リフレクションペーパー -15ページ目

西川英一

05W2115020G 西川英一 

今回、江島様にご講演いただき私が得たものは2つある。一つは実務者である江島様からお話を伺うことで、やはり自分のやっていることは机上の学問であり、そこから脱却する努力が足りていないことに気づいた。もう一つは、プレゼン担当班として江島様にお越しいただくに当たり、個人を超えた大きな責任が私たちには課されており、その責任を果たすことは非常に重要であったということである。

今回、私の班が用意したプレゼンの内容と江島様が現場で得ている情報はまったく違っていた。私たちはJBICのシンハラ優遇援助をプロジェクト所在図とシンハラタミル言語区分図の比較から予想し、この原因を日本の要請主義にあるとしたが、実際に関わっておられた江島様によれば、①危険だったから②ダム作るために適当な土地を選んだらシンハラ語圏だった③経済を重視したらコロンボの開発が適当だった等、我々の指摘は事実から外れていた。また要請主義についても要請を受けて動くが、援助の内容については議論を行っているとおっしゃられ、私たちの主張を根幹から崩されることとなってしまった。これは私の机上のリサーチ不足という点もあるが、どれも想像することから可能性の一つとしてさらにリサーチを進めることができるものではなかっただろうか。机上の学問で得られた知識の表面をなぞるだけで、現実に置き換え考えようとしなかった点がプレゼンの完成度を低くしたと思う。以降の調査ではもっと状況から何が見えるのかを考え、大きな視野を持ち取り組みたい。

 また、江島様のお話の中に、JBICがプロジェクトを遂行するに当たり、色々な考えを持っている人がいて、JBICに意見を言いに来る人がいるのだが、江島様はどんな話にもじっくりと向き合って話されているということを伺った。その理由として、江島様の行動がJBIC、ひいては日本の責任になるからだということをおっしゃられていた。私は今回、江島様にお越しいただくに当たり、まさに自分の背後にあるALPs、ひいては中央大学という大きな責任を背負って行動しなければいけないことが多々あった。なので、責任の大きさは比較にならないものの、江島様のお話を実感を持って聞くことができた。江島様が真摯な態度で人に対応し、責任を全うするその姿からは、江島様の誠実な人柄と共に、その責任を果たすことの重要さを改めて学んだ。

 今回江島様にご講演いただいたことは、私にとって知識だけでなく、これから生活していく上で重要なことを学ぶことになった。今回学んだことを忘れずにこれからに活かして。いきたい。


宮島優子

05W1406019H 宮島 優子

 今回、江島様のお話を伺って、実際に援助を行う難しさを改めて感じた。JBICは、ただ円借款を行い、プロジェクトを実行すれば良いという単純なものなのではなく、実に細々とした対応を取らねばならないという、重い責任を抱えた機関であることに気づかされた瞬間であった。

 一番心に残ったのは、江島様のスリランカへの対応一つで、JBIC全体、さらには日本の印象が決まるという事である。プロジェクトを決定・実行する際には意見のぶつかり合いやトラブルが起きるものであるが、そのような状況下でもJBICの方々は現地の人々に対して丁寧な対応をし、尚且つなるべく人々の合意の得られるような形で援助を続けておられる。これは、言葉で表す以上に困難であるのだろう。

このような対応は、どの社会に出てゆく上でも、非常に重要なものなのだと思う。この話を耳にした時、ふと靖国問題が頭に浮かんだ。小泉総理は、果たして自身の責任の重さに気づいているのであろうか。なぜ、国のトップに立つような人が、他国への配慮が出来ないのであろうか。総理大臣とJBICとでは全く別物であるのかもしれないが、小泉総理は江島様のような対応をすべきなのではないかと思う。私自身も、これからALPsを履修してゆく中で実行するように心掛けたい。

 また、前回の上田様のご講演と同様に、今回も政府へのイメージが改善された。援助のスピードを上げるなど、大変な努力をされているのを再認識した。だが、Chadさんも親睦会の最後におっしゃられたように、私たち国民はNGOなどの草の根レベルの援助には好印象を持つ反面、政府のする事には何かと悪い印象を持ちやすい傾向にある。やはり、この理由の一つとして、メディアの影響があるのだろう。実際に政府は信じられない程ひどい事もしており、これを批判の目で見るのはもちろん重要なことではあるが、評価されるべき事は私たちも認めるべきではないのだろうか。

私たちは、真実を知らされていない。これは、何も政府に限ったことではない。世界中で起きた出来事全てに当てはまる。正確な情報を得るのはやはり難しいのだ。JBICを批判する人たちの話を聞けば、またJBICへのイメージが変わるのかもしれない。世の中は非常に偏ったものであるのだろうと思う。だから、多くの問題も起きているのだ。真実が明らかになっていないから、人々の認識は偏ってしまう。そもそも、メディアが完全な中立の立場で報道するのは困難であるのかもしれないが、この世の中で生きていくためには、少しでも真実に近い情報を得ようとすること、そして十分な知識、強い意思などが必要なのだと思う。

 今回も、聞かせていただけて良かったと思えるすばらしいご講演であった。心から、感謝の意を述べたい。

檜垣真美

05W2115003H 檜垣真美

 まず、自身のリフレクションをする前に、足をお怪我されていたにもかかわらず、遠いところまでいらしてくれた江島様に心から感謝の意を示したい。

今回のJBICの江島様の講演は、実際に現地で活動していらっしゃる方からだこそ聴けることができる話が多く、とても貴重な時間を過ごすことができた。このリサーチと江島様のお話を聞く前は、私の中には「JICAは地域密着型の支援、JBICはお金の援助が主要なこと」という偏見があった。しかし、実際に江島様のお話を聞き、いかに自分が偏った、浅はかな考え方をしていたかということを思い知らされた。この講演の中では、スマトラ沖地震の際に、実際にJBICがスリランカでどのような対応を行い、どのように対処してきたかなど、実務者の江島様だからこそ言えるようなリアルな話の内容が私の中には強く印象に残っている。スマトラ沖地震で被害を受けた地域の多くは貧困エリアとかさなっていたそうだ。「元々が貧困エリアで、電気・水道などがある一部分の世帯にしか行き渡っていなかったのであったならば、元に戻したとしても、またその状態に戻るだけである。元に戻すだけでは意味がなく、電気・水道などを全世帯に整備し、平均レベルに上げる必要がある」と江島様はおっしゃった。以前よりも以後の方がよりよい生活を営めるようにする必要がある。適切な言い方ではないかもしれないが、私はこのことから「災害を生かすことも可能である」ということを学んだ。これは本当に、私にとって驚きであったと同時に感動であった。また、このスマトラ沖地震に対しての民間からの義援金は復興支援に十分すぎる額であったそうだ。世界中からそれほどの義援金が集まった理由として、①津波の映像が報道されたこと、②被害が広範囲に及んだこと、③欧米人の犠牲者が多数でたこと、の3点を江島様は指摘なされた。特に③は、今のパキスタン地震やスーダンに対して、スマトラ沖地震ほどの民間の義援金が集まってきていないことの大きな要因であるそうだ。確かに、同じ国民の人が犠牲になってしまったら募金に協力しよう思えてくる。しかし、パキスタンやスーダンなど日常的に身近に感じない国に対しては、募金しようという思いがあまりわいてこないというのが、私の率直な意見である。これではいけないと頭の中では考えつつも、この行動をしてしまっている自分を恥じる気持ちがした。

最後に、江島様にとっての「development」とはという質問に対し、「途上国の人々が明日の食料を心配するのではなく、5年後、10年後の自分たちのこと、子供たちのこと、さらには国のことを考えられるように手助けをすることが開発である」とおっしゃった。この言葉は、強く私の心に響いた。私たちが将来のことなど考えられるのは、生活に余裕があるからだと思う。確かに食料がなければ明日を生きていけない。しかし、そんな状況の中でも明日のことという狭い視野ではなく、将来について大きな視野で物事を考えていけるようにする、そのような状況を生み出すために日々働いている方々がいる。私はそんな人々のために何ができるか、そう考えながらこれからも学び、行動していきたいと思う。また、その際には自分の行動がその団体の行動と捉えられること忘れず、自覚を持った行動をするよう心掛けていきたいと思う。

田内未紗

05W1406004E 田内未紗

 まず初めに、足をお怪我なさっているにも関わらず、多摩の奥地にまでお越しくださり、ご講演してくださった江島様に大変感謝いたします。ありがとうございました。そして、私たちのつたないプレゼンテーションを聞いてくださり丁寧に質問にもご回答いただけて、とても嬉しく思っております。また、今回、私がプレゼン班として痛切に感じたこととして、準備、当日すべてにおいての段取り不足、プレゼンをするという責任・緊張感のなさ、まさにモモや江島様のおっしゃっていた「のれん」「報・連・相」の重要性の認識の甘さがあります。それらを気づいたのが、すべて終わってからだったことは私の意識の甘さでしかありません。そして、このような結果になってしまった一番の自分自身の原因として、自分がこのプレゼン班で頑張るということ自体に酔っていたことです。自分自身を冷静に見ることができず、私は頑張っているから、みんなとやっていて楽しいから。もちろんそれらの感情も必要かもしれません。しかし、この授業のプログラムは、これを履修する学生に、そのただ現状に満足して、学生のお祭り気分でこのディベロに臨むことを、望んでいないと思います。それに最後まで気づけなかったことがとても悔しく、また、どこかで気づいていたのかもしれなくても気づきたくない、甘えていたいという自分の弱さが前面に出てしまった結果だと思います。そして、時間の大切さ、最低期限を守ることのマナーは、社会に出てしてしまったらどんな結果になってしまうのか、考えるだけで怖くなってしまいました。反省や後悔で終わってしまいましたが、ただ反省して終わらせるだけには絶対にしたくありません。今回のことで学んだことをモモがいつもおっしゃっている「actionで示す」様にしていきたいです。

 今回の江島様のご講演で私たちのプレゼンに対して、「面白い着眼点」とおっしゃってくださったことが本当に嬉しかったです。もちろん礼儀としておっしゃってくれたと思いますが、不手際の中で、少しでもよい点をお見せすることができて、良かったと感じています。また、政府の機関であるJBICの役人・公務員という立場にあるので、もっとお堅い考えや資料に載っている様なことだけをしている機関なのかと、お話を伺うまでは思っていたのですが、前回の上田様や今回の江島様のお話を伺って、「国の機関だから頭でっかちである。」「NGOだからこそ地元の人のニーズを聞くことができる。」という偏見を持っていたことにあらためて気づかされました。そして、実際はそんなことではないことにも気づかされました。江島様のお話の中で、アポなしで訪ねてきた地元の人でも、きちんと何時間でも話を聞くということにびっくりしてしまいました。すべての人のニーズを担うために、どんなに対話が大切か伝わってきました。そして、そのためにも的確に物事を伝えるスキル、何かを伝えたい気持ちの大切さも感じられました。モモもおっしゃっていましたが、江島様のお話は、JBICの役割のお話の中に、生きていく上でのスキルや人間関係においての大切なことをたくさん話の折々に含まれており、とても人とのつながりが見えてきたご講演でした。

田原歩

学籍番号:05W2115019I

 まず、自身のリフレクションをする前に、お忙しい中このような遠いところまでお越しくださった江島様に、改めて感謝の意を示したいと思う。

さて、今回私はプレゼン班だった訳だが、自分たちの投げかけた提案に対して、江島様が同感との意を示してくれたことを大変嬉しく思った。私たちはスリランカにおける過去のJBICの活動地域とシンハラ・タミル両語族の居住地域の類似性から、かつてのシンハラ優遇が現在でもなお続いているため、このような偏った援助になってしまっていると考え、要請主義ばかりではなく共同形成主義にしていくべきであると提案した。

 しかし江島様のお話を聞き、JBICの援助に偏りがあるのはシンハラの優越性が残っているせいなのではなく、概して北部は戦闘地域で危険であったためになかなか援助を行うことができなかったため、ということが分かった。また、戦闘地域に対する援助に関し、かつては命あって何ぼなのだから無理して援助に行く必要はない、という風潮であったのだが、最近は多少無理をしてでも援助に行くべき、との見解が強まっているため、少しずつ北部への支援も増えてきているそうだ。また、スリランカにおいて電源の拡張(ダム開発等)は非常に大切なのだが、ダムを作るにあたり必要な川がたまたま南西部に偏っているためそうなってしまった、という原因もあるそうだ。一件目の話においては自分でも何となく予想していた部分があったのだが、後者二つのお話に関しては始めて聞いたため、新鮮に感じた。

 ここで私が反省すべきなのは、第一件目の話について自分でもある程度予想していたにも関わらず、事前にきちんとリサーチを行わなかったことである。時間が足りないということを言い訳に、細部まで調べきることができなかった。今回のプレゼンに関しては、北部は今まで戦闘地域であったため援助が行いにくかったという点を考慮しても、現在の援助はシンハラ中心なのではないか、とするべきであったと思う。

 また、今回プレゼンを通して「のれん」の意味をよく考えさせられた。自分たちは中央大学総合政策学部、ALPsの名を背負って活動していること。自分一人の行動はモモ、過去・現在のALPs履修者を代表していることになるということ。自分の身勝手な行動・ミスが全体に対しどれだけ影響してしまうのかということ、など。準備期間における自分の責任感のなさを、今更ながらではあるが本当に本当に反省する。時間を守ることがどれだけ大切なことであるのか、これからは常に心に留め、行動していきたい。この話は実務者である江島様からも聞くことができ、更に強く感じることとなった。

 今回できなかったこと、できずに悔しい思いをしたことを、頭で考えるだけではなく、実際に行動に移していこうと思う。

加藤 翼

 05w2111014C 加藤 翼

 今回、スリランカで実務経験のあるJBICの江島様のお話を拝聴するにあたり、新鮮な情報、特にスリランカでの活動内容も交えたお話であったので、スリランカの現状や、スリランカの人々の様子、津波の時の対応など貴重なお話を聞くことができた。そして、江島様にとって私たち学生の作ったプレゼンがなにかしらの意味を持っていたことや、同僚の方にもプレゼンに関してお話をしてみるということをおっしゃっていたので、プレゼン班ではない私でも嬉しくなってしまった。こういうところでも、「周りの意見を尊重し、耳を傾ける」という江島様のスタンスがうかがえた。

 お話の中に、スリランカに対しての日本の支援が全体の50%ということ、また、日本は欧米とは違って紛争中でもスリランカに支援をし続けたということを聞いて、改めてスリランカに対して日本のJBICが果たしている役割というものを感じた。また、スリランカでの津波災害の際には日本の対応は迅速であったとのことだった。津波などの被害の復興には中・長期的な支援が必要なのであり、今までスリランカに対して支援し続けてきた日本がその支援を担っていくことができるということをおっしゃっていた。過去に支援してきた結果、未来への支援へとつながっていくのだろう。日本からの支援が過去だけではなく、これからのスリランカの発展にもつながっていくという面でも、日本の支援がスリランカに与えている影響は大きいと改めて感じた。

災害復興支援や、スリランカのインフラ整備をはじめとして、開発事業をする時には、相手の意見を最大限に尊重することの重要性、丁寧な対応によって相手のニーズに合うように開発をしていくというやり方がJBICとしての、そして日本の代表として責任を持っているということなのだろうと思う。このことを通して、私は中央大学の、総合政策の、さらにはALPsののれんを背負っていることを実感させられた。私ひとりの行動によって、私が所属している団体のイメージへとつながっているということを考えると、中途半端ないい加減なことはできない。

 中でも印象に残っていることは、江島様にとってのdevelopmentとはという質問に対して、目先のことばかりではなく、人々が5年後10年後の日常の状態を考えることができればとおっしゃっていたことである。先に目を向けることができるような状態まで手伝うのが機関であると、私たちにとっては漠然としている国際機関のひとつの解釈をいただいた。

 最後に、中央大学までお忙しい中お越しいただいた江島様に感謝したい。開発事業の現状とこれからについての収穫が多く、自分だけのリサーチだけでは得ることができない貴重な体験をすることができた。今日得た知識をもとに、今後にも生かして生きたいと思う。

高塩愛子

05w2111020B 高塩愛子

お忙しい中、遠いところまでお越しくださった江島様、ありがとうございました。

恥ずかしいことに、私はJBICとは海外経済協力業務においては主に外務省などからODA有償資金のために請求された資金を出して援助をする機関かと思っていました。しかし今回江島様からお話をいただいたことで、JBICがいかに現地との関わり合いを大切にしているかを知ることができました。今回はスマトラ沖地震の際の江島様の実体験からのお話も聞くことができて大変おもしろかったです。

今回江島様のお話を聞いてやはり現地に行って、見て、聞かなくては気づけないことがたくさんあるのだということを実感しました。スマトラ沖地震のお話において、「特に大きな被害を受けた海岸部というのは多くが貧困層であり、そのような人々に対しては元に戻すだけではいけない。それではもう一度貧困層に戻すだけである。そうではなく津波前以上の状態に戻さなくてはいけない。」というお言葉に、今までの自分の頭がいかに堅く役に立たないものかと気づかせてもらうことができました。私は今までずっと貧困というものに対して自分が何か貢献できないかと思っていましたが、やはりどうしても日本からの考えしか持てていませんでした。今回のリサーチペーパーにおいても、北東部における貧困層に対しての支援をリサーチしていましたが、私は「紛争で壊されてしまった北東部でのインフラを元に戻すための支援が必要だ。」という考えしか持てていませんでした。そこには「元の状態に戻す」という考えしかなく、貧困層において元に戻すということがどのような意味を持つのか、当事者たちがそれを望んでいるのかということを本当に彼らの目線から考えることができていませんでした。果たして元に戻すことが彼らに対してどのような意味を持つのか、やはり遠く離れた日本にいては気づくことができません。災害というものを貧困改善の一つのきっかけにしてしまうJBICの考えに、とても意表をつかれました。私はそのような目を持つことができていないのか、それとも日本にいることで目が曇ってしまったのか・・・。どれだけリサーチし、どれだけ考えても自分の目で見て肌で感じることには勝てません。私はもう一度スタートに戻る必要があるようです。

また、江島様が今までの経験を通して、物事が決まってから話し合うのではなく決まる前に話し合うことが必要であることを感じ、そのようなことは自分の身近なコミュニティーでの経験がとても役に立つということを教えて頂いて、やはり自分は狭く堅いところでしか物事を考えていないと痛感しました。一見開発との繋がりが見えないようなことでもそれが形を変えて役に立つことはある。開発においては、知識を増やすことばかりではなく、何よりもあらゆることにおいて経験を重ねる事が必要なのだと伝えていただきました。

そしてまた、現地で働く際には自分の行動が自分の団体・国の行動ととられてしまうことを忘れてはならず、自覚を持った振る舞いをしなくてはならないということで、今回の講演では現地で働くことの大切さ、難しさ、働く上での心得などたくさんの事を学ばせていただきました。本当にありがとうございました。


佐野佑希子

学籍番号:05W2113009J 氏名:佐野佑希子 

まず今回のDevelopment Live!について述べる前に、お忙しいところ多摩の山奥まで来てくださった江島様に感謝すると共に、私自身がこの貴重な機会にアクティブリスニングできなかったことを深くお詫びします。

今回のリフレクションペーパーでは、江島様から学んだことと、通訳が必要であった今回の授業において私が気づかされたこと、の二つについて綴ります。

今回、私が江島様から学んだことは、援助する側と援助される側の対話の重要性ということです。JBICの場合、支援というのは国と国の間でなされ、その政策的部分は政府間で担うことですが、支援が直接影響を与えるのはそこに生活する人々です。いくら政府間で話し合ったとしても、政府=国民一人ひとりの意見ではないので、支援の対象になっている周りの地域に住む住民の意見を聞かなくては、国と国の間ではよい結果の残る支援だったとしても、国民の目から見たら悪影響を及ぼす支援だったということが起こってしまう可能性があるのです。また、スリランカにはシンハラ人、タミル人の民族紛争があり、現地において両者の意見を反映させる支援をするためには、対話をすることが必要不可欠であると江島様のお話を聞きながら感じました。民族間のいざこざがない地域においても皆の意見を反映させるのは大変なことであるのに、お互いが相容れない地域においては、もっと大変なことになるでしょう。しかし、大変だからと言って、対話をないがしろにしてしまったら、プロジェクト完了後に非難を受けてしまうという可能性が大きくなります。江島様がおっしゃったように、そのような事態には膨大なコスト・時間がかかってしまい、それまでに費やしたものが全て無駄になってしまいます。対話の重要性を知っているということは、今後の授業でのグループワークにしても、将来働く現場や家族間にしても、共に生きる人々がいる限り、必要なことだとあらためて感じました。

もう一つ私が今回の授業で感じたことを述べます。私は今回の授業で、カリフォルニアスタンフォードHaas Center for Public ServiceVIAから来日中のChad Morse(以下チャドさん、とします)の通訳を志願しました。しかし、通訳が必要であると気づいたのが授業の前日であったため、細かい準備をする時間も無いままに授業に参加することになりました。内心何とかなるだろうと、何とかできるだろうと、軽い気持ちでチャドさんをはじめ、担当講師の和栗先生(以下モモ、とします)、江島様を教室で待っていました。まもなくして、江島様、モモ、チャドさんが教室にお越しになりました。しかしそこには、2004年度スリランカコース履修生の先輩方もみえていて、チャドさんの通訳を頼まれたとの事を私やもう一人の通訳を志願した友人に伝えてくれました。自分たちでやるとばかり思っていた私たちは動揺して、先輩方への対応が遅れてしまいました。しかし、先輩方は速やかに位置についてチャドさんに心配りをされていました。そして、英語のレジュメも用意できていなかったにも関らず、JBICプレゼン班のプレゼンテーション始まりから江島様の講演が終わるまで、途切れることなくチャドさんに通訳をしてくれていました。私はその光景を間近に見て、自分ができると勘違いしていたこと、モモはそれを分かっていたのだろうな、という二つの思いがずっと頭から離れませんでした。そしてその思いと、集中してアクティブリスニングをしなくてはという思いが重なり合いながらプレゼンを聞くという結果になってしまいました。懇親会の席では、自信を失ってしまったことを告げようと、モモに話をしに行った際、堪えきれずに涙があふれてしまい、江島様にはアクティブリスニングもできなかったうえに取り乱してしまったことを本当に申し訳ないと思っています。しかし同時に、ぬるま湯につかっていた自分がいたこと、努力しなければ変われないことに気づいた私に対話の重要性という努力の後にある見返りを示してくださったことにとても感謝しています。近い将来スリランカでの経験学習を見据えている私にとって、英語でコミュニケーションが取れることは最低限必要なスキルです。英語で対話をすることができなくては、現地に行ったときに何も学べないという状況を作りかねません。今回の江島様のお話、チャドさんが授業に参加してくれたこと、先輩方がお手本になってくれたことを通して、今まで以上に英語で対話することに努力したいと感じました。最後に、JBICの活動を通して対話の重要性をお話してくれた江島様、努力したいと思わせてくれる機会を与えてくれたモモ、懇親会の席で私のつたない英語に耳を傾けてくれたチャドさん、刺激と目標を与えてくれた先輩方に深く感謝します。本当にありがとうございました。

 

野澤大樹

05W2112016C 野澤大樹

今回江島様のご講演を聴いて、スリランカによる有償資金協力要請の重要性、開発事業の事前調査・確認の重要性、さらにスリランカに対しての日本の援助の重要性などについて知ることができた。

 まずスリランカによる有償資金協力要請の重要性であるが、江島様によると、あらゆる有償資金協力を行うにあたって、まずその協力によって行われる事業をスリランカ政府が自国の計画であるということを意識し、国として意思を決定して協力を要請することが重要であるという。というのは、有償資金協力は返済を伴い、予算書なども作成されるので、国としての意思が強くなければその事業の協力要請ができず、また事業を成し遂げられないからだという。これは返済の必要のない無償資金協力よりも事業に対する意思が強いので、途中でなあなあにならないという面でも重要であるという。このお話は、今まで調査したことを裏付けるものであり、机上の勉強の確認になった。

 次に開発事業の事前調査・確認の重要性であるが、江島様によるとある開発事業を行うに当たって、住民など一人でもそれに反対する人がいたらダメだ、という。そのためには事前の調査・確認によって皆が納得することが必要である。それには丁寧に説明する必要や責任などがあり、大変な時間がかかるが、事業の成功のためにはとても重要なことだという。この事前の説明や話し合いの重要性は、前回のプレゼン時に上田様もおっしゃっていたことであり、どちらも現在では事業を行う場合、必ず事前の話し合いを行うようにしているという。

 最後にスリランカに対しての日本の援助の重要性であるが、スリランカにおいて津波など緊急援助の場合は欧米も日本も対応が早く、援助もできているのだが、スリランカにおけるニーズ調査によると、10年、20年かかる中・長期的な援助の場合は日本に頼りたいのだという。対応も早く援助額も多い日本は同じアジアの国として大きく期待されているといえる。

 このような江島様の話の中で印象に残った言葉は、「途上国の人々が明日の食べ物ではなく、5年後10年後の子どもや国など将来のことを考えられるようにすることが開発を行っていくうえで重要だ」というものである。江島様のおっしゃったこの言葉にそのまま共感してしまった。

 これからスリランカの開発を行う上で、人々が“夢”を持つことができるようにすることが大事なのではないか、と思った。

 

 懇親会時には江島様にスリランカの水のことについて少し伺ったが、「現在はアフリカなどに比べればスリランカの水はかなり良い」とのことだった。このテーマについてのちゃんとしたリサーチは今後行いたいと考えているが、自分の抱いているスリランカの水に対するイメージはいい意味で、今現在はかなり違うのかもしれない。少しではあったが実務者のライヴなお話を聴くことができ、とても良かった。このことを参考にして、今後のリサーチもがんばりたい。


これより上から10月21日分の投稿欄になります! 稲葉想

稲葉想 05W2111013E 今回のリフレクションペーパーには、あえて他のことには触れず、自分たちの班とのことだけにつなげて、先日の江島様に来ていただいた講演会で得た貴重な収穫について述べていきたいと思う。この講演会は、実務者だからこその経験談を教えていただけたり、江島様自身が仕事をやってきた中で習得した人付き合いの秘訣などを聞けたりできた上、私がdevelopmentライブのリサーチペーパーのために個人的にも調べていた、現地ODAタスクフォースの実状についてなど、自分が興味あることについての理解もより深められる経験ができ、まことに貴重な機会となった。しかしながら、何よりも「貴重」だったのは、懇親会の時に、自分のALPs2のグループでリサーチ項目である「スリランカにおける言語」に関してのお話を伺いに言った際に、実務者である江島様という方に、直に私たちのような一学生の考えていたことを支えてもらえた、ということであった。そもそも私たちのグループ結成において共通のバーニングイシューとなっていたのは、「言語の持つ力」であり、つまりそれは、言語の役割である、「コミュニケーションの媒体」に、社会発展の、そして“development”の可能性を見出していたからである。スリランカにおいては、言語は、シンハラオンリー法や文語・口語運動、シンハラ人によるタミル人の大虐殺などに関わっており、「コミュニケーションの媒体」としてのよりも大きな意味を含んでいるのであるが、私個人としてはALPs2のオープンスペースに、「コミュニケーションの媒体」としての意味に焦点を絞って、「現地人と援助する側に共通して理解される言語の習得が、スリランカへの他国からの援助の効率性を向上させる」というthesis statementで以て臨んだのであって、そのことを江島さまに伺った際におっしゃられた答えが、自分達の班でも共有していたそのthesis statementをまさに支えてくれるものであったため、大変に感動したのだ。というのも、講演での話しにも出てきたが、江島様はスリランカの現場で、アポイントなしでも現地の人と会い、直接に話し、援助に関しての話し合いを進めていたのであり、その時に身を持って共通して分かり合える言語の必要性を感じたのだとおっしゃった。またさらに、以前から、もし更にコンピューター技術が発展し、言語翻訳ソフトが開発されたのであれば、この現地人と援助する側とのコミュニケーションもまた円滑化すると考えており、そのような点においても「言語の持つ力」は援助の際に重要になってくるともおっしゃられた。以上のように、今回の講演会での収穫は、直接自分たちの自身となるようなものであったのだ。大変貴重な現場の生のお話をきかせて下さった江島様に、心から感謝したいと思うと同時に、それを無駄にしないよう、ALPs2のリサーチも抜かりなくやっていきたいと思う。