ベティコです(*´∇`*)
週末は、腹黒な私がT大生を狙った話を更新しています。
前回の続きです。
第10話 高学歴男子の反撃
T大生しまうま君を
彼と付き合う条件として
下記の宿題を出されました。
【宿題】
「今の彼氏と別れてきて」
↑そりゃそうだw
そんなわけで私は
T大生に乗り換えるために
当時の彼氏(劇団員Fくん)に
別れ話をしに行ったのですが
そんなこんなで
宿題が終わってないのに
しまうま君に会うことになってしまったのでした。
この日しまうま君と私は
18時からバイトの予定で、
16時に本屋で待ち合わせしていました。
どうしよう。宿題が終わってない。
とりあえず早めに行って
作戦を考えようと思ったのに
30分前に本屋に向かったら
既にしまうま君が来てた。
ひえええええ早くない?早くない?まだ言い訳考えてないのに~
「あひるちゃん早いね~」
「しまうま君の方が早いじゃん」
テンパる心を抑え、
しまうま君と店内を周りながら
必死に言い訳を考える。
悪魔のささやきも聞こえてくる。
もう嘘ついちゃえ。「彼氏と別れたよ」って言っちゃえばいいよ。あとで別れるんだから同じことじゃん。
せっかく捕まえた高学歴男子。
絶対逃がしたくない
腹黒ベティコ、脳みそフル回転。
バイトまで時間があるので
お茶しようかと言われ
本屋を出てカフェに向かう。
歩きながらまだ迷っていた。
正直に言うのか。嘘をつくのか。
席についても迷っていた。
「あひるちゃん何飲む?」
「あ…カフェラテで。」
しまうま君は普段どおり
ふんわり笑っていて
あの宿題のことなんて
忘れているように見えた。
このままスルー出来るかも?今日はとりあえず言わなくていいのかも?
↑大事なことなので何度も言いますw
腹黒ベティコは迷っていた。
私の中で選択肢は3つ。
- 言う&嘘をつく
- 言う&正直に
- とりあえず言わない
さんざん悩んだ結果、
私は思い切って口を開いた。
「ごめん、宿題終わってない。」
「だろうね。」
え((((;゚Д゚))))…?
あまりに即答で、私は固まった。
しまうま君は涼しい顔で…
「今日会って3分で確信したよ。これは彼氏と別れてないなって。」
「な、なんで((((;゚Д゚))))…」
3分で何が分かるの!?
テンパる私と対照的に
しまうま君は穏やかに話し始めた。
「一緒にバイトして2ヶ月くらい経つけどさ。あひるちゃんって社員に頼まれた仕事とか何でもそうだけど、完了したら速攻で報告するタイプなんだよ。落ち着いてから後で言うとか、言い忘れるとか絶対ない。」
完全に無自覚だった。
考えたこともない。
みんな普通そうでしょ!?
違うの((((;゚Д゚))))???
「要は、あひるちゃんって『出来ました、終わりました』って言いたい優等生なんだよ。早く言って褒められたいし認められたい。」
なんかこれ…
ディスられてる((((;゚Д゚)))?
「だから彼氏と別れたら絶対すぐ報告してくるはずで、俺は昨日電話あるかなと思ってた。でも電話はなかった。会って言いたいのかなと思ったけど、今日会って数分経っても、あひるちゃんは何も言わなかった。つまり…」
しまうま君はふわっと笑い
私の目をのぞきこんだ。
「つまり、彼氏と別れてない。」
「…(ひええええええ)」
なんだこの洞察力
どこの名探偵だよ!
「もしあひるちゃんが、今になって『彼氏と別れた』とかウソ言い始めたら、即終了だなと思ってたけど…」
あ、あ、あ、
((((;゚Д゚))))
あっぶねええええええええ
「ちなみにあひるちゃんの彼氏って大学生?社会人?」
「え…?」
目の前のしまうま君は
やっぱりふんわり笑っていて
優しげな好青年に見える。
でも中身は…
普通の優しい人じゃない…!
彼はバイト先の絶対エース。
プライベートでも発揮されるんだ。
賢い人やべぇ
下手なことしゃべったら
地雷踏みそうだし…
でも逆に黙ってても
見透かされそう…
私は緊張バクバクで
しまうま君の事情聴取に答える。
「彼はフリーターで…」
「俺とフリーターで迷うの!?」
しまうま君は
心底驚いたといったふうで
一瞬、ふんわり笑顔が崩れた。
「フリーターというか劇団員で…」
「マジで!?どこで出会ったの!?」
「前のバイト先で…」
なるほど…と言いながら
しまうま君に笑顔が戻る。
いつもの穏やかな雰囲気になる。
「なるほどね。順風満帆に来た女子大生が、ちょっと毛色の変わった男に出会ってハマってしまったという…ありがちなやつだ!笑」
なんだとテメエ
カチーンときた。
自分のことは棚に上げて。
続きます
編集後記
1月が終わっちゃいましたね
2月はあの恐怖イベントがあるねw
今年は何個作るんだろう~
\フォローして待っててね/
人気記事
新シリーズ始めました
シングルマザーだった日々
ここ数年の頑張った日々
オンラインサークル運営中