片山朋子 | リフレクションペーパー

片山朋子

05W1407016G 片山朋子

 JBIC班のプレゼンを聴いて、改めて、プレゼンを作ること、人に何かを伝えることの難しさを知った。どんなに簡単な事でもあることを論じようとするには並大抵の努力では足りないということだ。今回客観的な立場でプレゼンを聴いてそう感じた。江島様の話は実際の現地での体験に基づく話が多く、私にとって、またみんなにとってもホットな場所であるスリランカでの現地の活動を聴くことができたので、上田様の講演と同様、貴重なものであった。江島様は実際に現地へ行き、現地で仕事をしなければ決してわからないようなことをたくさん話してくださったが、私が特に印象に残ったのが、津波の援助に関するお話や、現地での体験にもとづいた江島様にとっての開発のお話、現地でJBICがやっている、現地の人の声を聴くというお話だった。

 今回客観的に学生のプレゼンを聴くことができ、感じたことは、論じることの難しさだった。ODAのときにやってきて、もうすでに当たり前のことであるが1つの結論をいうにもいくつもの証拠がいるし、それをわかりやすく他人に伝えることは難しい。今回は聞く立場だったので客観的に冷静にJBIC班のプレゼンを見ることができそのプレゼンの仕方、伝え方の面でもまた参考になった。また、JBICで働いている人の前で、JBICの援助を見直そうというのはとても大胆なことだと思った。自分たちがプレゼンをしたときにはそこまで気にもしなかったが、今思うととても失礼で大それたことをしていたように感じる。ただ、対話はとても大事であるし、調べに調べ、たくさん勉強をし、出てきた結論ならば、それがもし間違っていたとしても、胸をはってできるプレゼンにはなると思う。

江島様の津波に対する援助のお話では自分たちだけでは調べることのできないことを聴くことができた。昔は反応が遅いと言われていた日本の援助が最近改善され、スマトラ沖地震の津波の災害に対しては1番早く対応して援助金や医療チームを現地へ送ったという。このことはあまり報道されることがないとおっしゃっていたが、確かに、日本でもたくさん津波のことが報道されていたにもかかわらず、そのような話は耳に入ってこない。政府がマスコミに報道を促すというのは難しいと思うが、もう少し日本の援助の話を前面に押し出してもいいのではないかと感じた。そうしたら、きっと興味をもって聞く人がいるはずである。

プレゼン班の、江島様にとって開発とはなにかという質問に対して、江島様は、最初は開発とはロマンだと思っていたが、情熱だけではなく、幅広い見地、たとえば、現場との矛盾を考えた援助が必要だとおっしゃっていた。実際に現場で、何らかの政策に反対する人がいたとき、スリランカ政府ではなく、JBICがその苦情の話を聴くという。私はまさか、JBICがそのような現地の人と触れ合うような活動をしているとは思っていなかったので、非常に驚いた。これこそ私が、政府ではできないと思っていた草の根的援助ではないかと感じた。また、江島様は開発とは何かという質問の答えとして、途上国の人が明日の食べるものを心配するのではなく、未来の自分の子供たち、地球について、考えられるようになればいいとおっしゃっていて、今でも開発に対するロマンを捨てていない姿に感動した。科学的な冷静な見方ももちろん必要であるが、開発に関わる人にとって心のこもった見方もとても必要なことだと思う。私は最近その科学的な冷静な見方ばかりを追い求めてきていたが、人という存在があっての開発ということを忘れてはならないと感じた。