ベティコです(*´∇`*)
週末恒例「腹黒な恋バナ」です。
昨日の続きになります。
T大生と付き合うために
彼氏(劇団員)と別れるつもりが
どうしても言い出せず失敗。
それをT大生に
カフェで詰められている…
という状況になっております。
第11話 貧乏だから別れたい
T大生しまうま君の言葉に
カチーンときた。
順風満帆に来た女子大生が、ちょっと毛色の違う男に出会ってハマっちゃったんだね。
違う。そうじゃない。
Fくんは素晴らしい人なんだ!
その辺の男とは違うんだ!
毛色とかじゃねえよ!ボケ!
と、心の中で毒づきながら、
客観的にはそう見えるのか…
と思う冷静な自分もいて
言い返す言葉がすぐには出てこない。




しまうま君は楽しそうに笑う。
不思議と嫌味な感じはしない。
でも…私が迷ってるって?
T大生と劇団員で迷ってると?
「全然迷ってない。」
私は開き直って言い放った。
この賢い人の前で
猫かぶっても必ずバレる。
もう手の内全部さらして
ド直球で行くしかない。





腹黒ベティコも
さすがに言えなかった。
待ってもらうほどの女じゃない。



なんでってそんなの決まってる。
しかしそれを男に言うのは…
大丈夫だろうか

一瞬迷った。
でもハッキリ言った。


しまうま君が爆笑し
一気に場の空気が和む。





腹黒ベティコ、ぶっちゃけた。
本音そのままを全部言って
妙にスッキリした。
そして改めて自覚した。
Fくん、ごめん。
私はやっぱり別れたい。
腹黒で申し訳ないけど
将来有望男子に乗り換えたい。
T大生のしまうま君に。
運命感じた絵本男子に行きたい。



そ…
((((;゚Д゚))))
そ、そうなの…?
私は激しく動揺した。
予想外の展開に言葉を失う。
「しまうま君に乗り換えたい」と
本人に言ってるつもりだった。
なのに突然ブーメランが飛んできて
直撃

痛い…。。思いのほか痛い。
図星だから痛いの?
いや、そんなことない。
私本当に乗り換えたいよ?私本当に別れたいんだよ?
手が震えるような感覚におそわれ
持っていた珈琲カップを置く。
私がこんなに動揺しているのに
しまうま君はふんわり笑いながら
ダメ押しの一言を放った。

((((;゚Д゚))))
終わった。
完全に終わった。
せっかく
T大生捕まえたと思ったのに…
ガーン。。。


思わず顔を上げる。
しまうま君のニコニコ笑顔があった。







…そ、そんなん言われたら
惚れてまうやろー!
続きます
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