豊田貴志
05W2112019H 豊田貴志
今回の江島様の講演では、国際協力銀行(JBIC)の役割について学べたことだけでなく、これから私たち学生が社会に出て行くために何が必要なのかという教訓を教えていただくことができたとても良い機会になった。ここでは江島様の講演で得られた知識ととともにそこで述べられた社会に必要なスキルを関連させて述べていきたいと思う。まず議論に参加できるスキルに必要性についてである。講義の中で要請プロジェクトの中では特にその要請に至るプロセスを重視しているということであった。また現地政府が要請する際、国として決定された要請が必要であり、そこでは議論がとても大切になると江島様はおっしゃられた。私が考える議論に参加できるスキルとは、自分の意見を相手に伝える能力も必要であると思うが、そのことよりもまず相手の立場になって相手の意見を聞くという江島様が懇親会で述べてくださったイマジネーションというスキルが大切なのだと思う。自分の意見を伝えたいということは誰もが考えることだとは思うが、つねに相手の立場を考慮するということは私にとって欠けていることである。もしこのスキルを身につけられることができれば議論がより円滑に進めることができ、お互いの理解の食い違いを少なくすることができるだろう。このスキルは私にとって身につけなければならないひとつであると実感した。
また江島様には自分の意見の要点をまとめる訓練の必要性を述べていただいた。江島様はこの必要性について、支援政策における地元住民との事前協議に触れながら述べてくださった。この地元住民を交えた協議には時間はかかるが、支援後に事後報告として伝えた場合のほうが住民にとっては納得のいかないものとなってしまうため、納得してもらうためにはより多くの時間がかかってしまうという。そしてこの事前協議の重要性とその課題として時間がかかるということを挙げられていた。その時間短縮という意味で、個人が自分の意見の要点をまとめて伝えることの必要性を述べていただいた。この意見の要点をまとめるというスキルは上述にもある議論を円滑に進めるという点でも大切なものであると思う。たしかに私も授業でのディスカッションで自分の意見を要点よく述べられていないことに気づいた。要点よく意見を伝えることができれば、議論での相手に対するわだかまりを解消することができ、それだけ内容も深く話し合うことができるのだと思う。意見を要点よくまとめて相手に伝えるということは、訓練なしには身につけられないだろう。そのために日ごろから、要点をまとめることを心がけなければならないと感じた。
講義全体を通してとても印象的だったのは江島様にとっての”development”とはという質問に対し、「人々が目先のことだけでなく国の将来を考えられるようになることが願いであり、その手助けをすることがわれわれの仕事」というお言葉である。このお言葉は発展途上国の人たちだけでなく、われわれ日本人を含め世界中の人に共通することであると思う。なぜなら私自身、物があふれている日本に住んでいても将来の国のことより自分の生活の生活をいつもかんがえてしまいがちであるからである。目先の生活よりも将来の国のことを考えるということは決して簡単なことではないが、それでも考えなければならないのだと思う。それがなぜかと考えたとき、それは国があってこそ個人の生活が保障されることであるということに気づいた。個人の目先よりも将来の国、人々のことを考えるということはそういうことではないのだろうかと今回の講演を通して感じた。