予測と決断と | バイクと自転車と本と

予測と決断と

今日は帰りに榊原温泉に寄れる三重のコースへ。

このコースはまだ通産10回も走ってはいないはずだけど、
それを差し引いても乗れてない。

今日の気付きは一つ。
自分の予測とマシンの挙動を信じなさい。


このKX250Fはこれまで乗ってきたホンダ、ヤマハより足が硬い。
エンジンのレスポンスはシャープだし、良い意味でのダルさがない。
中途半端なアクセル開度ではサスは縮みにくい。
しかしエンジンは機敏に反応する、トラクションが得にくい、で、乗りにくい、となる。

このコースは立ち上がりのトラクションがラップに効いてくるので、上記が特に顕著に出る。

アクセルを開けられる人とそうでない人で何が違うのか。
多分、アクセルを開けた量でバイクがどんな挙動を示すのか、その時どういうフォームでどこに意識を向ければいいのかが、予測できること。

もう一つ壁がある。
予測したとしましょう。
それが、合っていたとする。
じゃあ実行しても大きなミスはないでしょう。。
実行できるか。
合っていたとする、ってのは結果論であって実際に試す時は分からない。
迷わず実行できるか。
ちょっとでも迷うと、良い感じで動いてくれない。
逆に、色々と先読みして先行して体が動いてる時ってのは、
マシンとの距離がほんと近く感じられる。

沢山の時間走りこむことで意識的に、そして無意識に出してる予測の連続。
その蓄積。
そうやって信じられるようになる。


飛べなかったダブルジャンプを飛ぶ最初の瞬間なんて、
そういう積み重ねを信じて、賭けに出るような心境。
大丈夫なはず。助走のアクセル開度、踏み切りでの姿勢と、アクセルオフのタイミング、技術的には大丈夫なはず、、、
と願いながら、最初の一本目を飛んだ。
そこはもうひたすら、信じる、という心境。

出来ることが分かったらどんどん精度も良くなるし成長する。
でも、出来ないとずっと出来ない。一生できない。


これらは0か1かのジャンプだから自覚できるけど、
何気ないコーナリングとストレートにも実はあるんだなぁと思う。

いつもの精一杯よりもう1mmくらいアクセル開度を増やす、
いつもと違う挙動、予想と違うかもしれない挙動、嫌な転倒につながるかもしれない。

KXについては、今までのバイクよりもう一歩踏み込んで操作しないと、
寧ろ今までのバイクよりも遅いし乗れてる感が少ないようだ。


これが使えるようになったらもう一段階速くなれる。
最近はまたライディングのことについて考える時間が増えてきた。
9月から仕事や体調不良で、普段はあまり考える余裕がなかった。

次の練習までまた1週間も先の事だけど、今日感じたことを何度も反芻しようか。