バイクと自転車と本と -55ページ目

大人が高校球児にみるもの

そういえば盆は久しぶりに帰省した。

そのとき、バイクの整備と自転車トレ以外に特にすることもないので、
普段見もしないテレビを見ていた(というか自分はテレビを持っていないのだった)。
しかも普段見もしない野球、甲子園の中継を見た。


甲子園へのイメージ、
「単なるインターハイの一競技のくせに、やたらともてはやされてて何か釈然としない」
高校の時のイメージだ。


自分も高校時代、
ボートでインターハイに出た。

ボートなんてマイナー競技だから、インターハイに出易いことは間違いないんだけど、
練習のハードさでいったら母校の中でもトップだという自負が当時あったし、
野球部が特別凄いとも思わなかった。

だから、
なんか高校のスポーツの頂点みたいな位置づけの、甲子園中継は当時から何だか嫌いだった。
ボートに限らず、沢山スポーツがあるんだぞ、と。
真っ黒になって汗を流して、涙を流してるのは、野球だけじゃないんだって。
そう思ってたっけ。



まぁ、
当時のそんな感覚を思い出しながら、
まだ身体が完成してない高校生が1球1球に魂込めてプレイしてる姿を見てると、
あの瞬間瞬間は、
人生やたらと長いけど、この先もう絶対に、二度と訪れない経験の連続なんだと思った。

もう二度と、絶対だ、絶対に来ないよ。
あの10代の少年が持ってる輝きみたいな、形容しがたい何か。
しかもそれは自分個人だけのものではなく、
共有できる仲間が、当たり前のように近くにいて、感覚を分かち合える、って環境。
この先の人生にあるはずがない。悲観ではなく、ないものはない、と思う。

いい歳いったおっさんが甲子園に夢中になるのが分かった気がした。
分かった気がしたけど、
自分としては、あれは刺激が強すぎるというか、何度も見たいと思えない。
野球のゲーム性としての観戦なら別にいいけど、
それ以上のものが見えすぎる甲子園ってのは、後ろを振り返る行為のような気がして。

まぁ、
ごくたまーに、でいいと思った。



さて、今日は運良く晴天に恵まれたので、
足回りセッティングで手こずっているモトクロスに。

結果から言えば、セッティングはベストではないけどベターなものが出て、
久しぶりに、
久しぶりというか、KXを7月に購入してから初めて
自分の限界を延長するのを試す走りが出来た。少しだけ。


なぜ甲子園の事を書いたかというと、
自分の走りの限界を少しずつ引き上げてるときのギリギリ感、というのは、
あの感覚は高校の部活に通じるものがある。

当時と違って、趣味という範疇の、しかもごくごく個人的な感覚ではあるんだけど、
もうすぐ30歳になろうかという年齢に達している今の自分の日常生活からはとてもかけ離れたもので、
これは、自分には他のどのスポーツからも得られないことで、
普通の会社員がやるには相当危険で、きつくて、怖さと向き合ったりする、
モトクロスならではの魅力だと思う。


今の自分の全部を使って何かをするのは、どんな人にとっても、たぶん気持ち良いことなんだろう。
毎回あるわけじゃないけど。

かなりすっきりした。
すっきりしたけど、3ヶ月ぶりに練習を再開できたようなものなので、
こっからまた少しずつ、コンマ1秒速くなる方法を想像しながら寝よう。





足回りセッティング奮闘メモ(2)

KXを買うときに、
「カワサキはボルト抜けたりするから気をつけて」
と言われていたので、
洗車してたらリアフェンダー裏のボルトがなくなっているのを見ても、
ああ、これがカワサキか、と納得する事が出来た。

まぁ、レーサーだしボルトが落ちることもあるだろうけど、
これまで3年間、ホンダ、ヤマハと乗り継いできて、
こんな脱着しないところのネジが取れたことはなかった。
カワサキクオリティの片鱗だ。



今日は店にそのボルトを取りに行ったついでに、
フロントフォークについて聞いてみた。
「硬いですよねコレ」と。

全日本で#113田中選手のメカをやってる店長の感触からしても、
「硬いなぁコレは、沈まないでしょ」という感じらしくて、
田中選手のフロントサス(カヤバスペシャル仕様)と近いらしい。

IAの走りを受け止めるサスが、標準で付いてるのか。
まぁ、手で押したときの動きだけなんで、
実際走ったときの減衰具合はまた別問題なのは分かる。
ただ、初期の動きが硬い、ということは間違いないらしい。


ちょうど、新車の12CRF250Rがあったので、
同じように押してみると、新車で慣らしをしていない状態ですら、
俺のKXより動く。明らかに。

自分のKXはプリロードを9クリックも緩めている(16クリック中)。
それでサグがやっと40mm。自分の体重がないことを考えても、沈まな過ぎる。
例え65kgの体重の人が乗ったとしても、60mmは出ないと思う。

ということで、
さすがにこれは乗れない、と思ってソフトスプリングを注文した。

今の俺のバイクは明らかに前後バランスも狂ってる。


世の中のKX乗りは、
IAや、全日本IBクラスは別として、こんなストックサスで走っているのか。
それともソフトを入れるのは常識なのか。
それとも俺のKXなんかどっか不具合でてんのか。

いずれにせよ、
例えば地方選IBクラスのスピードでは、
このサスは硬すぎると思う。
ガタイある人には気にならないのかもしれないが。


もちろん、路面状態によっては気にならないこともあるけど、
ハードパックの荒れてきた路面、サスが機能して欲しい場面では、
上級者のスピードじゃないと釣り合わないセッティングだと思う。

KXは上級者向けとは聞いていたけど、
ほんとにターゲットのレベルが高いんだなぁと思った。

ノーマルサスでも、
自分自身が速くなって気にならないレベルにしてやろうとこの3ヶ月思ってきた。
路面によっては確かに気にならないこともあるのだ。

ただ、荒れた路面ではモトクロス嫌になるぐらい走れない。

ここはおとなしく、ソフトを入れるのが正解らしい。



なぜここまで引っ張ったかというと、
自分自身のテクニックの問題かもしれない、という思いもあったからだ。

モータースポーツの難しいところ。
マシンのせいにし過ぎてもダメだし、
マシンセッティングの不具合を見つけようとせずに自分が悪い、と思いこむのもまた間違いなのだ。


まぁでも、こういうのも面白い。
セッティングについて興味が出てきた。


デュークとエスパス

今日は予定通り、RSタイチを目的地にして宇治川ラインを流してプチツー。
ただ、朝起きたらえらい筋肉痛と疲労感で出発は90分遅れ。


久しぶりにデュークでくねくね道を走ったけど、
やっぱり面白いバイク。
KTMのオンロードバイクでどれにしようか迷っている人がいたら、
自分はスーパーデュークをお勧めしたい。

ウェブや雑誌などでは圧倒的に690デュークがプッシュされてて、
スーパーデュークは全然宣伝されてないけど、
ほんとに良いバイクです。

とにかく“走ることを楽しみたい”という人に勧めたい。

バイクに走ること以外の何かを過剰に求めない人が適してる。
つまり、
モノはあんまり詰めないし(というか積載性はゼロといっていい)、
長時間走れば尻は痛くなるし(シートの硬さはモトクロッサー以上)、
アクセルに対してのツキは良すぎるし(ドンツキみたいな)、
やたらとオイルは減るし(回して走れば1000kmで数百ccは減る)、
乗り味はこれでもかというほど硬派(開けて乗らなければ浮いた感覚の足)。

その代わり、
条件が整った道は物凄く楽しい。
条件とは、路面状態がキレイであること。

荒れた路面では、サーキット向けにセットされた足は全くもって機能しない。
ただ、日本の峠や川沿いの道は大抵キレイ。ほとんど問題ない。

街中がしんどいバイクは、
そのぶん目的の道に着いた時に感じる解放感を一際感じられる。

バイクは不便なものだ、
と割り切ってる人なら、走りの楽しさだけで全てを許せるだろう。
と思えるぐらい、これまで乗ったどのバイクより走りが楽しい。


この乗り味を実現してる大きな要素が、
絶妙なギア比にあると思う。
LC8は良いエンジンだ。
その中で、ギア比が日本の道路にかなりマッチングしてる。

しっかりシフトチェンジしてアクセルをぐわっと開ける。
これがバイクを操作してる感の基本だと思うのだ。
これが出来ないバイクは、いつか飽きる。
直4のSSは、あまりにもオートマ感が強すぎて、シフトチェンジの楽しさに乏しい。
そんな風に感じてる人に最適なバイク。



という感じで、久しぶりに気持ちよく走れた。

帰りに眼鏡を調整しようと、学生の頃から世話になってる眼鏡屋へ。
自分、眼鏡がけっこう好きで、
この店へ来ると、衝動買いをしてしまうことがあって、
なぜか、
また一つ眼鏡が増えた。
安いものではないし、フレームで38000円もするのに、
なぜかこう、眼鏡に対しては財布の紐が緩い。
買うつもりはなかった。

$モトクロスとDUKEと自転車と本のこと

$モトクロスとDUKEと自転車と本のこと

スペックエスパスというブランドのチタンフレーム。
エスパスのセルフレームをそのうち買おうと思っていたところへ、
面白いデザインのチタンフレームが出てたのでつい。

面白いと思ったのは、この眼鏡は単一のチタンフレームだけで構成されており、
ネジやロー付けはなし。
だからとても軽量で、付け心地も良い。
チタンをここまで扱える技術力は日本にしかないと聞いた。
福井県鯖江市。
製造工程をいつか見学してみたいなぁと思う。




足回りセッティング奮闘メモ(1)

2週ぶりのモトクロス、このコースは3週ぶり。
台風の影響で路面は荒れてる状態。

やっと足回りの感覚に慣れてきたと思ったら、
ぜんっぜんダメだった、KX at チキン。


それなりに自分のテクと足のセッティングが決まってないと、
荒れた路面はどうにもならない。

リアを弾かれて、
フロントが暴れて。
自分のコントロール下にないバイクで、以前と同じように開けるのは必要以上に疲れるし、怖い思いもする。


セッティングをどうすればいいのか試行錯誤している状態で、
何をどうすればいいのか分からなくなってきた。

YZのときは、「たまたま」そもそものマシンの素性が自分と合っていた。
相性が良かった。
だから、セッティングで悩んだことはなかった。

あれだ、
モトクロスとサスセッティング、、、
むちゃくちゃムズイ!!!!!!!!

路面は千差万別に変わるし、コースによって土質そのものが違う。

ストレス溜まる、
これは第2次モトクロスで悩む日々が復活しかねない。
(1次はジャンプが飛べないで悩む日々)


サグ出しで、フロントリアともにプリロードは緩めている。
この状態で、
ガチガチのハード路面での凸凹に対応するための減衰特性はどうすればいいのか。
そもそもスプリングをソフトにしなければならないのか。


パーツリストを引っ張り出してみると、
YZのリアスプリングのバネレートは52N/mmmで、
フロントが4.4N/mmとある。

対してKXは、
リアが53N/mmで、
フロントが9.5N/mm。
フロントはスプリング一本だから、そもそも比較が出来ない。

単純にフロントを2で割っても、YZより大分フロントは硬い。果たしてどう対応するのか。
リアは1N/mmだけYZより硬い。


今回色々試してみた結果、
リアは標準から2クリック伸びを締めた状態で、まぁまぁリアが落ち着いてきた、ような気がする。
プリロードを緩めたセオリーから言うと、本来は伸びは弱めるのが正しいんだけど、、

フロントは分からない。
そもそもSFFって荒れたハード路面への適正どうなの?って感じてる。
ハード路面では、去年のダートクールの芹沢氏の評価も低かったし。
しかもワークスは普通に2本スプリング使ってる、って聞いたけど、
それはプロレベルの領域限定での話なのか。

どうにも、フロントの動きが悪く感じる。


KX買う直前は、微妙にマンネリ感を感じてたモトクロスだけど、
問題が山積みで、これはこれで、面白いのかもしれない。

ここを解決できたら、ワンステップ前へ進む気がする。



明日は久しぶりにデュークでプチツーリングに行く。
デュークも足が激硬セッティングがデフォなので、
ソフト入れようか迷ったけど、
あのカッチリした乗り味も個性で、
公道で乗る分には欠点の範疇でもない、と考えると、現状でいい。

競技じゃないし、
そこらへんはバイクの性格を感じながら、楽しめればOK
スーパーデュークRはSSよりも硬派なのが味。





仕事中の晴天は

仕事してる平日にこうも爽やかに晴れだと、
まだ火曜だってのに一週間長すぎです。

最近好きな動画。

モータースポーツの良さが2輪4輪問わず凝縮してる良作。
気温も幾分落ち着いて
あんな風に晴れた空を見てると、
モトクロスでも自転車でもなく、
普通にツーリングに行きたくなる。

オンロードバイクで道路を滑るように飛ぶように、さーーっと流したい気分だ。
仕事とか、これからのこととか全部忘れて。


きのう、仕事で感情を爆発させてしまった、軽く。
自制できなかった自分が幼稚な感じで、今思い返すと後悔を含みつつ、イライラする。
一方で、
やっぱり納得行かないというか、それじゃいかんだろう、っていう気持ちもあって、
自分が怒ったのはやっぱり少しは適当だという感覚もある。


自分が歳を取ったなぁと感じるのは、
こういうことがあっても、
少し時間が経つだけで、
問題の規模にも寄るけど例えば1,2時間で「まぁ、どうでもいい」って考えてしまうところ。


なんか、感情的なままでいる事の方が疲れるし、アホらしく感じる。

そういう瞬間がある度に、
自分の心のどっかが、麻痺していってるような気がする。


若いときはそうじゃなくて、
いつまでも怒っていたり、うじうじしていたり、
切り替えたと思ってもやっぱり考えていて、
時間を掛けて、その上で問題に真っ直ぐ向き合うか、諦めるか決めてたような気がする。


今は、
すぐに諦める。
諦め、という言葉では足りない。
やるせない感覚のまま、感情を強制的に止めてしまうような、
シャットダウン機能がえらい勢いで巧くなっていってる。

「まぁ、どうでもいいか」って。


そうやって色んな事に同時に対処できるようになる。
何十年も人間やってて、
俺も含めて、皆けっこう好き勝手やるもんだ。
自分も誰かに同じような気分にあわせてるはずだし。


仕事していたら、どうしてもそうなるもんなのか。
とにかく、
感情を意図的に消せないと、あと何十年も働いていく事なんて考えられない。



ただ、そういう風にスイッチが巧くなるほど、切ない気分になる。
そのうち、
今考えていることすら考えずに、色んな事に妥協していけるようになるはずだ。自覚もなく、自然と。


はぁ、ただバイクに乗りたい。



10代にない楽しみ

日曜午後くらいはデュークで散歩ぐらいできるかと期待したけど、
ほんっとにしつこかった、今回の台風は。
特に近畿南部の雨量は半端じゃなかっただろう。


おかげで、二日間引きこもって休日を過ごした。
明日からまた一週間が始まるなんて、今から憂鬱だ。

休みにバイク乗ったり自転車乗ったりすることが生活のリズムだから、
身体を動かさずに部屋で2日も過ごすと、身体は疲れてなくても精神が疲れる。


いつもなら小説でも読んで過ごすところだけど、
この二日はゲームをやってた。

ストリートファイター4、
格闘ゲーム。


格闘ゲームは中学のときにストゼロが流行ったときにやってたぐらいで、
10年ぶり以上か。
ストリートファイターといえば、
小学生のときに親が誕生日に買ってくれたスト2が最初。
最初買って貰えないと言われてたのに、内緒で用意してくれてた思い出。


最近のゲームはオンラインが普通で、
日本中、世界中の人と対戦が出来る。

自分は今回スト4をやるに当って、ちょっと本気で巧くなろうとやってる。


何ていうんだろう、
趣味として、
モトクロスに対してテレビゲームって貧弱な印象がある、と思う。
モトクロスと言わずとも、
スポーツ全般に対してゲームがオタクくさくて、軽い蔑視傾向にあることは間違いない。
蔑視、
ぜったいにある。

会社の人間関係で、僕はフットサルが趣味です、音楽やってます、
と堂々と言えても、
ぼくはゲーム、アニメが趣味です、とはっきり公言する人はあまりいない。

マイナスイメージがあることは共通認識だと思うのだ。

なんでそんなことを書いているかというと、
じゃあ、
微妙に蔑視されるゲーム、
お前はできるのか?と思って。


格闘ゲームの場合、
操作の正確性、要するに器用さ、
操作の判断力や反射神経・スピード、相手の意図を読む力とか、
体力が必要ない
という点を除けば、
かなりスポーツで必要な能力が求められると思う。

特に反射神経や操作の正確性については、
自分は普通の人より鍛えられる機会が多いはずだ、という若干の自負がある。
いや自負というよりは、
強迫観念みたいなもので、
そこが弱い人間は一瞬の判断で吹っ飛ぶし、怪我をするから、
自分はそこは優れているというように、信じたい、と言う方が正しい。


子供の頃は町のゲームセンターで巧い人のを後ろから見てるガキで、
連続技とかあまり出来なかったけど、
今はどうかなぁと思って。
大人になって色々経験値を増やして、考える力もある今ならどうなるかなぁと。

これが最近自分が感じる、
大人になる楽しみだ。


子供のときは大して出来ずに終わったことを、今の自分が再挑戦する。
これがけっこう楽しい。

例えば、
子供の頃は出来ないと決め付けていた水泳のバタフライ。
運動神経良い子ぐらいしかできなかった泳法のイメージ。

あらためて大人になって本気で取り組んでみたら、
かなりあっさりできた。何度か練習したら、50mは無難になった。
参考にしたのはネットの動画。
泳法のポイントの理屈さえ分かれば、実践できる。
とにかく何故その動きをするのか、どのタイミングで行うのか、徹底的にイメトレ。


モトクロスやる時もそうだった。
とにかく考える。何がマズイのか。どうすれば良くなるのか。
教えてくれる存在がいないのは当然で、
自分がやりたいから始めたことだから、部活なんかとは比べ物にならないぐらい考えた。
自分が本当に出来るようになりたい、と強く望んだことは、
果たして実現できるのか、っていう挑戦。

最初はジュニアとなんて走れるわけがなかった。
あいつらは子供の吸収力でどんどん速くなる別の存在だって。
でも、
やっぱり速くなっていくのは元々のセンスがある一部の子だけなのだ。
例外を除けば、
大人の方が効率よく上達できるとこの3年で自分は実感してる。

子供の頃は、
「できないものは、できない」のだ。
出来る子は、出来る。の世界。
練習して努力して、というのは前提の話。

それでも出来ない子は出来ない。

なぜかというと、
それは考える力が足りないからだと自分は思う。


高校の頃は漕艇部だったけど、
ある程度今の自分と考え方が繋がっている高校時代の自分ですら、
今から考えると、
練習の仕方、技術の積み重ねの方法論とか、考え切れていない粗が目立って振り返る。

何が言いたいかというと、
子供時代の自分よりも、
今の自分の方が可能性はある、と思うのだ。


と、ここまで書いて格闘ゲームだ。


今のところかなり難しい。
皆、巧い。
相手がいったいどんな人なのか、何歳なのか知らないけど、
巧い人ばっかりだ。

モトクロスを始めたときや、バタフライをやってみたときのように、
全力でやってる。
思わずイラついてコブシで床をなぐったり。
本気でやってる。
操作の練習もしてる。

しかし、なかなか上にあがれない。

ゲームも本気でやると、ストレス溜まるね。



鈴鹿ロードレース

行ってきた、シマノ鈴鹿ロードレース。
心配だったゲリラ雨などもなく、気温も去年より低め。

風のコンディションは去年と同じような感じ。

自分の体調は、
盆明けから仕事が忙しくて、朝から頭痛が。
仕事は、ここ3年の集大成的な設備導入の最中なので疲れが溜まってた。

ただ、スタートを切る頃にはほとんど気にならないレベルに回復したので、
言い訳にはできない。したかったけど。


自分の目標は100位台。
150位内なら時期ニューマシン購入。というものだったんだけど、

結果は、
ほぼ300位。
帰りの車内で携帯で確認して愕然とした。
去年よりさがっとるやんけ!と。


レースが終わった直後は、
ギリギリ目標である12周を走りきれたので、
100位台はなんとかいっただろ、とか思ってた。

アベレージは目標32km/hだったけど、サイクルコンピュータでは31.9m/hと出てて、
かなりしんどかったけど何とか目標に近い結果だった。

やっぱり鈴鹿は楽しいなぁ。などと思っていたのに。

去年のリザルトからだと、せめて200位台は硬いだろ、と思っていたのに。



PDFファイルで結果をよく見てみると、
12周を走った人達は、俺の前に160名ほどいる。
時間差は10分ほど。

結論としては、去年より12周近辺レベルのエントラント層が厚くなった、
ということになる。

ということで、
自転車は買わないことにする。
自分はまだ自転車乗りとしては中途半端過ぎることを再確認した。
これでは物欲を満たすだけになってしまう。
現時点ではカーボンフレームは必要ない。



まぁ、
でも去年よりは頑張って走った。
脚力は去年とほぼ同等程度だけど、今回はボトル2本で、
1週目から集中していった。

あとは凄くトレーニングになって良かった。


明日はモトクロス。先週走っていないから楽しみ。
この疲労感が抜けるかどうか心配だけど、
最近は暑さも和らいできてるから走りやすい。


KXインプレその後

いよいよ今週末は鈴鹿でロードバイクの2時間エンデューロがある。

どれだけ準備できたかというと、
鈴鹿サーキットでの2時間トライアルという意味では全く以て全然だ。

ただ、
自転車を使ってのトレーニング頻度はまずまずで、
最近は平日に2日は確実に走ってる。仕事が終わってから。

という意味でモトクロス用のトレーニングとしては充実している状態で、
調子も悪くないんだけど、
果たして2時間を巧く走れるかというと、
そういうトレーニングは一切していないのが不安材料。


目標は100位台に入ること。
去年は230位くらいだった。
調子は去年とほぼ同等だと感じてるけど、
今回は全てを全力で計算して走ろうと思う。
ボトルも2つセットした。

150位内に入れたら、新車を買っていいルールにした。
トレックの4.7くらいのを狙っている。




さて、
モトクロスの方だけど、
足回りが硬く感じて全然走れてる感が得られていなかった12年KX250F、
サグ出しをしっかりやったら凄く良くなった。

アクセル開けていける、ってモトクロスをやる上でほんと大切。
アクセルを開けることで、初めてこの種のバイクは性能を発揮する。
エンデューロレーサーみたいな車種だと、
8割でも気持ちよく走れるセッティングがしてあるのに対して、
モッサーはやはり全開が基本ってことで。
$モトクロスとDUKEと自転車と本のこと
今週号のダートクールにKXのインプレが載ってる。
辛口批評もしてくれる芹沢氏の記事なので信用できると思う。

エンジンは大好評。
11モデルでのSFFは気に入らなかったものの、それは硬質路面との相性及びセッティングに起因するもので、
ミドルコンディションでは好印象、
といったインプレ。


エンジンについては、
サグが出て開けていけるようになった今の状態でも、
やはり低速はYZの方が上だという認識に変わりはない。
乗り易さで言ったら間違いなくYZ。
エンジン、クラッチ、サスも丈夫だし、ビギナーにはYZがお勧め。(フレームはともかく)

KXは、
性能は良くても、細かいところの作りが悪い。悪い、とはっきり言っていい。
少なくとも、ヤマハに比べて工業製品としての品質はワンランク落ちる。
自分も技術屋なので、
俺だったらこんな設計ににはしない、といった細かい点がいくつかある。
例えば、
毎回必ず外すネジである、サイドゼッケン部だけど、
ヤマハは樹脂カバーに金属ワッシャーが埋め込まれており、しっかり締めこめる作りになっているのに対して、
カワサキは樹脂のみで、しかもネジのワッシャー径とキリ穴径が合っておらず、付け外ししているうちに、
樹脂にネジが陥没していく始末。それでサイドフェンダーが走行中外れた。
締めすぎってほどバカ力で締めてないのに、真夏で樹脂が柔かったのか、、、
適正な径のワッシャーをホムセンで購入。

あとは、オイルキャップが工具なしでは外せない点とか、
リアアクスルの割りピン、
クラッチレバーの位置が調整不可な点、
など、
よく触る部分だけにいちいち使い辛い。
外装の樹脂パーツの品質は、ヤマハからすると前時代の印象。しかも高い。

オイル交換も頻度に気を遣う。

よって、
カワサキは、いわゆる外車の感覚で扱うことにしている。
ヤマハはフレームのエンジンハンガーにクラックが入り易い、という点以外は、
普通の趣味ライダーにとってベストの選択だと思う。

カワサキを選びたい人は、
とにかくストックで性能を求める人、細かいことはいいです、という人。

自分の性格的にはヤマハが合ってた。
とは言うものの、
たぶん、“一番走るバイク”の緑モッサーを一年間は楽しみたい。

盆入り

入社して4年目。
10連休はこれまでで最大の長さ。

節電協力などとされているが、肝心の製造部が10連休でないのなら、
いくら間接が休んだって意味ねーじゃん、
とは思うものの、
まぁ、
1年ぶりに実家へ帰る良い機会とします。

その代わり前半はモトクロスと自転車を頑張る。

自転車はもうすぐ鈴鹿で2時間レースがあるので、
なるべく乗っておきたいんだけど、
連日暑すぎてダメだ。
とりあえず今日は夕方に1時間走ってきたけど、、、


ただ自転車は走った分だけ確実に身体が変化するから励みにはなる。
まぁ
成長曲線はルート関数みたいなものだと思うので、
成長を感じやすいレベルの中でやっていくのが一番精神的に健全でいられそうだ。

対して最近の自分のモトクロスなんて、
なんかこう曲線がサチってきたところに来てるような気がする。
今のモチベ、今の練習頻度、今のトレーニング頻度では、
この辺りが飽和状態なのではないか、って。

最近の走りの何が悪いかって、
KXに乗り換えてから全開で走れていないこと。

ちょっとした直線、コーナーの立ち上がりで迷いなくアクセルを振り絞るには、
マシンの挙動に対してある程度の信頼感というか、慣れが要る。

そう思う一方で、
全開にしてから、その後で、その挙動について慣れていく方法もあって、
なんというか、
モトクロスを始めた頃から今に至るまで、
どうやって自分が練習してきたかを考えると、
新しい速度域に積極的にチャレンジしていくことが一番の上達方法だったような気がする。


なんか、当たり前ではある。


ただ最近忘れているかもしれない。
がむしゃらの中での集中力。


自転車でもあるんだろう。
モトクロスみたいなのと違って、いかに走った分だけ確実に成長する競技とは言え、
それは
少なくとも以前の自分よりも、より速く!という意識なしにはあり得ない。
その意識というか、
執着心の持続がどれだけ大変か。



さて、
モチベーションの維持として
初めてBAR TO BARを買おうと思う。
2011年シーズンは自分が知ってるスーパークロスで最高のシーズンだった。

どうせ実家は暇ですから。



YZF vs KXF

今日は12'KXF3回目。久々に一日フルで走った。
コースはBRT。

あれだ。
KXはYZより全域でパワーある!とか断言しちゃったけど、
低速のトルクはYZのが上だ、と思います。


基本的にアクセルフィーリングが軽快でレスポンスが良いので、
低速もあるような気がしていたが、
実際はYZよりはトルクがないので、
ゼロ加速ジャンプとか、そういうシチュエーションはYZの方がやり易かった。

少しでも加速区間があればKXの方が中速以上まで引っ張ってパワーが出せるけど、
低速はYZよりは弱い。
つくづくYZ乗りやすかったと思う…。
感覚的にはオンロードバイクみたいな、大げさに言えば直4みたいなモーター出力って感じで、
インジェクション化した高回転型の現代のモトクロッサー、なんでしょう。

チキンのようなコースはKXの方が断然良いと感じたけど、
BRTを走ったらなんかこう、部分部分でしっくりこない、というか全然乗れてない。


二度も転倒してしまった。



良くなかった原因の一つに、
実はマディ走ったら速攻でフォークオイル漏れをして、シールは交換したんだけど、
ブレーキパッドもオイルに触れていたらしく、
Fブレーキが効き難かった、というのがある。
もう交換しかない。
というかそもそも交換して走れ。と反省。

やっぱりバイクはブレーキがきちんと効かないとダメなんだなと思い知った。
足がふわふわして、前後ともに全然接地感が出なかった。
ブレーキング動作でフロントが意図した動きが出来ないと、
ブレーキングだけじゃなくて、なんか全体的な車体の印象にまで心理的影響が出てしまい、
結果、思い切ってバイクに荷重を掛けていけなくなり、不安定な状態に陥ったのかな、と。

だから、低速なくてなんかジャンプ飛びにくい、なんて上記の感想も、
全てはブレーキ不調に起因してる可能性もなくはない。



まだ全然残ってるパッドを変える羽目になるとは、
新車で購入して早々にフォークOHに始まり、早くも色々と金が掛かってきてるなぁ。
オイルも、2回に一回で大丈夫なのか、
というぐらい劣化が激しいので、
今の所走ったら交換状態。
落ち着いたら2回に一回にしたいけど、結構汚れる。

ちなみにYZの時はMOTUL300Vを4回で交換しても、オイルは割りとキレイだった。
(バイク屋判断でも)




まだまだ全然自分のバイクになる気配がないKX。
フラストレーションが溜まるけど、
色々と対策しようと考えるのもまた面白い。

今日はFフォークのプリロードをいじった。
SFFならではの機能で、
ちゃんとサグに効果があります。
リアだけサグ出しすると姿勢を崩す可能性があるのを、フロントも合わせられるのは大きい。
ソフトスプリングはあまり入れたくないけど、サグは出てない、って状態の人は多いと思う。
オンロードでは当たり前の機能なのに、なぜモッサーに付いていないのか不思議。



まぁとにかく、
時間が掛かるなぁ。慣れるには。