落合 光一
05W1403004D 落合 光一
遠くまでお越しくださった江島さん本当にありがとうございました。不十分な準備で申し訳ありませんでした。机上では得られない貴重な体験ありがとうございました。
私はプレゼン班の一員として、今回のdevelopmentライブ!に臨みました。前回の班同様、私たちの班もプレゼンを時間通りに送ることができませんでした。早くから計画を立てていたのですが、なかなか計画通りに進まずデッドラインぎりぎりの行動になってしまい、結果完全な形で時間通りに送ることができませんでした。これは責任感の無さが原因だと思います。作業しているときには気付けませんでしたが、各班員が「自分がプレゼントするんだ」という気持ちを欠いた結果が遅れを生んだのだと思います。それに加えて、前回の班の経験談をしっかり受け継ぐことができなかったことも原因の一つだと思います。大まかな話は聞いていましたが、同時に危機感も汲み取らなければならなかったのです。私たちの班は、この経験をこれからプレゼンする班の全員に伝えます。責任の分散、前倒し行動、情報の共有など大事なことがたくさんあります。私たちの班がうまく引き継げなかったこと、私たちの班が経験したことを合わせてキャパシティビルディングにつなげたいです。また、懇親会後のMeetingで5Whyという重要な考え方を知りました。自分を変えようと考えているだけで行動が伴っていませんでした。その直後にも関わらず、お礼メールの作成が遅くなってしまったことは深刻な問題です。土曜日に全員集まりこの班のいい点・悪い点、個人のいい点・悪い点を話し合いました。これらを考えると早い時期にプレゼン班になって良かったと思います。これからの大学生活に生かすべきことがたくさん詰まっているからです。そして後の班のプレゼンが楽しみです。
プレゼンに関してですが、なかなか方針が決まらず、概要を確認するというとても保守的な内容に落ち着こうとしていました。モモから指摘を受けてからのリサーチはとても面白かったです。なぜなら当初から何かしら指摘したいと思っていたのですが時間との兼ね合いで満足いく方針にならなかったのです。指摘を受けたらもう前に進むしかありません。とてもやる気に満ち溢れていました。みんなも楽しいと言っていました。
短い時間で決めた方針を江島さんは「鋭い着眼点だ」「そう言われれば、と思いました」など、とてもうれしい言葉を返してくださいました。とてもユーモアある方だからそのような言葉が頂けたということもあると思いますが、とても嬉しかったです。前回のODA班のように着眼点が違うといった指摘は受けたくないと思っていました。江島さんの一言一言がとても嬉しく、報われました。
江島さんの言葉で特に印象に残っているものは家族ができてから考えが変わったというものです。私の親もそうですが、自分たち子供のことばかり考えています。私もそうなれるのでしょうか。今日の食はもちろん、5年10年先の家、地域、日本、世界を考える人間になれるでしょうか。自分を磨かなければならないと痛感しました。
JBIC班のメンバーに出会えてよかったです。ありがとう。このような機会を与えてくれたモモ。ありがとうございます。
玉木 香奈
05W2115005D 玉木 香奈 まずこのリアクションペーパーを書くにあたり、大変お忙しい中、足の調子がよろしくないのにも関わらず、遠くまでお越し頂いた江島様に深く感謝の意を示したい。
今回の講演で、実際に現場で活動なさった江島様のお話を伺えたことを、自分にとって大変価値ある時間であったと思える。机上での学びから得た単一的な視点を180%くつがえすためにも、このような機会は重要であった。
そのように自分が強く感じたのは、江島様のcommunicationに対する貪欲な姿勢を感じたためである。今回私はプレゼン班としてリサーチを行う中で、JBICの活動内容は円借款であるという特徴的な役割が表立ってしまい、それに集中してしまったように思えた。我々プレゼン班は、言語区分地域とJBICのプロジェクトが行われた地域を照らし合わせることにより、その背景にはかつてのシンハラ優遇政策が今なお存在しているという結論を導き出した。私個人として考えた要因として、それはJBICが行う要請主義だと考え、これは先に述べた円借款という援助の仕組みに関係し、過激な言い方かもしれないが、あまり内政には干渉せずに相手国政府の考えを尊重している面もあるのではないかとまで考えた。実際には、北部は危険地帯であったため、また、経済活動の効率を重視するためにコロンボ中心の政策となったため、などとおっしゃられ、それは我々の前提を一気に崩すものであった。数ある情報に触れる中で、このような視点に対してもっと敏感になり、深くリサーチを進めることはできなかっただろうか、と反省するとともに、triangulationの重要性を改めて感じた。また、我々が提示した共同形成主義とは、内政干渉につながるものではないかという問いに対して、干渉と議論は異なるものであること、また要請決定段階の重要性を裏付ける、江島様の現地での活動に関するお話に心を動かされた。長期的な政策を前提として掲げていらっしゃり、どんなにコストや時間がかかっても、現地でのhearingやconsultationは必須であるという「報・連・相」の重要性、自分ひとりが事業を背負っているのではなく、自分が組織を背負っているのだという「ノレン」。要点をまとめることで、自分の主張を相手に伝えようとする姿勢や、imaginationを働かせ、常に相手のことを考えるという態度など、これらは現場を知ることで体得できるようなものに感じられ、またそれはALPsというものを背負う私自身にもすごく必要なものである。
今回のプレゼンを行うにあたり、この「報・連・相」「ノレン」というものを身をもって体験したように感じる。度重なる不手際により、たくさんのご迷惑をおかけするとともに、ALPs、また中大総政の名を汚すことにもつながった。自分が背負う責任の重さを痛感したとともに、常日頃のcommunicationがいかに重要であるのかということを考えさせられた。今回のDevelopmentライブを通じて、改めてこの授業を履修する意味、そしてここに存在するために果たすべき責任というものを理解できたように思える。そして、この学びを実践へとつなげていきたい。
杉本朱
学籍番号:05w2116009K 名前:杉本朱
今回、江島様と懇親会でお話できたことで、私は、自分のALPsⅡでのトピックに、自信を持つことができました。自分たちが選んだトピック「言葉の力」についての、現地でのお話を直に聞くことができて、私が信じている「言葉には、ものすごい力がある」ということを、再確認することができたからです。他のグループメンバーも、江島様の講演に刺激を受けていたので、4人で集まり、江島様のお話を聞かせていただきました。
そのお話の中で、江島様は、「夢物語かもしれないけど、世界の人々が同じ言語を話せば、紛争も何も起きないと思う。」ということをおっしゃっていました。さらにその理由として、「今、対立しあっている民族のほとんどは、対立する気があったのではなく、お互いに意見を聞いて欲しいだけだった。しかし、言葉が通じないことが原因で、“相手を傷つけようと思っているわけではない、ただ、話を聞いて欲しいだけ。”という大切な部分を伝える段階が飛ばされてしまい、自分たちの主張ばかりしてしまっているため、今のような対立が起こってしまっている。つまり、もし、彼らがお互い共通の言葉を持ち、理解し合えたなら、今ある対立は起こっていなかったかもしれない。」というお話をしてくださりました。それを通して、江島様は、江島様が考える言葉の重要性を、私たちに伝えてくださいました。私はそれに、限りなく共感を覚え、非常に感動しました。そして、やはり、人と人がつながるために、言葉はとても重要な意味を持つことを再確認しました。私自身、留学していた時に、何度も何度も言葉の壁にぶつかりました。相手に通じない、自分の言いたい事をわかってもらえない、相手が何を言おうとしているのかわからない、あのもどかしさ。あの時は、私と私の周りの人間というスケールでの話でしたが、もしこれが外交の場面でも起こってくるとしたら、その場での一つ一つの言葉の意味は、さらに重要になってくるはずです。
さらに江島様は、民族間の言葉の壁を取り除くための現実的な解決策についても、お話してくださいました。その解決策とは、「翻訳ソフトを活用した会話の実現」でした。江島様は、「最近、英訳ソフトも質が上がってきているので、もしこの技術を、他の言語にも活用することができれば、これは決して夢物語ではないと思う。」というような内容のお話をしてくださいました。これを聞いて私は、このような具体的な政策が進んだ時の、教育の重要性について考えました。もしこれが現実となったとしたら、翻訳ソフトに映し出される文字を「読む能力」が必要とされてきます。そして、反応を示すための文字を「書く能力」も、必須とされてくるでしょう。これらの能力を養うために、初等教育は非常に大きな役割を担うと、私は思いました。民族対立が未だに続いているスリランカにおいて、言葉が持つ意味は、日本における日本語の持つ意味より、はるかに大きなものだと思います。江島様のお話は、そのスリランカにおける、初等教育での言語学習について、さらに調べを進めていきたいと思えるような、非常によい機会を与えてくださいました。
最後に、今回、通常の講義とは違い、カリフォルニアスタンフォードHaas Center for Public ServiceのVIAから来日されている、Chad Morseさんが授業に参加されたので、彼に対する通訳が必要でした。自分の英語力を生かせれば、と思い、懇親会でのみでしたが挑戦したところ、その場で聞いたことを即座に訳して伝えなくてはならない、通訳の難しさを実感しました。同時に、なんとかなるだろう、と思っていた自分をとても恥ずかしく思い、一緒に挑戦した友達とモモとの対話の中で、悔しさと恥ずかしさのあまり、気付いたら泣いていました。その時モモがくれた言葉、「努力を続けなさい。泣いていても何も変わらない。Be tough ladies.」に、とても勇気付けられました。自分が留学していた時の努力を思い出し、今の自分が日本という環境に甘えてしまっていることに気付きました。モモ、お話してくれて、ありがとうございます。この言葉を胸に、この先、自分の生活をより充実したものにしていきたいと思います。
片山朋子
05W1407016G 片山朋子
JBIC班のプレゼンを聴いて、改めて、プレゼンを作ること、人に何かを伝えることの難しさを知った。どんなに簡単な事でもあることを論じようとするには並大抵の努力では足りないということだ。今回客観的な立場でプレゼンを聴いてそう感じた。江島様の話は実際の現地での体験に基づく話が多く、私にとって、またみんなにとってもホットな場所であるスリランカでの現地の活動を聴くことができたので、上田様の講演と同様、貴重なものであった。江島様は実際に現地へ行き、現地で仕事をしなければ決してわからないようなことをたくさん話してくださったが、私が特に印象に残ったのが、津波の援助に関するお話や、現地での体験にもとづいた江島様にとっての開発のお話、現地でJBICがやっている、現地の人の声を聴くというお話だった。
今回客観的に学生のプレゼンを聴くことができ、感じたことは、論じることの難しさだった。ODAのときにやってきて、もうすでに当たり前のことであるが1つの結論をいうにもいくつもの証拠がいるし、それをわかりやすく他人に伝えることは難しい。今回は聞く立場だったので客観的に冷静にJBIC班のプレゼンを見ることができそのプレゼンの仕方、伝え方の面でもまた参考になった。また、JBICで働いている人の前で、JBICの援助を見直そうというのはとても大胆なことだと思った。自分たちがプレゼンをしたときにはそこまで気にもしなかったが、今思うととても失礼で大それたことをしていたように感じる。ただ、対話はとても大事であるし、調べに調べ、たくさん勉強をし、出てきた結論ならば、それがもし間違っていたとしても、胸をはってできるプレゼンにはなると思う。
江島様の津波に対する援助のお話では自分たちだけでは調べることのできないことを聴くことができた。昔は反応が遅いと言われていた日本の援助が最近改善され、スマトラ沖地震の津波の災害に対しては1番早く対応して援助金や医療チームを現地へ送ったという。このことはあまり報道されることがないとおっしゃっていたが、確かに、日本でもたくさん津波のことが報道されていたにもかかわらず、そのような話は耳に入ってこない。政府がマスコミに報道を促すというのは難しいと思うが、もう少し日本の援助の話を前面に押し出してもいいのではないかと感じた。そうしたら、きっと興味をもって聞く人がいるはずである。
プレゼン班の、江島様にとって開発とはなにかという質問に対して、江島様は、最初は開発とはロマンだと思っていたが、情熱だけではなく、幅広い見地、たとえば、現場との矛盾を考えた援助が必要だとおっしゃっていた。実際に現場で、何らかの政策に反対する人がいたとき、スリランカ政府ではなく、JBICがその苦情の話を聴くという。私はまさか、JBICがそのような現地の人と触れ合うような活動をしているとは思っていなかったので、非常に驚いた。これこそ私が、政府ではできないと思っていた草の根的援助ではないかと感じた。また、江島様は開発とは何かという質問の答えとして、途上国の人が明日の食べるものを心配するのではなく、未来の自分の子供たち、地球について、考えられるようになればいいとおっしゃっていて、今でも開発に対するロマンを捨てていない姿に感動した。科学的な冷静な見方ももちろん必要であるが、開発に関わる人にとって心のこもった見方もとても必要なことだと思う。私は最近その科学的な冷静な見方ばかりを追い求めてきていたが、人という存在があっての開発ということを忘れてはならないと感じた。
沼尾 咲絵
05w2116011G 沼尾咲絵
今回、江島様のスリランカはじめ現地での経験を背景にした「生きた言葉」を聴き、「現在進行形のdevelopmentの姿」を感じた。
「援助受け入れる側のスリランカ政府が、『自分たちのプロジェクト』であると認識することが大切だ」「たとえ何億もの資金がつぎ込まれるようなプロジェクトにおいても対話を通した一つの会議で物事が決まることもある」などの江島様の言葉から、机上の勉強や文献などでは決して知ることができなかったであろう現在の「development」を「想像」する手がかりをたくさんいただいた。本当に有意義な講演となった。しかしその一方で自分の下準備の足りなさを痛感し恥ずかしく思った。正直私は、JBICの援助は金銭的な面を重視しているとばかり勘違いしていた。事前リサーチに対する自分の甘さを痛感した。また、江島様のお話に出てきた「国際会計基準」「JTRD」など、自分の知識不足から理解できないキーワードがいくつかあり、これから調べてみたいと思うことも多かった。
私が江島様の講演の中で最も印象的だったのは江島様が、前回講演会にいらした外務省の上田様と同じことを強調していたということだ。それは「援助における“対話”の重要性」である。江島様は「日本人は議論が苦手だとよく言われるが、大切なのは『何を言うか』ということだ。発言は大切。」とおっしゃった。その言葉は私の胸に強く響いた。わたしはALPsⅡのグループワークで「言語」を通じてスリランカ国内の様々な分野における開発や援助について考えたいと感じていた矢先のことであったので特にその言葉はわたしの考えにとってとても勇気付けられるものであった。私は最近「言語」はそれを話す人々の「文化」を映し出していると感じている。「どんなに時間がかかったとしても事前のコンサルタントを行い、プロジェクトが行われている現地の住民との間に信頼関係を築いた上でプロジェクトを行うほうが効率がいい。」と江島様はおっしゃった。また、事前のアポイントなしにやってきた現地の人々にも対話に応じる、という江島様の言葉の背景に現地の人々の思い、状況を理解しようと全力を挙げているのだと強く感じた。
江島様は講演の最後に「自分の現在いる場所が日本であれ、近所であってさえも周囲の人と関わろうとすればいくらでも関わることができるし、実際に関わっていく上では開発と同様な問題解決が必要になる場面がいくらでもある」と、人と人との関わりは自分の周囲にあふれていること、またさまざまな考えを持つ人々の中で自分ができることを考えていくことの大切さについておっしゃった。私はALPsの履修を始める以前は「globalization」や「development」は自分にとって遠い存在であるように感じていたが、履修後はそれらは私の日常に密着に結びついているものであることに気づくようになった。今回の講演はその思いをいっそう深めるものとなった。
最後になるが示唆に富む講演を行って下さった江島様、江島様とのすばらしい出会いの場を与えて下さったモモ、新しい観点から問題提起をしてくれたプレゼン班に感謝したい。ありがとうございました。
井上 八香
プレゼン担当班も指摘したように、これまでJBICが行ってきた援助には地域的な偏りがあった。その理由のひとつとして被援助国政府からの要請がなければ、活動を行えないという要請主義が上げられた。一方、現地で開発計画を行うには、スリランカ政府との政策との整合性、相手国の意思を尊重した合意形成が必要であり、合意が得られない限り、JBIC側から相手の意に反して活動を行えないのも事実である。またローンを組み、相手国の国家予算の枠内で将来返済していかなければならないため、予算の承認に関しても慎重に行われなければならないことを考えると、開発を行う際の現実の難しさを感じた。
スリランカに対する二国間援助では日本が第一位であり、その割合も約半分を日本が占めているため、スリランカにとって日本のODAの役割は大きいことはすでに学んだが、政権交代等によって政策が大きく変わる欧米諸国が苦手な中・長期的プランをJBIC、ADB(アジア開発銀行)、世界銀行が補っている側面もあることを知った。
スマトラ沖地震の復興援助に関して、日本が最初に緊急医療チームを派遣したりなど、かつて非難されていた行動の遅さもかなり改善しているとのお話もうかがった。また、復興支援の目的は「元の状態」に戻すことに注目し、私も「元の状態」に戻す支援をJBICのみならず各国NGOが行っていると考えていた。しかし、実際津波で被害を受けたのは江島様がおっしゃられたように貧困ベルトと重なる地域であり、こういった貧困地帯における復興支援では「元の状態」に戻すだけでは不十分であり、「元の状態」以上の一定の水準を満たした状態にまで持って行くことを目指していたという意識の高さに感動するとともに、災害前の貧困状態も十分な生活水準といえなかったというある意味単純な事実に気がつかなかった自分の視野の狭さも痛感した。
またJBICはNeeds Assessmentということも慎重に行っており、津波の際の復興支援に関しても、被害状況の分析とどういった復興支援が必要かという厳密な調査を行ってこられたことをまなんだ。中・長期的な計画も実行前に相手国政府のみならず、地元住民とも交渉を行い、中には抗議して来る住民もいて彼らにもできる限りの対応を、江島様をはじめJBIC職員がとってこられたことを知り、自分は「政府機関はあまり地元住民との対話をしていない」という勝手な先入観が覆され、JBICに対するイメージが変わった。
最後に「人々が明日の食べ物ではなく、5~10年後の国や地球のことを考えられる状態にもって行くことが開発であり、それを手助けするのが我々の任務だ。」という江島様の言葉に私は感動を覚えた。私には経験・知識が浅いからその意味を完璧に理解しているとは思えないが、現場に行かれ、それこそ10年後の計画どころか明日の生活すらも保障できない現地人々の生活をご自分の目で見られてこられた江島様だからこそ、出てこられた言葉なのだと思う。田村 三朗
今回は見る側ではなく、作る側だったため大切なことを学びました。プレゼン当日、全体的に段取りの悪さが目立ちました。それは当日に限らず2週間前に計画を立てたところから間違っていたことが他の班員との反省でわかり、前倒しでやることがいかに重要かを身を持って知ることとなりました。具体的にプレゼンの段取りで悪かった点は、トラブルが多かったことです。トラブルが発生することは必然的であり、それを出来るだけ予測して前倒しでやらなければなりません。そうして初めて予測できないトラブル(今回の私の担当の場合、プレゼン中のパワポの画面に障害があったこと)に対処できるのだと思いました。前倒しでやることの重要性を知ったことで、それを具体的にアクションしていかなければ、このプログラムの意味がありません。前倒しで作業が整わなかった原因として、班での活動に関しては、(これを言うのはとても辛いのですが)私を含む班員各々がお互いを思いやる気持ちがなかったと思います。確かに、怠慢があり、危機感のなさがあり、忙しいふりをしていたのがあり、意見をまとめるために時間が … など、表面的なことならいくらでも挙げられます。しかし、そのネガティヴなアクションの根底には同じグループの構成員を大切にしていないということが言えるのです。私の怠慢(集まりに後でもできる私的用事で遅れる。作業をやっている気になる、ふりをする。など)はグループのプロジェクト推進速度を落とします。これは他のメンバーに大変な負担となりますが、それに気付かず自分のことばかり考えていました。また、班員同士での情報のシェアーや今班員各自が何をやっているのか分からない状況を平気で過ごしていたということがありました。これ以上はもう言葉になりません。
反省後、具体的に私は他者を理解するように努めています。その人を理解することで、その人をより大切にできるようになりますし、自分が思いやっているふりをしなくなります。現場での経験のあるモモや江島様のお話を聞いて、他者を本当に思いやることがdevelopmentにも直接つながっていることを理解しました。developmentとは命を預かる仕事であり、また自分を犠牲にする仕事でもあるのではないかと思います。江島様のご講義のなかで学んだことは、本当の開発とは何かということです。スリランカを開発援助するというときに局地的なことばかり考えていては、スリランカという国家そのものの発展に寄与することがないことになり、結果的に意味のないものになってしまうということです。また、開発とは自分の想像上のことではなく、現実としてあるものであり、常に自己に問い続けるものでもあるということです。その意味で、自己実現を達成しなければならないと感じました。自分が何をやってきたのか、今何をやっているのか、それがわからなければいつまでも想像の中で泳いでいるだけとなり、現実から離れてしまいます。重要なのは、やはりここでも自分を知ることだったのです。
宮﨑明日香
05W1404013L 宮﨑明日香
今回、江島様をお迎えしてのdevelopmentライブ!は、まさに現地でdevelopmentに直接関わっていた関係者にしか分からないような詳細にふれながらお話いただけたことで、日本の援助実態が真実味のあるものとして感じることができた。またスマトラ沖地震での現場における政策決定の詳細のお話は、江島様だからこそお話していただけた内容で、日本政府の考え方や対応が迅速に柔軟に変化してきているのだということを一国民として知ることができ、改めてこの授業の偉大さを感じられた。
お話の中で特に印象的だったのが、援助の要請主義だ。事前にリサーチの中で、開発援助政府によって在外公館等を通じた要請によって援助をするか否かを決定するという知識は得ていた。ところが、しばしば日本の援助形態はかつての“お金だけ”というイメージが強く残っているし、長い間諸外国から非難されていることも事実だ。個人的には、他からそう見られている傾向があるものの、実際には金額が多いことと危険な場所で日本の自衛隊が活動できない事が、そのような日本のイメージを作り上げているのだと信じていた。“お金だけ”だというのは、相手のことを思いやっていないように聞こえてしまう。しかし、江島様のお話の中で、「20年前(働きは始めの頃)は、ニーズがどうこうではなく、ただ単に要請があればお金をだしていた傾向があった」と聞き、大きなショックを受けた。心の中では“お金だけではない”と信じていた一方で、諸外国の言い分から援助に対して疑いの目も持っていた私は、やはり周りから言われている“お金だけ”の日本イメージは事実だったのだと裏切られた気分になった。しかしその事実を知った上で、「ここ最近も要請主義には変わりないものの、お金を出すだけではなく、プロジェクトの調査段階から参加している」と江島様から直接聞けたことで、もっと諸外国や国民が日本を違う見方でみてくれる機会が増えてくるのではないかと思えた。
前回お越しいただいた上田様と今回の江島様は、働いている職場や立場は異なっているものの、日本の代表として最先端で活躍されている。そのお2人の働く上での姿勢で重なる部分、印象に残ったことがあった。それは、1対1での会話を大事になさっているところだ。相手国や団体と交渉する際や現地の方など、その相手がどのような立場であっても、抗議や疑問に対して最大限相手側の話を聞き、それに対して事実を調べたりしながら1つ1つ丁寧に対応しているとおっしゃられていた。これは簡単にやっていけることではないし、地道で、時間と労力を使う仕事だと思う。しかし、お2人の共通しておっしゃられていたこと、「自分1人の行動によって、自分が所属している団体のイメージ、また日本という国全体のイメージを作り上げ、変えてしまう」ということだ。どの立場であっても、現場に近い仕事は神経を使って対応していくという姿勢は共通してもっていることなのだと感じた。また、そのような地道な活動を大切にされている姿勢は、どんな場所でも立場においても必要なことなのだと感じた。
今回お忙しいにも関わらず、「こういう機会がある際には、仕事を放ってでもかけつけたい」と言ってくださり、私たちが普段は知ることができないような現地の生の声をお聞かせにいらしてくださった江島様、ももに改めて感謝している。
藤元亮太
05W2114005K 藤元亮太
今回、JBICにお勤めである江島様の講演を聴き、私は江島様の「development」に対する考えと態度に深い感銘を受けました。
江島様は、現地の人からも積極的に話を聞き、議論を重ねることが大事であるとおっしゃいました。実際に無理難題を言う人々もいるとのことでしたが、だからといって邪険にすることなく、きちんと真っ向から向かい合い、納得のいくまで話し合えるようにするとのことをおっしゃられ、私はその態度に大変な感銘を受けました。ももがよく述べているように、私たちは無意識のうちに常に自分の主張ばかりをする節があります。親睦会のときでも、「遠いところからようこそいらっしゃいました」と、自分本位な挨拶をしていしまい、大変恥ずかしく思う次第です。そのため、江島様のおっしゃられたどんな相手ともまず徹底的に話し合うという態度は、今の私たちにとってたいへん必要なことだと思いました。相手をまず受け入れて、きちんと話し合うこと。単純ながら難しいこのことをきちんと実践していきたいと思います。
また、プレゼン班の用意した最後の質問である「『development』とは何ですか」という問いに対して、江島様は「発展途上国の人々が五年後、十年後の自分たちの子供や社会、国、さらに世界のことまで考えられるようになること」であるとおっしゃられました。今日明日を生きることで精一杯である貧困層の人々が、将来のことまで考えられるようになるということはたいへん重要なことだと私は思いました。貧困層の人々が将来のことを考えられるだけの余裕を持つこと、それは開発をするうえで大きな成功を意味することではないでしょうか。現状に対する支援は大切なことです。しかし、現状だけでなく、将来を見据えた支援というものも大切になってくるはずだと私は考えます。そのため、一回のプロジェクトなどにとらわれるのではなく、継続的に支援を続けて行く必要性があるのではないでしょうか。これからの未来を担う子供たちが幸せな生活を送れるよう、素晴らしい未来を作れるよう、先を見据えた努力を継続していかなければならないと改めて感じました。
最後になりましたが、わざわざ貴重な時間を割いていただき、足に怪我をされながらも、遠いところまでいらっしゃってくださった江島様に多大な感謝の意を表したいと思います。
豊田貴志
05W2112019H 豊田貴志
今回の江島様の講演では、国際協力銀行(JBIC)の役割について学べたことだけでなく、これから私たち学生が社会に出て行くために何が必要なのかという教訓を教えていただくことができたとても良い機会になった。ここでは江島様の講演で得られた知識ととともにそこで述べられた社会に必要なスキルを関連させて述べていきたいと思う。まず議論に参加できるスキルに必要性についてである。講義の中で要請プロジェクトの中では特にその要請に至るプロセスを重視しているということであった。また現地政府が要請する際、国として決定された要請が必要であり、そこでは議論がとても大切になると江島様はおっしゃられた。私が考える議論に参加できるスキルとは、自分の意見を相手に伝える能力も必要であると思うが、そのことよりもまず相手の立場になって相手の意見を聞くという江島様が懇親会で述べてくださったイマジネーションというスキルが大切なのだと思う。自分の意見を伝えたいということは誰もが考えることだとは思うが、つねに相手の立場を考慮するということは私にとって欠けていることである。もしこのスキルを身につけられることができれば議論がより円滑に進めることができ、お互いの理解の食い違いを少なくすることができるだろう。このスキルは私にとって身につけなければならないひとつであると実感した。
また江島様には自分の意見の要点をまとめる訓練の必要性を述べていただいた。江島様はこの必要性について、支援政策における地元住民との事前協議に触れながら述べてくださった。この地元住民を交えた協議には時間はかかるが、支援後に事後報告として伝えた場合のほうが住民にとっては納得のいかないものとなってしまうため、納得してもらうためにはより多くの時間がかかってしまうという。そしてこの事前協議の重要性とその課題として時間がかかるということを挙げられていた。その時間短縮という意味で、個人が自分の意見の要点をまとめて伝えることの必要性を述べていただいた。この意見の要点をまとめるというスキルは上述にもある議論を円滑に進めるという点でも大切なものであると思う。たしかに私も授業でのディスカッションで自分の意見を要点よく述べられていないことに気づいた。要点よく意見を伝えることができれば、議論での相手に対するわだかまりを解消することができ、それだけ内容も深く話し合うことができるのだと思う。意見を要点よくまとめて相手に伝えるということは、訓練なしには身につけられないだろう。そのために日ごろから、要点をまとめることを心がけなければならないと感じた。
講義全体を通してとても印象的だったのは江島様にとっての”development”とはという質問に対し、「人々が目先のことだけでなく国の将来を考えられるようになることが願いであり、その手助けをすることがわれわれの仕事」というお言葉である。このお言葉は発展途上国の人たちだけでなく、われわれ日本人を含め世界中の人に共通することであると思う。なぜなら私自身、物があふれている日本に住んでいても将来の国のことより自分の生活の生活をいつもかんがえてしまいがちであるからである。目先の生活よりも将来の国のことを考えるということは決して簡単なことではないが、それでも考えなければならないのだと思う。それがなぜかと考えたとき、それは国があってこそ個人の生活が保障されることであるということに気づいた。個人の目先よりも将来の国、人々のことを考えるということはそういうことではないのだろうかと今回の講演を通して感じた。