壁 | バイクと自転車と本と

最近疲れが取れなくて参ってる。

単純に風邪的な軽い症状が中途半端に長引いているのか、
もしくはストレス、か。

朝起きて、
軽い頭痛と気だるさと、睡眠時間は足りてるはずなのに寝不足感。
モトクロスに行く予定なんだけど、
どうしても家を出れない。
とりあえず、全ての準備を完了させて、
9時までもう一度眠ることにした。

で、再度起きたとき気合いで玄関のドアを開けた。
この疲れは精神的な部分が大きいと思ったから。



で、まぁ10時半くらいにコース着いて走り始めたんだけど、
やはり、精神的疲労だけでなく、身体もどっかおかしい。

午後にはマシになったけど、フルで走るのはきつかった。
部分練習などをして今日は凌いだ。

とにかく、バイクに触っておきたかっただけだから、
収穫はなくても良かった。


ただ最近思うのは、もう一段階レベルを上げるには、
がむしゃらに全開で走る必要があるということだ。
どうしても、自分の制御できる丁度良いところで走ってしまう癖がついてる。
つまり、今自分に出来るミスしない、15分という時間で区切れば一番速い走り方。

それではダメらしい。
1周でいいから、
全力にすることでバランスが崩れ、バイクの挙動に対応できずに逆にタイムが落ちてもいいから、
とにかく本気の走りを入れていかなきゃ伸びない。

立ち上がりからストレートは全力の全開、
ブレーキングからコーナリングは可能な限り最小限の動きで、
コーナー中はアクセルをどれだけ早く、強く開けられるか。

そんな風に力んで走れば、間違いなく寧ろ遅くなる。

でも、
それが必要なんだと思う。


そうやって自分はここまで来たように思う。

なぜそういう風に今、思い出したかというと、、、
今日、
全てのジャンプをようやく飛んでるような人を見かけた。
傍から見てると、ジャンプでマシン制御できているとは思えず、微妙に危なっかしい。

昔の自分を思い出す。といっても2年も昔ではない。

こういう走り方をしていると、
やたらと理論だけにはうるさいオッサンから「空中で棒立ちだからかえって危ない」などと説教じみたことを言われたりするのだ。

そのオッサンの気持ちは、今はまぁ分からんでもないのだが、
だけど、
モトクロスなんてのは、リスクを背負いながら走れるようになっていくもんで、
特にジャンプなどというセクションを少しずつ巧くなろうなんてのは、
俺からすれば、すごくむしの良い考え方だと思うのだ。
大人な頭の良い走り方では、やっぱり速くなれないと思うのだ。

ジュニア時代からやってきた子と、
社会人から始めた大人、
何が違うかって、
リスクへの考え方の違いが大きいと思う。


どっかで一発奮起しなければ、超えられない壁ってのがある。
キリで地道に穴をあけるような少しずつ、着実にいこう、なんて考えではダメだ。
慎重に足場を固めるような段階と期間は必要だけど、
要所要所で、自分の全部を掛けるような本気でいかなきゃ停滞するレベルってのがモトクロスにはある。と思う。


例えば国際A級を頂点とすれば沢山あるだろう、そういうステップの一つに、
今の自分は再び差し掛かっているような気がする。


足回りのセッティングに苦労はしてるが、
今のように安定して走れるようになってきて1年。
そろそろ、
今日見たジャンプを必死になって飛んでるあの人にように、
傍から見たらバランスを崩して無様だとしても、
壁を突破しないと。


ジャンプが飛べる飛べない、っていう0、1の区切りではないので、
どうなったら壁を越えられたと判断できるのかは言葉では言えないけど、
自分の中ではある程度イメージがあって、
その段階にもし到達できたら、モトクロスは終わろうと思う。

来年の春までが一つの目標だ。
30歳になる前に、自分の限界を知りたい。

そのときでダメなら、もうダメだろう。
自分のモトクロスの最高到達点は、今のレベルってことになる。


そのために、久しぶりにXモニターを購入。
これできちんとラップ管理をしていこうと思う。
$モトクロスとDUKEと自転車と本のこと
こいつで3個目。
DRCの製品は安価で便利なものが多いけど、どれを取っても品質がいまひとつ。
春まではもってくださいよ。