最近の本 | バイクと自転車と本と

最近の本

あまり本のことを書いていないので、ちょっと。


先週行った出張へは、重松清『鉄のライオン』を持っていった。
新幹線にいる中で読みきれる300P以内が目安。

文字の大きさにも依るけど、自分のペースは100pで1時間前後。
ペースを知っておくと、
例えば夜寝る前に本を読むときに、クライマックスへの持っていくタイミングを調整できる。

明らかに話が良いところに差し掛かっていたとして、
もう寝なきゃ明日が辛い時間帯だった場合、
寝るか?
って言われたら、
寝た試しがない。
で、
翌日の仕事が辛いと。


読んでる最中にページを気にするのは嫌なので、
そういう失態を犯さないために、自分がどれぐらいのペースで読んでいるのかを意識して調べた結果。


今読んでいるのは、パオロ・バチガルピ『ねじまき少女・上』
アマゾン評価は星3だけど、
ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞など賞を取り捲っているようなので、SF好きとしては一応。
上の終盤だけど、正直、微妙。
石油が枯渇してエネルギー構造が変化した世界設定は面白いんだけど。
登場人物は特徴があって、何となく、外国におけるキャラ小説みたいな感じんだけど、
それが日本人受けしなそうな展開。


続いて、
久しぶりに乙一の作品を読みたくなったので、『GOTH』を2冊。
独特のテンポとちょいミステリ臭のバランスが丁度良くて、面白い。
読んでて疲れない。
乙一の作品は全部じゃないけど多少は読んでいて、
短編が巧い作家という印象。
と言いつつ、乙一作品の中では長編の『暗いところで待ち合わせ』が好き。

GOTHは登場人物は共通だけど短編形式で読み易い。
今2巻目なんだけど、傍観者としての「僕」が殺人を犯しはしまいかと注目。



で、今日買ってきたのが田辺青蛙『生き屏風』『魂追い』
ホラー小説大賞受賞作はチェックしないと、という気持ちから。



最近、疲れが取れない状態がずっと続いているので、
本もなるだけライトなものが良い。

さて、寝る前の少しの時間で『生き屏風』のはじまりだけ読んでみますか。