高塩愛子 | リフレクションペーパー

高塩愛子

05w2111020B 高塩愛子

お忙しい中、遠いところまでお越しくださった江島様、ありがとうございました。

恥ずかしいことに、私はJBICとは海外経済協力業務においては主に外務省などからODA有償資金のために請求された資金を出して援助をする機関かと思っていました。しかし今回江島様からお話をいただいたことで、JBICがいかに現地との関わり合いを大切にしているかを知ることができました。今回はスマトラ沖地震の際の江島様の実体験からのお話も聞くことができて大変おもしろかったです。

今回江島様のお話を聞いてやはり現地に行って、見て、聞かなくては気づけないことがたくさんあるのだということを実感しました。スマトラ沖地震のお話において、「特に大きな被害を受けた海岸部というのは多くが貧困層であり、そのような人々に対しては元に戻すだけではいけない。それではもう一度貧困層に戻すだけである。そうではなく津波前以上の状態に戻さなくてはいけない。」というお言葉に、今までの自分の頭がいかに堅く役に立たないものかと気づかせてもらうことができました。私は今までずっと貧困というものに対して自分が何か貢献できないかと思っていましたが、やはりどうしても日本からの考えしか持てていませんでした。今回のリサーチペーパーにおいても、北東部における貧困層に対しての支援をリサーチしていましたが、私は「紛争で壊されてしまった北東部でのインフラを元に戻すための支援が必要だ。」という考えしか持てていませんでした。そこには「元の状態に戻す」という考えしかなく、貧困層において元に戻すということがどのような意味を持つのか、当事者たちがそれを望んでいるのかということを本当に彼らの目線から考えることができていませんでした。果たして元に戻すことが彼らに対してどのような意味を持つのか、やはり遠く離れた日本にいては気づくことができません。災害というものを貧困改善の一つのきっかけにしてしまうJBICの考えに、とても意表をつかれました。私はそのような目を持つことができていないのか、それとも日本にいることで目が曇ってしまったのか・・・。どれだけリサーチし、どれだけ考えても自分の目で見て肌で感じることには勝てません。私はもう一度スタートに戻る必要があるようです。

また、江島様が今までの経験を通して、物事が決まってから話し合うのではなく決まる前に話し合うことが必要であることを感じ、そのようなことは自分の身近なコミュニティーでの経験がとても役に立つということを教えて頂いて、やはり自分は狭く堅いところでしか物事を考えていないと痛感しました。一見開発との繋がりが見えないようなことでもそれが形を変えて役に立つことはある。開発においては、知識を増やすことばかりではなく、何よりもあらゆることにおいて経験を重ねる事が必要なのだと伝えていただきました。

そしてまた、現地で働く際には自分の行動が自分の団体・国の行動ととられてしまうことを忘れてはならず、自覚を持った振る舞いをしなくてはならないということで、今回の講演では現地で働くことの大切さ、難しさ、働く上での心得などたくさんの事を学ばせていただきました。本当にありがとうございました。