宮島優子
05W1406019H 宮島 優子
今回、江島様のお話を伺って、実際に援助を行う難しさを改めて感じた。JBICは、ただ円借款を行い、プロジェクトを実行すれば良いという単純なものなのではなく、実に細々とした対応を取らねばならないという、重い責任を抱えた機関であることに気づかされた瞬間であった。
一番心に残ったのは、江島様のスリランカへの対応一つで、JBIC全体、さらには日本の印象が決まるという事である。プロジェクトを決定・実行する際には意見のぶつかり合いやトラブルが起きるものであるが、そのような状況下でもJBICの方々は現地の人々に対して丁寧な対応をし、尚且つなるべく人々の合意の得られるような形で援助を続けておられる。これは、言葉で表す以上に困難であるのだろう。
このような対応は、どの社会に出てゆく上でも、非常に重要なものなのだと思う。この話を耳にした時、ふと靖国問題が頭に浮かんだ。小泉総理は、果たして自身の責任の重さに気づいているのであろうか。なぜ、国のトップに立つような人が、他国への配慮が出来ないのであろうか。総理大臣とJBICとでは全く別物であるのかもしれないが、小泉総理は江島様のような対応をすべきなのではないかと思う。私自身も、これからALPsを履修してゆく中で実行するように心掛けたい。
また、前回の上田様のご講演と同様に、今回も政府へのイメージが改善された。援助のスピードを上げるなど、大変な努力をされているのを再認識した。だが、Chadさんも親睦会の最後におっしゃられたように、私たち国民はNGOなどの草の根レベルの援助には好印象を持つ反面、政府のする事には何かと悪い印象を持ちやすい傾向にある。やはり、この理由の一つとして、メディアの影響があるのだろう。実際に政府は信じられない程ひどい事もしており、これを批判の目で見るのはもちろん重要なことではあるが、評価されるべき事は私たちも認めるべきではないのだろうか。
私たちは、真実を知らされていない。これは、何も政府に限ったことではない。世界中で起きた出来事全てに当てはまる。正確な情報を得るのはやはり難しいのだ。JBICを批判する人たちの話を聞けば、またJBICへのイメージが変わるのかもしれない。世の中は非常に偏ったものであるのだろうと思う。だから、多くの問題も起きているのだ。真実が明らかになっていないから、人々の認識は偏ってしまう。そもそも、メディアが完全な中立の立場で報道するのは困難であるのかもしれないが、この世の中で生きていくためには、少しでも真実に近い情報を得ようとすること、そして十分な知識、強い意思などが必要なのだと思う。
今回も、聞かせていただけて良かったと思えるすばらしいご講演であった。心から、感謝の意を述べたい。