
寝るか?
って言われたら、
寝た試しがない。
で、
翌日の仕事が辛いと。


読んでる最中にページを気にするのは嫌なので、
そういう失態を犯さないために、自分がどれぐらいのペースで読んでいるのかを意識して調べた結果。


今読んでいるのは、パオロ・バチガルピ『ねじまき少女・上』
アマゾン評価は星3だけど、
ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞など賞を取り捲っているようなので、SF好きとしては一応。
上の終盤だけど、正直、微妙。
石油が枯渇してエネルギー構造が変化した世界設定は面白いんだけど。
登場人物は特徴があって、何となく、外国におけるキャラ小説みたいな感じんだけど、
それが日本人受けしなそうな展開。


続いて、
久しぶりに乙一の作品を読みたくなったので、『GOTH』を2冊。
独特のテンポとちょいミステリ臭のバランスが丁度良くて、面白い。
読んでて疲れない。
乙一の作品は全部じゃないけど多少は読んでいて、
短編が巧い作家という印象。
と言いつつ、乙一作品の中では長編の『暗いところで待ち合わせ』が好き。

GOTHは登場人物は共通だけど短編形式で読み易い。
今2巻目なんだけど、傍観者としての「僕」が殺人を犯しはしまいかと注目。



で、今日買ってきたのが田辺青蛙『生き屏風』『魂追い』
ホラー小説大賞受賞作はチェックしないと、という気持ちから。



最近、疲れが取れない状態がずっと続いているので、
本もなるだけライトなものが良い。

さて、寝る前の少しの時間で『生き屏風』のはじまりだけ読んでみますか。

最近疲れが取れなくて参ってる。

単純に風邪的な軽い症状が中途半端に長引いているのか、
もしくはストレス、か。

朝起きて、
軽い頭痛と気だるさと、睡眠時間は足りてるはずなのに寝不足感。
モトクロスに行く予定なんだけど、
どうしても家を出れない。
とりあえず、全ての準備を完了させて、
9時までもう一度眠ることにした。

で、再度起きたとき気合いで玄関のドアを開けた。
この疲れは精神的な部分が大きいと思ったから。



で、まぁ10時半くらいにコース着いて走り始めたんだけど、
やはり、精神的疲労だけでなく、身体もどっかおかしい。

午後にはマシになったけど、フルで走るのはきつかった。
部分練習などをして今日は凌いだ。

とにかく、バイクに触っておきたかっただけだから、
収穫はなくても良かった。


ただ最近思うのは、もう一段階レベルを上げるには、
がむしゃらに全開で走る必要があるということだ。
どうしても、自分の制御できる丁度良いところで走ってしまう癖がついてる。
つまり、今自分に出来るミスしない、15分という時間で区切れば一番速い走り方。

それではダメらしい。
1周でいいから、
全力にすることでバランスが崩れ、バイクの挙動に対応できずに逆にタイムが落ちてもいいから、
とにかく本気の走りを入れていかなきゃ伸びない。

立ち上がりからストレートは全力の全開、
ブレーキングからコーナリングは可能な限り最小限の動きで、
コーナー中はアクセルをどれだけ早く、強く開けられるか。

そんな風に力んで走れば、間違いなく寧ろ遅くなる。

でも、
それが必要なんだと思う。


そうやって自分はここまで来たように思う。

なぜそういう風に今、思い出したかというと、、、
今日、
全てのジャンプをようやく飛んでるような人を見かけた。
傍から見てると、ジャンプでマシン制御できているとは思えず、微妙に危なっかしい。

昔の自分を思い出す。といっても2年も昔ではない。

こういう走り方をしていると、
やたらと理論だけにはうるさいオッサンから「空中で棒立ちだからかえって危ない」などと説教じみたことを言われたりするのだ。

そのオッサンの気持ちは、今はまぁ分からんでもないのだが、
だけど、
モトクロスなんてのは、リスクを背負いながら走れるようになっていくもんで、
特にジャンプなどというセクションを少しずつ巧くなろうなんてのは、
俺からすれば、すごくむしの良い考え方だと思うのだ。
大人な頭の良い走り方では、やっぱり速くなれないと思うのだ。

ジュニア時代からやってきた子と、
社会人から始めた大人、
何が違うかって、
リスクへの考え方の違いが大きいと思う。


どっかで一発奮起しなければ、超えられない壁ってのがある。
キリで地道に穴をあけるような少しずつ、着実にいこう、なんて考えではダメだ。
慎重に足場を固めるような段階と期間は必要だけど、
要所要所で、自分の全部を掛けるような本気でいかなきゃ停滞するレベルってのがモトクロスにはある。と思う。


例えば国際A級を頂点とすれば沢山あるだろう、そういうステップの一つに、
今の自分は再び差し掛かっているような気がする。


足回りのセッティングに苦労はしてるが、
今のように安定して走れるようになってきて1年。
そろそろ、
今日見たジャンプを必死になって飛んでるあの人にように、
傍から見たらバランスを崩して無様だとしても、
壁を突破しないと。


ジャンプが飛べる飛べない、っていう0、1の区切りではないので、
どうなったら壁を越えられたと判断できるのかは言葉では言えないけど、
自分の中ではある程度イメージがあって、
その段階にもし到達できたら、モトクロスは終わろうと思う。

来年の春までが一つの目標だ。
30歳になる前に、自分の限界を知りたい。

そのときでダメなら、もうダメだろう。
自分のモトクロスの最高到達点は、今のレベルってことになる。


そのために、久しぶりにXモニターを購入。
これできちんとラップ管理をしていこうと思う。
$モトクロスとDUKEと自転車と本のこと
こいつで3個目。
DRCの製品は安価で便利なものが多いけど、どれを取っても品質がいまひとつ。
春まではもってくださいよ。



大人になってからの交友関係

友人に聞きたい事や、それなりに大事な用があって電話してるのに、
その時出ないのは仕方ないタイミングであったとしても、その後メールも返してこない、
なんて状況が、
何度も続いたら、
ふつう切れると思う。怒っていいと思う。

まぁ、今日 切れたわけなんだけど。


思うに、
こういう時の自分って、
もうコイツと縁が切れてもいいのか、
っていう気持ちかどうか、
それを考えて、不満を出すかどうか判断してる。


いくら気の置けない友人でも、
親友というレベルでないならば、所詮は会社の同僚だったり、共通の何か一つを繋がりの核としていたりと、
社会人における交友関係ってのは、
若い頃よりは、切ろうと思えば切れやすいし、
学生の頃よりも皆それぞれ自分の生き方に違いが出てきているから、
1度切ったら、もう戻らない、なんてことは稀ではないと思う。

子供の頃のように、完全に敵対するように仲が悪くなるわけじゃなくて、
無関心という溝の割合が、少し増えていくような。

そして、どんなきっかけで関係が切れるか、微妙な線だったりする。
自分の本心をどこまで言っても大丈夫なのかどうか、その線引きの判断。



で、
今日は自分は怒った。

もうそいつと疎遠になってもいいと思った。
同期では仲の良い友人だったけど、
不満を溜め込むよりは、吐いて、その上でどうなるのか見ようと思った。
覚悟としては、前述の通り、最悪関係が切れても構わないと考えている。


友人を大事にしなさい、特に大人になってからは、
なんて誰かが言っていたけど、
それはどういう意味なんだろうと最近考える。

ケンカをしないようにする、ってことではないと思う。
思うけど、
大人になってからのケンカってのは、
子供の頃よりもシリアスだと思うので、なかなか難しい。

会おうと思わなければ会わない人との関係を維持する、
というのは慎重さが要るだろうし、相手の事を考える気持ちも必要なんだろう。


相手が自分と同じだけ、自分の事を考えているとは限らない。
逆も然り。

こういう微妙なやり取りは正直性に合わない。



正面からケンカしても大丈夫だろうと思える関係ってのは大事なんだと思う。
それが出来ないと、いつかは切れてしまう。

さて、どうなるのか分からないけど、
後悔はない。
ないけど、正しかったのかどうかは分からない。



なんか凄く良い動画。
どんな事態になっても絶対に大事な友人と、
そうでない友人。
全員大事だなんて、そんな風にキレイに思えない。

その境界はどこにあるんだろ。



2011/10/05

今 出張で新幹線にいる。

隣のおっさんの体臭がきつい。


新幹線はゆったり読書しながら過ごせるから好きだ。

しかしにおいがきつい。
加齢臭というよりは、この人の体臭なんだろう。


思えば体臭に悩まされることが多い。
課内の100kgオーバーの先輩は、
異常な発汗と、そこから発する体臭が半端じゃなくて、
同期や他の先輩から同情半分、からかい半分。


においは慣れるって言っても限度がある。

そして、
体臭ってかなりナイーブな問題だから、
冗談でも本人に指摘できなかったりするから始末が悪い。
ハゲはいじれても、
体臭でいじるのは、遊びの雰囲気ではなくなる。



だからこそ、当人はいつまでも気が付かない。
デオドラントなり何なり、
人より気を使う習慣があればまだマシになるはずだ。



ちらっと見れば、
それほどオッサンでもない。
指輪もしてる。
嫁さんはこれに毎日耐えてるのか、適応したのか、
それともにおいをきっかけに夫婦間は冷えきっているのか、
などと考えていると、
せっかくの新幹線移動が安らげない。

安らげないよ。
 

疲れた日は

人間関係にも、仕事にも、

つかれ、た。


そんなとき、
仕事から帰ってただモッサーのオイル交換をしてるだけで、なんか癒される気分。
$モトクロスとDUKEと自転車と本のこと
これに乗ってる時は、疲れた気分にならずに済むなぁと。


自分は大学の時に気付いて今でも変わってない考えがある。
人間って、ある程度歳を取るともう成長しない、ってこと。

自分自身の人間性というか性格のことを考えると、
つくづく、
もっと器が大きくなりたいというか、大らかになれたらというか、
深刻に考えずに、明るく、前向きになれたらなぁ、
なんて思うけど、そんだけ変わったらもはやそれは俺ではないな、なんて書きながら思ったり。


いずれにせよ、
ただ普通に生活してるだけで、色んな人の動向や考えで心が乱れたり、逆に喜んだりと、
だんだんそういうのが鬱陶しくなってきてる。

こういう時は、欲しいものを列挙するのが活力になる。
なんかこの時期バイクも自転車も装備関係も新製品が出てきて楽しい。


まず、
単車でちょっと気になるのが、2012年式YZF-R1。
$モトクロスとDUKEと自転車と本のこと
もう直4は飽きるのが分かっているんだけど、
たまに、あのどこまでも伸びていくエンジンを全開にして思いっきりベタ伏せして走りたいと思う。
200後半まで、うあぁっという間に出るバイク。

自分の今のデュークはカウルがないから、200出す前に風圧でやる気にならない。
実はそういう理由で、敢えてネイキッドを選んだ、という考えもあって、
SSで高速乗ってうっかり200以上で掴まったりしたら一発免取り確定だ。

色んな意味でリスキーなSSは、だからこその魅力もあって、
ニューモデルが出るとちょっと気になる。



自転車は、TREKが2012年モデルを発表した。
$モトクロスとDUKEと自転車と本のこと
マドン4.7は30万弱。
デザインはそれほど物欲を刺激してこない感じなので一安心。
なにしろこないだの鈴鹿ロードで目標をぜんぜん達成してないので、買わないと決めたから。一応。

カーボンロードに乗ったことがないから、果たして自転車を変えてどれだけパフォーマンスが上がるのか半信半疑だ。
今乗ってるのがGIANTのDEFY2(2009)で、重量は9.2kgある。
こっから1.5kgから2kg弱くらいは軽くなるかならないかぐらいだと思う。

例えばモトクロッサーで2st125と4st250では、断然4st250の方が走るから
乗り換える価値はあるんだけど、自転車はどうなんだろう。

足鍛えなきゃ意味ないよなぁ。

あとは、
俺の自転車カッコいいなぁ、と1分ぐらいぼーっと眺め回すぐらいデザインが気に入らないとダメだと思う。
これは公道用のバイクでも同じ。
バイクをおりてキーロックした後、無意識に1回は振り返って佇まいを確認しなければ、
それは愛車とは言えない。と思う。
重要。




さて、
気分が落ち着いてきたので、
そろそろスト4の練習しよう。

試合数は700を越えて、プレイ時間は40時間はいってるはず。
メインキャラクターはゴウケン。
昔から“強いじいちゃん”キャラにひかれる。



気付いたら一週間もあと2日だ。
面倒なことが多いけど、頑張ろう。
ちょっと元気になる好きな曲を。

チャゲアスで「NとLの野球帽」


大人が高校球児にみるもの

そういえば盆は久しぶりに帰省した。

そのとき、バイクの整備と自転車トレ以外に特にすることもないので、
普段見もしないテレビを見ていた(というか自分はテレビを持っていないのだった)。
しかも普段見もしない野球、甲子園の中継を見た。


甲子園へのイメージ、
「単なるインターハイの一競技のくせに、やたらともてはやされてて何か釈然としない」
高校の時のイメージだ。


自分も高校時代、
ボートでインターハイに出た。

ボートなんてマイナー競技だから、インターハイに出易いことは間違いないんだけど、
練習のハードさでいったら母校の中でもトップだという自負が当時あったし、
野球部が特別凄いとも思わなかった。

だから、
なんか高校のスポーツの頂点みたいな位置づけの、甲子園中継は当時から何だか嫌いだった。
ボートに限らず、沢山スポーツがあるんだぞ、と。
真っ黒になって汗を流して、涙を流してるのは、野球だけじゃないんだって。
そう思ってたっけ。



まぁ、
当時のそんな感覚を思い出しながら、
まだ身体が完成してない高校生が1球1球に魂込めてプレイしてる姿を見てると、
あの瞬間瞬間は、
人生やたらと長いけど、この先もう絶対に、二度と訪れない経験の連続なんだと思った。

もう二度と、絶対だ、絶対に来ないよ。
あの10代の少年が持ってる輝きみたいな、形容しがたい何か。
しかもそれは自分個人だけのものではなく、
共有できる仲間が、当たり前のように近くにいて、感覚を分かち合える、って環境。
この先の人生にあるはずがない。悲観ではなく、ないものはない、と思う。

いい歳いったおっさんが甲子園に夢中になるのが分かった気がした。
分かった気がしたけど、
自分としては、あれは刺激が強すぎるというか、何度も見たいと思えない。
野球のゲーム性としての観戦なら別にいいけど、
それ以上のものが見えすぎる甲子園ってのは、後ろを振り返る行為のような気がして。

まぁ、
ごくたまーに、でいいと思った。



さて、今日は運良く晴天に恵まれたので、
足回りセッティングで手こずっているモトクロスに。

結果から言えば、セッティングはベストではないけどベターなものが出て、
久しぶりに、
久しぶりというか、KXを7月に購入してから初めて
自分の限界を延長するのを試す走りが出来た。少しだけ。


なぜ甲子園の事を書いたかというと、
自分の走りの限界を少しずつ引き上げてるときのギリギリ感、というのは、
あの感覚は高校の部活に通じるものがある。

当時と違って、趣味という範疇の、しかもごくごく個人的な感覚ではあるんだけど、
もうすぐ30歳になろうかという年齢に達している今の自分の日常生活からはとてもかけ離れたもので、
これは、自分には他のどのスポーツからも得られないことで、
普通の会社員がやるには相当危険で、きつくて、怖さと向き合ったりする、
モトクロスならではの魅力だと思う。


今の自分の全部を使って何かをするのは、どんな人にとっても、たぶん気持ち良いことなんだろう。
毎回あるわけじゃないけど。

かなりすっきりした。
すっきりしたけど、3ヶ月ぶりに練習を再開できたようなものなので、
こっからまた少しずつ、コンマ1秒速くなる方法を想像しながら寝よう。





足回りセッティング奮闘メモ(2)

KXを買うときに、
「カワサキはボルト抜けたりするから気をつけて」
と言われていたので、
洗車してたらリアフェンダー裏のボルトがなくなっているのを見ても、
ああ、これがカワサキか、と納得する事が出来た。

まぁ、レーサーだしボルトが落ちることもあるだろうけど、
これまで3年間、ホンダ、ヤマハと乗り継いできて、
こんな脱着しないところのネジが取れたことはなかった。
カワサキクオリティの片鱗だ。



今日は店にそのボルトを取りに行ったついでに、
フロントフォークについて聞いてみた。
「硬いですよねコレ」と。

全日本で#113田中選手のメカをやってる店長の感触からしても、
「硬いなぁコレは、沈まないでしょ」という感じらしくて、
田中選手のフロントサス(カヤバスペシャル仕様)と近いらしい。

IAの走りを受け止めるサスが、標準で付いてるのか。
まぁ、手で押したときの動きだけなんで、
実際走ったときの減衰具合はまた別問題なのは分かる。
ただ、初期の動きが硬い、ということは間違いないらしい。


ちょうど、新車の12CRF250Rがあったので、
同じように押してみると、新車で慣らしをしていない状態ですら、
俺のKXより動く。明らかに。

自分のKXはプリロードを9クリックも緩めている(16クリック中)。
それでサグがやっと40mm。自分の体重がないことを考えても、沈まな過ぎる。
例え65kgの体重の人が乗ったとしても、60mmは出ないと思う。

ということで、
さすがにこれは乗れない、と思ってソフトスプリングを注文した。

今の俺のバイクは明らかに前後バランスも狂ってる。


世の中のKX乗りは、
IAや、全日本IBクラスは別として、こんなストックサスで走っているのか。
それともソフトを入れるのは常識なのか。
それとも俺のKXなんかどっか不具合でてんのか。

いずれにせよ、
例えば地方選IBクラスのスピードでは、
このサスは硬すぎると思う。
ガタイある人には気にならないのかもしれないが。


もちろん、路面状態によっては気にならないこともあるけど、
ハードパックの荒れてきた路面、サスが機能して欲しい場面では、
上級者のスピードじゃないと釣り合わないセッティングだと思う。

KXは上級者向けとは聞いていたけど、
ほんとにターゲットのレベルが高いんだなぁと思った。

ノーマルサスでも、
自分自身が速くなって気にならないレベルにしてやろうとこの3ヶ月思ってきた。
路面によっては確かに気にならないこともあるのだ。

ただ、荒れた路面ではモトクロス嫌になるぐらい走れない。

ここはおとなしく、ソフトを入れるのが正解らしい。



なぜここまで引っ張ったかというと、
自分自身のテクニックの問題かもしれない、という思いもあったからだ。

モータースポーツの難しいところ。
マシンのせいにし過ぎてもダメだし、
マシンセッティングの不具合を見つけようとせずに自分が悪い、と思いこむのもまた間違いなのだ。


まぁでも、こういうのも面白い。
セッティングについて興味が出てきた。