杉本朱 | リフレクションペーパー

杉本朱

学籍番号:05w2116009K 名前:杉本朱

今回、江島様と懇親会でお話できたことで、私は、自分のALPsⅡでのトピックに、自信を持つことができました。自分たちが選んだトピック「言葉の力」についての、現地でのお話を直に聞くことができて、私が信じている「言葉には、ものすごい力がある」ということを、再確認することができたからです。他のグループメンバーも、江島様の講演に刺激を受けていたので、4人で集まり、江島様のお話を聞かせていただきました。

そのお話の中で、江島様は、「夢物語かもしれないけど、世界の人々が同じ言語を話せば、紛争も何も起きないと思う。」ということをおっしゃっていました。さらにその理由として、「今、対立しあっている民族のほとんどは、対立する気があったのではなく、お互いに意見を聞いて欲しいだけだった。しかし、言葉が通じないことが原因で、“相手を傷つけようと思っているわけではない、ただ、話を聞いて欲しいだけ。”という大切な部分を伝える段階が飛ばされてしまい、自分たちの主張ばかりしてしまっているため、今のような対立が起こってしまっている。つまり、もし、彼らがお互い共通の言葉を持ち、理解し合えたなら、今ある対立は起こっていなかったかもしれない。」というお話をしてくださりました。それを通して、江島様は、江島様が考える言葉の重要性を、私たちに伝えてくださいました。私はそれに、限りなく共感を覚え、非常に感動しました。そして、やはり、人と人がつながるために、言葉はとても重要な意味を持つことを再確認しました。私自身、留学していた時に、何度も何度も言葉の壁にぶつかりました。相手に通じない、自分の言いたい事をわかってもらえない、相手が何を言おうとしているのかわからない、あのもどかしさ。あの時は、私と私の周りの人間というスケールでの話でしたが、もしこれが外交の場面でも起こってくるとしたら、その場での一つ一つの言葉の意味は、さらに重要になってくるはずです。

さらに江島様は、民族間の言葉の壁を取り除くための現実的な解決策についても、お話してくださいました。その解決策とは、「翻訳ソフトを活用した会話の実現」でした。江島様は、「最近、英訳ソフトも質が上がってきているので、もしこの技術を、他の言語にも活用することができれば、これは決して夢物語ではないと思う。」というような内容のお話をしてくださいました。これを聞いて私は、このような具体的な政策が進んだ時の、教育の重要性について考えました。もしこれが現実となったとしたら、翻訳ソフトに映し出される文字を「読む能力」が必要とされてきます。そして、反応を示すための文字を「書く能力」も、必須とされてくるでしょう。これらの能力を養うために、初等教育は非常に大きな役割を担うと、私は思いました。民族対立が未だに続いているスリランカにおいて、言葉が持つ意味は、日本における日本語の持つ意味より、はるかに大きなものだと思います。江島様のお話は、そのスリランカにおける、初等教育での言語学習について、さらに調べを進めていきたいと思えるような、非常によい機会を与えてくださいました。

最後に、今回、通常の講義とは違い、カリフォルニアスタンフォードHaas Center for Public ServiceVIAから来日されている、Chad Morseさんが授業に参加されたので、彼に対する通訳が必要でした。自分の英語力を生かせれば、と思い、懇親会でのみでしたが挑戦したところ、その場で聞いたことを即座に訳して伝えなくてはならない、通訳の難しさを実感しました。同時に、なんとかなるだろう、と思っていた自分をとても恥ずかしく思い、一緒に挑戦した友達とモモとの対話の中で、悔しさと恥ずかしさのあまり、気付いたら泣いていました。その時モモがくれた言葉、「努力を続けなさい。泣いていても何も変わらない。Be tough ladies.」に、とても勇気付けられました。自分が留学していた時の努力を思い出し、今の自分が日本という環境に甘えてしまっていることに気付きました。モモ、お話してくれて、ありがとうございます。この言葉を胸に、この先、自分の生活をより充実したものにしていきたいと思います。