宮﨑明日香
05W1404013L 宮﨑明日香
今回、江島様をお迎えしてのdevelopmentライブ!は、まさに現地でdevelopmentに直接関わっていた関係者にしか分からないような詳細にふれながらお話いただけたことで、日本の援助実態が真実味のあるものとして感じることができた。またスマトラ沖地震での現場における政策決定の詳細のお話は、江島様だからこそお話していただけた内容で、日本政府の考え方や対応が迅速に柔軟に変化してきているのだということを一国民として知ることができ、改めてこの授業の偉大さを感じられた。
お話の中で特に印象的だったのが、援助の要請主義だ。事前にリサーチの中で、開発援助政府によって在外公館等を通じた要請によって援助をするか否かを決定するという知識は得ていた。ところが、しばしば日本の援助形態はかつての“お金だけ”というイメージが強く残っているし、長い間諸外国から非難されていることも事実だ。個人的には、他からそう見られている傾向があるものの、実際には金額が多いことと危険な場所で日本の自衛隊が活動できない事が、そのような日本のイメージを作り上げているのだと信じていた。“お金だけ”だというのは、相手のことを思いやっていないように聞こえてしまう。しかし、江島様のお話の中で、「20年前(働きは始めの頃)は、ニーズがどうこうではなく、ただ単に要請があればお金をだしていた傾向があった」と聞き、大きなショックを受けた。心の中では“お金だけではない”と信じていた一方で、諸外国の言い分から援助に対して疑いの目も持っていた私は、やはり周りから言われている“お金だけ”の日本イメージは事実だったのだと裏切られた気分になった。しかしその事実を知った上で、「ここ最近も要請主義には変わりないものの、お金を出すだけではなく、プロジェクトの調査段階から参加している」と江島様から直接聞けたことで、もっと諸外国や国民が日本を違う見方でみてくれる機会が増えてくるのではないかと思えた。
前回お越しいただいた上田様と今回の江島様は、働いている職場や立場は異なっているものの、日本の代表として最先端で活躍されている。そのお2人の働く上での姿勢で重なる部分、印象に残ったことがあった。それは、1対1での会話を大事になさっているところだ。相手国や団体と交渉する際や現地の方など、その相手がどのような立場であっても、抗議や疑問に対して最大限相手側の話を聞き、それに対して事実を調べたりしながら1つ1つ丁寧に対応しているとおっしゃられていた。これは簡単にやっていけることではないし、地道で、時間と労力を使う仕事だと思う。しかし、お2人の共通しておっしゃられていたこと、「自分1人の行動によって、自分が所属している団体のイメージ、また日本という国全体のイメージを作り上げ、変えてしまう」ということだ。どの立場であっても、現場に近い仕事は神経を使って対応していくという姿勢は共通してもっていることなのだと感じた。また、そのような地道な活動を大切にされている姿勢は、どんな場所でも立場においても必要なことなのだと感じた。
今回お忙しいにも関わらず、「こういう機会がある際には、仕事を放ってでもかけつけたい」と言ってくださり、私たちが普段は知ることができないような現地の生の声をお聞かせにいらしてくださった江島様、ももに改めて感謝している。